ああ、大きな交差点 通り掛かったとき飛び込んできやがったのは 赤い瞳の女の子
八月十五日の午後十二時半くらいのこと 天気が良い 病気になりそうなほど眩しい日差しの中 荷台にジャガイモを積んで走っていた 「でもまあ、夏は嫌いかな」芋かじりながら物凄い形相で呟いた >>95←