私の恋の唄

葉っぱ天国 > 小説キーワード▼下へ
1:日向◆hQ:2015/06/03(水) 21:43 ID:y/2

日向です!
絶対続けるとか言いながらいつも続きません・・・w
今回は頑張ります!
続かなかったらごめんなさい・・・

荒らしはいりませんが、コメント下さい!【悪口とかなしで】

2:日向◆hQ:2015/06/03(水) 21:52 ID:y/2


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

      第1章
      『恋の色』

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

3:日向◆hQ:2015/06/04(木) 01:32 ID:y/2

第1話『人気者の彼』

「クラス替えやんっ!」

「ほーよー!」

佐々木楓。
かなり着崩した制服に明るい茶髪のロングストレートヘアを耳少し上のツインテールにしている。

「マジ緊張!」

「楓も!萌ちゅんと一緒がいい!」

萌ちゅんとは、楓の大親友。
花元萌。通称、萌ちゅん、もえもえ。
茶色がかった黒髪のミディアムストレートを頭の上の方でポニーテールにしている。

いつも2人でいて結構目立っていた。
先輩からも悪口言われまくり、言いまくり。

「早くクラス表見よ!」

えーと・・・

佐々木楓・・・佐々木、あった!

「楓2−Eだ!萌ちゅんは?」

「・・・2−W」

「マジ?!最悪ー」

先生最低!

もう、これからは挨拶無視しよっ!

「・・・じゃあ、また帰りね」

「・・・バイバイ萌ちゅん。」

いつもと正反対の暗い挨拶を交わして教室に向かった。

4:日向◆hQ:2015/06/04(木) 01:41 ID:y/2

席に着くなり早速後ろの席の子に声を掛けた。

「ねね、名前は?」

「・・・あ、あたし?」

「そだよー?」

「高原佐奈です。」

「楓っ!佐々木楓!よろしく、佐奈ちゃん!」

「よろしく!」

佐奈は、真っ黒な髪を右でくくっている。
制服は、普通。

「あのね、あたしのクラスでね、楓ちゃんと萌ちゃん・・・?」

「うん、楓と萌ちゅんが?」

「有名だったから知ってたんだ!」

有名?

「有名って??」

「話してみたいって子とか、友達になりたいって子多かったから。」

「えぇ!マジか!嬉しい!」

佐奈の第一印象は可愛い。
真面目、頭良さそう。

良い所ばっかし。

楓は何の取り柄もないのに・・・

「楓ちゃんと友達になれて嬉しい!」

笑顔の佐奈は可愛かった。

5:日向◆hQ:2015/06/04(木) 21:04 ID:y/2

「はいー、早速ですが席替えをしまーす。」

・・・うぇい!

「くじ引きですから順番に引いてください。」

楓が引いたのは・・・

「1番っ!」

「えっ?!楓ちゃん1番?!」

「え、うん。」

佐奈の驚きよう・・・

「佐奈15番!」

・・・遠っ!

「しかもあたし1番前だぁー!」

「えぇっ?!楓はっ?!」

「楓ちゃん1番後ろじゃん!」

・・・えっ!!

「うよっしゃー!!」

楓の席は窓際の1番後ろ。

目立たない!!


ガタッ

席に着くと隣から声がした。

「・・・あ」

「え?」

何この男?

ウザッ!

「お前、佐々木楓?」

「おっおうよ?」

「やっぱな」

「つかなんで知ってんの?」

「結構有名だったし、佐々木楓と花元萌。」

・・・マジに?!

「何で有名だった?」

「んー・・・イキっとるとか、偉そうとか怖そうとか?」

え、悪い系じゃん!

「あ、そ!」

「・・・俺、河上始音。」

「河上くんね?」

「おー、よろしくな、佐々木楓っ!」

「・・・フルネーム引く」

「んじゃ佐々木。」

「んま、いーよ。」

「ははっ!んだよそれ!」


この時楓はまさか河上くんがそんな人って気付かなかった。

6:中三女子:2015/06/04(木) 21:08 ID:Zuw

初めまして!この続き気になります!頑張ってください(^-^)

7:日向◆hQ:2015/06/04(木) 21:25 ID:y/2

>>6
ありがとうございます!
続き書きますねっ!
またちょくちょくコメントくれると嬉しいですっ(・◇・*)d

8:日向◆hQ:2015/06/04(木) 21:41 ID:y/2

休み時間のことだった。

「楓!」

「萌ちゅーん!」

「あれ?席替えした?」

「おうよ!」

「隣誰ー?」

「えーと、、、」

名前何だっけぇ?

「ねーねー!」

「・・・俺?」

「そっ!名前何やったー?!」

「はぁ?テメーナメてんのか?!」

「ナメてねーしっ!」

何アイツ!

すると萌ちゅんが開いた口が塞がらないって感じで言ってきた。

「ああああ、アイツ、かかかっ河上、しっしし、始音くんじゃん!!」

「あーあー!河上くん河上くん!」

「・・・てか楓、河上くんのこと知らないの?」

「・・・へっ?」

「河上って学校1って言っていいくらいのモテ男だよっ?!」

・・・?

「?????」

ももも?

ないない、アイツが・・・?

そういや、綺麗な二重だし髪の毛とかワックス使っちゃってるし、染めちゃってるし、制服いい感じの着崩し方だし!!

「へ、へー。。。」

「あーあ、まーた先輩のターゲットじゃん!」

萌ちゅんは『ドンマイ』って笑って言った。

9:日向:2015/06/05(金) 19:51 ID:y/2

第2話『彼の寝顔』

「おい、河上!」

呼ぶとダルそうに言った。

「・・・あぁ?」

「何でダルそうなの?」

「昨日あんまし寝てねーし。」

「ふーん。ま、頑張りたまえぇ!!」

河上くんは苦笑いしながら

「・・・ウザ」

と言って机に顔を伏せた。


5時限目・・・数学・・・

眠い!!

そんなことを考えていると隣から寝息が聞こえた。

・・・まさか、ね?

ふと隣を見た。

「すー・・・くー・・・」

「?!」

ねっ、寝てるしっ!

・・・てか、寝顔可愛い。

睫毛長いなぁ〜・・・。

てか、楓まで寝ちゃいそう・・・。

気付いたら眠りについていた。

10:麻珠:2015/06/05(金) 20:22 ID:s7Y

日向の小説も面白い!!
学年1のモテ男子の寝顔かぁ。。。
現実で一度だけでもみたいというかそのモテ男子と仲良くなりたい!

続きが楽しみだよ!ちょくちょくコメントします!

11:日向◆7Q:2015/06/05(金) 20:23 ID:y/2

「・・・きっ!河上、佐々木!」

「ふぇっ?」

顔をあげるとめちゃくちゃ怒った先生の顔。

・・・や、やべー。

「おい、河上!」

「ん・・・ふぁー」

アクビしてるしっ!

「何すか?」

「廊下に出ようか、河上、佐々木?」

何故に笑顔??


ガラガラー

「だから・・・何すか?」

おいおい河上くんよぉ!
煽るな!!

「お前らはここで正座しとけや!!!このボケがぁ!!!!」

「・・・」

え、河上くん何で真顔?

ヤバイ、楓笑う・・・

「・・・ぶふっ!」

思ったけど出遅れ。

「佐々木ーっ!」


「・・・テメーのお陰で明日は足が筋肉痛だな!」

嫌味かい!

「大体河上くんが寝てるからっ!」

「てか、」

「・・・ん?」

「始音でいいし!」

「え、河上くんがいい」

「チッ・・・始音がいい!」

「じゃあ舌打ちするな!」

そんな言い合いが聞こえたらしく

「うるせーぞアホォッ!!!!」

「「え、あ、はい。何か・・・すみません。」」

だるくない?!

もぉ嫌何だけど!!

「なぁ佐々木?」

「何?つか楓でいいわ。」

「じゃあ楓、屋上行こーぜ?」

「あぁ・・・いいねぇ!」

そして屋上に向かった。

12:麻珠:2015/06/05(金) 20:24 ID:s7Y

>>10
音羽ね

13:日向◆7Q:2015/06/06(土) 12:17 ID:y/2

>>10
ありがとっ!!!!
音羽久しぶりっ!
また読んでねーっ♪

14:日向◆KE:2015/06/06(土) 18:13 ID:y/2

ガッチャ・・・

「ん、入れ」

「ありがとっ」

「いいな、授業中の屋上」

「楓も思た!」

「てかさ、楓は彼氏いんの?」

!!

何、その質問!

「・・・いなーい」

「やっぱな」

「しっ、失礼やな!」

「だってそんな顔してんもん!」

「うわっ、腹立つ!」

ーーーキーンコーンカーンコーン

「あ、授業終わった?」

「じゃあ戻る?」

そして屋上を後にした。

15:雄くん◆B2:2015/06/07(日) 23:39 ID:y/2

第2話『萌ちゅんの恋』

「あぁー」

「萌ちゅんどした?」

「恋したー」

・・・へっ?!

「だだだだっ!誰にっ?!」

「柴咲くーん」

「・・・し、しば?」

「知らないのっ?!」

「え・・・あ、うん。」

「河上くんの親友でいつも一緒にいるじゃん?」

・・・あっ!

「あの背の高ーい奴?」

「そう!河上くんと並ぶモテ男なんだよー!」

「・・・ふーん」

「あたしなんか無理かな?」

「・・・さぁ?」

「冷たっ!」

・・・だって、分かんないし。

「あ、始音!」

「・・・おぉ、楓じゃん」

萌ちゅんは何故か楓の後ろに隠れた。

「ととととっ」

「は?」

「隣の!」

「・・・隣?あぁ!柴咲!」

思わず呼び捨てすると『柴咲くん』が驚いた表情で言った。

「お、おう。君は?」

「楓っ!佐々木楓っ!で、この子が花元萌!」

「はっ、花元も、萌です。」

萌ちゅん、緊張しすぎ!

柴咲くんが口を開く。

「花元、よろしく!」

「よ、よろしく。」

すると始音が柴咲くんを指差して言った。

「花元ってコイツのこと好きなの?」

「始音!!!」

萌ちゅんは顔を真っ赤にしている。

柴咲くんは余裕の笑み。

「柴咲くん、何かごめんなさいね?」

「・・・なんで佐々木が謝んだよ?」

「だって、」

「花元?」

萌ちゅんは柴咲くんと目を合わせようとせず言った。

「あの!・・・今の河上くんの言葉、取り消します!」

「・・・あー、残念。」

「・・・え?」

「結構嬉しかったんだけどな!」

・・・え?!

それって!!

「じゃあ俺いくわ!じゃあな、花元、佐々木、始音!」

そう言って去っていった。

萌ちゅんが恋してる。

乙女だ!

16:日向◆B2:2015/06/08(月) 00:53 ID:y/2

「ねーねー」

「なーん?」

「柴咲くんって萌ちゅんのこと好きなの?」

「・・・知らねー」

「え?親友でしょ?!」

「は」

「・・・違う?」

「違うってか親友とか分かんねー」

「ふーん。」

始音って感情ないのかな?

「まぁ、始音は黙って萌ちゅんの恋を応援しなさい!」

「へいへい」

何さ!

始音ってやっぱり苦手だ。

17:日向◆B2:2015/06/08(月) 00:55 ID:y/2

ミス!
『萌ちゅんの恋』は3話です!

18:日向◆B2:2015/06/08(月) 19:38 ID:y/2

第4話『恋の色』

「そーいや、楓って」

「え?」

「彼氏いねーつってたよな?」

「え、うん。」

「あのな、中学のダチで楓のこと気になってる奴いてよぉ」

・・・中学の友達

「・・・そっか」

「どう?会ってみねー?」

何でこんなに苦しいの?

「いい。・・・ってか始音は?」

「ん?」

「彼女、いないの?」

「あぁ・・・いるよ」

・・・いるんだ。

って!

何で何で?!

何でこんなに苦しいの?!

「まぁ気が向いたらこのメアドにメールしてやって!じゃ!」

そう言って柴咲くんのとこに走って行った。

19:日向◆B2:2015/06/08(月) 19:46 ID:y/2

・・・はぁ。

あのアドレスにはメールしてない。

だって、好きじゃないし・・・どんな人か分かんないし。。。

「あ、佐々木」

「・・・柴咲くん」

笑顔の柴咲くん。

「・・・どした?浮かない顔して」

「始音って彼女いるんだよね?」

「ああ、いるよ」

・・・否定しないんだ。

「・・・そか」

「お前、始音のこと好きだろ?」

「・・・好き?」

「そう」

・・・これが『好き』の感覚なのかな?

「好きだとしても・・・」

「分かんねーぞ?」

「・・・どーもこーも、始音彼女いるじゃん!」

「ま、あとは佐々木次第だろ?」

・・・意味分かんない。

20:日向◆B2:2015/06/09(火) 19:33 ID:y/2

あとは楓次第って・・・

「楓ちゃん・・・だよね?」

「・・・え、うん。」

「あたし、虹架!」

・・・誰?

「えっと〜・・・」

「あぁ!いきなりごめんね?始音の彼女です!」

・・・始音の?

「あぁ・・・」

虹架ちゃんは楓と反対のショートの黒髪。

いかにも優等生って感じ。

・・・そりゃ始音も好きになるわ。

「良かったら、友達にならない?」

「・・・え、いいよ?」

「やった!ありがとう!」

そうウキウキしながら去っていった。

・・・恋ってこうやって始まるんだ・・・。

楓は今日『恋の色』を知った。

21:匿名:2015/06/09(火) 19:52 ID:y/2


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

       第2章
   『ごめんね、ありがとう』

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

22:日向:2015/06/09(火) 20:05 ID:y/2

第1話『早すぎる展開』

「楓ちゃんっ♪」

「あぁ、虹架ちゃん」

「おはよ!元気ないね?」

・・・恋の病です。

「今日ねー、始音くんとデートなんだぁー!」

ほら・・・また切なくて苦しくて胸が張り裂けそうになる。

「・・・へ、へぇ!」

わざと明るく振る舞う。

「楽しんで来るね!」

・%

23:日向:2015/06/09(火) 20:06 ID:y/2

第1話『早すぎる展開』

「楓ちゃんっ♪」

「あぁ、虹架ちゃん」

「おはよ!元気ないね?」

・・・恋の病です。

「今日ねー、始音くんとデートなんだぁー!」

ほら・・・また切なくて苦しくて胸が張り裂けそうになる。

「・・・へ、へぇ!」

わざと明るく振る舞う。

「楽しんで来るね!」

・・・別に、虹架ちゃんが嫌いな訳じゃない。

ただ、始音が好きなんだ。


「おい、楓」

「ん?」

「虹架ちゃんと顔見知りなのか?」

・・・え?

「待って、彼女のことちゃん付けするの?!」

「・・・うるせーな!」

「えー!」

ダメなんだけど、嬉しい!

虹架ちゃんはちゃんつけてんのに楓だけ呼び捨てしてくれてるって感じ!

・・・ま、自惚れだろうけどね。。。

「・・・なぁ、楓」

「どしたー?」

「もうすぐ花火大会じゃん?」

・・・え?!

「もうそんな時季?!」

「おう、今7月。」

「はっやー・・・」

始音は続けて言った。

「・・・一緒に行かねぇ?」

「・・・はっ?イヤだよ!カップルの間に割って入るなんて!」

「ちげーよ!」

「何が?!」

「2人で」

「・・・2人」

「おぅ!」

『虹架ちゃん裏切れないよ』・・・何て言えたらいいけど、、、

「・・・行く」

なんて答えてしまう。

このことを後で後悔するなんて思わなかった。


>>22
取り消し!

24:日向:2015/06/09(火) 20:17 ID:y/2

屋上で萌ちゅんと一緒にお弁当を食べていた。

「あー!卵焼きくれ!」

「・・・始音!」

「早く!」

「もー、はい。」

手で渡すのも何だからと思いお弁当箱を差し出すと

「あー」

え・・・?
何で口あけてんの?

「・・・へ?」

「あーんってば!」

・・・あーんしろと?!
楓が?!

やっばい、ドキドキする!!!

「はははは、はいどーぞ!!!」

始音の口に卵焼きを入れると

「うっま!さすが楓!」

「・・・あああ、ありがとう?」

「あー、俺楓のこと・・・わ」

「・・・ん?何て言った?」

聞き取れなかった

「あああーー!」

頬を赤く染めて頭を掻く始音。

「ねね、何て言った?」

「言わねー!!」

そう言ったら走って逃げていった。

・・・変なの!

「ねぇ萌ちゅん?」

「・・・アンタ、河上くんのこと好きでしょ?」

「なななな!」

「動揺しすぎ!」

「うっ・・・」

「まぁ頑張りなね」

「ありがとう・・・。」

萌ちゅん!

25:ひなちょす:2015/06/09(火) 21:20 ID:y/2

第2話『最後の笑顔』

「楓っ!」

「始音っ♪」

花火大会当日

「行こーぜ?」

「うん!」

歩き出したときだった。

♪チャララー♪

柴咲くんからのメールだった。

珍しいな?

『今、花元と花火大会来てんだけど佐々木も来いよっ!』

・・・萌ちゅん!!

すぐに返信した。

『2人で?!』

♪チャララー♪

『おぅよ!だから来いよ!』

『今違う人と来てますので・・・』

♪チャララー♪

『誰?』

・・・直球だな。

刷ると始音が言った。

「・・・虹架ちゃんも来てるらしい。」

「・・・えっ!」

ヤバいやつじゃね???

「心配すんなって!」

「・・・浮気してるみたいな言い方しないでよ!」

「・・・浮気する気はねーよ。」

・・・どういう意味だ。

「俺、ちゃんとけじめ着けるつもりだし!」

「・・・そっか」

「だからっ」

♪チャララー♪

・・・タイミング。

『始音とか?』

『・・・そだよ。』

♪チャララー♪

『そっか!佐々木次第なんだから頑張れよ!』

『うんー、』

意味分かんないし。。。

そして花火の見えるところへ向かった。

26:ひなちょす:2015/06/09(火) 21:37 ID:y/2

バーンッ!

綺麗に花火が上がる。

「綺麗だねー!」

「おう。」

始音が口を開く。

「あのな、」

「なーに?」

「俺、楓のこと」

ここまで来たら大体分かる。

「始音くん!」

「はっ?」

「・・・虹架ちゃん、あそこにいるよ?声掛けないの?」

嘘をついて、一生懸命話を逸らす。

「聞いて・・・?」

「・・・始音が言おうとしてること、大体分かる。」

「・・・え?」

「だってね、ちょっとずつ伝えてきてくれてたから。」

「・・・おう。」

「最初は自惚れって思ってたんだけどだってね、最近始音にすごい直球なんだもん。」

「・・・ほーか?」

「うん。」

始音が好き、好きだけど。

「・・・俺、楓のことが好きだ。」

楓も好きだよ?

でもね、

「ごめんなさい。」

「・・・何・・・で?」

「虹架ちゃんとの関係曖昧なままにしちゃダメだよ?けじめ着けるんしょ?全然着いてないよ?」

「・・・それは」

「それにね、楓好きな人がいるの」

「・・・!!」

「始音じゃないよ?」

ごめんなさい。

嘘ばっかりついて。

「・・・じゃあ何で泣いてんの?」

「分かんない」

うわー・・・演技下手だ、楓。

「今日は花火大会誘ってくれてありがと!楽しかった!もう楓は帰るね?」

始音は、涙を堪えていた。

「バイバイ、始音!」

「・・・じゃあ、な」

ごめんね。

サヨナラ、ありがとう。

楓には、楓なりの理由があるの。

許してね・・・始音。

27:ひなちょす:2015/06/09(火) 21:39 ID:y/2


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

      第3章
     『優しい嘘』

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

28:ひなちょす:2015/06/09(火) 21:53 ID:y/2

楓には、誰にも言ってない秘密事があった。

6月頃頭痛が酷くて病院に行った。

・・・診断結果は

『悪性脳腫瘍』

脳に腫瘍ができていてその時にはもう出遅れだって言われた。

大きな病院にも行った。。

結果は同じだった。

黙って死を待てって・・・?

嫌だ。

死にたくないよ、でも仕方ないんだって言い聞かせた。

余命は長くて1年ちょっとって言われた。

来年の桜の花びらが見られたら奇跡だって。

奇跡を起こしてやる!!

・・・みたいな感じで学校にも行っていた。

けど病状は悪化していく。

・・・やっぱり都会の空気はダメかな?

みたいな?

だから、自然いっぱいな田舎に引っ越す予定だ。

萌ちゅんにも、柴咲くんにも言ってない。

・・・始音にも。。。

言えないよ。

実は病院なんだ、なんて。

・・・いよいよ来週が引っ越す予定日。

・・・萌ちゅんにだけでも伝えよう。

29:日向:2015/06/10(水) 19:31 ID:y/2

訂正『実は病院』→『実は病気』

30:麻珠:2015/06/10(水) 20:38 ID:s7Y

楓辛いね・・・。
始音が想い伝えてくれたけど、断って。
病気のことも言えてないって。。。

31:ひなちょす:2015/06/11(木) 19:47 ID:y/2

麻珠*・・
うん、
自分の身になりながら書くけど辛いよね・・・
楓が幸せになれるようがんばる!ww

32:ひなちょす:2015/06/11(木) 19:55 ID:y/2

「楓っ♪」

「あぁ、萌ちゅん」

萌ちゅんは心配そうな顔をして言った

「今日テンション低くない?どしたの?」

作り笑顔を向ける

「・・・ううんっ!」

また嘘。

嘘ばっかついてしまう。

「嘘言わないの!作り笑いっしょ?」

「ちっ、違うよ!」

「怪しい・・・なーんか今日は河上くんのこと避けてるみたいだし!・・・本当どした?」

・・・萌ちゅんには何でも見透かされちゃうんだね。。。

「・・・あのね?」

全て、全て話した。

ただ1つ病気のことは言えなかった。

「て、転校?」

「ごめんね、黙ってて。」

「・・・メールしてよ?」

「当たり前じゃん!!」

萌ちゅんは楓のこと信じてくれてる。

・・・でも、嘘ついちゃう。。。

ごめんね

33:ひなちょす:2015/06/11(木) 19:59 ID:y/2


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

      第4章
     『愛の音』

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

34:日向◆qA:2015/06/12(金) 19:07 ID:y/2

第1話『消え去りたい記憶』

「佐々木楓です。」

「転校生ですー、仲良くしてやれーよー?」

・・・大分ナマってんなー

「佐々木ちゃんの席は〜、あそこ!」

先生が指差すのは楓が転校する前に座ってた席と同じ位置・・・

何でだろう?教室は違うのに時が戻ったみたい・・・。。。

ガタッ

席に着くと早速声を掛けられた

「俺、神崎圭亮!」

・・・イントネーションが何となく違うなー

「あ、佐々木楓です。」

「何って呼んだらえぇかいな?」

「・・・普通に、何でもお好きなようにどーぞ?」

「楓って呼ぶけぇ!」

「はいはーい。よろしくね、神崎圭亮くん」

「圭亮でいいわいね!」

「・・・わかったです。」

何か敬語使ってるし・・・敬語間違ってるし・・・

こんなの明るく振る舞ったってどうせ来年には楓は・・・楓は・・・。

『死』という言葉が頭によぎった。

35:ひなちょす:2015/06/15(月) 18:14 ID:y/2

「楓っ!」

「・・・何?」

最近楓はクラスの女子から

『暗い』『静か』『無愛想』『笑わない』など言われている

ま、どーせ春には・・・死んじゃうし。

治療だって出遅れ、何もせずただ死を迎えるんだ。

「・・・どしたと?」

「圭・・・」

「何で泣いとると?」

「なっ!泣いてねーし!」

明るくしよう。

明るくして楽しく最期を迎えよう。

『今』決めた!

楓にはまだ沢山の『今』があるんだ!

「圭ちゃん!」

「・・・ちゃん?!」

「いくよ!!!」

「どこ?!」

「分かんないっ!」

ただ走り出した。

高校1年、佐々木楓は前を向いて歩き出します。

『始音』『生』という

『過去』を消し去りたいから。

36:日向:2015/06/15(月) 19:18 ID:y/2

第2話『圭ちゃんの事情』

「圭ちゃんっ!」

「・・・ああ、楓」

あれ?何か元気ない?

「・・・なんかあった?」

「・・・何もなかよ?」

・・・圭ちゃん、辛そうだよ。

「もし悩みあるなら聞くよ?少しは気が楽に・・・」

「なんねーよっ!!」

「えっ?」

「テメーみたく毎日毎日気楽に過ごしてるような奴に分かるわけなかとやろっ?!」

・・・楓みたく毎日気楽に過ごしてる奴?

「・・・あ、あはは。。。そだね、楓は毎日気楽に過ごしてる奴だもんね。」

そうだそうだ。

病気のことなんて考えようともしない、現実逃避して、、、バカみたい。

37:麻珠:2015/06/16(火) 19:29 ID:s7Y

なまってるのもちょっといいかも。。。((照

38:日向:2015/06/16(火) 20:25 ID:y/2

>>37
ありがとう!
日向も思たw
キュンキュンする!

39:日向:2015/06/18(木) 01:41 ID:y/2

楓みたく気楽に過ごしてる奴か・・・

結構グサッてきたなー

なんて考えながらポケットに手を入れると一枚のメモ紙が出てきた。

・・・なんだろ?

開けてみると、

『佐々木さんへ
    M組の神崎紘斗です!
     メアド書きます!
      ××××@××××
 良かったらメールしてください!
      待ってます!
            神崎紘斗』

・・・これって?

なんだろう?

「あ・・・」

思い出した。

・・・あのときだ。

始音とまだ友達だった時。

楓のことが気になってる人がいるって言ってきた時のだ。

・・・メールしてみようかな?

興味本意だった。

・・・この時から『神崎紘斗』と楓の運命の歯車は動き始めてたんだね。

40:日向:2015/06/18(木) 06:58 ID:y/2

『佐々木楓です。メール遅くなりました。』

送信っと・・・

今更だけど・・・いいよね?

なんて考えていると

「・・・楓」

「圭ちやんっ」

恐らく泣いたのであろう。

目が腫れている。

「さっきは酷いことゆーてしもてごめんな?」

「・・・圭ちやん。」

こんなに真剣に謝ってくる圭ちやんに許さないなんて言えるはずないよ。

「・・・やっぱりダメだよな?」

「そんなことないよ!全然気にしてないからっ!ありがとう。」

圭ちやんは一瞬、驚いた顔をして

「・・・おっおう!」

と言った。

「・・・ねぇ、何を悩んでたの?」

圭ちやんの深刻な顔・・・何かある。

「俺、好きな人がおるんよ?ほやけど相手は俺のことなんちゃ見てくれんのよ・・・」

・・・圭ちやんも恋するんだ〜!!

「恋ってそんな簡単じゃないよ?」

「・・・簡単じゃない?」

「うん、好きな人が振り向いてくれるとは限んないし、好きな人に好きな人がいるかもしんない。」

「・・・うん」

「・・・恋は残酷なんだよねー!でも、圭ちやんなら絶対大丈夫!応援するからね!」

「ありがとな?」

「全然だよぉ!」


圭ちやんの恋が上手くいくといいなー

41:日向:2015/06/22(月) 01:02 ID:y/2

第3話『恋の歯車』

チャララ〜♪

メールじゃん。

受信画面を開くと・・・

【神崎紘斗】

あ、あの人かっ!

てか返信遅っ!!

『メールありがとう!嬉しかったよ!てゆーかさ、佐々木さんって転校したよね?』

・・・あー、ランク外かな?
遠距離とか。

『うん。ごめんね。わざわざ返信ありがとう、もぉ返信しなくても大丈夫だよ。』

・・・送信

んー、神崎紘斗は何故に楓のアドレスを知りたがったのか?

好きだから?

違うよね、きっと。

・・・別に神崎紘斗が楓のことどう思ったって関係ないもんね!

チャララ〜♪

『どうしたの?もしかしてさ、これからずっとメールされ続けたら迷惑だってことかな?』

・・・ん?

『ううん!そんなことないよ!!もしも、神崎紘斗くんが迷惑じゃないなら全然これからもメールしてねー!』

送信っと!

神崎紘斗って割りとマイナス思考なんだなー・・・

チャララ〜♪

早っ!

『おぅよ!じゃんじゃんするぞ!あと紘斗でいいからよー!』

・・・送信困るな。

『うんー』

・・・送信。

そっけないかな?

まぁいいか。

チャララ〜♪

・・・あれ?

メール2通も来てる。

開くと1つは神崎紘斗、もう1つは始音だった。

『携帯の番組書いとくな!080-****ー****!!』

始音からなんだろう?

『決着つけた。』

・・・何の?

『何の?』

チャララ〜♪

『虹架ちゃんともう1回ちゃんと付き合ってみることにした。』

・・・あぁ、そのこと。

『そっか、頑張ってね!返信不要!』

・・・これでいいよね。

でも、楓の心のどこかに始音をまだ好きな気持ちがある。

ちょっとずつ消していこう。

『楓のケー番→080-****ー****♪』

42:颯:2015/06/22(月) 22:07 ID:k1w

遅れて済みません。たった今最初から最後まで読ませていただきました。
読んでみてまず初めに感じたのはこの作品が自己満足でしかないなということです。
文章を読み返せば多少は分かると思いますが、意味が全くもって通じていません。それどころか日本語として成立していません。

日本語だって色々あるじゃない、そんな堅苦しい文じゃなくて私は気軽に話せる日本語を使っているだけ。
と、そう思うかもしれませんがどんな作品であろうと、雰囲気も流れも作者様の頭の中も分からない「読者」が読む小説である以上、絶対にこの言葉遣いはアウトです。
もし仮にこの文章が小説だと言うのなら、作者様しか理解できない自己満足な作品だと、残念ながら言わざるを得ません。辛うじていくつかの単語から展開は読み取れますがそれまでです。
そういうわけで申し訳ありませんが、この小説の内容を把握することが出来ませんでしたので、今回の感想といたしましては、もう少し読める文を書くことをお勧めしたところで締めさせていただきます。

43:日向:2015/06/23(火) 02:20 ID:y/2

・・・はぃ?
えと、、、ん?

44:日向:2015/06/23(火) 02:25 ID:y/2

要ゎ日向の小説ゎダメダメだと・・・?
え、なんかすぃません、
感想ってゅーかアドバイスすら出来ない作品・・・わら

45:日向:2015/06/23(火) 02:26 ID:y/2

まぁ、いぃでしょお!
最初から自己満足だし日向なりに続けます!わら

46:日向:2015/06/23(火) 02:27 ID:y/2

これからも書くので是非読んで下さいw

47:麻珠:2015/06/23(火) 18:31 ID:s7Y

日向の小説はいいと思うよ!
話すところなんか方言とかあってめっちゃ小説の中の世界がわかるもん。

うちは日向の小説は面白いし好きだよ。
これからも更新して行ってね(●´艸`)

48:日向:2015/06/23(火) 18:43 ID:y/2

>>47
ありゃと・・・!!!
嬉しぃ!!
どんどん更新してくよ!
こんなんくよくよしてたらしゃーなぃもん!
日向のこと嫌いなんょ、絶対ww
みんなのょりそーとー感想が雑ゃもんw

49:日向:2015/06/23(火) 18:44 ID:y/2

てゅーことで!
これからもじゃじゃんコメントお願いします!

50:涼苺:2015/06/23(火) 19:16 ID:D0.

日向ー!
読んだよ(*^_^*)
りいはこぉゆー系のん好きやで!
めっちゃきゅんきゅんした((はぁと
早く更新してちょ笑
待ってます(^-^)

51:日向:2015/06/23(火) 20:27 ID:y/2

りい、ありやとー(●>▽<●)
話の続き頑張って考えます!

52:日向:2015/06/24(水) 18:30 ID:y/2

方言とかダメってこと?
田舎やけん方言なんやけど・・・それもダメなん?
田舎でも標準語にせないかんのん?
・・・あー、意味分からん。

53:麻珠:2015/06/24(水) 19:24 ID:s7Y

楓さん何様?っておもたよ。←

54:颯:2015/06/24(水) 19:50 ID:niU

そげなことなかよ?
済みません、言葉足らずでした。
ストーリーに思い入れがあるようでしたので、うやむやに誤魔化しましたが、書き方に関しては
いつ、どこで、誰が(何が)、何を(誰を)、どうしたのか、そしてどうなったのか。
いわゆる主語、動詞を意識してみて下さい。
この作品の場合それがほとんど主人公の心の声になっていたので意味が読み取れませんでした。
鬱陶しい長文、失礼しました。

55:日向:2015/06/24(水) 20:06 ID:y/2

ぁーね。
そーゅーことね、
言い方キツすぎて意味不やった。
でもまぁ優しぃですね。

新しい小説書いてるんで是非読んでくださぃねー。


書き込む スレ一覧 サイトマップ ▲上へ