「ん…っ」
唇と唇が触れた途端、砕蜂はぎゅっと目を瞑った。
_____恥ずかしい。
自分からすると言うものはとにかく羞恥が彼女の体を支配して行く。
しかも自分からの口付け等経験が無いのでかなりの勇気が必要だった。
でも彼女の誕生日だから…
と、やらしい想像までしてしまった自分が恥ずかしい。
何事も受け身な砕蜂にとって今の状況は、恥ずかしい以外の何物でも無い、違う意味で過酷な状況であった。
夜一はと言うと、とてもその様子を満喫している様子。
わざと頭を撫でてやったりするとそれだけで腕の中の子蜂は反応する。
それが何とも面白くて愛らしかった。
凄く無茶な願いを望んだことによってあとから少し後悔したが、やはり良かったと微笑を溢す。
「ぁ…っ」
ちゅっと今度は夜一の方から口付ける。
甘くて、まるで果実の様な口付けは延々と続いた。
酸欠になりかけた砕蜂に気を遣い時々顔を離したり色々と工夫はしてみたのだが。
「だ、め…です…も…っこれ以上は…んんっ!!」
「やめて下さい」と言う前にまた唇を塞がれる。
いつの間にか立場は逆転し、最終的にはいつものように夜一が一方的に砕蜂を乱れさせる形となってしまった。
エッエロイ////
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