真面目でもおふざけでもOK。匿名民のみんなで小説を書いていくスレです。
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物語には関係ありません。
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かわいい子ねえ
4:匿名:2018/10/05(金) 00:00 しかし、ここでひとつの疑問が浮かび上がる。
和真の「母親」は誰なのか?
占い師は
「調べてみます…これは…?」
と言い占い道具を覗いた後
虚空を見て狂ったように笑い出し
そして…糸が切れたかのように倒れた。
そう、和真に「母親」は存在していない…美菜子との戦いで放出されてしまった良治の生命エネルギーの欠片がいつしか人間の形となり、いつしか完全に「石橋和真」という人間になったのである。
7:匿名:2018/10/05(金) 14:40やがて瓶ラムネに転生する運命でもある。
8:匿名:2018/10/05(金) 14:59ラムネといえば明治初期に日本にもたらされた炭酸飲料で、ビー玉と共に独特のガラス製の容器に入っていることが多い。
9:匿名:2018/10/05(金) 15:55イギリスが発祥とされていて、レモネードと呼ばれていたが、日本に入ってきてラムネと呼ばれるようになった。
10:匿名:2018/10/05(金) 16:16ラムネは「レモネード」が訛ったものとされ、アメリカでは子供が小遣い稼ぎに家の前でレモネードを売るのは夏の風物詩である。
11:匿名:2018/10/05(金) 16:57 大分県にある長湯には、ラムネ温泉と呼ばれる通り、炭酸含有量が世界有数の温泉がある。
あらゆる効能があるとされ、地元を始めとして全国各地の温泉ファンに愛されている。
ただ和真はラムネが嫌いだという。
13:匿名:2018/10/05(金) 17:17しかしそんなこと和真はつゆ知らず、大輔の運転するバイクの後ろに乗せられ、植村家に帰ってきた所だった。
14:匿名:2018/10/05(金) 18:45「しかしお前もコーラとファンタを買うために海を渡るなんてな…東京限定のフレーバー、スカイベリー味でも欲しかったのか?それぐらい涙のように出せるんだが…」と大輔さんは言った。
15:匿名:2018/10/05(金) 18:51 「大輔、それはちゃうぞ」
そう言って奥から出てきたのは、俺にとっては聞き慣れた関西弁を話す、細身で金髪の男性。
この人…どこかで見た気がする。
「スカイベリーは栃木限定のフレーバーやで。栃木出身の友達が買ぉてきてくれたから分かんねん」
金髪の男性が顔をくしゃっと歪めて笑う。やはりどこかで会ったことがある気がする。
「おう、そうだったな。彬は本当に何でも知ってんなぁ」
大輔さんもつられて笑う。
…待て、今大輔さん、「彬」って言うたよな?
その時頭部に鈍い痛みがっ!
17:匿名:2018/10/05(金) 19:29 「うっ…」
「お、お前大丈夫か⁉」
この世界の彬兄さんに心配された。
「時代の狭間に来たから身体に負担がかかってるんだな…先に挨拶済ませたかったが、こうなっちゃ仕方ねぇ。彬、和真運ぶぞ。足の方持ってくれ」
「お、おう。分かった」
大輔さんと彬兄さんに抱えられ、家に入れられる。俺はそこで気を失った。
和真たちが家に入った後…家のとなりの路地から謎のゴーグルをかけて腕が銃の男が出てきて通信機で連絡を取り始めた…「本部、ターゲットAが倒れて運び込まれました。どうやら”カクセイ”が始まりそうなようです。…え?バイクですか?はい。きちんと返しました。はい。引き続き監視を続けます。」
連絡を済ませると男は路地裏に入っていった。
路地裏で野良犬に追いかけられた拍子にドブに落とした銃の弁償代を今月の給料から差っ引かれたのはいうまでもない。
20:匿名:2018/10/05(金) 21:52 ゴーグル男は涙した。
ただでさえ雀の涙ほどしかない給料から馬鹿みたいに高い銃の代金を引かれれば、残る金額など中学生の小遣いよりも少なくなってしまう。
だいたいこの組織は全てに於いて黒!黒!黒!
業務内容も黒!
勤務形態も黒!
社会的にも黒!
圧 倒 的 黒 ! ! ! !
もうやっていられるかと奮い立ったゴーグル男は、零れる涙を破滅への標と捉え、内より溢れる衝動のまま全人類をわたあめで出来たふわふわの羊さんに変えてしまった。
「俺は羊さんたちを管理・支配・優しくお世話し、この世界の頂点にたつ!!!!」
いや、全人類はいくらなんでも言い過ぎた。
人工の0.00001%ほどだ。
ゴーグル男はおよそ7500匹の羊を従え日本全土を制圧、羊のふわもふ力を駆使しその5日後には全世界をその手中に治めた。
23:匿名:2018/10/05(金) 22:29 そんな世界の覇王となったゴーグル男の腕に絡み付く女が。
美しい黒髪から分かる…紛れもなく、石橋美菜子だった。
そう、世界の毛製品のうち、人工のものが0.00001%になるほど世界の毛製品がふわふわの羊さんの羊毛製に変わってしまったのだ!
25:匿名:2018/10/05(金) 22:41美菜子は紅の唇を上げた。
26:匿名:2018/10/05(金) 22:43そんなゴーグル男を利用すれば兄を見つけるなど容易なことだ。そう思った美菜子は自らを商品に、ゴーグル男と取引をしたのだった。その取引の内容とは…
27:匿名:2018/10/06(土) 07:43自らを助手として雇い、代わりに時々言うことを聞いてもらう。
28:匿名:2018/10/06(土) 11:17そして玉ねぎのみじん切りをするときは代わりにやってもらう
29:匿名:2018/10/06(土) 12:33お安い御用だと言わんばかりにゴーグル男は片腕の壊れた銃を外し、フードプロセッサーに取り替えながら敬礼をし、取引に応じた。
30:匿名:2018/10/06(土) 13:03かくしてゴーグル男の助手となった美菜子はゴーグル男に認められるべく努力した。その傍ら兄を見つけるための作戦を練っていた。
31:匿名:2018/10/06(土) 13:31兄の居場所は分かってはいるが、前回のように突撃してしまっては面白くない。
32:匿名:2018/10/06(土) 14:14お茶の間がわかなくてはエンターティナー失格なのである。
33:匿名:2018/10/06(土) 15:19 とても高いタワーの一室。壁一面のガラス張りの大きな窓からは、アジアの美しい町並みを一望することができる。
「ねぇ、ご主人さまぁ?」
深紅のドレスに身を包み、黒猫を肩に乗せた美菜子が甘い声でゴーグル男を呼ぶ。
「全世界に中継してプロポーズするって素敵じゃなぁい?」
「何だ、僕以外に本命の男がいたのか?美菜子」
ゴーグル男は困ったように、かつ茶化すように笑って返す。
「違うわぁ、好きな人が二人いるだけよぉ。ご主人さまのことも大好きよぉ。」
「そうか。それでも美菜子にプロポーズを考えてもらえるなんて幸せな男だな」
「そうでしょう?でもねぇ、その人私には興味がないみたい。それどころかぁ、邪魔者扱いされちゃってぇ…」
美菜子の言葉を耳にした瞬間、男の表情が変わった。
「そうか…酷い奴だな…よし、僕に任せろ。その男が美菜子しか見えないようにしてやる」
美菜子が男の財力に惹かれたように、男もまた、美菜子自身に惹かれていたのだ。
男はゴーグルの右端を押さえた。瞬間、レンズの内側に情報が駆け巡る。
「イシバシ…リョウジ…」
美菜子の肩の黒猫が、にゃうんと鳴いた。
その頃和真は熱を出していた。桃色に染まった顔は、どこか良治の面影がある。
35:匿名 hoge:2018/10/06(土) 21:00 和真の寝ている床の間に、大輔がお粥を運んできた。
「雨の中であんな無理すっから…海外なら俺の念力使えば一瞬で行けんのに」
寝込む和真に、心配そうに語りかける。
「なあ大輔、こいつは誰なん?俺なんも説明されてへんけど…」
不安そうな表情の彬が、和真と大輔の顔を交互に覗き込む。
「後で嫌と言うほど説明してやるから、今はこいつを看病すんぞ。はい和真、あーん。」
持ってきたお粥をスプーン少しすくい、和真に食べさせる。
「…おいしいです」
「そうか、いっぱいあるからいっぱい食って早く治せよ」
「なあ大輔…」
「彬、タオル冷やして持ってきてくれ」
「…はいはい」
彬は白目になってみせた。
和真はお粥をもぐもぐしながら、タオルの準備をしている彬を見つめる。
「…そんなに見つめられたら照れちゃうよ」
彬は視線に気づいて笑った。
「…あれ、良治はどうした?」
ふと思い出したように、大輔が彬に問いかける。
「ああ、良治なら…」
「奉輔と俺が呼んだ巫女さんが見てくれてるで。」
「ちょっと待て。ちゃんと巫女さんが本物かチェックしたか?」
「大丈夫や。不思議なことにあいつは不思議な"眼"を持っとる。常に目をぐるぐる回してるみたいな目や。アレは特殊な能力を持っとる。あの眼の持つ能力を本物かチェックした時に使ってるから、本物やと思うで。」
「なるほど。それなら安心だな…」
「せやろ?巫女っつっても男やけどな」
そう言うと彬は朗らかに笑った。
その頃 巫女、いや巫(巫女の男版)は良治に付いた美菜子の生霊を眼の力で地獄送りにしていた。
41:匿名:2018/10/07(日) 11:51のちにその巫女(巫)は覡(読み方:ゲキ)という役職であることが判明するが、彼の正体とは?
42:匿名:2018/10/07(日) 11:54小型犬
43:匿名:2018/10/07(日) 14:17いや、エルフだ!変身して犬になっていたのだ!
44:匿名:2018/10/07(日) 14:35いや、……あ、あれってハクビシン
45:匿名:2018/10/07(日) 14:53 いや、…幻術だ!
美菜子に見つからないように幻術のバリアーを張っているんだ!
タヌキなのん
47:匿名:2018/10/07(日) 17:51一方美菜子は。
48:匿名:2018/10/07(日) 19:13腕フードプロセッサー男と一緒に良治のいる地域のホテルに泊まって居た。
49:匿名:2018/10/07(日) 19:47もちろん部屋は別だ
50:匿名:2018/10/07(日) 19:56 腕フードプロセッサー男、略して腕男は自分以外は誰もいない部屋でベッドに倒れ込む。
ほどなくして、ゴーグルの右側を押さえ良治について探り始めた。
戦闘力たったの5か、ゴミめが!!
52:匿名:2018/10/07(日) 20:05しかしそれをカバーするかのように人間力と優しさと学力、おまけに顔面偏差値まあらゆる値が530000を越えている。腕男と美菜子が一緒になって挑んでも絶対に敵いはしない。
53:匿名:2018/10/07(日) 20:58 「相当だなぁ…」
腕男はゴーグルに映る整った顔を睨み続けた。
腕男は挨拶がわりに矢を射った。ストンッと音を立てて矢は壁に刺さる。良治の頬にかすったようだ、つーっと血がつたった。
「…何っ……」
「良治くん⁉」
黒を基調とした巫女衣装を身にまとった覡の玄が良治のもとに駆け寄ってきた。
腕男を睨む。
57:匿名:2018/10/08(月) 15:50 涙袋の大きな玄の眼が大きく見開かれる。
「血出てるじゃん…」
膝間付き、良治の頬を丁寧に消毒し絆創膏を貼る。
「良治くん、立てる?」
「う、うん」
良治は差し出された手に素直に応じた。
「ここは窓際だから危ないよ。大輔のいる部屋に行こう」
そう言うと、玄は良治の手を取って歩き出した。
玄は彬や大輔と同い年な上に偉大な巫女の子孫だが、彼のあまり高くない身長と可愛らしい顔立ちも手伝って少年のようなあどけなさを感じる。
良治はそんな玄に親近感を感じたのか、数日の間ながら少しずつ心を開きつつあった。
「とりあえずここまで来れば大丈夫かな…」
扉を見上げて呟く。優しく包み込むような玄の声を聞くと心が安らぐ。
「さっき大輔と話付けてきたんだけど、今何かの理由で良治くんを大輔のいる部屋に入れることはできないらしい。だからこの部屋でちょっと休んでてほしいってさ」
玄が後ろの下の方で腕を組み、踊るように部屋を歩き回りながらベッドに座った良治に語りかける。
「大輔さん…何かあったのかな?」
「うーん、俺も分からないんだけど多分大丈夫だよ。ただでさえ大変な状況なんだからあんまり考えすぎないでね」
そう言って玄が部屋から出ていこうとすると、良治はふと寂しくなり声をかけた。
「ねぇ、玄」
「どうしたの?」
「一人でこの部屋いるの怖いからさ…一緒にいてくれない?」
「…分かった。変なこと期待しないでね」
玄は良治をからかうように笑った。
その頃ゴーグル男と美菜子は…
「ちっ…命中していれば美菜子しか見えなくなったんだがな…」とフードプロセッサーじゃない方の手に吹き矢の吹き筒を持ったゴーグル男が言った。どうやらあの矢には惚れ薬が塗ってあったようだ。
「まぁいい。かすったとは言えほれ薬は傷口から入った。美菜子を好きになるのも時間の問題よ。」
と言い、吹き筒をアタッシェケースに分解して入れた。
ホテルに帰ると、美菜子が鍋を食べていた。
「ご主人様、お帰りなさぁい。ホテルの厨房貸してもらって鍋作ったのぉ。ご主人様も食べてぇ。」
「…ああ。」
ゴーグル男は美菜子のとなりに座った。
暑そうな人参を頬張りながら美菜子が問いかける。
「そういえばご主人様、今日矢なんて持っていってどうしたのぉ?濡れてたから拭いておいたわよ。」
「ちょっと用事があってな…待て、拭いた?」
「そうよぉ、あんなに濡れてたらカビ生えちゃうじゃない。」
男は焦った。惚れ薬を拭かれていたなんて聞いていない。
その頃、和真は熱が下がり回復し始めていた。
66:匿名:2018/10/09(火) 20:31和真「あ、37.18℃...。細かすぎね?」
67:匿名:2018/10/09(火) 20:36和真は少ししか熱が下がらない事よりも体温計が小数点以下2桁まで表示することに驚いていた。
68:匿名:2018/10/09(火) 21:16 「おお、だいぶ顔色が元に戻ったじゃねぇか」
お粥を運んできた大輔が和真の顔を覗き込む。
大輔は和真が熱を出してから毎日お粥を作って食べさせていた。お粥自体も塩味が効いていてとても美味しいが、和真が飽きないように毎回醤油をまぜるなりしらすを入れるなりと工夫が凝らされている。
「今日はザーサイ入れてみた。不味かったら遠慮なく言ってな」
和真は布団から起き上がり、お粥に手を伸ばす。
体を起こすのにもあまり辛くなくなり、自らが回復しているのを実感した。
遠くの窓から見える外はとても明るく、上の方で太陽が輝いている。まだ昼のようだ。
「なぁ大輔ー。俺の飯はまだなん?」
彬がアヒル口を作りながら不満そうに、大輔のTシャツの袖を引っ張る。
「まーだ。お前はあとだよ」
大輔は彬の頬を片手でグッとつまんだ。
俺は…未だ信じられない。
目の前でふざけて笑っている、俺とさほど歳の変わらなそうな男性が、俺を育ててくれた彬兄さんだなんて。
視線に気付いたのか、彬さんが俺に近付いてくる。
「何やそんな顔して、大輔取られるんが寂しいんか」
おどけたように言われる。その笑顔が眩しい。
「やめろよ、俺は和真のもんじゃねぇ。もちろん、お前のもんでもな」
この俺に優しくしてくれる大輔さんという男性は、なぜ俺はもといた時代で会ったことがなかったのか。疑問は募るばかりだ。
そんな俺の心の中を見透かしたように、大輔さんがふと深刻そうな顔になって口を開く。
「…そろそろ、お前のことについて話してもらうか。和真、お前の口から話せるか?」
彬さんが戸惑ったような表情になり、俺と大輔さんの顔を交互に見合わせる。
「…はい。」
俺は目の前の彬さんに全てを打ち明けた。俺が未来から来たこと。石橋良治の息子であること。そして、彬さんに育てられたこと。伝えている間は、彬さんの目を見ることができずずっと下を向いていた。彬さんが口を開く気配がする。
「…よう言うてくれたな」
顔を上げると、俺の予想に反して彬さんは笑っていた。
「過去の育ての親の側で平常心保つんやって大変やろ?そやのに自分からそんな言うてくれたお前は凄いで」
彬さんに優しく頭を撫でられた。その感触が幼い頃によくしてもらったそれと同じで、懐かしさと安心で涙が出てくる。
「……ありがとう、ございます…」
和真は彬に心から感謝している。本当に、心から。
「ええって、何で泣くねん。」
彬さんが再び眩しい笑顔になり、俺の頬をぱしぱしと叩く。
「お前は俺の息子みたいなものやし。あんまかしこまらんといてや」
やはり目の前のこの男性が、俺を男手ひとつで育ててくれた武田彬…彬兄さんなんだ。
少し歳が若いだけで、その優しさもかっこよさもコテコテの関西弁も何一つ変わっていない。
なぜか俺はそれが誇らしくなり、少し笑えた。
「…はい。ほんまにありがとうございます。」
「なんや和真、かわええ笑顔できるやんけ」
背中をバシバシと叩かれる。それすらも俺にとっては彬兄さんが変わっていないことの証明になって、嬉しかった。
「はい、俺はこないかっこええ人に育てられたんやと思ったら嬉しなってもうて」
「何や、嬉しいこと言うてくれるやん。さすが俺が育てただけあるわ」
彬兄さんと二人で笑い合っていると、大輔さんがご飯を運んできた。
「おい彬、ベタベタしてねぇで早く飯食え。冷めちまうぞ」
「やっと飯やー!ありがとう大輔!」
満面の笑みでご飯の置いてあるテーブルに駆け寄っていく。
美味しそうな出汁の香りが、ないはずの食欲を沸かせる。
「ええなぁ…彬兄さん、俺にもひとくちくださいよ」
「あかんあかん、風邪治してからにしぃや」
ご飯粒を頬に付けながら、彬さんがいたずらっぽく笑う。
…この人、本当に関西学園大学出身か?
関西学園大学には自己中心的でよく暴れる学生が多いらしい。
76:匿名:2018/10/11(木) 07:44彬はその中で唯一の優男の可能性もある。
77:匿名:2018/10/11(木) 07:45とも言われているが、それはネット上での噂の類に過ぎず。本当の所は関西でも数少ないとても頭のいい大学だ。
78:匿名:2018/10/11(木) 14:00なんせ生徒のほぼ全員が九九を全部言えるのだ!スゴイ!
79:匿名:2018/10/11(木) 15:52その頃、良治は…
80:匿名:2018/10/11(木) 18:25 話疲れてしまったのか、ベッドで眠っていた。
玄はベッドの下の方に腰掛け、優しい表情で眠る良治を眺めている。
「確かに…優二に似てるなぁ」
玄は彬の遠い親戚であるため、優二の存在も知っていたのだ。
82:匿名:2018/10/11(木) 18:45 彬と玄は秋葉原で合体した地下アイドルらにジュースを奢り、LINEIDを交換した頃からのよしみである。
勿論その頃は遠い親戚だと言う事は知らなかったであろう。
玄も彬や大輔と同じく関西学園大学の出身で、大学時代は3人とも同じ法学部に在籍していた。
84:匿名:2018/10/11(木) 19:02(>>83誤字りました。正しくは「在学」です。)
85:匿名:2018/10/11(木) 19:25 三人は法学部時代、ロンドンへと留学していた。
しかし留学途中、ロンドンの文明退化により飛行機が停止した。
日本への帰国は貨物運搬船の荷物の鉄骨の上で過ごしたという。
そう。時代は2518年。
最初に地下アイドルにジュースを奢った時からもう500年は経過しているのだ。
その間戦争は一度も起こらなかったものの、時代は変わっていった。
そんな中でも日本やアメリカなどいくつかの国は約500年もの間全く変わっていなかった。
人間の平均寿命は800歳を超え、若いままの容姿を保つことも可能になった。
バイオテクノロジーの発展は人々に恩恵だけを与えたわけではなかったのだ。
アン・ポンタン博士は遺伝子研究の世界では伝説的な存在であり、本能寺の跡地から織田信長の毛髪が発見されたとき、博士はそこからDNAを抽出し信長を現代に蘇らせた。
織田信長は次々と当時の家臣を復活させ、遂には日本を支配するに至ったのだ。
しかし実際に支配されてみると思ったよりも平和で、人々は今までよりも安心して生活をできるようになっていた。
…と、ここまで玄が小説を読み終えたところで目を覚ました良治が起き上がってくる。
良治「あ...おはよ(?)。」
90:匿名:2018/10/11(木) 21:42 「良治おはよ。よく眠れた?」
「うん…多少はね。見ててくれてありがとう。」
危うく覚醒するとこだったがかろうじて眠らせることに成功した。
バクのスピルバークは子供をさらってきては催眠術で眠らせ、その夢を食っている妖怪である。
眠っている間は気付かないことはよくあるが、そうそう夢オチや小説オチなど都合の良い展開あるわけがないのだ。
ちなみにヨシハル云々はスピルバークが過去に作った自作映画の設定であるが、無茶苦茶な展開で大不評を買った経緯がある。さて、次はどのような展開だったか。
スピルバークは記憶の海に眠る遺物を掘り起こす作業に戻るのであった。
そんなスピルバーグと手を組むことを目論む男が一人。
そう…腕男だ。
「スピルバークって誰だよぉおおおお!?…はっ!?」
「よかった!みなとくんが起きた!」
…見渡すと辺り一面の荒野。そしてとなりに吟。
どうやら隕石の着弾でメキシコまで飛ばされてしまったようだ…。そして吟がつきっきりで面倒見てくれたようだ。
「あ…面倒見てくれたのか…ありがとう。」
「いいのいいの。困ってたらお互い様だし。」
(しかしまた予知夢見ちまった…)
…そう。みなともふしぎな能力を持っているのだ。
気絶のような状況に陥ると友達がどんな状況になっているか見れる一種の占い的な能力だ。
「吟…良治たちは?」
「分からない…どこにいるかも全く。」
申し訳なさそうに吟がうつむく。
「…吟のせいじゃねぇだろ。」
「でも…」
「いいんだって。とりあえず俺らも生きないとだろ?」
「…うんっ」
みなとの優しい微笑みに、吟も応えた。
玄side
「…懐かしい夢を見ました。」
ベッドから起き上がって俺の隣に座った良治くんが急に優しい表情になり、空気に向かって声を放つように語り出した。
「どんな夢?」
「俺の昔の夢です。みなと、とか、吟、っていう友達とか、美菜子と幸せに暮らしてた頃とか。」
美菜子の件は彬から聞いていた。しかし、その他の名前は初耳だ。
「…そう。どうだった?」
「久しぶりに…凄く幸せな夢だったよ。」
「あいつらどうしてるかな…まさか隕石で…」
「…きっと生きてる。大丈夫だよ。」
「そうだな…多分生きてるよ…な…」
「りょ、良治くん!?」
「…zzzzzz…」
「よかった、寝てるだけだ…」
その頃…腕男と手を組んだバークは良治のいる家近くのホテルで会話していた。
「しかし驚いたな。昔考えたヨシハルとそっくりな男がいるとはな…」
「偶然だよ。私が羊毛マスターになったようにな。」
「そういえば君は羊毛で衣料を牛耳っていたな…!リョウジが寝付いたぞ…どうする?」
そう、バークは夢の妖怪。近くで人が寝だしたかどうかなぞお見通しなのだ。
「バークくん、良治に夢を見せてやりなさい。美菜子と一緒の幸せな夢をな。」
「…内容は?」
「ヨシハルの出た映画の楽しいシーンのヒロインを美菜子、ヨシハルを良治に置き換えて夢を見せてやれ。支離滅裂な展開はカットしろよ?」
「…了解した。」
「36.54℃…やっぱ細かいねんなぁ」
まだ体温が残っている、一風変わった体温計を、首をかしげながら見つめる。
ふと後ろから伸びた手が、体温計を奪い取られる。
上を向くと、腰を大きく折り曲げて片手を背中に添えた彬兄さんが視界に入った。
「おはよう。もうだいぶ下がったみたいやな、気分はどうや?」
すとん、と俺の布団に腰を下ろした彬兄さんに、同じ目線で問いかけられる。
「おはようございます。ん…確かに、もう苦しくないです」
「さよか、良かったなぁ」
目の前に向日葵のような笑顔が咲く。それが何だか明るくて、つられて俺まで明るくなるようだ。
「そういえば、大輔さんはどうしたんでっか?さっきからおらんみたいやけど…」
部屋を見回す。昨日までならエプロンなんて着けないままキッチンに立って、朝ごはんを作っているはずの大輔さんがどこにも見当たらない。
「おう、大輔なら良治んとこやで。」
良治…さん…確か大輔さん、俺に会ってもらうって言ってたかな。話でも付けにいってくれてるんだろうか。思考を巡らせていると、彬兄さんに背中を叩かれた。
「昨日も言うたけど、敬語とか使わんでええから。血繋がってへんとは言うても、親父に敬語使う子供がどこにおんねん」
喋ると同時に彬兄さんも叩きすぎだと思ったのか、申し訳程度に叩いたところを撫でてくれた。
その頃大輔はというと。
100:匿名:2018/10/13(土) 15:28寝ていた。
101:匿名:2018/10/13(土) 16:35 「…んっ」
首がガクッと下に傾いたのに気付き、目が覚める。
いつのまにかトイレで座ったまま寝ていたようだ。
急いでズボンを上げ、立ち上がる。
トイレから出て、31秒かけて階段を駆け上がり少し廊下を歩くとその部屋がある。
ドアを開けると、良治と玄が話し込んでいた。
「大輔さん!」
良治が驚きながら、俺を見る。
「今までどうしてたんですか?」
大輔は答えた。
「なぜかトイレで寝ていた…どこか不気味な夢を見ていた気がする…」
「疲れてんじゃないの?大輔は大学の時からいつも頑張り屋だったからね。はい、これ飲んで」背の低い玄が、大輔を見上げながら栄養ドリンクを差し出す。
「おう、ありがとう」
「そんなことより、どんな夢見たの?」
玄は関西学園大学で法学部を卒業したあと短期大学で心理学を学んでいた。その経験を生かし、今は少し特殊な心理カウンセラーをしている。
「近くにトンネルのある澱んだ川で良治が微笑みながら蝙蝠の群れから降りてきたかわいい蝙蝠を肩に乗せて『俺、いかなきゃ。じゃな。』と言って包帯を巻いた黒猫と首のずれている背広を着たマネキンと共にトンネルに消えていく夢で…その後は思い出せない…」
105:匿名:2018/10/13(土) 19:03 「お、俺っすか…?」
良治が目を見開き、大輔の顔を凝視する。
「そっか…それはあんまりいい夢じゃないね。」
玄が可愛い顔を歪める。
「良治くんにまた何かよくないことが起こる、という予知夢か、大輔の心理状態を反映してるのかもね。」
良治が今にも泣きそうな顔になる。いつも冷静なはずの大輔も不安そうだ。
「でも、夢の修正ならできるよ。」
「…修正?どうやって?」
良治が訝しげに問いかける。
「俺の仕事、忘れちゃった?」
先程までのテンションが嘘のように、これからいたずらをする少年のような顔になる玄。
覡衣装の胸元を引っ張り、自分が偉大な巫女の子孫であることを主張する。
「大輔、そこに寝て。今からいい夢に直してあげるから」
「こうか?」
そういうと大輔は寝転んだ。そして玄が呪文を唱える。
「そうそう!いくぞぉ…カキタマヒトダマゲンノアゲダマネムクナール…」
「おーこりゃいい…zzz」
その呪文の効果により大輔は寝た…
そして大輔の夢の中…
マネキン、蝙蝠、包帯猫といる良治が
『俺、いかなきゃ。じゃな』
と言い、トンネルに入ろうとしている。
(これは夢のつづきか。)
するとお守りを首からぶら下げた良治がもう一人現れ
『良治(よしはる)ぅー!』
と叫んだ。
すると良治(よしはる)は
『りょ、良治!?』
と驚く。
そのお守りにはなぜか何も書かれていなかった。
108:匿名:2018/10/14(日) 17:34 それを見た瞬間、大輔は覚った。
「お守りに効能はない」、つまり「このリョウジは、偽物だ」。
そうと分かれば何も怖がることなどない。雄叫びを上げながら、偽物のリョウジに突っ込んでいく。
「うおぁぁぁぁぁぁっ!」
そうすると、偽物のリョウジはふっとんでいった
110:匿名:2018/10/14(日) 19:02…しかし本物の良治はどこにいるのだろう?
111:匿名:2018/10/14(日) 19:03 まず、この夢の中にはいないのではないか?
悩んでいると、脳内に玄の声が響いた。
「調べたけど、トンネルの奥にいるみたいだよ!そこへ向かって!」
113:匿名:2018/10/14(日) 19:26大輔は恐る恐るトンネルの方へ向かった。
114:匿名:2018/10/15(月) 07:27トンネルの奥には一軒の小屋があった。
115:匿名:2018/10/15(月) 17:54 小屋の中から「眠い…コーヒー、栄養ドリンクやエナジードリンク、お茶が飲みたい…」
と良治の声が聞こえる…
「ダメだ!寝ろ!」
何者かの怒声も聞こえる!
今良治が寝たら、何か悪いことが起きる気がした。
小屋のちゃちな扉を蹴り破った。
ドアを破りながら中に入ると
「「何者だ!?」」
バクと謎の男と
「あ、大輔…さん…」
良治と
「お休みーお休みー寝ちゃいなさーい♪」
天井に数匹のコウモリがいた。
良治はコウモリ数匹のうたうコウモリの子守唄、略してコウモリ歌を聴かされているようだ…
「お前ら…去ね!」
大輔は手で九字を切りながら呪文を唱え始めた。
コウモリやバク、男が苦しみ始める。
九字を切るスピードは速く、呪文を唱える声は強くなっていく。
良治は眠るどころか回りをキョロキョロと見渡し、最終的に大輔を応援するように強くも優しい視線を向けた。
謎の男は良治に何をしようとしていたのか。
120:匿名:2018/10/16(火) 16:37熱い抱擁だろう。
121:匿名:2018/10/16(火) 18:40 大輔が呪文を唱え続けた結果
「ぐおおお…どうする!?」
「仕方ない!いったん退くぞ!」
「キー!」
とバク、熱い抱擁をしようとしていたと思われる男、コウモリは苦しみながら逃げていった。
その頃、みなとと吟は食事をしていた、
「ふぉふぁえ、ふぉきどきふふぇふぅんびふぃふぃふぉな」
「みなとくん、食べてから話して。聞こえないし汚い」
口に酢昆布を含んだまま喋るみなとに、吟が正論を冷たく突きつけた。
飲み込んで、またみなとが喋り始める。
「『お前、ときどきすげぇ準備いいよな』っつったの。まさかいつも持ってるそのクソデカいカバンに食糧が詰め込まれてるなんて思いもしなかった」
「『クソ』とかも言わないの。食事中でしょー。」
吟が膨れっ面を作る。それを見て思わずみなとの笑顔が溢れる。
その時テレビでとあるニュースが流れた。
124:匿名:2018/10/17(水) 12:19東京都新宿で暴走した坊主が愛媛をぶち壊しにいくと
125:匿名:2018/10/17(水) 16:47 その話を聞いて立ち上がる男が…
そう、地下アイドルとおじいさんもとい伝説のスーパー爺さんだ。
「ついに…この時が来たようじゃな」
「そうですね…」
ときは来た、それだけだ。
128:匿名:2018/10/17(水) 20:45 (テレビを見ている)
みなと「ふーん...まあ、愛媛県警がなんとかしてくれるだろ。」
「あれ、みなとくん、テレビなんかどこから持ってきたの?」
吟が首を傾げ、問いかける。
そう、ここはメキシコの荒野。電気など通じるはずがないのだ。
みなと「モバイルテレビ知らないのか?」
131:匿名:2018/10/18(木) 01:28吟「モザイクゲージ……?」
132:匿名:2018/10/18(木) 02:34みなと「…ようするにスマホのテレビ機能使ってんだ。」
133:匿名:2018/10/18(木) 08:32 吟「それにしてもメキシコの荒野に飲食店があるなんて不思議だよね?」
みなと「うん。ただ食糧たくさんあるのになぜわざわざここで食事しなければいけないんだよ。」
「お菓子じゃ栄養が足りないでしょ?だからここで食べようと思って」
大きなバックパックから手のひら一杯ほどのメキシコ・ペソを取りだし、どうだ、とでも言うような笑みを浮かべる。
「ほんと、お前には敵わねぇよ。」
みなとはヒラヒラと手を振ってからその手を皿に伸ばし、トウモロコシのトルティーヤを一口かじった。
その頃、和真は彬に連れられ長い廊下を歩いていた。
「彬兄さん、どこ向かっとるん…?」
「行ったら分かるはずやから、ついてこい」
言われなくてもついていってるだろ、というツッコミは胸に仕舞ったまま彬兄さんの後ろを歩く。やがて気付くと、一枚の扉の前に来ていた。
「彬兄さん、ここは…?」
「お前が、ずっと会いたかった人がおる部屋や」
彬兄さんが珍しく真剣な表情をしている。
部屋の扉が開けられると、そこには寝起きらしき大輔さんと、黒を基調とした巫女衣装を着た少年のような容姿の男性。そしてあと一人…年下だろうが、俺によく似た少年がいた。
向こうも同じことを思っていたようで、俺を見て驚いている。
「…兄さん、あの人は…?」
隣の彬兄さんに問いかける。
「ずっと会いたかったんやろ?お前のほんまの父親やで」
耳打ちされ、ようやく事実を知る。
目の前のこの少年が、『石橋良治』なんだ。
「…親父…?」
すると和真は少年に声にもならないような声で
「親父…!」
と叫んだ。
最初は戸惑っていたものの、隣の巫女衣装の男性に何かを耳打ちされ、良治の表情がパアッと明るくなる。
139:匿名:2018/10/20(土) 10:04 良治と和真はしばらく無言で目と目を合わせ続けた。
ただ2人はお互いの思っていることがなんとなくわかっていた。
親子だということはまだ信じきれてはいなかったが、互いになんとなく、信頼はしている。
「君が…俺の、息子…?」
和真「親父こそ...どないして。」
142:匿名:2018/10/20(土) 18:41「この部屋に入ってきた瞬間、分かったよ。親父の性、ってやつかな」
143:匿名:2018/10/20(土) 21:01良治はその美しい目を和真だけに向けて笑った。
144:匿名:2018/10/20(土) 21:57和真も心の整理がついたのかにこりと微笑んだ。
145:匿名:2018/10/20(土) 22:09 「…石橋良治だ。[良心的]の[良]に、[治る]で[良治]。…息子に聞くのもなんだけど、君は?」
首を傾げながら、手を差し出される。
「…石橋和真や。[和歌山]の[和]に、[真実]の[真]で[和真]。親父が…良治が、付けてくれた名前やで」
差し出された手を強く握る。
「和真か…いい名前付けたな、俺」
茶化したように笑われ、俺もつられて笑顔になる。
「そやろ?俺も気に入ってんで」
和真「ところで親父。なんでその姿なん?」
147:匿名:2018/10/22(月) 06:51良治(玄に訊く。)
148:匿名:2018/10/22(月) 06:51147は間違いです。
149:匿名:2018/10/22(月) 06:52良治「...忘れた(笑)」
150:匿名:2018/10/22(月) 17:03 「俺が着せかえておいたんだよ。良治の服、汚れてたからね。」
唇を尖らせながら、玄は言う。
良治は今、玄の着ているものと同じデザインの覡衣装を身にまとっている。
「あ、嫌だったら言ってね。普通の服もあるから」
良治「ふつうの服でいいや。」
152:匿名:2018/10/23(火) 21:56 「あ、そう?じゃこれ着て。」
クローゼットから薄い灰色のパーカーと動きやすそうなジーンズを引っ張り出し、良治に差し出した。
そのころ美菜子は…
風呂に入っていた。
154:匿名:2018/10/25(木) 07:33 ID:i6g 腕男たちは…
腕男、スピルバーク、大量の羊、おじいさん、おばあさん、地下アイドルは浜崎順平、木田順子を探して泉南イオンで「シャムさーん!木田さーん!オフ会ゼロ人じゃない!俺たちがいるぅうう!」と第二次シャム野獣たれぞうオフ会に突撃していた。
ただそのオフ会は既に終わっていた。
156:匿名:2018/10/26(金) 22:31 ID:Ym. 地下アイドルは言った。
「彼らはきっと後悔するだろう」
と言う地下アイドルの頭に空から落ちてきた女の子が!
158:匿名:2018/10/27(土) 09:58 ID:Ijsそれに女の子はアイドルより美人だ!
159:匿名:2018/10/28(日) 10:41 ID:1lE地下アイドルは彼女をメンバーにしようと思った。
160:匿名:2018/10/28(日) 13:03 ID:gzIそうすれば人気になると思ったからだ
161:匿名:2018/10/28(日) 17:50 ID:i6gしかし降ってきた女の子は落下のショックで大怪我をしていた…そう簡単に治らないだろう…
162:匿名 hoge:2018/10/28(日) 18:28 ID:Ulc女の子は病院に運ばれた…
163:匿名:2018/10/28(日) 19:47 ID:SI6女の子は命に別状はなかったが、出血多量や全身骨折などでしばらく入院することになった。
164:匿名:2018/10/28(日) 20:06 ID:5W6 入院先の病院のある街はT−ウイルスが感染拡大をしていて住民の殆どがゾンビ化していた。
彼女が入院した直後には、病院内にまで感染の波が押し寄せ、周りの職員、患者のほぼ全員もまたゾンビ化していた。
少女はゾンビに襲われないように目立たない病室で大人しくしていた。
「はい、あーん。」
少女を看病してくれているのは感染を逃れた女医、瑠菜(るな)だ。
「あの、自分で食べられますから…」
「何言ってるの!ご自分の身体をよくご覧なさい」
少女の口に半ば無理矢理スプーンが突っ込まれた。
瑠菜の言う通り、彼女の両腕は未だ自由に動かせる状態にまで回復していない。
食事をするにもこうして他者の手を借りねばならないことは火を見るより明らかだ。
「治るまでは私に看病されてなさいって言ったでしょ?なぁに、お前みたいなババァに世話なんかされたくないって?」
「ちっちがいますよ!それに瑠菜さんはまだお若いですよ!」
「じゃあ何」
「ただ……その、」
「こういうの慣れてないから…恥ずかしいっていうか」
少女はすっかり朱が射した頬を軽く膨らませ、下を向いてしまった
「あっはは、つぐみちゃんってピュアなんだね」
瑠菜は少女…否、つぐみの頬を優しく掴みながら笑う。
一方その頃地下アイドルは…
169:匿名:2018/10/30(火) 14:24 ID:FPg屋上アイドルとこCD売り上げ対決編に突入していた
170:匿名:2018/10/30(火) 19:09 ID:rqY売り上げが屋上アイドルを下回ったらつぐみをメンバーに入れるつもりだ。
171:匿名:2018/10/30(火) 20:48 ID:m46 ちなみにつぐみ本人にその事は知らされていない。
彼女はいわゆる巻き込まれ不幸体質なのかもしれない。
肝心の売り上げ結果はどっこいどっこいだった。だが、つぐみは地下アイドルのテコ入れの為、メンバーに入ることになってしまった。
173:匿名:2018/10/31(水) 23:07 ID:E2Aそして彼女は幸せな人生を送る...と思いきや
174:匿名:2018/10/31(水) 23:30 ID:8xY 「みんな…私をアイドルにしてくれて、ありがとう」
「そんな、つぐみ――!」
ある日のライブ中に突如ゾンビが押し寄せ、ファンやスタッフを襲い始めたのだ。
つぐみ達は手持ちのロケットランチャーやアサルトライフルで対抗したが、あまりの数の多さに圧倒されてしまう。
「このままじゃ全滅よ!」
「弾も減ってきてるわ」
「じゃあもう諦めろって言うの!?」
メンバーたちが声を荒げるなか、つぐみが一歩前へ出た。
「私に任せて」
そう言うとつぐみは、手を突き出し手からビームを放った!
176:匿名:2018/11/03(土) 17:39 ID:qboこうかはばつぐんだ!
177:匿名:2018/11/03(土) 18:35 ID:/FY 「お、俺たちも応戦するぞ!」
地下アイドルのオタクの一人が声を上げると、それに次いで多くの拳が振り上げられた。
拳で抵抗する者、ギターで殴る者、よく分からない薬品を振りまく者。
戦い方は様々だったが、皆の想いはひとつだった。
「地下アイドルのライブを、守りたい。」
そんな彼らの努力の甲斐あって、ゾンビは全滅した。
ゾンビとのしょうぶにかった!
しょうきんとして114514円をもらった!
ただ、つぐみはその賞金を自分のためには使わなかった。二度とゾンビが現れないようにゾンビを研究する団体に寄付したのだ。
180:匿名:2018/11/09(金) 03:34 ID:i6gその団体の名は…「haruka corporation」
181:匿名:2018/11/09(金) 15:28 ID:z/6名前は普通だがちゃんとした研究団体で、主にゾンビ化の防止の研究をしている。
182:匿名:2018/11/09(金) 21:18 ID:/N2最近では、ゾンビたちがラーメンの臭いを極端に嫌がる(更にとんこつラーメンの場合は鼻を摘まみ眉を潜める)という研究を発表し注目を集めた。
183:匿名:2018/11/09(金) 22:56 ID:6ug 都会にそびえ立つビル群の中でも目立って威厳のあるharuka corporation本社の最上階にある社長室には、ベッドに横たわった社長の石橋三郎と秘書の巻嶋がいた。
社長がしゃがれながらも威厳のある声で喋り出す。
「巻嶋…」
「はい、どうされましたか?」
巻嶋の、低い割によく通る声が社長室に響く。
下の階からは、ゾンビたちの悲痛な叫びが聞こえる。
「お前も知っているだろうが…儂はそろそろ駄目だ」
ごく、と唾を飲み込む巻嶋。
「しかし…このharuka corporationには跡取りがいない」
「副社長の石川氏で良いのでは?」
「それはいけない…彼奴にはこの社を任せられない」
すっかり老衰しきっているはずなのに、社長からは未だ凜としたオーラを感じる。
「兄弟はみんなとっくのとうに死んじまった。一人息子ももうこの世にはいない。
だがな…まだ光がある」
社長の目に、かすかに光が宿る。
「儂の…孫を連れてきてくれんか」
その孫というのは、大阪府貝塚市の南部に本社を構えている企業に20年近く勤めている。
し
ファミレスとかにあるあの伝票入れる透明なケースの製造を専門とする工場で、上の方をいい感じに斜めにカットする作業を日々繰り返している、平凡な男である。
彼…石橋洋平は、幼い頃に父親から虐待を受け家を飛び出し適当な電車に乗ったら大阪まで辿り着きそこで拾ってくれた夫婦に育てられたという過去を持つ。
「あいつら…元気かなぁ」
洋平は今年で21だが、家を飛び出した時は精々7歳か8歳。
そんな幼い頃の記憶には、弟の良治と美菜子しか残っていなかった。
今日も仕事が終わって家に帰ると、ベッドに寝転がり当時のことを思い出す。
っていうことができなくなってしまった。(つまり、当時のことを思い出せなくなってしまったのだ)
187:匿名:2018/11/12(月) 16:45 ID:buM 当時の辛い記憶は、洋平の心に影を落とした。
どうしても、良治たちの顔だけが思い出せない。
声や仕草、思い出は消えていないのに。
彼らを探そうともせずただ透明なケースをいい感じにカットしているだけの自分が不甲斐なくなる。洋平は一人の部屋で目を閉じ、涙を流した。
その頃、良治は…
「ねこちゅわああああああんん」
その頃良治は、道ばたで見かけた子猫を追いかけていた。
良治はその猫を飼い主へ返そうと思った。
190:匿名:2018/11/12(月) 23:03 ID:RCoクロネコヤマトの宅急便で。
191:匿名:2018/11/14(水) 13:50 ID:INg表立って反抗こそしなかったが、猫は内心ゆうパックの方が好きだった
192:匿名:2018/11/16(金) 21:17 ID:vQE しかし良治は立ち留まった。
よくよく考えると住所を知らないのである。
そこで良治は、猫からなんとか住所を聞き出そうと猫の弱みを握って脅迫した。
良治は立ち留まった。
よくよく考えると住所を知らないのである。
そこで良治は、猫からなんとか住所を聞き出そうと猫の弱みを握って脅迫した。
「お前、住所どこだ?」
「にゃにゃんにゃー!にゃんにゃにゃにゃー!(知るかってんだ!知ってたってお前には言わねぇよ!)」
「ふぅん…子供を置いて若いメス猫の所に遊びに行ったってのに?」
「にゃっ…にゃにゃにゃーんにゃにゃ…?(なっ…なぜお前がそれを?)」
「それに5歳超えのいい成ネコなのにまだ子猫用フードが好きなんだって?」
「にゃ…にゃーにゃにゃにゃーん!(な…なぜバレてるんだ!)」
「お前のことなら何でも知ってるさ。それにお前は子供の頃…」
「にゃー!にゃんにゃん!にゃんにゃにゃんにゃにゃー!(あー!もう分かった!住所言うから黙ってくれ!)」
こうして良治は猫から住所を聞き出した。
良治はネコの言葉がわかる。
ただ今回はなぜか《キャットランスレーター》という機械を使っていた。
なんでも大輔が暇潰しに組み立てた機械だとか…
性能テストを兼ねて使っているようだ。
「どうだ、それ。結構使えんだろ」
縁側に腰掛けた大輔が良治に声をかける。
「はい、暇潰しってレベルじゃないですよ」
「そりゃ良かった。こいつは俺が責任を持って送り届けてやるとするか。もちろんゆうパックで、な」
猫の首根っこをつまみ抱き上げると、大輔は家に入っていった。
そのころ…吟とみなとはあざらし先輩と貝塚モスラの群れから逃げ回っていた。
アザラシ先輩「ンアアアアアア!」
貝塚モスラ「おほぉおおおお〜」
吟「な、なんなのこいつら!?」
みなと「こんなバケモン図鑑でも見たことないぞ!?…まさか隕石に乗っかってた宇宙怪物なのか?」
吟「あの作戦を使うしかないね。」
みなと「そうだな。」
そしてニコニコ本社は無事爆発、幾万程の動画データが消えてしまったことにより先輩と無職は消えてしまった。
201:匿名:2018/12/12(水) 20:02多くのいんゆめ厨とSya/muおじさん信者は悲しんだ。
202:匿名:2018/12/15(土) 20:29 それにより、スリジャヤワルダナブラコッテ帝国も自然消滅、歴史が変わったことにより
ドイツはグループf予選を勝ち抜き、ロンドンでは文明がさらに発達した。
という作戦を立てたがあえなく失敗。作戦2に移った。
204:匿名:2019/01/05(土) 00:58スリジャヤワルダナプラコッテ帝国軍は日本を制圧することを目論み、進撃を開始。
205:匿名:2019/01/05(土) 05:15ただ神風により退散。
206:匿名:2019/02/13(水) 23:28その頃、東京の片隅ではギターを背負った一人の青年が夜空を見上げていた。
207:匿名:2019/02/13(水) 23:43彼の名は高城 祐樹(たかしろ ゆうき)。バンドマンを目指して香川から上京してきたはいいものの、現在は大学生活とバンド活動に追われどちらも中途半端になっている。
208:匿名 hoge:2019/02/14(木) 01:30ギターの弦をうどんにして再起を図ることにした。
209:匿名:2019/02/14(木) 09:21そのために祐樹は弦として使えるうどんを作るにはどうすればいいのかしばらく考え込んだ。
210:匿名:2019/02/14(木) 17:09「うーん…太すぎるとベースになるし…細すぎてもいい音鳴らないし…」
211:匿名:2019/02/14(木) 17:16そこで祐樹はあることに気がついた。
212:匿名:2019/02/14(木) 17:29うどん屋で修行を積むべきではないかと。
213:匿名:2019/02/14(木) 19:40そこで、バンドメンバーや数少ない友達と弟子をとっているうどん屋を血眼になって探した。
214:匿名:2019/02/15(金) 15:58はずだったのだが、、、
215:匿名:2019/02/15(金) 17:51スリジャヤワルダナプラコッテ王国に攻め入られかけ、ニコニコ本社も消えたこのご時世にまととに営業しているうどん屋などあるわけがなかった。
216:匿名:2019/02/15(金) 22:06はずだったのだが、、、
217:匿名:2019/02/15(金) 22:07>>216 「はずだったのだが、、、」最強説
218:匿名:2019/02/15(金) 22:08 ただひとつだけ、何があっても営業をやめないうどん屋があった。
南極に。
極寒の中、客も少い。それでもなお営業を続けるうどん屋に祐樹は心打たれた。
220:匿名:2019/02/16(土) 15:08 「…あぁ、また借金取りかい?」
そう言ってうどん屋の主人が出て来た。
店主の名前は打越 昭蔵(うちこし しょうぞう)。客の少ないうどん屋で借金が増えていく昭蔵は、「いらっしゃいませ」すら忘れているようだ。
222:匿名:2019/02/16(土) 16:19 「あっ、いやあの、僕一応客です…」
祐樹は店の扉を閉めようとする昭蔵に、急いで伝えた。
「ほう…確かに、ギター背負って半袖Tシャツにハーフパンツでここに来た借金取りは見たことねえな」
「日本はなんやかんやで暑くて、そのまま来ちゃいました…えへへ」
昭蔵はふっと笑うと扉を開き、顎で中を示した。
「よし、とりあえず入んな。究極のうどん食わしてやるよ。」
「良いんですか⁉」
「ああ。ただし、金は貰うぞ
一万円。」
絶句した。
財布を確認すると、9000円しか入っていない。
(あと1000円あればああああああああ!)
そこで祐樹は思い付いた。
「ここで路上ライブをして稼ぐか、この店で働いてその分チャラにしてもらうか…‼」
「…どうした?金がねぇのか?…そんな奴には売れねぇな」
226:匿名:2019/02/16(土) 17:39 すると奥から一人の女性が出てきた。
彼女は昭蔵の妻、打越紀子。
「ちょいと待ちな、あんた。」
紀子は祐樹に向けてこう言い放った。
僕は言った。「でも、俺どうしても食べたいんです…貴方の究極のうどんを!」
「ふっ…」と昭蔵は軽く笑いこう言った。「しょうがねえ。1000円だけ負けてやる。ちょっと待ちな。究極のうどん作ってやるからよ。」と。
(>>227はスルーしてくれ。)「うちは生活が苦しいの…だから値段を負ける事など出来ないの。ごめんなさいね」と。
229:匿名:2019/02/16(土) 17:45僕はいった。「お願いです!僕、どうしても究極のうどんを味わいたいです!」すると、うどん屋は「チッしょうがないな。1000円だけ負けてやるよ。」と言ってくれた。
230:匿名:2019/02/16(土) 17:45 「美味い! こんなうどんは初めてだ!」
寒い場所ですするアツアツのうどんは格別である。
そこで祐樹はうどん屋に来た目的を思い出した。
「店主、いや師匠! ギターの弦をうどんにするために俺を弟子にしてください!!」
「…いいだろう。だが俺の指導は厳しいぞ?いいのか?」
僕にはもう決心がついていた。「はい!お願いします!」
こうして僕はうどん屋に弟子入りしたのであった。
233:匿名 hoge:2019/02/16(土) 17:51そこから僕の生活は一変した。
234:匿名:2019/02/16(土) 17:51翌日から、厳しい修行が始まった。
235:匿名:2019/02/16(土) 17:52先ず朝は4:00起き。
236:匿名:2019/02/16(土) 17:52 次の日から修行が始まる。
「よろしくおねが(ry…」すると、入り口から声がした。「おいじじい!早く借金返してくれないとこっちも困るんだよ!早くしろ!」借金取りだったのだ。
俺はびっくりした。こんな奴が毎日来るなんて…
238:匿名:2019/02/16(土) 17:53しかしこんな時は、どんな手を使ってでも追い払うのが俺の仕事だ。
239:匿名:2019/02/16(土) 17:54「チッ。また来やがった。俺んとこに金などない。」
240:匿名:2019/02/16(土) 17:54「食らえ!古くて食えたもんじゃないうどん粉催涙弾!」
241:匿名:2019/02/16(土) 17:55うどん屋は高く飛んだ。僕は思わず叫んだ「師匠!?」
242:匿名:2019/02/16(土) 17:56「ぐあぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!」
243:匿名:2019/02/16(土) 17:56すると、うどん屋内に煙が充満した。
244:匿名:2019/02/16(土) 17:56 祐樹は環境に優しいバンドマンなので、古いうどんだって捨てたりしないのだ。
「ほら、店主は倒れた。借金取り!帰んな!」
「おい、お前速くこっちに逃げるぞ!」師匠に腕を引かれた。
246:匿名:2019/02/16(土) 17:58「はぁ…お前。無茶しすぎんなよ」師匠は心配してくれた。
247:匿名:2019/02/16(土) 17:58 「あ、は、はい!」
俺はギターだけ持って黙って師匠についていった。
「す、すいません…」
狭い物置では、俺と師匠と俺のギターだけで場所は全て埋まってしまった。
師匠は曲がった道を右に左に進んだ。
250:匿名:2019/02/16(土) 18:04「そこは地下室への梯子だ。そこへ行け。後は俺のペット、アンゴルモアがなんとかする。」僕は師匠に言われた通り。地下室に向かった。
251:匿名:2019/02/16(土) 18:04僕は思わず師匠に聞いた。「アンゴルモアとは…?」
252:匿名:2019/02/16(土) 18:06うさぎかな、と思ったが、答えは衝撃的だった。
253:匿名:2019/02/16(土) 18:07「どっかの予言者も言ってただろ、闇の大王だよ。ほら、そんなのいいから早く逃げろ!」
254:匿名:2019/02/16(土) 18:07アンゴルモアは、ノストラダムスの『予言集』百詩篇第10巻72番に登場する言葉だ。だが、ここでは私のペットの名前だぞ
255:匿名:2019/02/16(土) 18:09「ノストラダムスの予言に出たアンゴルモアの大王だ。今は小さい姿だがな。」
256:匿名:2019/02/16(土) 18:10「訳あって小さくなっているんだ。」
257:匿名:2019/02/16(土) 18:10 「は、はい!」
闇の大王…?ノストラダムス…?考えれば考えるほど、謎は深まるばかりだった。
しかし、あまり深く考えないようにした。
259:匿名:2019/02/16(土) 18:15そのころ昭蔵とノストラダムスは…
260:匿名:2019/02/16(土) 18:26 >>259、申し訳ないが書き直す
そのころ昭蔵とアンゴルモアは…
ひたすらにうどんを打っていた。
262:匿名:2019/02/16(土) 19:40 「ったく、あの借金取りしつこいな…。」と師匠はぶつぶつ呟いた。「お前も無茶すんなよ。」
「師匠…。」僕は師匠を助けたいと思った。
そして僕はある人物のもとへ向かった。
264:匿名:2019/02/16(土) 19:53俺の父親であり、元香川一のうどん屋の経営者である高城 一郎である。
265:匿名:2019/02/17(日) 19:09俺がギターの弦をうどんにするというアイデアは、親父のつくったウドン三味線から発想を得たのだ。
266:匿名:2019/02/23(土) 15:28たしかそのウドン三味線はまだ実家にあったはずだ。
267:匿名:2019/06/20(木) 19:41すると空から謎の光が!!!
268:匿名:2019/06/20(木) 19:53なんと光からライバルである蕎麦ギターが落ちてきたのだ!
269:匿名:2019/06/20(木) 20:00親方!空から蕎麦ギターが!!
270:匿名:2019/06/20(木) 20:09親方『こんな蕎麦ギターだらけの所に居られるか!俺は部屋に戻るぞ!』
271:匿名:2019/06/20(木) 20:10すると蕎麦ギターは超速で全世界を飛び回った!
272:匿名:2019/06/20(木) 20:44やがて蕎麦ギターは日本が誇る仏となった…
273:匿名:2019/06/20(木) 20:56そしてちょうどその頃。
274:匿名 once:2019/06/20(木) 21:50とあるイルカが天に召された頃である。
275:匿名:2019/06/21(金) 16:38良治たちは…
276:匿名:2019/06/21(金) 16:41授業を受けていた
277:匿名:2019/06/21(金) 17:10するとミサイルが飛んできた!
278:匿名:2019/06/21(金) 17:12たくさん飛んできた‼
279:匿名:2019/06/21(金) 17:15そりゃもう雨のように!
280:匿名:2019/06/21(金) 17:22しかも中には大量のプロテインが!
281:匿名:2019/06/21(金) 18:02おまいらのとーちゃんがゴリラ並みのマッチョになった!
282:匿名:2019/06/21(金) 18:52良治「うわぁぁぁぁぁ!!!!( ゚∀゚)」
283:匿名:2019/06/21(金) 20:26トーチャン「良治....ウホッ♂」
284:匿名:2019/06/21(金) 21:05まるでゴリラ!
285:匿名:2019/06/21(金) 21:50田中「やっぱりゴリラやないかい!」
286:匿名:2019/06/21(金) 22:13ゴリラはうんこを投げるんですねえ〜
287:匿名:2019/06/21(金) 22:49ここで正義のヒーロー、チンパンジャーが現れた!
288:匿名:2019/06/22(土) 16:32ウキーッ!!!
289:匿名:2019/06/22(土) 17:04チンパンジャー『俺のバナナ(意味深)が火を吹くぜ!』
290:匿名:2019/06/22(土) 17:06チンパンジャーはどうやらバナナを攻撃に使用するようだ。
291:匿名:2019/06/22(土) 17:20サル美「チンパン先輩…!トゥンク♡」
292:匿名:2019/06/22(土) 17:55そこでゴリラの本気(マジ)殴りがサル美に迫る!
293:匿名:2019/06/22(土) 17:56 チンパンジャー『俺が……俺がサル美を護るんだ!』
目覚めた心は走り出した!
咄嗟に体が動く!
295:匿名:2019/06/23(日) 09:51これが俺たちの全力だーー!!
296:匿名:2019/06/23(日) 10:23
チンパンジャー『未来を描く為!最終奥義《救済演舞》!』チンパンジャーから大いなるエネルギーが放たれる!
サル美「あああああああ!」
なんと!サル美も巻き込まれてしまった!
チンパンジャー『サル美……』
チンパンジャーは嘆き悲しんだ。
そして自らの未熟さを呪った。
そして自ら命を絶った、、、
300:匿名:2019/06/23(日) 13:47 あの世で……
サル美『チンちゃん……寂しかった!』
チンパンジャー『サル美……もう独りにしないぞ……』
二人は抱き合い、あの世で結婚式を挙げて幸せに暮らした。
その頃。
302:匿名:2019/06/23(日) 14:52 イケメン『まさか転生するとハナ……サル美……』
美女『そうねチンパンくん……』
やがて、二人は可愛い子宝に恵まれました。
304:匿名:2019/06/23(日) 15:50名前は二人の良いところを取るという意味で、『良子』と名付けられました。
305:匿名:2019/06/23(日) 15:56 それから十数年後…
良子は賢く美しい娘に育った。
そして良子は知ってしまった。
自分の起源には、秋葉原のアイドルとおじいさんたちがいたことを。
良子『少し会いに行ってみようかな……お母さん、お父さん、ちょっと散歩に行ってくるね。』
307:匿名:2019/06/23(日) 16:02そうして物語は、良子の手によって変えられていく…!
308:匿名:2019/06/23(日) 16:19良子が外へ行くとUFOが墜落していました。
309:匿名:2019/06/23(日) 16:28 良子『貴女は誰?』
ウチュウジン『ブルブル……僕悪い宇宙人じゃないよ……』
なんとその宇宙人はおまいらだった!
311:匿名:2019/06/23(日) 19:19 おまいら「…僕、(おまいらの名前)お腹空いたんだ。」
良子「まぁ大変!お母さんにもらったバナナを食べなさい!」
(心の優しい良子、困ってるおまいらにバナナを与えました。)
おまいら「…おいしい!良子ちゃんありがとう!お礼に物語の途中、そうだな…良治くんたちの世界が滅ぶ前まで戻してあげるよ!」
313:匿名:2019/06/24(月) 17:34良子「…!ま、待って!そしたらお父さんとお母さんともう会えないの…?」
314:匿名:2019/06/24(月) 17:36おまいら「そうだなぁ、それは良子ちゃんの頑張り次第かなぁ。世界を変えられればまたお父さんとお母さんの所に帰れるよ。ま、どっちみちもう出発しちゃったけどね!」
315:匿名:2019/06/24(月) 18:38
そして良子は異次元の空間へと吸い込まれていった。
……彼女は、どんな結末に辿り着くのだろうか。
chapter1
『良子と良治の時間遡行《タイムトラベル》』
〜(非)日常編〜
良子「きゃっ!?……いたたた…お尻打っちゃった…確か(おまいらの名前)さん曰く、ここは良治さん?達の世界…なのかな…?」
317:匿名:2019/06/24(月) 19:25良子は辺りを見渡したが、砂漠のように荒廃しきっているようで回りには崩れた建物の後しか見当たらなかった。
318:匿名:2019/06/24(月) 19:30良子『とりあえず、人を探さないと……』
319:匿名:2019/06/24(月) 19:42すると遠くに、日光に照らされてひときわ目立つ金髪の男が。
320:匿名:2019/06/24(月) 21:45 『……貴女は、一体誰なの?』
良子はその口を重く開き、その少々の破天荒さを感じさせる金を纏った男に話し掛けた。
『此処は良治さんの世界なんでしょう……?貴女は何者なの?』
良子は、きちんと他人を疑う強さも持ち合わせているのだ。
「良治の世界…?ようわからんけど何や、姉ちゃん四次元とかから来たんか」
金髪の男は顎に手を当て悩む素振りをした後、良子を興味深そうに見つめ向日葵のように笑った。良子が少しむっとした表情を浮かべると、
「冗談やって。俺は武田彬。しがない市役所職員や。つか、姉ちゃんもこの世界で生き延びた上良治のこと知ってんねやろ?そんなら話聞かしてもらわなな。飯も出すから、俺の家来てもらってもええかな?」と。
良子は怪しく思いつつ、彼の話が嘘とは思えずに着いていくことにした。
「ねぇ、貴女に聞きたいんですけど……上良治さんってどんな人なんですか?」
彼女はいきなりこんな辺鄙な世界に連れてこられた元凶であろう上良治の事を余り良くは思っていなかった。だからこそ、良治について知りたいと思ったのだ。
「にしても、この世界人が全然居ませんね……何か事件でもあったんですか?」
昔はそれなりに繁栄していたと思われる街がここまで荒廃しているのは不自然だとどうやら良子は思っているらしい。
「石橋良治はな、ええ奴やで。すこーしシスコンやし、俺もまだ会って少しやけど」
彬がははっ、と笑ったと思うと、突然神妙な表情になり語り出した。
「でっかい隕石がなぁ、落ちたんや」
空を見上げ、上着のポケットに手を突っ込む。
「そんでこの辺壊滅して。人もたくさん死んだ。その中からたまたま生きとった虫の息の良治を拾って、今介抱してんねん」
「そうだったん…ですか」
良子はまさかの出来事に戸惑った。
(おのれこの展開書いた奴誰なのよ、私の役目でかすぎでしょ)
そして良子は決心した。
この世界をどうにか良い方向に変えもとの世界に戻るんだ、と。
しかし一つ問題があった、、、食料が底をつきそうなのだ、、、
326:匿名:2019/06/26(水) 19:04「あの、彬さん…もう私が持ってきた食料が無いんですけど…」
327:匿名:2019/06/29(土) 21:16その上もうひとつ問題がある。
328:匿名:2019/06/29(土) 22:28そう…父と母にこんな大冒険することを伝えてないのだ。
329:匿名:2019/06/30(日) 08:26このままでは父と母に心配をさせてしまう。
330:匿名:2019/06/30(日) 15:59しかしおまいらはこの世界を変えるまで父と母の元には帰れないと言った。
331:匿名:2019/06/30(日) 16:23良子はダメ元でポケットを探った。
332:匿名:2019/07/01(月) 00:21エメラルドの欠片が入っていた。
333:匿名:2019/07/01(月) 20:47反対のポケットにはラピスラズリが入っていた
334:匿名:2019/07/01(月) 20:49見た所、本物らしかった。
335:匿名:2019/07/01(月) 20:58この宝石二つを使えば、この世界を改変出来るのだろうか.....
336:匿名:2019/07/01(月) 21:04どうしよう…と、宝石を見つめているとどこからか声が聞こえた
337:匿名:2019/07/01(月) 21:16 エメラルド?「…良子、聴こえるか…?」ラピスラズリ?「良子ぉ!お母さん達どれだけ心配してたと思ってるのよぉ!」
なんと両親からの通信だ!
良子「お父さん!お母さん!どうして…?」
339:匿名:2019/07/06(土) 01:42 そして別のポケットから水晶のかけらが出てきておまいらの声が響く…
「僕が説明しよう」
こんなこともあろうかと次元を超えて通信できる宝石型の通信機をポケットに忍ばせておいたんだ
341:匿名:2019/07/07(日) 13:22良子「いや、、、だったら食料の方が良かったんじゃ?」
342:匿名:2019/07/07(日) 18:59おまいら「…あったら僕がとっくに食べてたよ。」
343:匿名:2019/07/07(日) 20:03良子「あ゛。」(おまいらが空腹で倒れていたことをうっかり忘れていた)
344:匿名:2019/07/13(土) 23:49彬「…誰と話してんや?」
345:匿名:2019/07/14(日) 00:13 「あっ、いや、なんでもありません」
慌てて宝石型通信機を背後に隠すと、彬はこちらに微笑みかける。
「食糧も底尽きてもうたし、君も疲れてるんやろな。もうすぐ着くで」
そう言うと彬はずいぶん後ろにいる良子の側まで駆け寄り、並んでゆっくりと歩いた。
??「そんなことしてたらうんこになるで!」
347:匿名:2019/07/22(月) 18:46突然目の前から彬と瓜二つの男が飛び出してきた!
348:匿名:2019/07/22(月) 20:49「俺は影戸、彬の…まぁ関係者や。そんなことより、ここでくっちゃべっとっと最近現れた人食いバケモンに食われてうんこになっちまうで!」
349:匿名:2019/07/22(月) 20:52 「ば、バケモン!?」
「お前のことは知らんけど、うんこは嫌やな」
慌てる良子をよそに、彬は落ち着いている。
「そやろ?ならこっち来い!」
「えええええ!?」
ふたりは影戸を追って走り出した。
良子「ん、、、?」
彬「どうした?」
良子「今誰かに見られてたような、、、?」
そう彼女たちを監視カメラを使い、監視している奴がいたのだ。
ハルト・ストンブリッジ、良治になぜかよく似た男だ。
「ふん、未来から資格を送っても無駄だよ。そうだよね?レイナ。」
レイナは「にゃーん」と鳴いた
353:匿名:2019/07/29(月) 15:12良治によく似ているとはいうものの、良治のような琥珀色の髪の毛、色素の薄い瞳とは似ても似つかなかった。濁りの混ざった、言葉に表せない漆黒の瞳でレイナの頭を撫でた。
354:匿名:2019/07/29(月) 15:30 良子「い、いつまで走るんですか、、?!」
彬「疲れたか、手ぇかせぇ」
彬は良子の手をとった。
そしてうまいことやって良子を背中に担いだ。
356:匿名:2019/07/30(火) 18:31 「うわわっ」
揺れる背の高い彬の背中からみる世界は一味違った。
いつもと違って慣れない、けど悪くもないとは思った
358:匿名:2019/07/31(水) 13:46そうこうしてるうちに影戸の車のある場所に着いた
359:匿名:2019/08/01(木) 20:11何故かその車はサファリバスだった
360:匿名:2019/08/01(木) 20:17そしてそのバスの運転手は金正恩だった。
361:匿名:2019/08/01(木) 20:30ミサイルスキデェス
362:匿名:2019/08/01(木) 20:31すると、「タラちゃんですー」と、後部座席から声がした。
363:匿名:2019/08/01(木) 20:33 と同時に金正日がミサイルを打ち、良子と彬は死んでしまったのだった
おわり
そう思った刹那、光が現れときは戻った
365:匿名:2019/08/01(木) 20:39 と思った刹那、ISISによる爆撃を受け、良子は爆発四散したのであった
俺たちの戦いはこれからだ!!
ご愛読ありがとうございました
匿名先生の次回作にご期待ください
次のページからは書き下ろしです!
367:匿名:2019/08/01(木) 21:36…と最悪の想像を私(良子)はサファリバスの前でメモに書いていた。
368:匿名:2019/08/02(金) 00:04ついでに、スターリンの顔を書いた。
369:匿名:2019/08/02(金) 18:02なんの間違いかブラッ○魔王を書いてしまった。
370:匿名:2019/08/02(金) 18:08そして良子はイライラしてきて紙をビリビリと破った。
371:匿名:2019/08/02(金) 18:31そして鼻をかんで捨てた
372:匿名:2019/08/03(土) 14:52鼻をかんで捨てたゴミはゴミ箱に入らなかった
373:匿名:2019/08/03(土) 14:53良子はムカムカしてゴミ箱をかちわった。
374:匿名:2019/08/03(土) 14:57なんとその中に不気味なオーラを放つけどかわいいバクのぬいぐるみが入っていた!
375:匿名:2019/08/03(土) 15:02良子はバクのぬいぐるみを遠くへ捨てた
376:匿名:2019/08/03(土) 15:16 「何してんや良子、早よ行くで。」
と影戸が言った。
「私とぬいぐるみ、どっちが大事なの!!」
良子は叫んだ。
するとバクのぬいぐるみが動き、喋り出した!
379:匿名:2019/08/03(土) 15:46バク「わしじゃよ!」
380:匿名:2019/08/03(土) 18:17 するとバスの中から明らかに無関係なおっさん(推定31歳)が出てきて
へんな呪文みたいなのを唱え始めた!
「ブックオフナノニホンネージャン、ブックオフナノニホンネージャン…」
何かブツブツ言っているようだ
だが1人の少年が「おじさん五月蠅い」と言い出した
383:匿名:2019/08/03(土) 20:17その少年が後の寺田心である。
384:匿名:2019/08/03(土) 20:20…といった茶番を繰り広げている合間にバクは浄化とれ物言わぬぬいぐるみに戻った。
385:匿名:2019/08/03(土) 20:45そのぬいぐるみは、まるで最初から只のぬいぐるみだったかのように首を垂らしていた。
386:匿名:2019/08/03(土) 22:10 そのぬいぐるみがバクだったなんてこれから言っても
誰一人として信じないだろう。
その頃…
「!?」
「どうしたスピルバーク?」
「傀儡を破壊された。彬が降りた車付近に仕掛けておいたのだが…」
「…作戦変更!俺が直接叩く!」
そう叫んだ彼の名は眼帯男。腕男の前にスピルバークを雇っていた男だ。