なんだか被害者ぶってる感じが自分でもするんです。
悲劇のヒロインかよって。構ってちゃんじゃねぇんだから、って。
弟は今すごく反抗期で、生意気で見てて苛々したりするけど、根は優しくてお菓子とか分けてくれたり。
最近は「姉ちゃん学校行ってないのに」「姉ちゃんだけずるい」とまで言い始めて、このままじゃあ私のせいで弟まで学校に行かなくなっちゃうと思って、それでちゃんと考えてたりしてるんです。
考えるだけで実行は出来てません。学校だって、多少皆に合わせることで自分が少し疲れるだけで、皆優しいからいじめとかも無くて、皆「狼にきてほしい」って、嘘だとしても言ってくれています。
怖いことなんか無い筈なのに体が震えるんです。ついていかない。体調が崩れる。
なんて我侭な体なんでしょうか。所詮“行きたい”というのもその場凌ぎの言い訳に過ぎないんです、きっと。
汚らわしい。
たぶんそんな風に「誰よりも厳しく自分が自身を罵る」という空虚な儀式によって、
自らが己(オノレ)に許しを与える‥的な都合の良いシステムが出来あがっているんだろーなぁ‥
もーいいかげん、そんな生温かいユリカゴから出て‥自分の足で外の世界を歩いてみたら?
愛すべき弟チャンの為にも。