(( (かちり、かちりと明かりもつけていない暗い部屋に時計の音がこだます。泣きながら、ぐちゃぐちゃに掻き回されたような感覚の続く頭の中は彼の事ばかり思い出していて。このまま想い出に浸かって他の事なんて考えたくもないのに、やけに時計の音が五月蝿く聞こえるものだから少しだけ意識を現実へと向けてしまう。向けた先に思い出されるのは、散らかった部屋と涙で濡れた枕、別れようなんて彼の言葉。よりによって、卒業式の日に告げるだなんてずるいよ、と少しだけ笑ってしまうけれどその笑みは酷く歪で、今の自身の心境そのままでまた笑えてきてしまう。 (12/9 01:46:38)
昔の方が語彙力あるんじゃね…?
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