短編小説
午前10時。この家にひとりで、一匹で寝ていた犬がいた。
彼の名前はメル。ポメラニアンのオスである。
メルの家には誰もいない。みな、仕事や学校で忙しいのだ。
――ワンワンワン!!
ムクッと彼は起き、風を受けて踊るカーテンに向かって吠えた。そう、メルはとても怖がりなのだ。
それにひとりぼっちになるといつも彼は寂しくなる。早く誰か帰ってこないかなぁ.....と。
扇風機が首を振り続け、外で蝉が鳴き、家の前を救急車がけたたましい音を立て過ぎていく。
このような状況で起きていても楽しいことなんて、これっぽっちもない。
また、彼はサークルの中で眠りについた。
>>190から
>>190からの短編小説、読ませていただきました!
感想
どちらも描写がきちんとしていて読みやすかったです。
犬の視点、というのも面白いですね。
長編でもよんでみたいくらいです。
アドバイス
一つ目の短編小説は、散歩に行くとき、三人ではなく、二人と一匹にしているところです。
三人、二人と一匹よりも、
三人…二人と一匹と書いた方が読者としては読みやすいと思います。
二つ目の短編小説は、主人公が感じている痛さを書いた方がいいと思いました。
いたくない、と感じていても、痛さは感じなかった、のような文を入れてみてはどうでしょうか。