楽しいってこんな感情だったのか…
(そう小声で呟く。今まで孤独に生きてきた鈴にとっては楽しいという感情は初めてのもの。新鮮味、感激、感動、もう言葉に出来ないほど嬉しかった。仲間がなにかを学べた、いや、この生き物を学べた瞬間だった。 頬が赤く染まり口元は笑みを浮かべている。 柔らかな暖かい風が吹く。 「ああ,こんなに幻想郷がいいところだったなんて」と,実感し、目に涙を浮かべる。今まで泣いたことのなかった鈴にはどうしようもなく、頬に涙が流れている。鈴の顔は満足したかのような、少し驚いたような顔だった)
>>all様