ド「僕が変えてしまった未来を取り戻すため、僕はスクラップにされる。そしてこの町に住む人の記憶も消さないといけないんだ。そして、全てが終わるんだ。だから、ごめん」
の「つまり、今までの出来事をなかったことにするの?」
ド「そうさ…。」
…………………
の「そう…なんだ……。」
の「…と言うわけだから、今すぐに僕の家にきて欲しいんだ。」
ジ「わ、わかった!今すぐ行くぜ!」ガチャ
ス「そんな…、分かった!記憶が消されるまで、ドラえもんと最後の時間を楽しもう!漫画とゲームを山ほど持ってくよ!」ガチャ
し「ドラちゃんが…!すぐクッキー焼いていくわ!」ガチャ
ド「みんな、ごめんよ。」
ジ「いいんだってばよ!さあ暗い顔すんな!楽しもうぜ」
それから僕らは最後の時間を過ごした
の「ジャイアン強いよー」
ジ「うるせえ!勝ったものの勝ちだ!」
ス「ドラえもん、ドラ焼きたくさん買ってきたよ!これ…うぐ、スクラップの前に腹一杯食べてくれ!残したら許さないからな!」
し「私のクッキーも!」
ド「ありがとう…ほんとにありがとう!」
ジ「ドラえもんが帰るまで、騒ごうぜ!」
その時が…来てしまった。
のび太くんたちは笑顔で見送ってくれた。
そして____________________
キオクハケサレタ
のび太くんたちには4人で遊んでいたと言う記憶を植え付け、僕はスクラップ場へと歩いていく。
ジ「今日は楽しかったな、じゃあな」
ス「おじゃましましたー、今日のイタリアンディナー(英語の発音をうざっぽく)はなんだろー」
し「また明日ね、のび太さん」
の「うん、またね」
それからのび太くんは僕がいたと言う事を忘れて今日も宿題に励む。
そしてのび太くんは今以上に勉強を頑張り、それがしずちゃんの心を掴み結婚することになった。
「あれ?今、青い丸っこい何かが外を通ったような…。タヌキっぽかったなあ。」