俺は医師から話を聞いた
みさえはガンを患っていたのだ
もって半年。
それはあまりにも突然な宣告だった。
ヒロシ「くそっ、しんのすけやひまわりにどんな顔して察してやればいいんだよ。」
自分の無力さを痛感する。
みさえがそんな状況なのに何もできない
何もしてやらない。
俺は自分の無力さに苛立つ。
家に帰り留守番をしていたしんのすけとひまわりが俺を出迎える
しんのすけ「ほほーい!父ちゃんただいまーだゾ!」
ヒロシ「それを言うならおかえりだしんのすけ」
しんのすけ「そうともゆーお風呂は湯ー」
いつもの様にしんのすけはふざけた様に冗談を言っている。
しんのすけ「あれ父ちゃん母ちゃんがいないゾ?」
ヒロシ「っ....」
俺は病院での出来事を思い出し今にでも泣きそうになる。
クソックソ。
ヒロシ「しんのすけ、母ちゃんはな大したことじゃないんだけど病気になっちゃって今は入院しているんだ」
俺はしんのすけに嘘をついた
大したことないわけがない。
けど、このしんのすけの顔を見ていたら
言えるわけがない。