眠い眼をこすりながら、あくびをしながら地上の農場へ向かう。 また、重い金属の扉を押し開けて地上の世界へ出てくる。 すると、地上ではまだ黎明だった。地平線から赤い華が輝きながら昇ってくる。 「嗚呼、美しいなあ.....」 この先もう永くはなさそうなじいさんが横で呟いていた。 ここに来て1日しか経っていない俺からすると、そこまで朝焼けに感動することの理由はよくわからないが、後に分かることになるかもしれない。
>>610のつづきかこ