メルヴァレで「 ブルーハワイのかき氷 」です!! わりとまじめに百合処女作だから温かい目で見て…
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「ねえ、ヴァレちゃん。ブルーハワイって、ほんとはなんのあじ?」
もうすっかり溶けて色付きの液体と化したわたしのブルーハワイをぐちゃぐちゃに混ぜながら彼女は言う。彼女の胸元の赤いリボンがブルーハワイの青と対照的で、もうすっかり暗くなった夜の中ではきれいに映えている。
「特に明確な定義はないのよ、」
わたしは声の調子を平常に保ちながら、かき氷と、かき氷を見つめる彼女の視線を遠ざけるように目を細める。「先週、本で読んだわ」
彼女はふぅん、と相槌を打つと、自分のかき氷をストローでずずずと啜る。彼女のかき氷の味は彼女の頬と同じピンク色のいちごだった。
「あたしさ、いちご味のかき氷って好きくないんだ」
まだ少ししゃりしゃりを保っている自分のかき氷をつついて、彼女は呟く。
「それは、どうして?」
「だってベロの色が全然染まらないでしょう、ほら、わかる?」
彼女はピンク色に染まった自分の舌をみようと踏ん張っていたみたいだけど、すぐに諦めたらしい。そうすると、こちらを見つめて、にたあと笑う。
「ヴァレちゃんの舌も、見せてよ」
瞬間、彼女の顔がぐっとわたしに近づいた。彼女の茶色い瞳の瞳孔がぱっと開く。いちご味のかき氷の匂いがする。頬にひりっとかき氷で冷たくなった彼女の指の感触がしてから、すぐ体温が伝わってくる。わたしの頬が熱くなって、全体的にあったかくなる。
「やっぱり、きれいに青いよ」
頬から手を離すと、彼女はからりと笑う。「あれ、ヴァレちゃんの顔、赤いよ」、なんて冗談めかして肩を震わせる。
「貴方ってひとは、本当に…」
かき氷の抜け殻を捨てに行こうと歩みだした彼女の背中を見つめてそう呟くと、振り返ってなあにと笑った。頬も夜の気温も、まだあついままだ。
>>49 オァ…素敵…あなたらしい綺麗で可愛らしい文章、とてもすこです……
>>49 言葉がすごく綺麗ですらすら読めました…とにかくかわいい…かわいいです…全体的にふんわりしてて好きです、ありがとうございます(???)
何でしょう……読書感想文苦手なんですよ()
取り敢えず!! 描写が綺麗で、進む感じが軽やかで、それでいて最後はことん、って感じで終わってて文章が美しいと思います!
で、メルヴァレ落ちそうです〜〜素敵な作品をありがとうございました🙇✨
自己供給のための雛ぱるです!!URL踏んだら青い鳥にflyします( じたばた )原文はここより流れやすい独り言にあげる予定。キャラ口調崩壊しておりますのでお気をつけて。ぜんぜんつかめない。
https://twitter.com/russia_coco/status/1162316571638845452?s=20
えへ〜、、やっぱブルーハワイってこういうことさせるためにありますよね、、わたしは食べたことないんですが…( /Σ ) やっぱりかてぃさまの文章すきです!!! あとこれによってめるヴぁれを布教できてとてもとても嬉しい!!! ありがとうございました!!!!
>>53
ひょお、、すきだ;; このフォーマルな文体ってわたし全く書けないから尊敬します…( なむ )
>>55
少女漫画じゃァないですか…( ときめき ) オペラくんっていけめんですよね!!( はなぢ ) あまあまなの書いてると自分の打ってる指から何まで恥ずかしくなるので書けないんですよ… 他者からの提供によってあまあまは満たすしかなくて… 今生き延びました…( 昇天 )
>>59
コメントありがとうございます〜! オペラくんと喋ったことあまりなかったので探り探りでしたが公式様からそう言って頂けたなら光栄でございます…
>>60-61
うぇオペって供給多いですね!!( 羨望の眼差し )文体がめちゃくちゃにすきです…あと…うぇるくんっていいひとですね…おぺら…そいつ大切にしろよ……( 遺言 )
>>63
つけたい!!つけたいつけたいつけたい!!!いや〜〜この也は珍しく飴玉にしては長く続きそうなのでそういうのつけちゃっても悲しくならないかな!と思います( 也はためるな飴玉 )