突風へニャル子は、ひどくためらいながら最後の嘘をつきました。
それは前へ進むための嘘でした。
「すべて夢でも構わない」、と。
こんなことしか言えないなんて。
ニャル子へ突風は、夢を見るような気持ちで最後の嘘をつきました。
それは相手を守るための嘘でした。
「すぐに追いつくから、先に行ってて」、と。
どうか嘘だと気づかないで。
百合へ牡丹は、特別に優しい声で最後の嘘をつきました。
それは相手を守るための嘘でした。
「絶対にあきらめたりしないよ」、と。
君は何も知らないままでいて。
牡丹へ百合は、内緒話をするように声を潜めて最後の嘘をつきました。
それは自分の幸せのための嘘でした。
「絶対にあきらめたりしないよ」、と。
いっそ笑い飛ばしておくれよ。
ユリボタなんで一緒なの泣ける
htあtp://nanos.jp/leafheaven/
の人間だけど>>774ベースに突風×ニャル子短編上げた
興味あったら見てみて