とあるクリスマス(カノキド)

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2:絢:2018/10/15(月) 00:08 ID:Ynw

*これは、あるクリスマスのお話*

12月23日の夜 カノside

僕___鹿野修哉は、商店街に来ている。
何故なら...そう!プレゼントを買うため!
もちろん、キドの為に...ね?
商店街は、クリスマス前日だからか、
とても賑わっていた。
周りを見てみると、カップルばかりだ。
僕もキドとデートしてみたいなぁ。
そう思いながら歩いて行くと、
アクセサリーや雑貨が置いてある店を
見つけた。
キド、かわいいもの好きだもんな。
僕はここでプレゼントを買うことにした。
アクセサリーが売ってあるところの前で
悩んでいると、店員さんに
「彼女さんにプレゼントするんですか?」
と聞かれた時は、びっくりした。
三十分くらい考え、ようやく買ったのは
赤い宝石がついた指輪。
___そう、婚約指輪。
明日こそ絶対に告白する。
そう決めて、僕は店を出た。
上機嫌で商店街を歩いていると、
ジュエリーショップのショーウィンドウを
見つめて話している男女が目に入った。
って、あれ___
キドと...シンタロー君!?
その瞬間、僕の心臓がキュウっと痛んだ。
何で...?
何でキドとシンタロー君が一緒にいるの?
何でキドはあんなに嬉しそうな顔してるの?
何でキドは頬を赤らめてるのっ...
僕は泣き出しそうになり、走り出した。
「何でっ何でっ」
走りながら僕は我慢が出来なくなり、
泣き出してしまった。
落ち着いてアジトに帰ると、
僕は欺いて笑顔を貼り付け、
どうにかやり過ごした。
ベッドの中で僕は、
「キド...なんでよ...」
と、一人泣いていた。


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