席に着いたところで、隣を見る。
となりの男子は休みかな。なんて名前だろ。
すると、
「ねえねえみっきー!
私乾春菜!よろしくね!あっちで女子集まってるからみっきーもおいでよ!」
「え"、いーよ」
と、断るが、
「何言ってんのよ。皆と仲良くなるチャンスじゃん♥」
と、腕を引っ張られる。
めんどくさいなー。
「連れてきたよー」
「さすが春菜!」
「よーし、みっきーのためのザ・女子会!」
女子会……
「どこ住んでたの」
「兄弟はっ」
「得意科目はっ」
にぎやかーっ。
「うちのクラスの女子ってけっこーレベル高いよね」
「でも一番はやっぱ春菜だよね」
「えーそうかな♥照れるーっ」
ふーん。あの春菜って子が女子のリーダーってとこか?
…てゆーか…
「まーかわいーけど一番てほどじゃなくね?」
そう言った瞬間、春菜がカチンと固まる。
そして、気まずくなったからか、誰かが話題を変えた。