_______学校が終わって、私は帰り道を歩いていた。
「来週テストだよぉ〜!無理だよー!」
「なら、もっとがっつり勉強したら?」
話しながら歩いている相手は、今朝メダルの話をしてきた女の子。
名前はひよりと言う。
テストが近いので、頭を抱えているところだった。
……私は、あんまり気にしてないんだけど。
「お願い、変えちゃおうかな……」
ひよりは、メダルを見ながら小さく呟いた。
「……良いのか?込めた願いを変えてしまっても」
「え、おじさん、誰?」
歩いていると、突然……私達の前に、白衣を着たおじさんが出てきた。
「今のお前の願いの数値は、とても高いところまで来ている。
その願い、使わせてもらおうか」
おじさんはそう言うと、ポケットから取り出したベルトのバックルのようなものを、
ひより目掛けて投げつけてきた。
「きゃっ!……え?」
お腹で止まったそのバックルからはベルトが伸びてきて、
ひよりの腰にしっかりと巻きつく。
「ひより、それ外れないの?」
「う、うん」
ベルトは、外そうとしても絡みついたようになっていて外れない。
よく見ると、コインか何かを入れる穴がついていた。
「さあ、今こそ実験を始める時。メダライザーよ、起動せよ!」
おじさんが叫ぶと、ひよりの服ポケットに入っていたメダルが一人でに浮いてきた。
そして、吸い込まれるようにベルトに入っていく。
「え、あ、うわあああああああ!」
「ひより……!?」
悲鳴を上げるひよりの身体が、光に包まれる。
そして、そこに立っていたのは……
「ハァ……ハカイ……ハカイ……」
それは、テレビドラマで見掛けるような、作り物のゴリラの怪物に見えた。
だけどその怪物は、しっかりとそこに存在している。息づいている。
障害者にはいいイメージがないんで
>>202 >>203
読みやすくて良いですね。主人公のさっぱりさがなーんか憎たらしいやら可愛いらしいやらで……あと、一人称である以上、視点変更をしないように気をつけて下さい。また、指示語が多いような気がします。今の所、問題はないのですが、気をつけてください。上から目線ですみません