「…くん?……ナンくん。コナンくん!」
ハッと俺は目をさます。
「もぉー、授業中寝てちゃダメだよコナンくん。」
ああ…学校か…。夢にもあのことが出てきやがる。
「わ、わりいわりい。最近寝不足でよ。」
ー夢の中ー
「よお、元高校生探偵の工藤新一…。いや、江戸川コナンくん…。」
後ろから聞いたことのある低い声が聞こえた。ジンだ!
「な!なんでバレてんだよ…。」
「ごめんなさいね、工藤くん。組織から逃げ出した罰としてあなたを処分しなきゃいけなくなったの。」
灰原…また組織に戻りやがったのか…。
「あなたを処分すれば、私はまだ生きられるの。」
「哀くんの…いや、志保くんのことを恨まんでくれ。」
博士もかよ!まさか今まで俺を助けてたのって、いやそんなはずはない!俺を乗せやすくするって訳ねえよな…、博士…。クソ!こんなところで終わるのか…。
バンッ!
ーーー