...やっと皆が帰って眠り始めた...
何年連続で働いただろうな...皆...
旧思想の支配などどうでも良い、さっさと整えたベッドで
全て忘れてゆっくりと休みたい...
___(5 minutes later)[(鳩時計の音)ポッポ、ポッポ]
… [わたしは愚かしく悪戯しました]
( __形勢はいつも通り。…✕印を口に付けられて
おまけに首から下げられた白い看板。…まぁ
不満そうな、序曲の敗北であり 屈辱感。 )
_____
『: …おのれ… ぁー、それで …あやつは勝手に
セキカよ、お主の用意を済ませおったのじゃな…? 』
( 悩ましげに片手を頭に。…深黒の瞳を片方閉じて
__怒りの反撃は幼児か、猫の喧嘩めいた光景だった
その影響で少し 肌が見えている姿でおり …艶やか )
『: まぁ…ったく 油断するとすぐコレじゃ 』
_______"…やさしい空気が籠る部屋"
… 洒落っけのある薄いアロマが漂いながらも
__幼児のような …あけすけで抱擁する暖かさは
今も 魔人が抱いて、愛してやまない黒のようで
…また、赤く幼い竜のようで …強く育ち続ける
__勇気溢れる、頼もしい"ミィリィ"のようで!
( 落ち着く数種の匂いが …混ざり、混ざって
目に見えない布団のように 疲れた魔人を
優しく静かに 迎え入れる ____ )
___ベッドには …待ちそびれたのかしらん
…丸まった竜と、子供がぐっすり。と…
____もののついでに …部屋を片付ける巨大な節足…?と。
_______
[ カシャシャ シャシャ ]
(__見覚えのある、…目らしき複数の光丸が付き
黒霧のアギトに 真黒の高足が複数生えた存在
…おおかた 抱き上げた小さいのがいつも纏ってる
衣が正体。…しかし素の姿は中々に巨大なもので
軽く魔人が見上げなければ …目が合わないほど… )
[(…散らかった床をせっせか掃除中。)]
「 ( ...ノールちゃんとネーリアちゃんって
漫才師だったりするのかなぁ ...って思っちゃう
...まぁ、良い子ではあるんだけれど、ね ... )
...ん?あ、う うん ...なんか そう、っぽい? 」
( 元がイリカちゃん ...だとはこうして見ると
考えるのも難しくはあるけれど ...面影は残ってもいて、艶やかな肌を見ると ...ついドキッとしてしまう
...一先ず、少し悪ふざけな脳内に意識が逸れていたため 結局 ...自分の体についてさえも分からず ...一先ず頷くのみ )
___ちらり、と序曲を見れば ...まぁ、自業自得
同情は少しだけするけれど 残念ながら今回は助かる気も毛頭無くて ...舌を出して 小悪魔風な笑み
___それはそれとして ...5分も経てば
流石に体の疼きも ...治まりを見せて
_______逆に生殺しに近い状態に悶々とする
( ...とは言えそれで簡単に理性を外さないのが
“赤仮” である )
「 ...でも、私は大丈夫!ちゃんと ...
その、スる時は ...イリカちゃんに合わせるし! 」
___ちょっとズレてるけど
___________“黒と赤が入り混ざる優の部屋”
...入った瞬間、漂う香りに ...
....眠気は限界まで引き出されては ...
[ ...ぽすん ] ...背負う黒を、待ちくたびれて
ぐーすか眠る子供達の隣へ寝かせて
....心の陰 曇り 何一つない笑顔が自然と浮かび
三人の頭を撫でてあげた後に ....布団を被せて
..ちらりと見るは黒蟲
「 ...いっつも、ナイアを守ってくれてありがとな
アンタもお疲れ様だ ... ...片付け、手伝おうか? 」
___身近で安心出来る生活を送ってくれている
...いっつも頑張ってくれている
小さな勇者にも ...感謝と、尊敬を
疲れてはいるけれど ...それはそれ
魔人もしっかり ...やる時はやる人だから
___彼なりにやれる恩返しと善を、重ねる
『:…[結構なため息]__ やる事ァ、やると決めた。
色沙汰あられな様子混じりとは言っても 今の
おぬしを留める理由もなくなったようじゃな
バッチリとそんな顔をしておる、…綾詰め 』
( 振り向くは仕方ないが故の、皮肉や睨み込みなモノ
されど予期する縛りの序曲は __いつかのセキカと、
うつし鏡に等しい反抗。… 舌を垂らして …ベー。 )
[(やかんが沸く音)___💢]
『:[ギリ…ギリ]… 兎も角用意は済み、時は来たれり
じゃ。…心がよく受け止めうる覚悟あらば 其処の
___"鏡"に腕からカラダを放ってしまえ。…
…われは[ちょォ〜〜っと]話がかさむでな? 』
____:ぐにぃ〜…と、制裁に頬を引っ張る後ろを尻目…
"鏡面"に、…映るは此処に在るもの。ベッドに植物
しかし ____生きるモノは其処に映らず …紫を
帯びた怪しいガラスが、貴女を奥へと誘いを掛ける…
:キサマイイカゲンワレニシタガエ
:オロカオロカオロカ リョウショウノキョウセイハトテモオロカ:
____ギャー ギャー
___"誠実であり如実であり、事実の蟲義"
[カシャカシャ__キシシシ]…
"何処と無く読みづらい目で、魔人を見ている"
( 器用な蟲義は、物を掴むに難き蟲腕を巧く用い
箒やゴミ箱を手(?)に 静けさを保ちながらも
部屋に散らばる汚れや乱れをたんと整えていく
___その過程で、魔人をじっと見詰めると… )
[ スコンッ ]___峰打ち
[ ふぁすっ ]___寝かせて
[ ばさぁ… ]___掛ける(布団)
___手慣れ、…ネコでも扱うみたいに
魔人の一家を布団に寝かせた。
[…シャシャキキ]___ …アロマを調節。電気も薄く…
… 魔人の元へも、深い夜はやってくる…
....黄衣と序曲の既視感、判明 ...カートゥーンな猫鼠。
ま、それは置いておいて
「 ....[ ッスゥ~~ ... ] ...ノールちゃんっ!ネーリアちゃん! ...ありがとう、ねっ! ...愛してるっ! 」
純粋な愛情をぶつけながら
...逃げる様に鏡の中に腕を突っ込んで ...
そのまま、体もダイブっ! ...で、その勢いは止まらないから ...
[ ぼふんっ ] ...四肢を広げたままベッドに
....程良い柔らかさ堪能
____覚悟なんか、いらない ....それ位にもう
心は大きく ...器もでっかく!
幸せで ... にっこり笑顔ばっかり
( 当然疲労困憊な魔人に躱せる筈も無く ... )
おァ ッ ... ...え ぇ ...?
( 困惑大きく ...されど峰打ちでグラついた頭に
精神落ち着かし 身体を休ませる 癒しのアロマ ...
...布団も被せられては我慢が出来ず ... )
__ゆっくり、目は閉じられて ...
意識はどんどん ...鎮まり ...夜へ____
『:…あやつ、め 』
『:…結末はこう。独占を高望み
最後は一歩が踏み出せない… __へたれー:』
:ァ"〜ッ!? この…減らずクチィッ!
___________________
・ ティケ:ラ-ベル-ヘルム …"赤鏡の世界"
ルームライトのような、赤紫の薄い光に満ちている空間
先程まで居た、あの部屋と同じ家具の配置だ …
__ただ …ドアはなく、黄衣の騒音も聞こえない
時の流れから切り離されたような世界は妖しく
…それゆえの"誘惑"を与えながら、セキカを迎えた
( …周囲に、砂国の姫 __その人は見えなかった
妖しげな空間に …妖しげな雰囲気 …___ )
___気に、入った かな…?せ …せきかちゃ…ん
(何処からか …セキカを想う声が響いて
やや、…恥ずかし気味に質問を掛けてくる…)
___あ …で、でも…で …でき、たら …
___おりて、…くれると …たすかる…かな
(…いつか見た、デジャヴ __貴女の下にあるベッドが
もぞもぞ、と…力なく蠢いて… 小さな声を絞り出す…)
____夜は …やさしく包み込み
魔人達を遠く 明るき朝へと…
________
(:…送り出した黒衣の頭に、掃除以外の余念はない
せっせか … 部屋が"綺麗"になるまで続けるだろう)
__ひとつの終わり。
_____妖艶、の一言が似合う鏡の中
...本当に 元いた部屋が鏡合わせになったらしくて
何もズレは無く ...若干 漂う空気が違う位で
それこそ 和やかで 緩やかで ...
2人きり、の空間______
「 ...うん、とっても気に入ったよ ...イリカちゃん 」
( ...既に場所の検討は着いた砂姫への返答を返しながら ... ...にぃいって、魔人の様な笑みを浮かべる )
___ベッドから降りる、までは良かったものの
[ ガバッ ] ...やっほぉ、イリカちゃん!
( ...布団の中、潜り込んで来てはにか〜って笑みを浮かべて ...頬擦りを仕掛けながら 甘い匂いを振り撒いて ... )
_____砂姫と赤仮の ...ゆっくりのんびり
癒しの時間 ...
( ...早速、頭を撫でようと悪戯な手を伸ばしつつ )
[ ふ ぁ すっ ]… ふひっ… …
(髪に触れる感触とはまた違う…膨れ布のふわふわ感
多感なこころが浮き彫りなのは、イリカもおなじに
…撫でられ、擦られてピクリ… 遠慮がちな身じろぎ)
『 や…やっ、ほ… せき、か…ちゃん… …ふ…ふ 』
___甘い香り …それだけで、どこか悶々と
頭が沸き上がるような感情を振り払う
[…ぎゅ]___おそる …おそる、手を繋いで
『 (す すごい…セキカちゃん …あけ、すけ…だなぁ……
いや …わ、…わたしが気にし…すぎ… なのかな?) 』
_____布団の中で …お互いの姿はあんまり見えない
「 布団の中でこうして二人きりって〜 ...
なんだかと〜っても、イケナイコトしてるみたい
...だねっ!イリカちゃん! ...ふふふっ! 」
( ...布団の中だからか 若干声量は抑えられ
それが余計に ...それらしさを意識させる ...
触り方は ..とっても優しくて 愛でるって感じで ...手を繋げば 熱がしっかりと伝わって 安心感はより増す )
「 ...イリカちゃん、ありがとうね?
こんな場所、用意してくれて ...本当、嬉しいの!
... だから、イリカちゃんのしたい事
たっぷり、付き合うから ...しよう、ね! 」
( ...距離感はより近くなって ... ...手を引いて更に寄せて ...にっこりって浮かべる笑みは、やっぱりあったかい )
とても、しあわせそ〜で ...布団の中だからじわじわ暑く ______...その熱は、色々な理由で砂姫を襲う
( 手を繋いだら暖かくて …顔を合わせたら恥ずかしい
布団の中で、顔を合わせてもよく見えなくても… )
『 ――――――っ…!… …しぇっ… き、…かちゃ…
(___イケナイコト…)… っ… は…ぅぅ… … 』
( 静かな声が背筋を伝うように響いて …それだけで
強く、感じて 震えてしまい… 身を寄せられたなら
それだけで …心が熱くなって息が激しくなっちゃう
____それだけで … それだけで… )
『(で …___でも … )』
… でも…
『 (…っ…?… セキカ…ちゃん…?) 』
( ぐっ、と蕩けそうな頭で踏み留まって
深呼吸 …新鮮な空気を吸い込んだら…
ちょっとした。…けれど、小さくはない
___セキカ…ちゃんの違和感に気が付く )
___ぐいぐい来て …流れを作ってくれて
… 罪悪感とか …雰囲気とか …全部…
『 (……そっか … 気張って くれて…) 』
( 実際はどうかなんてわからないけれど
わたし、…だって気遣ってあげなきゃ…
…"覚悟"決めなきゃ、申し訳ないって
…遅れても はっきりと気付く
___ゆっくりと …気を吐いて、息を吸い込む )
『 … セキカ…ちゃん。… ありがと、…来てくれ…て
… それだけで、とっても とっても…嬉しい。けど
… わたしも、…セキカ…ちゃんに全部 …あげて…
全部。…貰う、つもりでここに来てる …だから
… …お互いの ___気持ち …言っときたい…んだ 』
___[ぎゅう…っ]…手を 握って勇気を絞り出す…っ
… セキカ…ちゃん…!
『 わたしのお嫁に来ていただけません…かっ! 』
__駄々を捏ねるように …彼女の胸に額を当てながら
…息を、吸って 吐いて ___…言葉 …待つ
「 .... .... ... ... ...ん、ひひ 」
( 砂姫の熱意に ...思わず照れ笑いが出る
揶揄い混じりで緩やかに流れを作った赤仮も ...
...純粋なる恋の告白には ...どうにも、根負けと言うか 乙女らしくついついなっちゃう )
「 ...うん、イリカちゃんの気持ち ...ちゃんと、伝わったよ
偉いね ...それでいて とっても素敵だし ...そんなに 思われてたのが 私、とっても嬉しい ...んひひ、ひひ ...__あははっ! 」
( ...そんな砂姫だから やっぱり裏も表も無く
ただ ...幸せで 清々しい位の笑いが溢れる
...静かに片手は握り返した後に 頭を優しく撫でて 更に胸へと引き寄せて __離さないまま ...笑って
ゆっくり 返答を返す ...引き寄せる余り
何時もより上がった心拍数は ...気にしないで欲しいって思っちゃうけれど )
「 ...本当、私で良いの?私、まだまだ未熟だし
血筋としても ...王族とかじゃ無い、一般に近い出だよ? ... でも、イリカちゃんが そんな私でも良いのなら
元々、答えは決まってたよ ...一目惚れしちゃったから、私 ...ふふ 」
___喜んで、プリンセス ...なんてのはちょっと恥ずかしいから ___私らしく!
「 ...イリカちゃんの全部 私が受け止めるから
イリカちゃんも ...私の全部、受け止めてっ!
...だから、うん ....改めて言わせて貰うと、ね?
“私”をよろしく、ね? ....嫁として
しっかり ...イリカちゃんの事は 幸せにする! 」
( ...権力とか 身体とか そんな利用目的が無い
愛は ...多分 今迄には無かったと思う ...だから
...心の中は 本当に幸せで ...しっかりとその覚悟は
一つも逃さずに ...受け止めて___ ... )
___言い終えた頃には顔は赤く ...羞恥を消すためか
砂姫を強く 強く ...抱いて 体 押し付けて
___還ってきた…返事に心が… どうしようもなく悦ぶ
『(_は…ひっ …ふひ…っ ___ちょ…ひ…ぃ
む…むねっ…__ら…らんげぇ…じ、…激…ひ…っ)』
( その…余りに、抱かれた体と心音に __まるで
小動物として相応しい反応をしてしまいながら
___却って… "心の音"。…それに…段々と
___落ち着きと …安心を覚えながら )
___________
『 せ、…きか…ちゃん …わ、…わたしから言って
なん だけど… そ、…そろそろ…"素"で…やるね
__も…もう、…もう… はず、…かしくて… …ふひっ 』
["お堅い挨拶__お堅い儀礼__…その恥ずかしさ"]
__コミュ障…重度の砂姫からすれば大分我慢したほうで
_____
: 深呼吸をして、…相手を確かめながら部屋を見れば
昂りと、落ち着き。__相反を、興奮に混ぜて調和し
___薄紫色が… どうしようもなく。劣情を煽る
『 …ふ、ふふ… …せ、…せき…かちゃんと
…その…コンナコトする関係にまで …なっちゃった
ん、…だよ…ね? … じ、実感…ないや… ふひ… 』
( 誤魔化し。恥じらい、濁すような言葉で
落ち着きながら…体温を確かめあってから
___抱かれて…身を、少しだけ捩り )
… 纏っていた布団が落ちれば…
: 砂漠の姫という、"イリカ"のイメージそのまま
純白を付け足して ふわふわ。…手を出されたら
何も抵抗は出来なそうな __"花嫁"風の…衣装。
___白い薔薇の髪飾り …
( …恥じらいながら __ゆっくりと、彼女を…見上げて
横目で恥ずかしがりながら … 何時もの笑み )
「 だから …実感、…持たせて 欲し、い… な?
____ごご…ゴメン… 恥ずかしいこと言って」
「 ...勿論大丈夫!素のイリカちゃんも ...とっても、可愛いよ? ...私の為に頑張ってくれて、ありがとうね! 」
( ...明るさは全く変わらない ...謂わばこれが、赤仮の素 ...表も裏も全く無い ...抱き着いてた所で 布団が剥がれて __“砂姫”の姿が露わになれば ...つい、言葉も出さずに ...数十秒 瞬きを何度か繰り返しながら 眺めて ...
ゆっくり、口を開く .... )
「 _____イリカちゃん、とっても綺麗 」
( 無意識に 白薔薇の髪飾りに手を伸ばして ..それに連なる様に束ねられた絹の様に滑らかな ...整えられた髪を 撫でながら ...何処か、圧倒された様に ...
...改めて 実感すれば ... 若干の 赤仮も緊張し始めて )
「 ...う、ん ...っ ...んひひ、沢山、しよっか
イリカ、ちゃんっ ....! 」
「 セキカ…ちゃんの為ならって、つい…その
…背伸びしてみたんだ … えへ…へへ 」
( 頭を撫でられたら、小動物のように身悶え
してしまいつつ …心から安心しきって、…
緊張を解され、滑らかな笑顔をにこっ、と
…ついつい、浮かべて ___嬉しそうに…揺れ )
「 じ、…じゃあ … よろしくお願いしますっ!
… えぇ…っと、まず … きす、するのかな… 」
( 髪の毛 …くるくるまわしつつ___上目遣い
…眼を閉じ、祈るように両手を合わせて…
穢れなく __唇を差し出す…高貴な姿勢 )
[…(手を、…握って)]____ … しよ?
… かわいい…ステキな… セキカ、ちゃん
「 ( ...本当 イリカちゃんって高貴で ...
...私には勿体無い位だよね ___でも
イリカちゃんは私を望んでくれてるから ...だから、するのなら 其れにピッタリ ...似合う私として 自信持たないと ! ) 」
( 手を握り返して ...揶揄った空気は消えて
現場に滞るは緊張感 ... 何時もリードしてるからこそ 此処でもリードしてあげないと、と深く考えて ... 口付けを ___する前に )
___可愛い可愛い、魅力がたっぷりで ...お姫様らしくて 綺麗で ...ちょっと暗めなイリカちゃん
そんなイリカちゃんがとっても大好き ....愛してる、よっ
( ...囁く様な声で 恋心をしっかりと伝えた後 ...何も有無を言わせまいと、口封じみたいに ....__唇、合わせては奪い ... )
( ...じっくり たっぷり ...一秒一秒長く感じる位にし続けた後は ...ゆっくり、離れて ... __酸素を補給したら もう一回 )
「( …やっぱり… 顔、きれい…だね__セキカちゃん
あぅ … 釣り合い… 取れるかな… わたし で…)」
高揚と、興奮を誘う場面 不安から疑問に変わる位
今の砂姫は 緊張感に溢れて __眼を閉じてても…
指が震える、唇が震える … 押し寄せるマイナス感
___洗い流して … 桃色に染まる言葉に甘い香り
: _______ズルい …
( 思っても…心で湧いても、「有無は言えない」。
柔らかで 甘い、…心の隙間に溶け込んで
桃色に 薔薇色に __ 乙女の花園が広がる )
( 軽い酸欠になり …吐く息も 吸う息も
艶っぽく __唇が触れあって …
息を吸っても __焦がれるばかり )
はあ __ はあ … はあ __はあ
ん …… … …
: 顔が …良いから、恋して、いるから
吐く息も吸う息も __いやらしいから
… キスだけで …じわりと股が濡れ
きゅっ、と脚を閉じる ___
この選択を選んだのは 私だから
こうして巡り逢う未来を選んだのは 私だから
決して ____砂姫の恥はかかせない
( ...互いの想いも知らず知らず ...両想いのすれ違いは 紫光に溶けて ...和らいでは桃色へと移り変わり 吐息の熱も増すばかり ... )
___そもそも砂姫に惚れた理由は ...最初は見た目 ...瞳に全てを奪われて ...でも、そこから ...喋り方や 性格や ...何より、自分の負を払ってくれた ...
...それだけで赤仮的には ただただ幸せ ...どれだけ恩を返そうとも 付き合おうとも ..返し切れない悦びがそこにある ...だから
....抱いてあげたくなる気持ちも 全てが本心
[ んむ ...んんっ ...ぬるっ ...ちゅぷ ]
( ...キスを続けるも 技術はかなりの上物 ... ...舌を絡めて 口の中で暴れさせ ... ...両脚絡めて離さずに ...
濃厚で甘い一時を噛み締めさせながら ...震える指に、添えて ...ぎゅっと、優しく でも強く ...握り 視線は離さない )
「 ....らいじょうぶ、だかりゃね ...
いりゅいかちゃ ..んぷ 」
( ...赤仮なりに安心させようと ...攻めながら安らぎを )
___こわく…ない
「 ひゅきか…ぢゃん… …んれ…
こわくない … 恥ずかし…だけ… 」
( 覚えた安心に眼は垂れて …心穏やかに 蕩ける
深く 底無しに"蒼い"瞳は潤い 愛撫が続くほど…
愛しくなって 求めて…___乾く間も無く…満たされ始め )
: ずっと貰い続けてる安心感 __…一目惚れのあと
心底をくすぐられて …戸惑う内に 気付かぬ内に…
惹かれて __こころは全て…"恋"となって奪われた
… 嬉くって堪らない ___それが"幸せ"だって
____今 わからされてるんだから…
[___っ… はぁ… はぁ__… はぁっ…]
( 丁寧に攻め"られる"ばっかり __…手足は殆ど奪われ
せめて __懸命に絡められた所を握り返す…位のもの
息整えても… 過呼吸みたいに___…なるほどに
ディープな舌使いで…恥じと高鳴りを引き出されて
"セキカちゃん"… __生の感触に充たされ続ける
____熱は高まるばかり …愛しさは募るばかり )
_____ぷは、ぁっ ...はっ ...ふっ ...
( ...余りに高まり過ぎた熱 ...篭り過ぎた熱 ...
...吐息荒く 離れても息遣いは色っぽくて ...見つめる瞳も蕩け気味 ...強く手は握って ...指を絡めて離さず ...視線も逸らさせない __密着はしたまま )
「 ...ありがと、イリカちゃん
大好きだよ、イリカちゃん ....んひ、ひっ! 」
( ...暫し悩んで 若しかしたら ...バレたら黄衣や序曲に怒られるかも、って事を思いついちゃったら ...思考が纏まらない中で ...顔を首元に近付けて ... )
[ ぢゅう ....っ ... ]
___強く吸い付いて ...見せびらかす様に
赤仮の跡を残しちゃいながら ...腰を軽く押し込んで ...愛しさの表現を ...罪悪感は、ちょっぴり
“好き”が溢れて、止まらないから ...
___ はぁ… ひぁぇ… ふぇ… ///…
「ひぇ…き は …ちゃ __… あぅ…ぅ」
( めろめろに充てられっぱなしで …頭はくらくら
瞳に浮かんで…漕がれるラブマークが濃くなっちゃう
…ちょっと まともでいられないくらい愛濡れに乱れ
セキカ…ちゃん、から__流れ込んでくる愛しさだとか
愛だとか __"好意"、ぜんぶが溢れそうになって
…でも、まるで力が入らないまま蕩けてる …うちに)
[ ぢゅう…っ… ] い"… … っ !?
____痺れる感覚が首から迸って全身が震える
( 眼を見開いて歯を食い縛って。…指を握って
押し込まれた … 脚の間を咥え込むみたいに
…や、やらしい…みたいに脚を閉じちゃう。… )
あ" …っ …ぁ… ぁ… あ…っ _____
… ひぇ き …っ …しぇ ___せき…か …ちゃ … ?
: 顔を見たら __何なのか分かってない涙眼と
快感と刺激に閉じれないまま … 開けたクチと
徐々に緩んで __ 握って細かく震えが伝わる指
… 全身が震えて__脚が擦れ …奥も じわり
___湿り…ねばつきは …震えと一緒に伝わってくる
「 ...ねぇ、イリカちゃん
...イリカちゃんがね、私に本物の“恋” ...“愛”を教えてくれたの ... ...だからお返しは
...ごめんね、溢れる思いが止まらないの
我慢出来ないの ...っ ...はぁ ...好き ...イリカちゃん ...好きっ、大好きだよ ...ありがとぉおっ ...! 」
[ んぢゅ ...ちゅっ ... はぷ っ ...ちゅ ]
( 開いた口を再び塞ぐ様に強く口付けを行い
...貪る様にシた後 離れて一呼吸してからまた行って ...休む暇が与えられないまま ...ずっと赤仮のターン
緩んだならば離さない ...赤仮の方が強く手を握り、撫でる様に指に絡める
脚をわざと擦り付けながら ...一旦左手を離して ...臍をなぞった後に、つんつん ...肌上から奥をノックする )
本当はもっと丁重に扱わないといけないのは分かっているはずなのに ...唆る反応に 脳が蕩けて 正常な思考が纏められなくなっている ...多分、砂姫が気絶するまで ...いや、しても続けるかもしれない ...この感じだと
「 ...んっ ...ぷは、ぁっ ...あ〜〜っ ...もう、全部可愛いの ...イリカちゃんがとっても可愛いのっ ...大好きなの ...! ...しゅき、ぃっ ...ん ... 」
( ...まだまだ続く ずっと、ずっと___ )
「 しぇき… せ…っ ひぇ…きは ちゃ… …おちつ__ッ 」
[あ"む…っ!? ん"…ッ …ん ぷ…__はひ…ゅッ
ふぇ…っ… ぁっ…りゃ…め!らめ"…わひゃ…ひ
__ぐひゃぐちゃになっひゃ…ッ … ん"ん〜〜〜っ…!]
( 旧神らしく 力は強い。__セキカ、ちゃん…より
おそらく押し返したら 押し倒し返せる位だけど …
__力が入らない。…痺れっぱなしの神経を伝って
生の"愛"…っていう感触が直接あたまにクる。…ッ
めは見開いて __瞳孔がゆらゆら…今にも消えそう
快楽がびりびりと心臓に来てから とめどなく溢れて
止まらない涙。__…熱すぎて、溶けちゃいそうなキス
__呼吸したくて 酸素が欲しくて …思い切り息を吸うと
乾いたクチの中をまた __セキカ、ちゃんに…
どろどろにされ続け…ちゃう __ )
_______
(全身から汗がとめどなく流れてくる __大雨みたいに
布はずぶ濡れて …もう、着てるのが億劫に思っちゃう
___脚の間はもう …愛 囁かれて 押し寄せられて
ずぶずぶに …とろりと濡れ __くっきりと
染みたところが見えちゃった …だけど)
___恥ずかしさを感じる暇なんてない
「 しぇき…ッ せき…ッ __ん"んッ… ん"…〜〜っ 」
___ひゅ…きっ… だい… ひ…き…ぃ…!
( __ずぶ濡れてずれた __…布が意味をなくして
こじんまりとした…やわらかい部位も晒して
もう、心も カラダも …ぜんぶ隠せない
__"そこ"も、"そこ"も、…触ってくれないのが
もどかしく感じる __あたまが…好きな人の名前と
…強い桃色に埋め尽くされる __意識が途切れない )
「 ふ〜〜 ...っ ...んっ ...っあ、 ...イリカちゃっ ...
もぉ ...そんなの、言われたらぁ ... [ プツン ] ...ぁ
...ごめん ___たえて、ねぇ ...? 」
___“偽”なんかじゃない“本物”の好意が注がれて ...とぷりとぷりと感情の皿から溢れ出て ...
視界がぼ〜〜っとしたその後で ...耐えに耐えた我慢も限界に来ちゃったから ...
...あえて避けてた 『そこ』 へ ...手を伸ばして
[ ぬっぢ ...ぢゅぐ ...ぢゃぷ ]
___水音が大きく響く程 ...たっぷり弄り続けて更に熱が高く高く ...上がっていき
「 ふぅ〜〜〜 ...っ、いりかちゃっ ...はぁっ、しゅきっ ...だいひゅ、きぃっ ...あいしてる、よぉっ ...っ!んはっ ...はぁあ〜〜 ...ほんと、ほんとっ ...
わたひとっ ...であってくれて、ありがとぉ ...! 」
入り混じる幸せに ...砂の姫を堕として ...
__永い夜に 溺れて ....そこから先の意識は無く
ふと気が付けば ... 外が明るく、なり始めていた ...