>>244
なるなる〜〜、それは目出たい
あーなる
>>246
なお、板野様の場合
怜音を勇猛な獅子とするなら、結依はさしずめ煌めく月面を跳ねる一匹の兎。だが、その素早さに目を奪われた瞬間、活火激発、太陽の散乱光の如き眩しさが、見る者の網膜を貫いて脳天までも焼き尽くしてくる。
夢を紡ぐ歌声は焦熱の熱波。愛を踊るダンスは烈火の竜巻。そして咲き誇る笑顔は、煉獄に花開く灼熱の劫火!
対決相手の怜音を、仲間の華子を、審判の一年生を、この場に集った全員を。幾百人の観衆を嘗め尽くす炎の如く、少女の可憐な視線が全周に振りまかれる。
パティオを見下ろすこの屋上にも。マリナがここに居ることを知っていたかのように、歌の最中さなか、結依は確かにこちらにも目を向けてきた。
その視線はまさに電光石火。刹那の一瞬で、胸の奥の一番深い部分にまで、神速の火矢が撃ち込まれる。
これ何の小説だと思う?