◆夜型*男女の寝室◆

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274:ふたば:2017/10/02(月) 20:39 ID:dro

2-1 声は強くなってきて...


それからしばらく、三人で読書をしていた。


「...へぇ、面白い...」

私が読んでる本は、妖精が出てくる絵本。黄星さんにお勧めされたもので、実際とっても面白い。
この本を勧められた時、妙に目がキラキラしてたけど,,,,,

妖精といえば、夢に出てきた「ルル」って妖精...ただの夢じゃない感じがするし、
今日になって二回も耳鳴りが襲ってきて、声まで聞こえてきた。




「関宮さん、蒼姫さん、そろそろ時間ですね」

「んぇ?...あっ」

黄星さんの知らせを聞いて、空想に耽っていた意識が現実に戻される。
時計を見ると、8時15分だった。


「三人とも、十分近く読んでたみたいね」

「そうだね。ほかの子たちも登校してくるし、片付けよっか」

そう言って、学級文庫の棚に読んでいた本をしまう。


「絵本みたいな妖精さんに会えたりして...いやいや、ないよね」


そして今日も、普通の学校生活が始まる------





『私はここにいる!気づいて!』



「!!」




...今度は、ノイズ交じりの耳鳴りじゃなかった。

凄く鮮明に聞こえた。

「ここにいる」

...つまり、声の主はこの教室に!?


「誰か...大きな声出してませんよね?」

「えっ、黄星さん何で?」

「気づいて...って声が聞こえたはずなんですが...」



黄星さんにも聞こえたの!?私だけじゃないんだ...でも、あの声はどこから?


「...足元見て」

「「足元?」」

咲ちゃんの発言に、お互い反射的に従っていて...気が付けば足元を見ていた...



「よ、ようやくっ...見つけてくれた!」

「...」

目をこすった。
でも、目の前のそれはは消えない。


二つのふんわりとした耳。それはウサギのようで
...でも、人みたいに二本足で立っている...人よりも小さな体の生き物。


「もしかして、妖精さん...?」

私は小学校三年生にして、漫画みたいな、絵本みたいな話を

現実で見てしまっっているらしい....。


ねむ◆Nw:2017/10/02(月) 21:47 ID:Rgo [返信]

こんばんわ!ねむ参上!

だんだん明らかになってくの、ドキドキするな。

彩ちゃん
小説、話のテンポも人物の性格も良くできてる!
続き、楽しみにしてるね!
改行は…どうなんだろうね?
あってもいいし無くても読みやすい人はいると思うから…人物紹介と同じじゃない?


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