「ザッケンナコラー」
残虐非道なマッドサイエンティスト リー・アラキの実験室は今日は諸事情により主が留守だというのに騒がしい。
チャカガンの弾丸が一斉発射される音が……暗闇に響く。
研究所を警備している、同じヤクザスーツを着こなし、同じサングラスをかけた不気味な戦闘集団が、目の前の赤黒い敵の命を奪おうとと襲いかかっているのだ。
彼らの名はクローンヤクザ。リー・アラキが属する人々を苦しめる悪徳企業ヨロシサン製薬の目玉商品であり彼らの研究施設の警護も行う実際優秀なクローン兵士だ。
「イヤー。」ゴウランガ! 赤黒い影はそんな彼らの攻撃をすべて避けると容赦なくスリケンを投げた。
「グワー」クローンヤクザたちは全員死亡!
赤黒い影はクローン兵士に流れる緑色の返り血を全身に浴びるも、お構いなしに研究所の奥へと入った
そして、謎の機械に手を伸ばした。