鬼さん鬼さん 〜復讐の時〜

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1:あい♪:2015/03/22(日) 11:58 ID:KUg

~~~~~~~~プロローグ~~~~~~~~

寒いよ、痛いよ、怖いよ、寂しいよ…
助けて兄さん。私はここに居るよ。

「この鬼の子!よくも母を殺したな!」
「ち、違うわ…!私は、私は…!」
「黙れ鬼の子!!殴り殺してやるっ」

私が大好きだった人間。私に
優しくしてくれた人間。
今は、もう大嫌いな人間。

2:あい♪:2015/03/22(日) 16:28 ID:KUg

第一話「大好きな兄さん」

「鬼の子」「化け物」「お化け」
そんな事、もう知ってる。
何十回、何百回と言われてきたから
もう慣れている。それに、私が
人間じゃない事。
人間と関わってはいけない事も、
もうとっくに、知ってる。
色々な事が出来て頭の良い人間。
私は解り合いたいだけだったのに。
どうして、私がこんな目に
遭わなきゃいけなかったの?

  ーこの化け物を、殴り殺せー

もう、やめて。私は違うの。

3:あい♪:2015/03/22(日) 17:00 ID:KUg

第二話「幸せ」

ずっと一人ぼっちで、孤独な私に
話しかけてくれたのは人間の祐二
だった。
「ねぇ、僕と一緒に遊ぼ。」
正直びっくりした。鬼の子の私に
話しかけてくれるだなんて。人から
恐れられる鬼の一族。私も、その仲間
なのに、祐二は話しかけてくれた。
…びっくりしたけど嬉しい。
私は、何だか不思議な気持ちだった。
「……!うん、一緒に遊ぼ!!」
私は、幸せだった。
だって私もう、一人じゃないもの

4:あい♪:2015/03/22(日) 22:17 ID:KUg

私は、祐二とゆっくり歩いてた。
特に会話をするわけでもない。
…私は、ただぼーっとしていた。
兄さん、元気かな。
なんて考えながら歩いてると
祐二が私に話しかけてきた。

「ねぇ、君の名前教えてよ!」

「私?私は魅月よ」

「魅月って、可愛い名前だね…。」

祐二は、微笑むと爽やかな声で
そう呟いた。…可愛い名前かぁ。
そんな事言われた事もなかったな。
それに、容姿の事を言われたりも
しない。自分じゃ、不細工なのか
可愛いかも解らないし…。
私が鬼だから解んないのかな。


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