「ずっと、幼馴染」by新蘭園
※高校三年生の設定※
蘭「みんな、進路ってどうするの?」
新一「オレは大学進学かな」
園子「私も。鈴木財閥、継げってママがうるさいし」
蘭「園子のお姉さん、嫁いじゃったもんね?」
園子「そうなのよ!姉貴が嫁いがなきゃ、私が継がなくて済んだのにぃ〜」
唇を尖らせる園子に蘭は苦笑する。
新一「オメーはオレと一緒の大学、行きたいんだろ?」
蘭「うん、ずっと新一と一緒に居たいし…」
蘭は照れながらそう答えた。
園子「二人ともラブラブで良いわねぇ〜―大学離れても、私の事忘れないでよ?」
園子は不安気に二人を見つめながら、そう言った。
新一「…何言ってんだ、オメー」
蘭「ずっと幼馴染に決まってるでしょ。園子は私の一生の親友なんだから、忘れる訳ないじゃない!」
二人は力強く、そう答えた。
新一「オレはオメー…園子の事、結構良い奴だって思ってるぜ」
園子「ありがと!ふーん…、それなら良かったわ。ラブラブなあんた達を一生、茶化していられるって訳ね!」
園子は悪戯っぽく笑う。
新一「なっ…!園子、テメェ!」
蘭「ふ、ふざけないでよー園子!」
園子「あんた達の結婚披露宴は、我鈴木財閥に任せてちょうだいね!」
蘭「も〜!園子ったら〜!」
新一「さっきからふざけた事抜かしてんなよ!」
―こんな三人なら、一生最高の幼馴染でいられる事だろう。
♥おしまい♥