お「また負けたぁ〜‼チクショー…。ただいまぁ!なぁ聞いてくれ…って、あれ?誰も居ねーじゃん」
お「んだよ〜、今日に限って居ねーの?暇〜でも金ないし寝よ」
ー夜ー
お「…遅い。母さんも帰ってこねぇし…腹減ったよ〜お兄ちゃん」
お「わざわざ迎えに行ってんだから感謝してほしいわ〜」
?「そこのお兄さん」
お「ん?俺?」
?「はい、貴方です」
お「なんすか、今急いでるんですけど…」
?「貴方から、カリスマのオーラを感じます」
お「まじ?やっぱり〜!俺ってば人間国宝、カリスマレジェンドだから〜」
?「そこで貴方にお話が」
お「なになに〜」
?「お金がもらえるゲームに興味はありませんか?」
お「あるある!興味ありまーす!」
?「ならば、場所を変えましょう」(パチンと指を鳴らす)
お「へ?」
お「うわっ!ここどこ!さっきまで道路だったじゃん!なんで部屋⁉」
?「自己紹介がまだでしたね。私の名前はラズ」
お「いや、どうでもいいけどさ、ここどこだよ」
ラ「その説明は後ほど。ゲームのルール説明を始めます」
お「ええ…まぁいいや」
ラ「5つのドアが後ろにあります。どれからでも良いので順番に入っていただきます。するとゲーム開始」
ラ「中は“とある方達の理想の世界”が作られています。その世界からその人達を全員連れ戻せたら、貴方の勝ちです」
お「とある方って誰だし。つか、他人だったらどうしろっつーんだよ…」
ラ「…貴方もよく知っている人達ですよ」
お「?いや、だから誰…」
ラ「さぁ、始めましょう。お好きなドアにお入りください」
お「聞けよ。…別にやるとも言ってねぇし」
ラ「そんなこと言わずに…」
お「……分かったよ!やれば良いんだろ!全ては金のため!」
左から順にピンク、黄色、紫、緑、青…。
お(どっかで見た気が…)
お「ピンクでいっか」ガチャ。
ラ「…ゲームスタート」
ー続く(?)ー