《アラジン》
「ほら、あげるよ」
「金持ちならもっと人に親切にしてみろ!」
「そうだよな、アブー?いつまでもこんなんじゃないぞ!
金持ちになって宮殿に住むんだ!素晴らしい暮らしを……」
「彼女、お姫様だったのか……随分馬鹿なこと
言っちまった…」
「ちょっと待って、力になってくれないか?」
>>95の続き
《アラジン》
「お前、とんでもない泥棒だな!」
「これがそのランプか?どう見ても、ただの古くさい
ガラクタにしか見えないけど…」
「ちょっと待ってくれ、僕が……君のご主人!?」
「つまり、出来ないってこと?万能の魔神ジーニーとか
言って、死んだ者を生き帰らすことも出来ないんだ」
「君なら、何を願う?」
「約束するよ。僕の願いが二つ叶ったら、三つ目の願いで
君を自由にしてやる!」
「彼女は頭が良くて、楽しくて、それに美人なんだ!」
「みんなが君を品物みたいに扱ってる。結婚を決めるのは
君なのにね……」
「魔法の絨毯さ」
「どうだい?良ければ一緒に乗って、飛んでみないかい?
宮殿を抜け出して。世の中を見るんだ!」
「僕を信じろ!」