マーシャル・ギルバートの戦い
日本軍作戦目標:マーシャル、ギルバートの防衛
米軍の作戦目標:マーシャル、ギルバートの占領
日本軍戦力
指揮官:不明
兵力:マーシャル基地航空隊59機、ギルバート基地航空隊60機、マーシャル守備隊4個師団、ギルバート守備隊1個師団
米軍戦力
指揮官:W.ハルゼー、F.フレッチャー、M.ミッチャー、R.スプルーアンス、D.キャラハン、N.スコット、W.ハリル
兵力:第三艦隊、第六艦隊、第七艦隊、第八艦隊、第九艦隊、第11艦隊、第13艦隊。内訳は空母4、重巡10、軽巡6、駆逐艦29、輸送船27など合計76隻。空母艦載機320機、上陸部隊3個師団(マーシャル2個師団、ギルバート1個師団)
結果:マーシャルでは日本軍の勝利、ギルバートでは米軍の勝利。
日本軍損害:マーシャル航空隊6機撃墜、航空隊14機地上撃破、死傷1万5千。ギルバート航空隊25機撃墜、35機捕獲、死傷2万。
米軍損害:軽巡1、輸送船7沈没、重巡2、駆逐艦1中波、駆逐艦1小破。航空機17機撃墜。死傷4万(マーシャル)
開戦以来太平洋では積極的攻勢に出られなかった米軍が、初めて積極的攻勢に出た戦い。この戦いに戦略的意図はなく、単に日本軍に対して積極的勝利を求めることに意味があった。そのため、防御の手薄と思われるマーシャル、ギルバートに目標を定めた。しかし、ギルバートはともかく、マーシャルには4個師団が配備されており、当初日本軍を侮って第六、第七艦隊だけで作戦を行なっていた米軍は重巡1中破、駆逐艦1中波、輸送船7沈没の大損害を負う。また上陸部隊もことごとく殲滅された。
そこで米軍は、損害の小さい第六艦隊を後続の艦隊と合流させて、ギルバートの攻略を行わせた。このとき、マーシャル基地航空隊とギルバート基地航空隊の波状攻撃により第八艦隊の軽巡アトランタが沈没している。
しかし、米軍の大艦隊による攻撃で、ギルバート基地は陥落した。