そして、その夜私はお姉様に叱られた。自業自得なんだけど、私はまだ理解できなかった。私が7歳になると私は一人で出かけるようになった。人里へ降りて、人間の子たちと仲良くなった。親には妖怪に近づくなと言われていたらしいが秘密の場所を決めて遊びにくることを繰り返していた。
ある日人間の親にバレた。その子たちは体罰された。私は怒りが湧いて人間の親を殺した。すると人間の子たちが怯えて私から逃げていった。謝ろうと思ったが、出てきてくれない。紅魔館に帰るとお父様とお母様が仁王立ちして私を待っていた。
父「一人でどこへ行っていた!一人で行くなと言ってるだろ!」
母「ほんと、お父様の言う通りだわ!フランドール、反省しなさい!」
私は反抗して言い返した!
フラン「別にいいじゃん!てゆーかなんで一人でお外にでちゃいけないの!私だって遊びたいんだもん!」
母「ならお姉様とパチュリーお姉さんと遊べばいいじゃない!どうしてこう反抗的なの⁉」
グタグタと説教する親に腹を立てまた殺した。それからと言うもの、親という存在が嫌になった。大人なんて子供の自由を奪う。それであの子たちとも遊べなくなった。私は紅魔館を飛び出し、大人という大人を全て殺していった。一人残らず親を幻想郷から消していった。これが今も幻想郷に親がいない理由。私は3歳のときお姉さんの腕を折ったのは、私の力が誰よりも強大なもので制御出来なかったからだという。その時から私に恐ろしい能力が手に入ってしまった。それが「ありとあらゆる物を破壊する程度の能力」。
レミリア「だから、あなたはこの力を完全に制御出来るまではここからは出れない。」
私は私にそんな過去があったのか、と強く思い知らされた。人は誰しも子供の頃のことはあまり覚えていない。うろ覚えということだ。私も「うろ覚え」のせいでこんなことになっている。あの時ちゃんと冷静になっていれば、幽閉されずに今もお父様とお母様とお姉様と一緒にいれた。そう思うととても悲しかった。泣いた。自分が憎い、自分が許せない!何日も自分を責めた。何度も自殺をしようとした。だけど出来ない、怖い。そして自分に誓った。この罪を必ず償うと。