~02~
「随分派手な登場の仕方だねぇロマァ?」
ルアールが話しかけたドアの向こうでは....
「っ.........っ......」
一人の少年が息を切らしていた。
「っおいおい大丈夫か?ロマァラ?」
「なにもまだ予鈴5分前だよ?そんなに慌てなくても...」
彼に群がっていくクラスメート達。
そんななか、一人の少年は
「何か良い情報でもGETして来たんでしょ?ロマァちん☆」
と、ロマァラに目を向け、パチンっとウィンクをした。
「え...そ、そうなんですか....?ロマァラさん....?」
とメルラは訝しげにロマァラを見つめる。――――と
「っこのっ...クラスにっ」
「「このクラスに?」」
声を合わせる一同。
「このっこのクラスにっ――!」
「「このクラスにっ!?」」
「このっこのクラスー―――「いや早くしろよ」
しびれを切らした一人の男子生徒が苛立ちげにロマァラに向かって炎を飛ばす。
「おっとお」
ロマァラはヒョイッと簡単に避けると
「せっかちだなァマルクはァ」
とマフラーの下でクククッと嬉しそうに笑った。
切ります
うんうん、上手!
魔法も出てきたし続き気になるなー!