100人タワーの頂点で逆立ちをする彼を、山中も市民も市外から来た人々も、皆が固唾を飲んで見守る。純粋にすごいと思う気持ちと、自分たちが見ているのは果たして現実なのか?という疑心とが半々だ。
次の瞬間、渉がタワーの頂点を飛び降りた。逆立ちの格好から空中で向きを変え、軽々と着地してみせた。
木下大サーカスもびっくりの大技だった。
…一瞬の沈黙。
そして、堰を切ったように一気にどよめきが上がる。
「どうなってるの!?」
「すげえ!答辞と見せかけてこんなパフォーマンスを披露するなんて、とんでもねえサービス精神の持ち主だな!」
「ああ、市長はどんだけ暇なんだ…!!!」
高揚感を覚えながら、渉は拍手喝采にお辞儀で応じる。
(書いてる途中に進んでたorz
上手く話が繋がってないかもしれないので>>24はスルーして貰っても大丈夫です)