さとり「私はあなた方に何もされてはいません。あなたもお気づきでしょう?『さとり妖怪に心を読まれる、と黒帽子の女の第3の目を潰した』んですね。しかも、尖った木の棒で…。」
こいしが里の人に近づいて、薄気味悪い笑顔を浮かべ、話しかけてくる。
こいし「お兄さん、私の目ぐちゃぐちゃになっちゃった。えへへ…、私はー、すっごく痛かったよー。どうしてくれるの?もう開かないよー、目があかないよー。」
里の人A「………!」
さとりは第3の目を光らせ、心を読み続けた。そして、こんな質問を投げかけた。
さとり「あなたが今、されて嫌なことは?」
里の人A(息子、娘を殺されること…。)
里の人は口に出さない。だが心を読まれ、さとりは胸倉を離した。
さとり「へーえ…随分とお子さん思いなんですね。そこの坊やとお嬢ちゃん?こっちにいらっしゃい?」
何が何だか分からない子供はさとりに近づいてくる。
さとり「私の妹の、恨みをここで晴させていただきますね。」
さとりは男の子の首をひっ掴み高く持ち上げた。
男の子「うぐっ!く、苦しいよお姉ちゃん!離して!助けてパパーー!」(ジタバタ)
里の人A「た、頼む!私を殺していいからその子たちだけは!やめてください!」
こいし「やめてほしい?やだよー。」
さとり「あなたが死んだら、同じような悲しみを味わえないじゃないですか。坊や…、まだ生きられたのにね…。あなたのパパがバカなことしたせいなの。最後にパパに言ってやって?」
そうさとりが言うと男の子は苦しそうに、こっちを見て涙を流しながら、
男の子「パパなんがっ、ぐはっ…だいっぎらいだあああああ!」
そう男の子が叫ぶとさとりは男の子を地面に強く叩きつけた。
男の子「うわあああああああああ!ぎゃあああああああああああああああっ!」
こいし「お姉ちゃん、ほらこの子も。」
里の人A「や、やめ…やめてください(泣)」
そこへ、霊夢たちが到着した。
霊夢「妖怪、何をしてるの?」