弱っている君を、都合良く現れて助けてくれる王子様なんて、現実にはいないよ。 ――もちろんです。 だからって悲劇のヒロイン(笑)な自分に酔わないでね。煩わしいし痛々しいだけだよ。 ――弁えています。 それに君が迎えに来てほしいのは、王子様よりもっと別のものだよね? ――そうです。 来るのなら王子様よりも、妖精や魔法使い、喋る動物が嬉しいのです。
>>4 トリップミス