期待はすんな
聖書悪魔
「くっ…そ、なんで…!」
思わず口から言葉が漏れる。
「ふふっ…ザマァないですね。悪魔さん?貴方のそんな顔、初めて見ました。」
あいつは、怪しげにニヤリと笑い俺を見る。
「クソッ…俺は、俺は…っ!」
悔しくて悔しくて。こいつに負けるのが嫌だったから。
なのに、全力を出したのに。負けてしまって。
涙が一粒頬を伝う。
どうして俺は…いつもっ…!
「そんなに悔しいんですか?」
あいつは…聖書は、余裕を持った顔で。
周りの、「お疲れ様」という声は聞こえなかった。
俺を聖書の声だけしか聞こえなかった。
まるで、そこは俺と聖書以外誰もいない。光の指す教会のようで。
俺は息苦しくて、心が痛くて、静かに瞼を落とし……床に倒れた。
萌え死ぬ
てか死んだ
>>74ちなみにこれの裏設定は
人狼にまたなれなかった悪魔と人狼になって悪魔に勝った聖書の話