この城にはたくさんの種族がいる…
…魔人、付喪神、幽霊、鬼、獣人…
…旧神、機械人…人間も勿論いる。
そして来客も独特だ……悪魔に天使…
…此処はオールスター…
これは試練だ、一人一人の…
…俺は知らないけど。
「 ......あぁァ ( ...続けても見切れそうにねェ... こーなったら )」
( 地面を殴り付ける、その衝撃は早速爆発か何かと勘違いするレベルであり
曲がりなりにも打撃以外のイメージが無かったパンチが一気に凶悪化、月夜は
両の拳を打ち付け、気迫を大幅に上げた...!)
( 一気に決めるしかねェ!)「 ッ しゃァおらァッ!!」
( 対する 男は… )
「 来るか__ 来い 」
( ただ 構えるのみであった )
…あぁ、やっぱり…凄い…
(傍観しているだけでも伝わってくる迫力、いつの間にか微笑みを浮かべていて…勝つのを祈っていた、これに負けても何とも無いはずなのに、何故か手を組んで…脈も大きく多くなっていた)
…テホプっ……!頑張っ…るんだぞっ……!!
( 咆哮、月夜は真の戦いを示さんが為に大音量の雄叫びを上げて
両の拳を引き 男へ直進する、対し 片手の斧と盾を装備し 迎え撃つ男 )
激突
「 ォォォォォォーーーッッ!!( コイツ..... )」
( 地面爆発、各種蹴り 殴り 体当たり 投擲... コンマ1秒以内に攻撃を
叩き込む月夜の捨て身、それは生半可なものとは絶対に言えない、盾による
集中防御という生易しい枠に収まり切る力では到底無かった )
「 チィッ ... 行くぞォらァァァッッ!( 間違いねェ... )」
( それでも、この男は )
反撃
「 ぐがァッ!!っ ぐっ!( “遊び”尽くしてやがるっ...!)」
( 火薬による反応防御 武具の種類を超えた扱いと頑強さ 何より本人の能力
まるで 千手の腕を持つかのような男の立ち回りは全てを捌き切った、剰え
反撃の一撃さえ叩き込み__ 傷と呼べるものを皆無としてそこに立っていた )
…………つっ……よ………いぞ……
(何方に向けての言葉か…本人からしたら何方もなのだが明確な死のビジョンが見えると同時にあれでも敵わないというのを見て…大きく汗をかいている…多く、大量に…)
…嘘…だぞ…そんなの…
(無理と言おうとしたところで口を閉じる…テホプは未だ諦めていない様子…を信じながらしっかりと目を凝らし…動きを覚えようとする)
「 まだ ... 終わってねェぞおらァァァッッ!!」
( 慎重に盾を構えたまま距離を縮める男を前に
更に月夜は咆哮する。傷を負っただけ寧ろ勢いが増している
全身全霊の力を振り絞り、尽きぬ闘志を込めた拳を )
パァン
( 男は 受け流した )
........え?
[ ザク''ッ ザク''ッッ !]
「 __良き、立会いだった。」
( __盾による拳の受け流し、反応速度と必要程度の筋力さえあれば
技術のみで男は攻撃を無効化するどころか それを反撃の隙へ転用できた。
腕の関節に盾を押し当て、威力を最小まで殺し できた隙に斧を2発叩き込む
完膚無きまでに打ち倒され 胸 顔 頭 腕に数え切れない傷を負い 倒れる月夜に対し... )
「 __ 」( 去る足取りが軽やかな程 )
( 男は 無傷であった )
ーーーーッ…!!!
(瞬間、一気にホテプを守るように目の前へ出て…息を荒くして瞳の中には敵…というような意思が取れ…た…が)
……ッ…ありがとうございました…だぞッ!!
(色々と吐き捨てたいのを我慢して大量の傷を負ったテホプの治療にかかる…血も大量に出ているし…とりあえず瞬時に傷を塞ぐ…自分で自分を傷つけ血を流す、血が炎に変わりテホプの傷を強引に塞ぎ一旦簡易的な治療…でも血液などその他諸々は足りない為背中に乗せて急いで向かう…前にもう一言)
…機会があったら…!また戦ってください…だぞ!
(その後、すぐに駆け抜けた)
「 分かった、次も潔く立ち会おう 」
( 男に 手加減はない。故に 当然という意識の元
罪悪感は無いが__ だからと言って、悪意も無かった )
「 .... ... .. ぉ .. ....わ .. .... て... ね ..ぇ .... 」
( 命に別状は無い、しかし あまりにも激しく傷ついている
月夜の声は小さく とても痛々しい、それでも 戦意はだけは残っている )
……一旦休むんだぞ…“月夜”…
…その戦意はいいけれどその体じゃあ厳しいものがあるんだぞ
(尻尾で縛り背中に巻き付け離さず…言う事を聞かないのは分かっているがこれ以上続けたら命が危険と本気で判断…
医務室へとすぐに到着…こう言う時に限ってあの医者幽霊はおらず…栄養剤、活力剤を混ぜた点滴、血液注射…本当に簡単な応急処置)
「 ....... あがぁ .... ...ってて... すまないねェ、レギオン....いっつも 」
( ...伊達に生命力が自慢と言ってはいない。応急処置で普通に元気を取り戻し
みるみる肌の色も健康的に変化して.... 申し訳なさそうに レギオンを見る )
「 ....負けちまった 」
……仕方ないと思うぞ…寧ろ…個人的には惜しかったと思うし…
(此方は別に謝られても…特に何とも思わない、そのまま栄養ゼリー飲ませながら…
…悔しそうにしている相手を慰める)
……それにまだまだ成長の余地があるって事だし…
「 なぁ.... レギオン..... あいつ .... 」
( 袋を飲み込み、腕広げて... レギオンを抱きしめる )
「 ......“遊び”尽くしてた 」
………遊び…か…
(自分の想像している遊び…とは圧倒的に違う事を思い知らされている…心にぽっかりと穴が空いたような…)
……それだけ…あいつが強かったんだぞ…
「 レギオン.... 遊び心ってのは、心得ると凄まじく強いんだ....
どこからどう来るか、それがまるで分からない 盾に火薬仕込んで
衝撃を安くするなんて普通の戦士なら馬鹿げてるとしか言わない..... 」
( ...隣の机にあるなんか変な形の瓶に目がいくものの
レギオンの背中を優しく撫でながら 、話を続ける )
「 あいつは..... 遊びまくってるだけじゃない
本番で完全に使いこなす為に.... モノにしちまうんだ
『 経験 』が通じない『 上手い 』相手なんだ 」
…………想像力…だぞ…うん、分かった…
…テホプには想像力…多分、それが足りないと思うんだぞ…逆転の発想?…とか、そう言う感じ…堅苦しく考えすぎ…なんだぞ…
(…一つの意見として呟きながら点滴さらっと補充して)
……少しはそう言うところを見習えばいいんじゃない…か?
…自分が言っても特に何も無いかもしれないけど
「 ああ、そうだなァ...... じゃあ 今は柔らかく考えて... 」
( もふもふと膝の上に置いたレギオンを抱きしめ、背中の匂いを嗅ぐ )
「 お前に甘えよっかな.... 疲れた 」
……そう言う事じゃ…まぁそれでもいいか…
(尻尾で背中の痒い所を掻いて上げながらゆっくりと休憩させてあげて)
……弱いのもまた強い…と思うぞ?
…逆で強いのもまた弱い…とも思うけど
「 .....おう .....おう 」
( ...色々考えながら、片手で抱きしめて髪に顔埋めて
もう片手で、腰の下...を撫で ちょっとした柔らかさを握ってみて )
「 .....あいつも、筋力とかオレより下だったな 」
……ん…そりゃ…まぁ…そうだろーな…テホプは素の力が強いんだぞ…普通に…
(薬品などの匂いで逆に眠ってしまいそうになりながらとりあえず言ってみて…
…優しく背中を撫でてあげる、尻尾で)
……というか、一応他にも居るんだしここではやめておいた方が…
「 そぅか?....そうだな、おし、部屋に帰るか 」
( 近くにあった『 ??? 』と...文字が塗りつぶされている
変な形の瓶を拾って、レギオンを抱えて部屋を出る... 元気 )
「 .....楽にやるか 」
……にひ…
(少しモヤモヤが晴れた様子に自分が力になれたという満足感が体を覆って嬉しそうに笑み浮かべつつ
歩くペースに合わせて頭揺らしていて)
…それでいーんだぞ…
・・・レギオンの部屋・・・
[ ぽす ]「 んー..... 疲れたけど、やって良いか?」
( ベッドにレギオンを置いて、水道の水を大量に飲む )
「 .....ふー .... 」
……疲れたってなんだぞ…まぁいいけど…
(疑問に思いながら目を擦り眠気覚ましていつもの笑顔を浮かべながら受け入れる準備)
…美味しいよなー…意外と…
「 . . . . レギ猫ぉ、お前も...いっつもありがとにゃぁ 」
( イタズラっぽい言い方で いきなり月夜はレギオンに覆い被さる
ようにして.... 受ける側が小さいのと、月夜が大きいので ネコの姿は
大女にすっぽりと覆い隠されてしまった )
「 きひひ.....カワイイなァ、お前って 」
…んぁ?…どーいたしまし…わぷっ…!!
(声が聞こえた方向に頭を向ける…がいきなり覆い被さる形になれば少し苦しくなり顔を出しながら小さく頬膨らます…
…尻尾を伸ばしてさらっと擽りしようとしながら)
…別に可愛いって言われても…そこまで…嬉しく…ないぞ?
(…言葉とは裏腹に耳ぴょこぴょこ動いており)
「 ふぁ .... きひひ、実際かわいいんだから素直に喜んどきな?」
( 擦られて、ちょっと甘い声を漏らす ...顔近付け、唇を合わせようとして )
「 .... 」
( 腕を回し、抱きつくような格好で背中を撫でる )
……すぐ寝ても…しら…んにゃぁっ!?
(唇が合いそうになり迎え入れる準備は出来て…いたが急に背中を撫でられて甘い声漏らしてしまい)
…ふ、不意打ちとかだ、ダメだぞっ…ん…
(…どの口が言うかと思うが仕方がないので自分から唇合わせて)
「 ん ....ん ... ..ん ..... ーー .... 」
( ...舌を入れるも、その攻めは甘かった... 当然、テホプには経験が無く
興奮が極まってもいない、そんな舌使い... ニャルや黒のように 初めててでも
上手くいくようなモノは持ち合わせてない 月夜であるがゆえに )
「 ... ん ...ーー ..んん 」
( 得意じゃないのを自覚してるのか、座り直して
膝の上 抱き合うみたいな感じでレギオンを膝に乗せ
少しは舌使いがやり易くなる... 片手は、また 腰の下を撫でていて )
…んぁ…ぁ〜…ぅ…っ…っ
(ザラザラとした感触が口内を撫でながら自分から動こうとするもどうやったらいいか分からず
相手の動きを真似するだけ…結果舌を重ねたりする動きになってしまい)
…んっ…んんっ!…っ…ぅ…
(少しだけ動きが早く…というか絡まり易くなり此方もついて…行こうとするが
腰の下を撫でられて体はやはり大きく跳ねて…歯を打ってしまいながら軽く涙目に)
「 ぅ むぅ ..?」( ザラザラの舌が触れる刺激 それに加えて跳ねる体.... )
「 ふぁっ ふ... あ ぶね..... 」
( びっくりした拍子に月夜は仰向けに倒れた...当然抱いていたレギオンも
月夜向けに倒れるが.... 唇が離れた時、月夜は咄嗟に腹への着地を防いで
力が抜けるのを避けた.... 口の中に残る感覚が、更に欲を掻き立てる )
……ふにゃぁぁ…
(何とか怪我はしないで済み月明かりが黄金に輝く目と揺らめく尻尾と耳の影を映して
蕩けた声を出して舌も垂らしているが未だに此方も欲満たされているようには見えず…)
…テホプぅ…優しく…ね?(…一応聞くかどうかは分からないがお願い)
「 ...わるい 」( ....欲情に燃えているのは 月夜も同じ.... レギオンを押し倒して )
「 .....今日....激しくする...つもりなんでねェ... 」
( 顔が火照り、少しだけ脳が麻痺して 更に欲情... レギオンの服を 剥ぎにかかる )
「 ...ん 」
( 抵抗しないよう、唇を合わせようとして )
…ひにゃっ!?ち、ちょっ、や、優し…んむっ…ぅ…
(手を掴み流石に止めようとするが…唇合わされば抵抗する気力が無くなってしまう)
……怒られて…も…知らない…ぞ?
(一言だけ上目遣いで告げた後は、テホプに全て身を任せる)
( 服を剥いで ....自分も、身に纏う服を脱ぎ捨て 妹より肉付きも
締まりもいい、本人の性格にぴったりな状態を晒す... 再び、押し倒す形で
肉食野生動物のような荒々しい息と目で、レギオンと )
「 く''るる... ... 草食動物みたいじゃないかィ.... カワイイねェ?ほんと 」
( ペロリと舌なめずり、まずは 出来上がらせる事から..と
両手を自由にさせて、自身の胸をレギオンの首辺りに押し付けて
片手で潰さないように、かつ乳房が離れないように高さを調節し
残った片手でお腹を撫でる )
…こう言う事…は…あんまりしないんだぞ…
……本当に…もうやめておいた方が…怒られて…もう来れなくなっても…知らない…ぞ?
(されるがままになっているが一言だけ呟き…
とはいえ此方も体は何回も何回も跳ねてしまっていて…)
…この月夜に…有り難う…だぞ…ふふんっ…
「 ......そうかィ.. んじゃ ... 」
( 最後に すっと攻める 片手でレギオンの胸を触りながら腰の下 下腹の少し舌を
もう片手で弄り回し、するりと首を舐めてから 唇重ねて舌を入れ.... )
「 .......ん .... ... これで、終わり...な?」
( 離れて、ニコッと笑う。... 片手に付いたべたつく何かを
自分の下腹に塗り込んで、服を着だした )
…んぇ?何これ?
(何か塗ったのが分からない為顔を近づけて匂いを嗅ごうとする…)
(…とりあえず毛布を羽織り顔真っ赤なのを落ち着かせていて…)
「 きひっ、... 秘密、それだけ思っときなよ 」
( ...色っぽいのは終わり、代わりに毛皮着たレギオンを
抱きしめて、ベッドに横たわる... お互い、とても暑くて ふかふか )
…たっだいまー、調子はどうだ?
(呑気に自室へと帰還…と黒の様子見、思ってるより苦しんでたらもうやめるつもりだが…)
………あ〜〜〜…
「 あら、お帰りなさいませ 」
( ナチュラルに楽しげ、虫も壁も床も従えて
喋り方だけで無く従える事で気品っぽさが増している )
「 だーんな様もいい趣味してますわぁ… わたくしの自室、
再現して下さるなんて思ってもいませんでしたのよ?」
………えぇ………
(流石に想定外…さっきまでの地獄みたいな部屋も無くなっていていつも通り…勿論黒も)
…いやそういうつもりじゃなかったんだけどなぁ…
…まぁ…うん、いいか
「 ふふっ ……足ツボは中々効いたみたいですわねぇ?
あと… 最近、だんな様…鈍ってなくて?」
( 隣にくっ付いて )
「 今なら…… わたくし、簡単に勝てる気がしますわぁ?」
………かもなぁ………なんて…あぁ、いいよ?その挑発……
(くっ付かれたまま自分の机の引き出し開けてナイフ取り出し…)
……乗ったよ、やってやる…!
「 ふふっ、一名様御案内ー 」【 無限の指パッチン 】
( 指を鳴らせば…… )
・・・・戦闘場・・・・
「 __む、ザレッド君と__ ふむ、利用者という事か 」
( 先に居た 男が場所を譲る… 向かい側にて立つ黒は
余裕げに腕を組んでザレッドを見据える )
「 ふふ… ザレッド、久しぶりね こういう事… 」
…お久しぶりっすね、色々…ま、いいよ、ちゃっちゃとやってこうか…
……期待外れでも知らないかんな?
(ナイフくるくる回した後に袖の中に仕舞い頭を掻いて眠そうにあくび…
…戦闘やる気には見えなかった)
…ま、いいや、終わったらデザート奢れよ?
(目の色が変わりさっきまで一本だった筈が袖から出せば何十本にも増えていて…)
「 …それはがめつくない? まぁ、ニャルと新人も誘おうかな…お食事って事で 」
( シルクハットを被る )
「 hi 」
…うるっせぇな、最近甘い物食べてないんだよ…
(…どんどんナイフは増えていき、手に余るようになったので…
反射を利用して後ろに投げつつ…
上に向かって一気に放出、ナイフの雨)
…懐かしいねぇ、この技も…応用…って奴かな
「 切断飛び道具なら私も得意… さぁてぇ?ノっちゃおっか!」
【 it ショータイッ 】
( シルクハットを逆さまに、トランプのカードが中から飛び出して
次々とナイフの勢いを下がらせて攻撃の意味を無くさせた )
「 ザレッドぉー? 次々いっくよーっ!」
【 ボヨォン 】( ピエロの首バネおもちゃが頭突きするみたいに飛び出す )
…遊ぶねぇ、ま、いいけど…
(頭突きピエロはデコピンをして止めながら
いつものお得意…ではなく拳骨流星群
さっきのトランプ程度では明らかに止められない勢い…)
…あ、そうそう…最近ねぇ、分かった事があるんだよね…
「 おっと 」【 ミョーん 】
( シルクハットを下に引っ張… 拡大するかのように大きくなったシルクハットが
すっぽりと黒を覆い隠した後にヒュッと消える )
【 ポン 】
「 うんうん、何かあったの?」
( ザレッドの背後に現れるシルクハット、そこから
ひょっこりと黒が顔を出す )
…わお、格闘ゲームの強キャラみたい…
(流星群の軌道を変えて今度は自分達側に…
足を掴もうと下から手が地面を突き破る)
…俺のさぁ、能力なんだけどねぇ?
(話している間にいつの間にか隅っこ…此方も何故か消えていた)
「 お手手観音の事?」【 はとぽっぽ 】
( 足掴まれる前に数羽の鳩になって飛んで… )
【 らびらび 】「 よっと 」
( 鳩が集合してシルクハットになると 中から勢いよく黒が飛び出す )
…んー、それとはまた違うんだよね…
…なんつーのかな?…なんだろ、趣味の話…
(少し痛みは残るものの腕から骨を引き抜き直ぐに傷塞ぎ…簡易な骨バット)
…まぁ、機械相手には負けないって感じ?
(軽く振る…だけで鳩は血が噴き出し骨も砕ける)
……ま、別にどーでもいいっちゃいいけど
いらない能力は渡したし…
「 …最近変だよ? 詐欺にでも遭ってない?」
( 鳩が爆散するが、本体には何も及ばず )
【 音響ビッグボム 】( 5と書かれた見るからに爆弾的なものが地面から飛び出る )
「 ……また何か変な事起きる前に飲ませちゃおっかな 」
…ん?あぁ、いや、渡したっていうか…物に上げたっていうのか?…分かんない、つか薬は要らない…
(爆弾をバットで振り飛ばした後…隙間無いように手が爆風を守るように覆う)
…大丈夫じゃない?多分…っと…!
(いつものハンドガンで狙い撃ち…最近どんどんライフルっぽい弾になっている)
「 …心配を足蹴にしないでよね…不幸体質なのに 」
( シルクハットの穴で防御 入った弾は突き抜ける事なく… )
【 高級耳栓 】「 …… 」
( 光り輝く謎の小さな物を耳に詰める )
カチッ カチッ ( 手の中から爆弾のカウントが響く… )
…あぁ、確かに不幸体質…まぁでもそこがいーんだろーけど…
(真似して少し彼方よりはダメージ喰らうものの指詰めて鼓膜…というか耳穴守り)
…しょっ…
(念の為に空中に浮かせて…狙い撃ちすると同時に足首に向かいナイフ投げ)
カチッ [ 轟竜 、剛田武、マイクのピンク玉 ]
( 爆弾より 何やら不穏な音が響く… それらは ある危険な共通点を備えていた )
「 おっと 」
( また シルクハットで弾を防ぐが )
[ サクッ ]「 きゃっ 」
( ナイフが足に刺さり、刃が貫通し 刺さったまま血を絞り出す )
…っ…ぁ〜〜〜〜…ぃって…いてぇな…
(流石に詰めていても聞こえてしまった物は聞こえて鼓膜破れている訳でもないが詰めたいた指が破裂してしまい)
…ぁ〜…まぁ、いいけど…
(全方位にナイフを飛ばし…自分に来た物は投げ返しとバラバラに飛ばす)
…このたくさんナイフ使うのも懐かしいんだよねぇ…
「 わっ … ちょっ 痛い痛い痛いっ!?」
( 慌てて耳栓外そうした瞬間に腹、肩にナイフが命中
鮮血が空に舞う )
「 っくぅ… もぉ、 痛いんだからっ 」
( 【 太陽 】、心の中で唱えた呪法が自分の周囲を焼き尽くす
大火球を生み出す、その間にナイフを抜き 傷を塞ぐ )
……何を言うんだか…どーせ余裕だろ?ただの人間ならもう危険だけど…
(バットを構える…焼き払われるのは目に見えている筈だが、何故か握り締めて…)
…それに俺も前弱点教えたろ?
(爪を弾丸として飛ばしながら威嚇射撃…のように見せかけて何発かは本気で狙っている…
…壁に当たった物は綺麗にそこだけ穴が空く、ヒビも入っておらず逆に綺麗)
「 ……ふへへ、やっぱ騙されないかぁ… よぉし、もう少しノっちゃおっかぁっ!」
( 波動を纏い接近しながらも爪を回避、そのまま腕を引き… )
「 【 気功拳 】!」
( 熱量を伴った激しい波動が球体となってザレッドへ襲い掛かる )
……GET!!
(少し早いタイミングで大振り…風圧により火球を掻き消しながら焼き焦げた骨をそのまま向かってくるナイアに向かい投げる…結構早い)
…さっさと終わりたいんだけどなぁ…
(挑発しながら武闘する構えに移行し)
[ パッ ]「 スラッガー!いっくよーっ!」
( バットをキャッチして独特な振りの攻撃… と思わせて足払い!)
…っ…ぁっ…ぶねぇなぁっ!!
(こける…もその勢い利用して地面を殴れば地面崩れて足取り悪くなり更に少しだけ衝撃波…)
…ったく……
「 おっと …ふへへっ これならどうかなぁ?」
( バットを足の様にして狂った様な動きながらも
足場関係なしに素早く動く、そのまま波動の集中した左手で… )
【 光拳 】「 わっしょいっ!」
( 光の旋風が扇状に広がって、その勢いで黒は跳躍… )
「 とどめっ 」
…
267:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/03/19(木) 22:03 ……前から考えてたんだよね…
…俺の強さって何か…さ?
(無防備…明らかに不自然、先程の攻撃を喰らって体勢を崩していて迎え撃つ準備も出来ていない)
…やっぱさぁ、ナイアと俺って…似てるんだよね
「 あれ… んー …… そうなの?」
( バットを寸止め… )
( 不思議そうな顔をして、足に座る )
…トリッキーっていうのか?…色々分かんないけど…
…まぁ、そういう事…
(そのまま頭を掴み…床に勢いよく押し付けようとする)
「 へっ?」
[ コ''キ'' ]
( 油断か、モロに食らって… )
「 ……痛いんだけど 」
( 後頭部から、流血 そのままジト目でザレッドの腕を掴む )
…これでおあいこ…ん、充分…
(普通の人間なら頭蓋骨陥没して南無三してる筈なのだが相変わらずな耐久力…
…部屋の件も合わせてプラマイゼロ)
…医務室行く?
(念の為に問いかけ)
「 ……バカにしないで下さる?わたくし、喰らってあげただけですのよ 」
( いつもの調子で腕を普通に振り解く、床の血も怪我も治っており )
「 ……はぁ、お互い 今日はマイナス気分ですわね 」
……ほら治ってるぅ…
(わざと傷与えた所を撫でてあげながら笑み浮かべ)
…忘れんなよ?デザート…
「 ……食堂行ってますからニャルと新人、連れて来てくださいませ?」
( ちょっとむすっとした顔で見上げた後、出口へ… )
…はいはい…つっても…どこにいるかなぁ…
(仕方が無いので二人を探しに行く…)
・・・・城門前・・・・
「 ……… 」
( 大人姿、掃き掃除中 )
…終わりましたよ、ニャル先輩…
…疲れまスが達成感は矢張り凄いでスね…
(後ろから声掛け…んーーと思いっきり伸びながら少し疲れていて)
「 ……早いですね…私は、まだ此処が少し残っています 」
( 城門、城壁外側全体の掃除 草抜き 魔力補充 )
「 先に休んでて構いませんよ?」
……そうしておきまス…あ、質問なンでスけど…
…私、生きててほしいでスか?
(ボソッと意味深な事を呟き聞いて)
「 ………自らの生死は貴女が決める事、それに関して私は口を挟めません 」
( 門を閉じ、大きく息をする… わだかまりを吐き出す様に とても、大きく )
「 ……しかし、貴女には… 第三者として、私は貴女に生きていて欲しい
……約束、誓いの以前に… いち、私の友達として 」
……じゃあ聞きまスけど…この城の皆に生きて欲しい…のでスか?
…勿論、私もシぬつもりはありませンが…
(質問攻め…首傾げながら目は好奇心でなのかキラキラと…)
…それに、私は生きてみせまスよ、もうそンなシぬ気など全くありませンし…
「 ……当然…… 」
「 皆様に、死んでもらう気などありません。
……何があろうと…私は従者であり、仲間です 」
( … )
「 ……だから、貴女も… 私が居なくなろうが、生きて下さい 」
……それは此方のセリフでスよ…そうですか、仲間思いで…とてもいいでスね…嬉しいでス…
(微笑み、上を向きながらマスク外し)
…元は敵なのに、本当に、スみませンね…
………ありがとうでス、でも…
「 ………… 」
……?ニャル先輩?
(反応の無い相手をチラリと見る…)
「 ……… 皆様を守る、それは大切だと分かっているから… 」
( ミェンの顔に…1人の 親友の顔が重なる )
「 …… ( …貴女は何故… ) ……なんでもありませんよ 」
( …… )
「 …無茶はしない事、生きることを第一に考える事…
これを…私の命令として第一優先してくれませんか?」
……ン〜〜〜〜……難しいでスね、なンて…
(頬を掻きながら恥ずかしそうに)
…元の性格かどうかは分からないンでスけど…楽しく生きて…困ッてる人を助けたいッて気持ちが強いンでスよね…
(遠くを見るような目で一言)
…それに、私は…感情に囚われてるだけでスから、私は楽でス…流されて毎日生きる…それで幸せなのでス
「 ……そうですか 」
( 残念がる事もなく、手を繋いで城の方へ )
「 ……… 」
( 情に流されて生きてきた… 誰かとの出会いで初めて自分を得た…
誰かを助けたい… ……… )
「 ……似ていますね、私達は 」
…でスね、もう少し早く会えてれば…お友達になれてたと思いまス、私達…でスね、ニャル先輩…
(城の方へ一緒に歩きながら…とても心地よい風を感じていて…)
「……あっ、あー、いい話してるとこごめんね?…今いい?」
(…そんな中後ろから魔人の声…?……後ろ?
城とは真逆の方向…)
「 ……如何なさいましたか?愚か… ザレッド… 」
( 口を滑らせかけた様子はギリギリアウトで )
「……うーん、この判別がつかない辺りニャルちゃんの判断が悪いのか…
(聴き慣れた魔人の声から一転…憎たらしい仮面の声に変わり…そこには)
……私の声真似が上手いか!どっちだろーね?」
(仮面の色が黒くなり服も赤と黒のドレス姿になっていてイメージチェンジに大成功
…一番変わっているのは目で光は無くなったドス黒い色になっている)
…ニャル…先輩…この人…ッて…?
「…あ、新入りちゃん!…いや、裏切り者ちゃんかな?…どっちでもいっか…ひひ……ちょっとさ…?
お話、しない?女子会ってやつ!」
「 ……… 乱心なさった訳ではありませんね、赤坂様 」
( ミェンを城の方へ下がらせ、庇って前へ出る … 見るからに おかしい )
「 ……一応、仲間の筈ですが… 赤坂様です、ミェン 身を守りなさい 」
「…ッ…スみませンッ…!」
(言われるがままプレッシャーを感じて…城へ向かう)
…にひひっひ、いやぁね?悩んでたんだよね!私も…!自分の立場?…彼女との関係も続けたい!親友との関係も続けたい!…だから私は両方を守る事にしました!…という訳でニャルちゃんさぁ…“血液”とかくれない?
(陽気にフレンドリーに、いつものように話しかける…目の前で人形遊びと弄り…ながら…?)
…だからねぇ、そんな戦闘態勢取らなくてもいいじゃん、ねぇ?
(…ちぐはぐで懐かしい所まで再現された…皆が一つになった人形をギュぅぅっと握り壊しながらマスクと似た裂けた笑み…)
「 ……拒否します、少なくとも私はその中で生きる気はありません 」
( 武器は出さず、魔力も無く… ただ、睨む様に構え 警戒する )
「 赤坂様…気をお沈め下さい、貴女様に歯を剥きたくはありません 」
…むぅ…血液だけくれれば帰るよ?私は帰って元の赤仮ちゃんに戻るよ?ダメ?
(…さらっと人格変わっている事を認めながら悲しそうな目で問いかけ)
…私もさぁ、戦闘はしたくないからさぁ…ダメぇ…?……ねぇ〜〜、お願い〜〜…
「 ……貴女が望む、戻る場所… 其処に
“貴女を警戒する”私めなど居ないのでしょう 」
( 色仕掛けの一切を気にも止めずに )
「 私めとしてもそれは望みません… しかし
これ以上、不審と不穏に警戒を産ませるというのなら…!」
……残念、分かり合えないか…お話ぐらい通じると思ってたんだけど…
(仕方がないので興味も薄れた人形をその場に捨て)
…じゃあ強引に奪うしかないかぁ…ぁ、でもねぇ…?私ってさぁ?自分から戦いに行かない…いわばサモナーなんだよねぇ…分かるかな?
「 ………… !」
( 何かを勘付き、眼だけで周囲を確認する… 特に、背後 )
「 …… 」
( 無言に徹し、相手を見定め続ける __冷酷に、その視線は変貌する )
…あはっ、分かったかなぁ…?…といっても、今日は失敗作の処理に来たってのもあるから…ね!
さ、出番だよ!…ワープちゃんは本当に優秀だねぇ…君は生かす価値があるから嬉しいよぉ〜…?
(目隠し、首輪をされた白いボロボロの服を着た物がワープゲートから登場…すると同時にもう一人、頭が鉄の箱で覆われたコートを羽織った人物…失敗作と言われている者が登場)
……それじゃ、回収してきてね?…チャオ☆
(ワープゲートを開いてそのまま仮面は入って消える…これで二人きり…?
…城の方からも何かの叫び声が聞こえてきて…)
「 …!…… 仕方ありませんっ… “来ませい”っ!」
( そう、強く言うと 白黒は迷わず城の方へと走り始めた )
「 ………っ!」
【………ァ〜〜〜…】
(低く曇った声が鉄の箱から聞こえて…
のっそりとした動き…かと思えば瞬時に距離は縮まり…見当違いの岩の塊を頭突きするが跡形も無く…それどころか地面に振動まで来ていて)
「…ニャル…先輩ッ…!?…こいつら…ッ…!」
(向かった先には清掃員…と片方の体が別人のように黒い敵…確認出来ないが城の中には他にも敵達居るようで…)
「……私…がこいつやりますッ…!だから…頼んでいいでスかッ!?その鉄塊ッ!!…絶対生きまスからッ!!」
(分身増やしながら向かってくる…火花の様な攻撃を躱して避けて…ニャルに向かって一言、誠意を込めて…マスクを着けて本気で…)
「……遠慮はもういりませんね… やりなさいっ!」
( ドスを抜き、白黒が指示を… 何処かへ、飛ばす )
[ ☆%÷ ]
【 ジャマーG 】【 アンチダメージャー 】【 プロテクトll 】【 ダメージブースト 】
「 ……はぁっ!」
( 城の壁より現れた幾つもの異形生物、それぞれ
『 味方の防御攻撃大幅強化 』と『 敵の行動速度阻害 』による
サポート行動を確認すれば、白黒は鉄塊を掴まんと片手を前に突貫 )
「 まずは場所を変えましょうかっ 」
「…頼みましたッ…!!ニャル先輩ッ!!」
(分身使い…少しの間圧倒しながら躱したりと…目の前の敵に集中)
【…ぉ…ぉ〜〜〜〜…?…ぁ…ぉ…】
(片手が突き出されたのを見て首傾げて…いたも高速反応…殴り飛ばす…移動したがっていたようなので付いていく…?)
【…ぉ…ぁ…ぁ…し………て……】
「 … 」
( 防御上昇に加え… 合気の応用、ダメージを無効化し…
その、性質を確認するや 城の外へ向かい 走る )
「 付いて来なさいっ 」
【………ぁ〜〜〜…ん…】
(ゆっくりとのっそりとした動き…ついて行く…
…手にヒビが入っていたが…地面が少し抉れる変わりにひび割れも無くなり…)
【…ぁ……し………て……く…】
ぴたり
「 ……?」
( 途中… 追いかけてくる勢いが其処まで、ないことに気づく…
……先程までの勢い、あの高速具合からして… これは おかしい )
「 ……此方です 」
( 取り敢えず、合わせてゆっくりと動く )
【……ぁ〜〜……ぅ………ん……】
(近寄っても別に攻撃する素振りも様子も無く…重そうに頭を揺らしながら歩いている…
さっきの一発が必殺技…という訳でも勿論無いのだが…)
【…ん…ん〜〜〜………】
(大きく唸りながら嬉しいのか悲しいのかも分からないままで…逆に不気味)
「 ……… 」
( 取り敢えず、城から離れた場所… )
「 ……こんにちは?」
( そっと、手を握ってみる )
【………ぅ〜〜〜〜……】
(…岩のようにゴツゴツ…というか、手が岩石になっている…)
(…相変わらず曇った声…何故か今は敵意が無いように見える…)
「 …………少しだけ、おとなしくしてくれませんか?」
( 段々、何かに勘付いて… 意味の有無は分からないがとりあえず言うと
頭の鉄塊じみたものに触れ、外そうと力で試みてみる… )
(触れて外そうとした瞬間)
ドォォンッ…
(音速…とまでは行かないが目の前の敵と認識した物にパンチが突き出される…と同時に目的を思い出したのか拳を更にゴツゴツとさせながら…鉄塊の頭が睨むように捉える…)
【…ぅ〜〜〜〜……っ…っ…ふぅぅぅ……!】
(…岩石の拳は150m離れている物体も木っ端微塵にしていた)
[ バゴォォン ]
「 ……両者上々 」
( ぶっ飛ばされ 岩の塊を砕きながら埋まる…も、程なく立ち上がり
はっきりと知って、鉄塊を見据えた )
[ ビュンッ ]「 参ります 」
( 衝撃を避け、中距離まで走り寄る )
【…し………っ…!!】
[バキバキ…ビキィッ…]
(岩石の拳…が崩れ落ちると思ったがそれをさっきと同じ勢いで飛ばす…砲丸のように勢いは激しく石粒でも途中で崩れ砂のようになるので目潰しにも…)
(…“戦車”とまでは行かないがもう一歩も動かない…まるで“塔”そして圧倒的な“力”…)
「 …………… 」
( …武器らしきものは持っていない、ただ 攻撃を避けつつ… 「筆」の先を
地面に付け、鉄塊を中心に円を描く… しかし、それにも敵意は無く )
「 『 天照 』」( 暗がりに満ちた空間が… 円を中心に、優しく光に満ちる )
「 ……( 次は… )」
( 筆を構える事もなく、周りを見る… 荒涼とした、岩と砂の場所 )
【……ぁ〜〜…ぅ……?】
(相手が何をしているか分からず一瞬動きが止まってしまう…も、目的が頭の中で何度もリプレイしていて地面を大きく叩けば…小さな石から大きな石まで、全部が一斉にニャルに向かって放たれる…)
【…ぁ…ぉ…】
(……彼の名前を言うなら…ペーテット…)
「 …… あゝ 」『 霧隠 』
( 筆による上下に横の線… 現れた霧が時間を惑わし 容易に回避を行う
白黒は攻めに転じる事も無く、さらに筆を空に踊らせた )
「 …… 」『 花咲 』
( 丸い、円を地面に描く __荒涼とした岩ばかりの場に 小さく
なれど確かな芽が息付き 緑の地が広がる 天ノ光は平等に 優しく光を照らす )
「 ………… 」
( まだ 元気のない緑を見、白黒は筆に墨を含めた )
【…………ぁ〜〜〜………?】
(何が目的か分からず…戦意も無くなっているのが分かれば…肩ががくんと下がり、拳も元の大きなゴツゴツした手に戻る…)
【…………ぅ〜〜〜…?】
(見えていない筈だが辺りを見渡して…緑と光を…見ているように鉄塊の頭が下がっていて)
「 ……… 」
『 満開 』
( くるりと筆ともに弧を描けば 草木共ども、命が溢れ出す )
__太陽は昇る。
丸く 暖かい天照の元 鉄塊を包んで草木は大きく 穏やかな空間に息づく
『 疾風 』
( 風に揺れる草木は 心とかす音となって鳴り響いた )
「 ………… ( 光昇り あまねく風の精 常世を覗きへし )」
( 貴方を眺め 歩み寄る為に眼を必要とせず…
眼を閉じたまま、筆を逆手に鉄塊へ近寄る 悠々と 歩みは遅く )
「 ( 描かう日の丸 退けるは闇々 )」
【……ぁ……ぅ…ん………ぁ……】
(…完全に戦意を失い…体育座り…
とても気持ちよく…眠気を誘うような風と微かに聞こえる音…
…先程まで荒れていた地面が緑溢れる場所に…)
【…ぁ…ぅ…ぁ〜〜…】
(…何か言っているように聞こえるが…鉄塊の中からは唸り声が響いている様子)
「 ……ごめんなさい…いっときの乱暴を 」
( 目の前まで歩んだ 白黒は __眼を開け 敵意ないままに筆を走らせる )
『 一閃 』( 肌に響く事なく縦の線は鉄塊を断ち )
『 満開 』( 描かれた円は寵愛と慈しみの抱擁を )
『 天照 』日の丸は 心へ光を照らした
「 ………… 」
( 眼を閉じる、… 墨は切れていた )
…ぁ……ぁ〜…ぁ…?
(…それでも変わらない低い声…鉄塊が外れて見えるのは後頭部が石で殴られたかのように凹み…そして石で体を大きく見せていたのか一回り小さくなり…)
…ぁ…ぁ…ぁ〜…
(…何より口…基歯が欠けて上手に喋られないようだった)
「 ………… 」
( 筆を納め、眼を開く… …姿に 何も心が揺れる事はなかった
ずっと前…気づいた瞬間に、構えた心 __助けようと思うが故に )
「 ……少し、我慢してて下さい 」
『 眠眠 』
( あの、暗示… それを 静かに頭へ向けると
小さな体を担ぐべく、しゃがんで腕を回す )
……ぁ…ぅ…ん……
(フラっと…そのまま眠りについてしまい担がれ…想像していたより軽い…というか痩せていて)
「…また救うの?」
(…今度は清掃員の声が…また背後から)
「 ………それが、貴女様のお気にでも触ると?」
( 振り向く事も無く、担いで行く …丁寧な言葉、それが何なのかを… )
「 …… 」
「…流石に学習したかぁ…うぅん?好きにしたらいいよ?失敗作、使い捨てだし…まだ城で暴れてる奴もいると思うしさ?…でもさぁ、お荷物増やして…知らないよ?…いつ始末されても」
(ペラペラと喋った後…威嚇するように後ろから機械のカウントダウン音)
…じゃあね、ニャルちゃん…今度会う時は普通だから安心してね?
「 ………… 」
( 何を気にすることもない、森を出て 城へと向かう… )
( ……事実、自分が自分を追い込んでいる事は否めない
今までも同じ …為したことが全て自分へ牙を剥いた。)
「 ………… 」
( …自分がいつまで経っても、姉様を超えられないのは…
実力不相応に、愚かだからなのだろう __それでも 担いだ物を降ろす気にはなれない)
( 私が 私として成る為に )
・・・・城内・・・・
「 何さ何さ何さーーっ!?」
( まだ人間状態の、黒機 慌てて逃げ回り )
(……数秒後、煽るようなファンファーレ…
…既に仮面の姿は無かった)
・・・・城内・・・・
…待てコラ機械ぃっ!!にがさねぇぇっ!!
機械と水の相性が最悪なの分かってんだろぉっ!?そんなのガキでも分かんだからよぉおおっ…おぉ!?
(何処か濁ったような声と…ゴーグルを構えた特徴的な敵…下半身は水に溶けていて波に乗り素早く追いかける…水鉄砲を構えれば城の壁を壊すジェット水流発射…人間状態でも食らえば一溜りも無い…
…知っている理由は当然あの仮面だろう)
……おいおいおぉいっ!逃げても意味ねぇのわかんないぃっ!?
「 ひいいぃっ!? ちょっ 違うっ!カロン今っ 人間ですからぁぁっっ!!」
( 人間状態では微塵も戦闘能力がない黒機、当然逃げ回るしかない
しかし、培った回避のスキルは衰えず、音のみで弾道や速度を判断
素晴らしいまでの回避力で逃走し続けている…もの の。)
「 ふぅっ はぁっ しつこ過ぎませんかぁぁぁぁーーっ!?」
( 体力 )
…当たり前だろぉおっ!?始末すんのが当たり前ぇっ!おぉらぁっ!風穴空けてぶっ壊れろぉっ!!
(ちょこまかと躱す相手に苛立ちながら更に波は大きく…ビッグウェーブになりながら
水流の勢いも高まり連続発射…体力限界なのが分かればどんどん距離詰めていき…)
「 あ''あ''あ''あ''死ぬぅーーーっ!」
( 体力限界!人の身の弱さを呪ってそのまま )
( カロンの姿が 忽然と消え去っ …た?)
「【 リーフシールド 】!」( 波の背後から 声 )
……ぁぁあ?葉っぱぁ…?
(目の前の狙っていた獲物が溶けた訳でも無いしおまけに後ろから飛んできた…葉っぱ、振り向く)
……もう一人増えたって訳かぁあっ!
「 ヒーローが相手だよっ!」『 QUICK 』
( 現れた赤いヒーローが決めポーズ?を取る すでに変身したミィリィは
意気揚々と宣言、その後ろに… )
「 わぁっとぉ!? ・・・し 失礼しまーす 」
( 逃げ出す 黒機 )
……だぁっせぇなぁぁっ…!どっちもぉぉっ…!
…かんけぇねぇぇっ…!お前も…始末するだけぇっ…!
(そう言われた瞬間…何かが投げられてよく見ると…水風船?
それを外すように水鉄砲…さっきより勢いは弱いがやはり壁を削る程度の威力はあるようで)
[ ダンッ ]「 クイックブーメランっ!」
( 初手、相手の攻撃らしきものを全て避ける跳躍軌道で
空中へ躍り出ると、十八番の斬撃エネルギー発射、更に天井掴んで )
「 クラッシュボム!」『 コンボ成立 』
( アーマーを一部変形させ、大火力のドリルボムを狙い撃ち )
…そうくると思ってたからぁぁ…先に仕掛けたんだよなぁぁっ!!
(瞬間、水風船が破裂…辺りに飛び散る水滴が城の天井や壁を蜂の巣にする
…自分は水流に潜り込み何とも無いように防御をしようと…)
…お前が早いのはよぉぉく分かったぁ…!
(覆い尽くすような大きな波を目の前に出しながら)
「 わぁっ ととっ! ふふんっ、わたしだって簡単には当たらないからっ 」
『 回避成功 損傷無し 』
( 光速軌道と視覚強化による回避能力、水滴のわずかな隙間を潜り抜け
地上に着地すれば、今度は両手に回転ノコギリを持ち替え、波を見据える )
「 ( すごく厚い変な水の波…速度対策に撃ってきてるならっ )」
『 メタルブレード 』( 円盤を周囲へ無尽蔵に投げつけ、波から少し距離を取る )
「 行くよっ 」
……これで完璧ぃ……
(自分の周りに水の壁…膜を貼ればもう攻撃してくる事は無い…
波は更に崩れた城の破片を巻き込む…土砂流れ)
…機械の刃でもぉっ!炎でも…倒す事は出来ない…!分かるかぁっ!?水ってのは最強なんだよぉぉっ!
(前言撤回、今度は大量の水が口から入ろうと狙って来ている…溺れさせるつもりの様子)
「 でも …こんな弱点、あるんじゃないかなっ 」
( リーフシールドである程度は塞ぎ、瓦礫と波を
自身のスピードで躱し… 追い詰められかけたところで )
「 お願いっ 」『 はいよー 』
[ ヴィヴィヴィヴィヴィヴィ ]
( ミィリィの背後より大きなチャージ音!
更に直後突っ込んできた・・・航空機形態のカロン!)
【 ライトニング波動砲 】
( 最大チャージ、3ループの大雷光が波を穿ち 或いは
持参することもないレベルの電力を満遍なく水全体へ走らせる )
かっ…ぁぁ!?機械ぃっ!?言っただろぉっ!?相性最悪…なの…ぉ!?
(勝ったと確信…する前によく目を凝らして見えた突っ込んでくる機械
余裕の笑み浮かべていたものの…)
…電撃ぃっ!?…っやめ…がぁぁぁぁぁぁっ!!
(一番の弱点、感電により目前まで迫ってきていた波は消えて…本人も気絶しかけの状態)
……っ…調子乗る…なぁぁっ!!
(もう一発、巨大な水の玉…苦し紛れの一発)
「 っ!【 クイックブーメら『 アンカー・フォース 』
( ミィリィが攻撃する直前、赤、青、黄のクリスタルを握り砕くカロン
すると 背後よりカロンとアンカーで繋がった牙のある光球が突っ込んできた )
『 よぉっくも追いかけ回しやがったねー?【 フォースシュート 】』
( 光球と合体、水の球を光球で防御すると その光球
『 フォース 』を飛ばし波の根源に向かって牙を開き 捕縛せんと迫る )
………ゲームオーバァ…残念…
(拘束されて拷問されるのは目に見えている…ので痺れながらも自分の脳天に水鉄砲を構えて…
発射、しっかりと貫通し…倒れる)
「 ひぃっ !?」
『 あっちゃあ ・・・追い詰め過ぎちゃったかぁ?』
( 腰を抜かすミィリィ、落ち着いてフォースを用い 回収するカロン )
「 あ あのっ し しし 死っ 」
『 落ち着き・・・は、無理かぁ・・・ま やるようにやらせてもらおっかな 』
( 発狂寸前のミィリィを他所に だらんとした波を吊り下げたカロンは
自らの次元へ向かうべく クジラの絵へと移動し始めた )
……………
(意識はないように見えて…脈も聞こえない…
…ただ頭から血が垂れていて…その血液がどんどん矢のように尖り始めている)
…せめて…ぃっぱつぅぅ…
(最後の一発、カロンの胴体、首筋、足首に向かって発射…)
・・・??・・・
「…う〜ん、二人…アウト…それもまた一人は裏切り者ちゃん…もう一人は瀕死だけどあの感じじゃあ助けられちゃう…かなぁ?……嫌だなぁ…処分に来たのにさぁ…」
( そんな短距離、しかも運搬中に避け切れるはずもない
油断もしていた… 胴体を容易に貫通する )
『 ぎゃっ 』【 ティウンティウン 】
( 瞬間、爆発かと思えば光と粒子と化して四散するカロン…
なんか復活する気がしないでもない爆散の仕方だが、兎に角 撃墜。
… アンカー・フォースはそのまま捕縛し、クジラの絵に向けて移動し続ける )
[ ちーん ]「 …… 」
( 当然のようにもう1人は変身解除と気絶であった )
…ぁ…ちくしょぉ…!
(どうにも出来ないまま連れ去られる…意識も落としてもう逃げられない)
・・・食堂・・・
「…ブラックちゃん、大丈夫かい?こんなとこに一人で…あんたのお仲間はもう逃げられないよ?」
(黒に対応する敵…といっても武器も持っておらず攻撃もしてこず…ただ煽るだけで話している)
「 ふぅん、ずいぶん自信がおありですのねぇ…
言ったことの大きい割に合う根拠はありまして?」
( 対応された、と 思われる黒… 先頭の気配なく応対する黒は
自分の席に着き、目の前にあるトンテキに夢中であった )
「 … 沁みてますわねぇ… このキャベツ 」
………シビアぁ…ま、いいけど…何か作ろうか?
(近寄りながら両手を振る…性格的には赤の者達と根本的な所は似ている様子…)
…あぁ、でもねぇ…能力、一応持ってるけど…
…使いづらいから、ね…
「 ふぅん?ならお手並み拝見といこうかしら…
本場サーモンのマリネ・海の妖精仕立てキャビアを添えて
…作って頂きましょうかしら?」
( トンテキ二杯目、カツ丼完食中 )
「 んん、こってり油のガツンとした肉の味… 」
ーーーーーーーんなの作れる訳ないじゃん?
(瞬間、たまたま天井が崩れて落ちる…それも黒に向かって、勢いよく垂直)
…あらら、大丈夫?たまたま…落ちてきたね?
[ カッ カカカカカカ ]
「 すいませーん 爆盛りガツガツ丼とトンテキお代わり
お願い出来ませんことー?」
( そのまた次の瞬間、黒の隣に積み重なっていたのは
器用なことにどんぶり状に積み重なった瓦礫の山… すっと
持っている箸を相手に向けて )
「 偶然ですわねー はい、5 … さてさて… 」
( 早速出てきたトンテキに箸を伸ばす )
……リアクション無しかい、普通何か不審に思わない?
……つまんないの、どうしよ…あー、他の所行こっかな…
(首に手を当てながら背を向けて食堂から出るフリ…相手するのはどうにも面倒と判断
…隠れて爪噛みながら頭を回転…)
…チッ…
「 んんーっ 濃厚な肉の脂っ 美味しい美味しい美味しいですわーっ!」
( トンテキにガツガツ丼をすぐに半分は平らげてしまった )
…もう気にもしないか…まぁいいや…
(ブツブツ呟きながら…珍しく帰り用のワープゲートが開かれてその中に入る)
…しっかりとお仲間は作れたし…
[ ガチガチっ ]( 黒の衣が拘束に掛かる )
「 ……あ、お食事後まで待ってくださらないかしら?」
( トンテキとどんぶりをもぐもぐ )
……えぇ、何で?いや、単純に嫌だよ?
(こういう躱す所だけお上手で頭を下げたらバク転したりと器用にかわし…ワープゲートに半身突っ込む)
…じゃあね、ブラックちゃん!
「 …… 」
( 追おうとする衣を制止し、暫し思考の中へ… )
『 記憶のサンプル提供 』『 恩人 』『 間抜け 』
「 ………………… 」
( 2人ほど浮かんできた顔… その笑い顔が色濃く分かり
テーブルを苛立ちのあまり殴り壊す )
「 ……舐めた真似してくれますわね 」
「…流石にお馬鹿なナイアさんでも気付きましたって感じのお顔ですね!いよぉっ!」
(仮面だけがいつの間にか机の…しかも料理に突き刺されて仮面の声が聞こえている)
「…そう!全ては私の…サポーターの能力です!…あぁ、でもあれですよ?もう私は居ないので…しばらくこの城でお楽しみを…それと…
…全員助けるとか思ってんじゃないよ?英雄気取り…」
(恨みや憎しみを此方も込めたような声…)
「 ……わたくしは……
妹達と同じだと思うか?」
( 冷たく声を放つ、席を経てば 衣を纏い )
「 …… 犠牲など貴様らと奴隷だけで充分だ
優しみだけで全てが可能となるなどニャルでも思ってはいない …
貴様らは死ぬのだ、例え他がその気で無くとも… 私によってだ
逃れられぬ終わりの糸を自ら手繰り寄せるが良い そして死のみを掴め 」
「…あぁ、やっぱり君は違う…君は違うねぇ…うん、やっぱり…君と…彼だけは…私を倒せる存在になるだろうね…
(今度は明らかにボイスチェンジャーを使ったような…少し低い声、何処かプレッシャーを感じながら拍手と笑い声が響いた後…最後の呟き)
「……駒はそんなに多くなくて良いんだ…」
(…瞬間、城内から悲鳴が響く…何十人もの、聞いた事の無い死を伝える声…
何故か生き残っているのは数名…だけ)
「 ……… 」
( ……… )
( 悲鳴の声 それが何なのかを察し、虚空 睨みつけて
一先ず 家主の所へ進み始める… その歩み、雰囲気
かつて この地を滅ぼさんとした破砕者のもの )
……ふむ、来るか…
(椅子に座り肘付き考え事してる途中…気配感じ取り待つ)
(…部屋には潰れた肉塊が何十に…)
「 失礼致しますわ 」
( 鋭いシャウト共に黒い衣がエントリー
開かれた扉からは確認を得ることもなく
刺々しい気配のソレが入って来る、向かい合う形で
黒は椅子に座り… 指を鳴らし、肉塊を掃除する )
「 ……ルージュさんと 赤坂さんは何方へ行かれましたの?」
……矢張り二人か…
…どうやら転々としているようだ、わざと自分達が居たという痕跡を残して…だが、無駄…
…すぐに消えているらしい…
(別に慌てる様子も無く何事も害は無いかのように平然と告げて)
…仕方ない、赤仮君のは人格変化によるもの…ルージュに関しては…恐らく…
「 理由は伺いませんわ、許されざる事をした以上は死の刑を 」
( 冷静に 荒れ狂う、冷たい怒りには疑問の1つも含まれず
早速容赦するべきでは無い と態度で示し )「 それで 」
「 家主様は今後の対応を如何するおつもりですの?」
……ふむ、死か…
…勿論許されないのも分かっている…だが、それで死とは安直…分かるだろう?
…死とは一瞬の苦しみで全てが終わる…それで彼等の罪が償われるか?…いいや、違う…
(少し溜め息吐いた後、立ち上がり窓を見ながら話す…)
…ならばどうするか…?…無期懲役の…特製の償いをさせる…それで反省をしたのなら…我は許すつもりでいるが…
「 ……あなた様、上から過ぎますわよ?」
( 溜息を吐き )
「 我が子可愛さにそれを実行してみなさい… あなた様が対立する事になるのは
わたくし達ですのよ?わたくしの意思関係なく、望まない争いが 」
「 スケープゴート、その意義の意味を理解していますの?」
………贖罪…か…
…あぁ、いいだろう…ただ、後悔はしないと約束出来るか?…そして、君の意思は…正反対のようだ…我々とは…
……だが、いいだろう、許可する…死を持って償わせる事を…
(…冷たく圧を掛けながら小さく睨み)
…最善の選択を選ぶべきだと、我は思うがね…
( その言葉 せせら笑うように睨み返す )
「 子羊二頭の命で全面戦争が避けられる、これがどんなに喜ばしい事か…
上に立つものとして分かりませんの?…3つの勢力のうち2つの矛先、
それが此処に向く可能性があるというこの状況で 」
( 席立ち、扉へ向かう )
「 …無論、わたくしがそれほどの事をしてこの地に留まる理由もありませんわ
子ヤギ二頭と引き換えに、旧全てを連れてあなた様の前から去る… これで良くて?」
…はぁ、分かり合えないか、もういい、好きにしたまえ…
(少し呆れたらしく無理矢理出させる)
…馬鹿だよ、本当に…
「 ……… 」
( 無理矢理出され、作り苦味の表情を崩す )
「 ……辛いな、メンツとは 」
・・・・城の中・・・・
「 っっ …!」
( 抱えて、戻って来てみれば血肉まみれの惨状… それを目にし
白黒はしばしの戦慄を覚えた )
「 …… ( 今は… )」
( すべき事、為す事… それらを思い出し、進む )
…おー、にゃる…!
(向かい側から…何故か清掃員を肩に抱えてほろ酔い状態、心情なんて知らずに陽気に接する)
…なんかねぇ、でんきあやつるやつだった!…こっちは…あ、でも…あれ!…しんいりのことてきがたおれてたからとりあえずしんいりのこはやすませようとおもうよ!
…でー、でんきのやつとたおれてたやつはみっつならんでるかぷせるのところにいれてきた!
「 ……そうですか… ヴェルさんのお手を煩わせるような事は…?」
( 触手を用いて岩の子を背負って、解放された両手で
ミェンを抱きかかえようと… )
「 ( 矢張り、ですか… )」
…まったくはかった!むしろちょっとたすけられたよ!…つよいねぇ、このこ!
(嬉しそうに話す辺り事実なのだろう…渡しながら改めて酒を飲み直す)
……しかしでんきはあいしょーがわるぃ…こおりもいがいと…うん、みずっぽい
( ヴェルの言葉に頷き )
「 …………我らと相性の悪い相手を送り込んで来た、そんな単純な事では…
……よいしょ、無いようですね 」
( …もう、そう言われるように… 片手で抱っこしたミェンの頬を撫で
一応、触手を用いて周囲を索敵しつつも 小さく笑みをこぼす )
「 …… 」
……いろいろおつかれ〜…しかしあいてがほんきださなくてよかったよ…
…あ〜〜…かたいたい…
(渡した後笑み浮かべぐるぐると凝った肩回して
部屋戻ろうとしていて…)
…あぁ、たぶんだいじょーぶだとおもうよ?
「 …確かに、そうですね …後で、ヴェルさんにはマッサージでも受けて貰い、
その上で酒樽を送り付けさせて頂きましょうか 」
( 自分の部屋へ向かいつつ、索敵触手を戻す…脳裏をよぎるのは「本気」のワード
搦め手含め、私の手が通じそうに無かった… まるで、最初から私に殺害を促すような
強さの分配だった背中の子について考え、今回の襲撃の意味を探る )
「 ……何にせよ… 約束、守れましたね?」
( 頬を撫でる度、固くなりかけた心が解けるのを感じた )
…おっ、じゃあよろしくっ!!
(大きく声響かせながら部屋に帰る…荒れた破片など拾うなど後片付け…)
「…良かッたでス…本当に…」
(いつからか目を覚ましていたのかチュッパチャップス舐めながらもう一本渡し)
「 ひゃ、 …起きてたのなら言って頂けませんか?」
( 急に伸びて来た飴に驚いて… 一旦、難しい考え事を放棄 )
[ パキ ]「 ……お疲れ様、ですね 」
……今起きたンでスから仕方ないでスよ…
(少し眠そうにあくびと目を擦りながら無理矢理立ち上がり、一瞬崩れそうになるも体制立て直し)
…ていッてもまだまだだとは思いまスね…
「 愚かな私の真似はしなくても良いのですよ?」
( 背後からぎゅっと抱き上げようとしながら、しれっと自虐して )
「 ……私は持久力が高いというだけで、限界はあるのです。
貴女は私では無いのですからさっくりと休暇を挟みなさい 」
……でスけど、ニャル先輩も休ンでくださいね?
…お言葉に甘えまスけど…
(マスクの下からでも分かる程大きくあくび…
…しゃがんで躱した後背中をつー…人差し指で線のように這わせ)
……メリハリはニャル先輩も付けましョうね…
…じャ、お先失礼でス
「 ……分かりました、ゆっくりしてて下さいね?… 」
( 代わって背中に居る岩の子を抱きかかえ… 人は居ないが、
医務室へと急ぐ )
「 ……… 」
( …何故か 姉は頼れない予感がしているから )
…ん?…どーした?大丈夫か?
(医務室から出て来て…一応心配するような目で後ろの者とニャルを見る…)
【…ぁ…ぅ…ぅ…】
「 ……ミェンと同じです… 気にしないで下さい 」
( 目覚めを感じ、急いで医務室へ運び込もうと… )
…俺が看病してる奴多いから気をつけろよ?…つーかニャルはしなくていいのか?
(扉開けて中に入れれば…恐らく襲って来たであろう敵達がベッドに寝かされていて)
……とりあえずこいつらは後は安静にしときゃ治るよ、多分…
【…ぁ…っぁ……と…】
「 …場所を変えましょう… …無駄な心配は止めなさい 」
( ザレッドの言う通り… 実は… )
( それを自覚する前にザレッドの前から去り
次に目指すは… )
……本当に無理しやがって…さて…
(目の前の頭が潰れている彼を寝かせてあげ、そのまま首に麻酔…)
【…ぁ………?……っ…】
…安心しろ、手術ぐらいなら出来る…完璧に治すのは無理でもやれるだけやるからさ…
・・・薄暗き城の屋根・・・
「 …………あれ程とは… 」
( 喰らったのは 2発…戦闘の集中を解除した途端に
それは痛みを伴って襲い掛かる、肋骨が 粉砕…旧神の肉と
骨の耐久度を超え、これほどのダメージだった。…更に
人間態での疲労の溜まりから、再生も働かずに )
( 今は 救急箱を用いた手当で凌ぐことにしている )
「……おいおい、駄目じゃあないか…そんな傷を負いながら医者の治療を受けないなんて…」
(空から声が聞こえる…もう一人の主犯と思われている幽霊…憎たらしいような貼って付けたような笑みを浮かべていて…
…そのままふよふよと近づいてきた)
「…よかったら私が治療しようか?…勿論お代はいらないよ?」
「 ……申し訳ありません、貴女への信頼を尊重したいのですが…
あの間抜けを陥れた方の善意は、どうしても受けられません、結構です 」
( 手当を続け、幽霊を見据える )
「 ……貴女様は… 加担しておられるのですか?… この異変に 」
「…はは、だろうと思っていたよ…仕方無いなぁ…まぁ、いいさ、応急処置ぐらいじゃあすぐにガタが来るだろうし…はは」
(浮きながら半透明になりながら…大きく頷く)
「…その通り、と言っても意外性は無いか…はは……でも、これは彼女と手を組んでいるから仕方のない事なんだよ…少し、お話いいかい?」
「 ……それは、贖罪ですか?言い訳ですか…?
…貴女様の場合 どの意味合いでもないように思えますけれど 」
( 手当、話は続く )
「……準備だったんだよ、此れは…
…君も知っているだろう?機械が攻めてくる事件…
…それにより私は思ったんだ、あれ以上に規模が大きくなってしまえば皆が骨も残らず死んでしまうと…
…だから私は彼女…能力の保管庫と協力をして新たに作り始めたんだ…所が、そこを彼女が細工したようで…このように君達を襲い…という訳みたいだ…」
「…まぁ、言い訳と思ってもらって構わない」
(深く帽子を被りながら軽い拍手)
「 ……その話を信ずる場合、貴女様がそれをみなさまに正直に告げず…
間抜けを欺いたという時点で、裏切りと見なされませんか?
…騙されたと気付いて、戻り…何故 正直に告げなかったのですか?」
「……私は幽霊だ、死ぬ事も無ければ食べる事も睡眠も要らない…だが、勿論そんな私にも弱点がある…
(溶けた片腕を見せては苦笑い)
…塩だよ、塩…そう、分かったなら告げようと思ったさ、でもまずこれだ…はは…そしてもう再生する事は無い…医者にとって片腕を取られるという事は死を意味するんだ…しょうもないかもしれないがね…」
「 …赤坂様ですね?」
( 手当を終え、立ち上がったニャルは幾らか強く声を発し )
「…いいや、違う…あの島の管理人だよ…本当に凄いねぇ……やられてしまったよ…はは…」
(残念そうに無くなった片手を見ながらそろそろ時間かと思い飛んで行こうとする…)
「…済まなかったな、色々…無駄な時間だったろう?」
「 ……私は… その話を聞く前より、貴女様の味方です
赤坂様とも、まだ…… …本当に危ない時には、必ず戻って下さい
如何なる罪を償うことになろうとも…私は、必ず… 」
「……あぁ、矢張り君達は優しいなぁ…心に染みるよ……済まないな、そろそろ戻らなければ怪しまれてしまう…
……そしてもう一つ…私はまた作り出すだろう……機械もまた来るだろう…だから、体勢は整えていてくれ…」
(飛んでいく直前目からぽたっと水滴垂らし
そのまま透明になり見えなくなっていく…)
「 ……… 」
( …確かに、心の底からそう 言っていた…
ただ、言えない事はあるのだと白黒は消えゆく
幽霊を見送りながら思う…… )
「 ……貴女様の運命に… 」
( 暗雲以外のものが見えないのだと )
・・・・赤く花咲く植物園・・・・
『 ....ふむ、これで全てか?』
( ..容赦無く死骸に斧を振り下ろし続け、早16人....
気になるものは剥ぎ、息があればとゞめ... 最後の、生き残りを見つけ )
『 そこか 』
( 黒い鎧を纏う男、ザラァークは静かに歩み寄る )
…っは…は…は…!!…は…はっ…ひっ…!
(目の前の冷酷な黒い騎士…処刑を続ける者に恐怖しか感じず後退り…場所的にとても能力は相性が良いのだが、体が蛇に睨まれたカエルのように動かず)
…来る…な…化け物…!…ちか…よるな…!
(苦し紛れ、植物の成長速度を加速させると一斉に黒騎士に向かい太く長く丸太を勢いよくぶつけるかのような衝撃を次々…
…ポットから種をばら撒き更に急成長…種を散弾銃のように飛ばし)
[ ゴンガンゴンゴンッ ガンッ ]『 ...“リィフ”』
( 騎士はあるむ速度を緩めもせず 見飽きた攻撃に盾すら構えずに
防御行動の全てを鎧に、とかまけさせたような行動は... 受け流しや勢いの
関係など知らないとでも言うかのように また 無力と 避けられないものを
思い知らせるような.... ‘無傷’という結果を残し 男は声を発する )
『 ‘メ“』
ひっ………!い…やっ…!!
(涙を滝のように流し後ろに倒れながらも足を動かして後ろに下がる…
顔は青ざめ来るであろう攻撃を全て防御の大樹に回して…立ち上がり走り逃げようとーーー)
「 ん?」
( 行った先、何か知って知らずか立ち塞がったように
進路上に居た大女、いきなり走ってきた誰かを 不思議そうに眺め... )
『 ... 』
( 音が歩み寄ってくる... 自然の権化にすら見えた 能力の大樹は
今や幹から根にかけて横に叩き切られ 剰えメリメリと今にも倒れそうな
悲鳴を上げていた。その上... )
『 .....そうだったな 』
( 今度は 明確に逃げた者を見据えているのだった )
…た、たすけてっ…む、むりっ、あんな化け物無理っ!!こ、この城の人でしょっ!?ねぇお願いだからっ、助けてっ!
(裾を掴みグイグイ引っ張り…此方を見ている恐怖の塊を指差し顔中涙などでべとべとになりながら何も通じないのを教えて…)
…お、お願いしますぅっ…!
(果てには土下座、命が惜しければ何でもするらしい小心者…)
「 ぁー、落ち着きなよ... おいコラッ!捕虜だろうがよォ!?」
『 すまんな...最低2人と伝えられていたのだが、忘れてしまった 』
( 男が斧を下げ、大女がタオルで植物のくしゃくしゃになった顔を
拭き取りながら男を叱る。...それでも、男の鎧にある返り血は....
未だに死の濃い色を示していた。)
「 ったく.... まー、あの男と当たったのは運が悪かったねェ?
でも今はオレの捕虜って事になるよ、命はいらんから安心しな?」
( どうにか安心させるべく.... 自分の笑った顔を見せて )
…ひぐっ…えぐっ…こわかったぁ…川が見えたよぉ…視界がスローモーションだったし…びぇぇんっ…ぐすっ…!
(赤ん坊のように泣きじゃくり未だに体は恐怖で震えていて、もう男のほうをチラリとも見ようとはせず…)
…えっ…あっ、は、はい、分かりました姉御っ!!
(笑った顔のカッコよさに惹かれて自然に敬礼……泣きながらなので格好付かない)
「 はいはい、泣く前に色々準備やらねェとな... おい
後片付け、やっとけよ?」
( 捕虜を脇に抱えようとしながら男へ怒鳴り... )
『 ああ、分かっている 』
( ...何に使うのかなど考えたくもない
大型の肉切斧を引き摺り 闇の中へ戻って行く男の姿... )
「 ....ま、生き残れた事... 良かったとは思わせてやんよォ 」
…うぅ、もう帰りたい…おうちに帰りたい…
……こんなにひどいとは思いませんよ…うぅ…
(しがみつきながらブツブツ呟き…腕で涙拭うも少し腫れていて)
…や、優しくお願いします、姉御
「 .....おう、悪いようにはできねェさ 」
( わしわしと頭を撫で... バイオチックなホラー現場と化した
植物園を出て、一先ず一応ある自分の部屋へ向かう... )
・・・・肉肉しい大廊下・・・・
「 ...おい、派手にやってんなあんた 」
( 地獄は此処にも有った... 壁床天井の一部が肉に覆われており
しかもそれには肉の蠢きに揺れる目や口... 犠牲者の1人が全身を咀嚼され、
あるいは肉柱に貫かれ、目の内側へ軟体生物の様に丸呑みにされ...
肉に潰され.... 今、更に少ない生き残りに躙り寄る肉 肉 肉... )
「 -- - --- 何?あたしは肉、ばら撒いただけなんだけど 」
( 悪びれもせず廊下の真ん中に立つ... 不機嫌な 蒼 )
「……あの人も怖い……ぁ、でも多分大丈夫、姉御、行きましょ?」
(リアルな質感と見た目に吐き気さえ覚えるも何かを察すれば急いで突っ切ろうと…)
(生存者は全員肉に包まれ…たが、すぐにじゅーー…と聞いていてお腹の空く音に匂いが、包まれた所から聞こえる…)
「 うっへ.... さっさとかいじょしてやんなよ?」
( さっさと走ってその場を抜けた後... )
「 -- - -- [ パンッ][惑惑 ]解除 」
( ...解除されれば、ひとかたまりに気絶した... 無傷の 犠牲者たち... )
「 - -- 幻惑、アイツだって使ってたくせに 」
『…それとこれとは話が別なんだぞー…にひ…』
(持ち込んでいた鶏肉を自分で焼いているという…紛らわしい行為をしていた、猫耳)
「……胃が痛い…」
(ボソッと呟き…この状況を見たら当たり前)
・・・・テホプの部屋・・・・
( ....レギオンの部屋に引っ越してから目立たないが
ちゃぁんと月夜にも部屋があった、...結構女の子らしく柔らかな内装 )
「 ....ーーぉーーっし、ついた.... おう、疲れたか?」
……大丈夫、姉御!
(抱えられたまま敬礼と…ギャップ萌えという奴に微笑み浮かべ)
…乙女の花園…
( 最後らへんの言葉聞こえずに抱えたやつを机の座布団に下ろし、
壁掛けに上着とズボン掛け、サラシも屑かごに... スパッツに下着姿 )
「 んーーっ.... リラックス出来んなァ、自室...んで これからのお前の待遇、言うぞ?」
( ....顔以外の傷跡は少ない、健康的な体が伸びで強調される
そのままソファにごろんと 女の子らしい無防備さで寝転んで...
リラックスからか柔らかくなった表情含めて言葉にも威圧感なく )
…あのですねぇ、目の前であまりそんな盛大に脱がないでもらおうかっ!…そんな気があったらどうするつもりですか、責任取れます?
(…さっきまでの泣きじゃくりが嘘のように元気になり正座しながら何故か相手を説教…)
…まぁいいや、はい、聞かせてください
「 あァ... まず、お前 何つーんだ?」
( ....よく見たら、ソファの向こう側... 木製ゾーンに
やたら目立つ...月夜モデルの等身大の銀の像、しかも変なポーズで造られていた )
「 ......ん?あれか.... ちょっと余った銀で作ってみたんだ
デザインにも細かく拘ったし、質感も悪くない、良い趣味だと思わねェか?」
( ...得意げ )
…我が名はダレット!!…どうにもこの城の人の名前をリスペクトしたらしいです、個人的にお気に入りですが…
(じーっと像を見ながら改めて紹介を続ける…
…銀の像に触ろうとしながら)
…中々いいですね、惹かれるというか…真似したくなります
…あ、で能力は…失敗作にしては中々豪華らしいですよ?
…『植物』と『虫蟲』…です!
「 おう、そうかァ... ありがてぇなァ...... おし ダッコ、お前の待遇は...
勿論、捕虜って事になるけどよォ?オレの手伝いっつー事である程度の自由と
高めの賃金を保証してやる、制限としちゃ城から離れ過ぎることを禁じ
上の連中に逆らい過ぎるのも禁止だ、分かるか?」
( 能力とか無視していきなり呼び名を付け、銀像に関してはちょっと嬉しく... )
…だ、ダッコ…まぁいいでしょう、私は平和に生きたいので、穏便に過ごせる所は過ごします…
…あ、でもこっちからも少しお願いがあるんですけどいーでしょうか?
(複雑な気持ちはあるものの格上なので頭を下げて城から離れられないというのは家に帰りたい気持ちからしても少しショックで…)
……たくさん食べさせてください!…私の能力、何方もエネルギーというか栄養が必要なので!
「 .....契約期限は3ヶ月、家への足も用意してやる.....だが、まずはなァ?」
( 立ち上がり、冷蔵庫からちょっとした材料を 炊飯器から5合の白飯を... )
【 極盛りガーリックチャーハン 】
ガーリックや胡椒に引き立てられた豚肉の香りや
油とレタスでパンチを入れてくるライスの山が食欲を爆発させる!
( スプーン 大きめのコップに入った水と共にテーブルへ置かれる )
「 食え!それからだ 」
…こんなん遠慮する方が失礼ですよね!
いただきますっ!!
(ぐぅぅと鳴る腹の音が合図となり一気に掻き込む…十五分で山は真っ平になり綺麗に跡形も無くなりながら舌舐めずりした後ハンカチで口拭き…)
…まだあります?…いえ、おこがましいですね、忘れてください…
「 ..........まだ、喰わせる気なんだが 」
( ワイルド味付け軍鶏の丸焼き、シーフードカレー
スタミナ蛇の串焼き、牛一頭丸々料理に無限の白米を並べ )
「 さぁ 腹ァはち切れちまいな?」
…あぁ…良い人ですっ!貴女っ…!!
(嬉しそうに笑顔浮かべた後無限の胃袋と言わんばかりに口の中にどんどん料理が運ばれて空皿出来ていき、水も足りないと言わんばかりにごきゅごきゅ…食欲を誘うような食べ方をしていて)
「 ..........ほー 」
( ただの根性無しかと思いきや、意外な豪快っぷりに感心示し )
「 .......お、いいモンみっけ 」
( 自分も何か食おうかと冷蔵庫の中... 目立つ所にボンレスハムがあった )
………ふぅぅ…ごちそーさまですね…じゅる…
…おっと
(口から芋虫垂れているのに気づけば慌てて体の中に戻しつつ手を合わせて満足そうに…)
…栄養満点…しばらく困らないですね…
「 んぐ... とりあえず、この城で暮らす上での質問 あるか?」
( ボンレスハムを齧りながら、ソファにどっかと座る
....紐ごと喉の奥へと肉が消えるのはご愛嬌 )
………んー、植物園ってあります?そういう所に私いた方がいいと思うんですよね!…この子達も喜んで腹の底で演奏会してますので
(独特な言い回しをしながら口を開けばミミズや寄生虫等が見える…人によってはトラウマになりそうなもの)
「 .... おー ....あるには、ある ......が ..... 」
( ...蟲については妹や姉がそうなので全く意に介さないが...
苦虫を噛み潰すような表情で悩んだ声を出す )
「 ......うーん 」
…何か思い出してはいけない恐怖の記憶がありそうなのでやめましょうか?
(体内に数百万体という様々な虫を育てているのだが言わない方が良いと判断して
口を隠しながらあくび)
強調する訳でも無いですよ?…個人的にあったら嬉しいなと
「 ......植物園自体はあるんだよ..... だがなァ?」
( 哀れんだ感じの視線... )「 ...アイツが常連なんだよ 」
……あー、なるほど…
(察せば苦虫を噛み潰したような表情…)
…とはいえ…一番あそこが私と光と闇の様に相性が…
「 ぅーん... でもなァー 」[ ガチャ ]
( 腕を組む月夜、ダッコのビビリように
危機感以上の事を覚え 判断しかねる中.... )
『 入るぞ 』
( 血の匂いを.... それも 濃いやつを )
…だけど…ひぃぃっ!?
(声と匂いで判断したのか一気に部屋の隅に隠れる…頭を抱えて怖がり)
…く、来るなら私の軍隊が容赦しませんよ…!
( 入って来た黒い鎧、...肉の香る袋を背負ってのエントリー )
「 .....何時もの干し肉かィ?」『 いや 燻製ベーコンだ 』
( 金入りであろう大きめの袋と交換に月夜は肉の袋を受け取り
受け取った男は中身を確認する事もなく.... )
『 失礼する 』( 出て行った )
...........
「 .....おう、話の続きだが.... 」
…え、えっと…な、なんでしたっけぇ…?
(舌の変わりに蛇の様に長い虫を出している辺りかなり怖がっていて、チラッと顔だけ出して涙目になりながらその体勢で話を聞く…)
……いや、無理無理、あの恐怖の象徴どうにかしてくださいよ…
(居ないのが分かれば溜め息吐き)
「 ...って言われても... アイツ味方である以上お前にゃあもう
襲ってくるこたァはねぇんだぜ?....ぉ、よしよし 」
( ダッコのあまりの恐れように、月夜は例えようもない哀れさを感じ...
不器用な月夜が、癒すためにやることは1つ... 抱き寄せて、撫でる )
「 .........どぉーしたもんかなァ 」
…いやでも恐怖の記憶というものは中々解けないものでして…体内の子虫達も怖がっている所存…
(ブツブツと呟きながら腹や腕、体の至る所から蠢く様な音や羽音も聞こえていて…
撫でられると少し落ち着いたのか大きく深呼吸きて気持ち落ち着かせ)
……有り難う御座います、姉御
「 ....ま、いーや... あ、オレ テホプな?....月夜っても呼ばれるけどなァ... 」
( 素直に従う、そーゆーのにレギオンっぽさを感じながら離す気にもなれず... )
「 そんで... 記憶とかはオレにもどーにもならねーな、
それでも植物に関わりたいってんならァ... ん、適任が1人いんな 」
…血の匂いやあんな風に威圧放ちまくりの悪そうな人で無ければ構いませんよ!
…というか、能力的にも植物な方が落ち着くので…個人的に…
(何故か敬礼をして、ポケットの種整頓しつつ話を聞いて)
…で、誰なんですかその人?
( それを聞き、月夜は苦笑う )
「 血の匂いとか威圧は保証出来ねぇが人格は保証できるぜェ?
お前の人柄次第じゃオレより優しいかもなァ.... ちょっと悔しいが 」
( そう言いながらダッコを降ろすと、肉の袋を冷蔵庫へ )
「 ...オレだしなァ...うん 」
……え?姉御が?…はっはー、いやいや、冗談も程々…あ、マジですか?
(小首を傾げながらふざけて話すも、本当と分かれば目を丸く)
…いやいや、あの、失礼承知ですけどとてもそんな見た目に…
「 ....別にいーぜェ?遠慮しなくたって... ま、オレにゃオレがあるんだし
にしたって負けてる所は多いんだよ、優しさはじめとしてなァ?」
( 手早に地図と肉入りおにぎり拵えて ダッコの前に置き )
「 ...此処がそいつの居場所だ... 事実、あいつなら
お前に見合ったトコを提供してくれるだろーよ、オレにャできんね 」
…は、はぁ…?まぁ承知しましたよ、とにかくその目的の地へ向かえばよろしいのですね?姉御…戦闘になったら多分逃げますよ?勝てないと判断すれば…
(いつの間にかバックパック持ち中身を入れた後、礼をして行こうとする)
…少しの間でしたがお世話になりましたです!姉御…!とりあえず…また会えたら会いましょうね?
「 ....おう、風邪引くなよ?」
( 衣服を纏い、銀の袋を背負う... 気負わない
そんな柔らかさを感じさせるような表情で )
「 達者でなァ 」
…なんか姉御というより親みたいな気も…なんて
(扉を開けた途端…入れ違いで暖かい空気が入ってきて…同時に虫使いは出ていくのだが…)
……テ〜ホ〜プ〜…?
(少し羨ましそうに睨んでいる獣人…)
「 ........( 不運だねェ )....よォ?レギオン、不機嫌そーな感じだなァ?」
( ソファに座って悲観的な感情を押しつぶす。
ポジティブシンキングは生命線なのだ )
……置いてけぼりにするし、部屋に変な奴連れてるしで…お腹も減ったし…色々ずるいぞ〜…?
(むすぅと頬膨らませながら丸くなり、尻尾でぺしぺしと軽く叩く…すっごく弱い)
「 わぁーった、わぁーったって... 可愛いなァ?お前... 嫉妬かよォ 」
( 猫の口元に燻製ベーコンそのまんまを持って行き、片手で軽く押さえて
髪の毛並みを舌で整え始めた、猫らしい慰め方ってこんな感じか という思考 )
[ んべんべ ... するり]「 .......( んっ ...意外に難しいな...このっ )」
…だってぇ…むぅ…
(もぐもぐ噛み締めて味わいながら、風味からか鼻ピクピクと動かしていて
毛並み整えてる相手じーっと見ながら尻尾でブラッシング逆にしてあげ)
…惜しい惜しい、まぁ、頑張るんだぞー…
「 ........[ するする... シュボッ ]あっ やべ... 」
( 悔しそうな目でレギオンに視線を向ける中
舌と口に意識向けてて思わず火を吹き )
「 ....ぅん、ブラしないと無理だな オレ... 」
…自分じゃなかったら危なかったから、気を付けろよー?
(平常心保ち告げながら、小さく軽い線香花火程度の大きさの火球作り遊びながら)
……自分がいないとダメなのか〜…?…なんて
「 あぁ?...何をとーぜんの事言ってんだか... 」
( お腹撫で、軽く抱きしめながらサラサラした毛並みに手を突っ込み )
「 ...中身ふかふか 」
……否定して欲し…くは無かったぞ、うん、普通に嬉しい…
(暖かい空気と少し汗垂らしてしまいながら、撫でられるの心地よさそうに感じ少し頬染め)
……気持ちいいんだぞ〜…
「 .......猫...っつーより、レギオン....やっぱ良いなぁ... そらそら 」
( 首元を軽く握るようにごしごしと撫で回す、ちょっと慣れたのか
腕の中にあるもっふりにとろんと力抜いた目を向け、再び髪の毛並みを
舌で整え始めた... 気付いてないだけで、この時の月夜は猫にそっくりで )
[ んべんべ .. ]
……そろそろおさわり時間を決めた方がいいかもなー…
(ボソッと呟き実際このように抱き付かれて好きにされる事が多い為対策を考えていて…
尻尾を足裏に伸ばしながら眠そうに大きくあくび…)
……はぁぁ…ん…
「 ..ふぁ ....いけね ... 鍛ぞぅしにゃきゃ ふぁ_ __ぁふ 」
( あくびにつられて眠気が加速... 気を保とうと思っても
足の上に乗ったもふもふが許してはくれない.... 頭が段々と、ぼわぁ ... )
「 . . . . , ふぁー 」
( ゆっくりと背中を撫で )
……やっぱダメだなぁ…むぅ…
(対応が少しずつ大人になりながら仕方が無いので此方も眠りに就こうと目を閉じ…る前に
首筋かぷり、甘噛みした後…跡を付けて、もう一度丸まり)
…次からもこういう事するぞ?
(囁き漏らして目を閉じ、意識を落とす…)
「 んにゃっ... ふぅ... 」
( 甘噛みの感覚に一瞬ピクリと体が痺れる感触...けど、夢見心地の月夜にゃ
大した刺激でなくて、ソファに大きく体感崩し そっと眠りに就いた...。)
・・・機億空間 【 黒機の間 】・・・
「 〒○\♪〒☆=%〒♪○\?」
『 違う違う、%☆〒〒=♪→〒 』
…はぁぁ、全く…
(少々呆れながら尻尾動かしてソファにテホプ乗せた後、食料調達しに久しぶりに窓から城の外…行く前に作ってくれた爪持って)
…じゃあ、行ってきますだぞー…
・・・【黒機の間】・・・
「…よう、どうだ?そっちの調子)
(何処からともなく魔人の声…何故か壁から上半身だけ突き出して聞いている)
『 お、ハローマスター・・・調子はー うん、ボチボチだねー 』
「%〒☆〒… あれ?…父様、そんなことも出来たんだ 」
( ちっこい姿[言われると不機嫌]のカロン、ぺたんと座って
母の扱う言葉を教わるミィリィ、2人とも結構一緒の時間が多い )
『 ・・・ねー マスター?ミィリィちゃんってホントに
黒ちゃんの血、入ってるワケ?・・・何故か一向に上手くならないんだよねー 』
「 …父様の前で言わないでよー 」
…ボチボチね、ならいいけど…
…後これは俺であって俺じゃ無い…正確には手の集合体だから、触っても色々違うぞ?
(二人発見し考える素振りしながら一つ訂正…
変身などをする子が此処にいるのは何もおかしく無いと判断すればカロンへのお仕置きは無しにして)
…入ってると思うけどなぁ…色々似てんぞ?ゲーム…はどっちかていうと俺か…
……うーん、俺の血が濃く現れたのかね?
『 ふーん ・・・あ、ミィリィちゃん?ちょっとオトナの報告あるから
しばらくあっちで遊んどいで?』
「 え?…はーい 」
( 言われるがまま、『 眠るキリンの絵 』に入るミィリィを確認して
黒機はザレッド・・・否、手の方を向き )
『 今言ったとーり、ミィリィちゃんの強化はボチボチだけど・・・
それ以外の件についてはウチ、寝てたワケじゃ無いからねー?』
…よし、なら、いいよ…ただ、あまり俺以外巻き込むなよ?…特にあの子と…ナイアは…!
…でまぁ、今90%とかそんな感じか?
(壁から離れれば数センチほど全体的に小さい物のいつもの魔人の姿…少しゴツゴツとしてはいるが、話だけならこれで問題も無く…
チラリと奥の方を見ながら話続けて)
…後、分かったのか?…色々
『 ん 何から聞く?・・・どーもウチって自分から切り出すの苦手でさー 』
( [ ウォン ]、近未来的な音を響かせてザレッドの目の前に表示された
水色のウィンドウ・・・3つの選択欄の中にはそれぞれ
《 最終兵器報告[ 今の限界 ]18.0% 》
《 捕虜について 》
《 敵機械勢力の内部事情、支配者 と[ 脱走した総帥 ]》
…あー、まぁ気持ちは分からんでも無い…
(発展している技術にほんのちょっぴり驚きながらタイトルだけで察せる物もあり…)
…じゃあ、これ…
(ウィンドウに手を伸ばして… 《 捕虜について 》をタップしようとする)
『 ん、オーケー・・・ えーと、まず 』[ ウォン ]
( 一瞬ウィンドウが消え、表示を変化させて再度出現
ずらりと並んだ選択欄には1つ1つ違う名前が表示され
一番上には160と表示されていた )
『 知っての通り、城の各地で相性の良い襲撃者が出現
マスターたちが鎮圧してその多くが捕虜にある・・・
上は確認できてる数、捕虜は128・・・死んだのも多いよ 』
( 続けて捕虜について表示 )
…結構だね…いや、まぁ容赦しない奴も多かったしな…うん…
…そしてまぁ、能力も面白い奴ばっかりだったな、個人的に…
(一覧ズラーっと確認しつつ何処からかメモを取り出してそれぞれの能力、追記として渡し…)
……それでも、こいつらが俺達の戦力になったのは大きいな…
『 因みに、殺害はあの黒騎士が13・・・残りは黒ちゃんがやった。
なんか気難しい表情してたなー・・・あ、あと 』
( ウィンドウが変化
『 能力は人為的に授けられたものが殆どであり
また、それ以外も上記の能力の応用でしか無い
強い能力ほど無茶な改造を受けている傾向にある 』)
『 このとーり、それにウチを例に言えば・・・水が苦手なのが
バレてた、どうも内通者・・・は、マスターを騙した奴みたいだね?
お人好しが過ぎるよ・・・おかげで黒ちゃんとかいるんだろーけど 』
…あーー、やっぱり…そういやうちの主様の部屋も血生臭かったな…
…で…うーん、やっぱりだよねー…
…だってさぁ…だってさぁぁ……お前がいるのもそうなんだからな?俺が甘いから…
(想像していた通りの事だと分かれば頭を抱えて
自分の手をチラッと見た後大きく溜め息)
……あの二人の能力だったら確かに無限にこういう人造人間作れるなぁ…言われてみれば
『 現段階で報告できる《 捕虜について 》は以上。それで、次は?』
《 最終兵器 》
《 機械勢力事情 》
( ・・・何故か簡略化 )
『 あ、エコだよエコ 』
……機械勢力
(少し元気が無くなりながらも下の段をタップ…
……色々考える所がある為、結構しんどい)
『 ん、おけ・・・現在ウチの最低な故郷でもある機械勢力
【 madness island 】は過激派が少なくなって丸くなってたらしいんだけど・・・
総帥が急に引退して再び過激派の指導者がその座に着いたんだよ 名前は知らない。
城の襲撃も指導者が交代してから日が浅くないうちに起こってるから、まず
新しい指導者による過激派行動と見て間違いないね、そして 嫌な事なんだけど 』
[ ウォン ]( 《 見覚えのある島に浮かぶ 二隻の超弩級戦艦 》の画像 》)
『 どうも 今ここを襲ってる連中と手を組んだらしいんだよね・・・
それだけでも怖いんだけど、どうもそれだけじゃ無くて島の奥地で
何やら・・・やってるらしいんだよね、ガードが固すぎて調べられなかった 』
…あー……
(色々察せる状況に頭を抱えて画像を見て少し思い出し…)
……いいよ、もういい…ありがと…
『 ・・・そっかー 。マスター?』
( ザレッドの頭に乗り、髪をつかんで三つ編み作って )
『 頼らないとダメだよ 』
…遊びながら言われても説得力がなぁ……
(三つ編み作っている間に本体…もとい、いつもの魔人が集まり手の集合体は崩れて本体に呑み込まれて…
…軽くカロンに向かい力も入れてない弱めのチョップ)
…そう言ってもらえると少し楽だけど
【 ティウンティウンティウン・・・ 】
( チョップが触れた途端黒い粒子となり爆発四散。)
[ ウィィ ]『 ・・・減価版じゃ耐久力低過ぎるかー うん 』
( 近くの転送カプセルからもう一体の黒機が出現 )
…本当に低すぎ、俺のあのチョップで消滅するってなんだよ…まぁいいや、じゃあな…
(大きく溜め息吐いた後、そのままクジラの絵に向かいつつ…)
……あーー、何言いたいか忘れた
『 それでいーと思うよ?マスターは・・・ふざけられてふざけて
お気楽で間抜けで、変人の一歩先くらい優しくてさ・・・だから 』
( そこまで言った所で、クジラの絵に向かうザレッドを静かに眺める )
『 ・・・ 』
…ありがと
(機械空間から出て行き自室、壁に凭れ掛かりながら聞こえるか聞こえないかぐらいの声でボソッと呟き)
ーーーーーーーー死にたくねぇなぁ……
(両手で顔を隠しながら目から雫溢し)
『 だから・・・さ 』
( 自分が確保する・・・《 捕虜の部屋 》へと近寄る
__その顔は冷たく 薄く殺意に濡れていた )
『 ウチも黒ちゃんも・・・
敵。殺る気になっちゃうんだろーねぇ?』
( 重々しく音が響く・・・ 鉄条網を幾重にも張らせた
専用の牢獄の前。呟いた言葉はあまりにも愉快さが欠けていた )
……あーー…寒気やばいや…ちょっと散歩するか…
(丁度そのタイミングで自室からも出て行く…よって悲鳴なども当然聞こえず…)
……あ、でもこいつらどーしようかな…
(自室の…黒が作っていた様な機械、題名は合成カプセル…
…それに入れている三人の敵をどうしようかと思ったが…後ででいいかと判断した)
『 ・・・で、そろそろ思い出してくれる気になったかな?』
( 電気耐性により鉄条網に軽く触れ )
……!!
(恐怖に満ちた表情で首を横に振る…どうやら声も出ない様子で…)
『 あれー おっかしいなぁーー?・・・ウチ、確かに
君たちの上司全員の首だけで堪忍したげるって言ったよねー?』
( 機械らしい無機質な笑み 鉄条網を掴み 掌閉じれば
悲鳴を上げながら凹み其れだけ顔を近づけて凝視が続く )
『 ・・・まだ死にたがってるのかなぁ?』
………!!……!!!
(恐怖で声が出ずに明確な死のビジョンが見えてしまえば絶望…していると)
「…言うから離してあげてっ…!」
(別の声が聞こえる…)
[ ウオォん バガァンッ ]『 ・・・誰かな?この子の上司なら首ちょうだい 』
( 鉄条網にブチブチ腕を突っ込んで前面全てを引っこ抜き
自分の背後へ投げつけた。__その様相、鬼 )
「…じ、上司じゃあないし、同じ失敗作の仲間だけど…で、でも!情報はたくさん持ってる…!だから…!」
(見るも無残になっている事に少し目を背けながらキリッとした表情で…じっと見つめ)
「…だから、開放してあげて、皆…」
『 ・・・ま いーや・・・マスターのお子さんと
ウチの残機1つ分は受けて貰ったし・・・何より
チャンスの材料さえあったら興味ないしなぁ。
君たちの命なんて 』
( 一人一人の捕虜に対応した牢獄、其れらを破壊し 自由を効かせる )
『 じゃぁ?喋ってもらおっか ・・・ 嘘ついたら君も首チョンパね?』
「……何から喋ればいい?言える事は何でも言うから…」
(悔しそうに目を背けながら問いかけ…
自分の腕をぎゅっと抓り恐怖を誤魔化していて)
『 え 分かんないんだ・・・はぁ、メンドくさいの。
ウチが殺りたい奴が住んでる所。其れ以外興味ない 』
( 先ほど解放した 波の頭に乗って足を組む )
『 さ 言ってくれるんでしょ?』
「……昔は孤島、今は…分からない、移動したらしい…でも、少しだけ聞き耳…というか、振動から聞いてみて………森の隠れ家…緑に包まれた場所…らしい…よ…?」
(息継ぎしながらなんとか答える…)
「……解放、して」
『 ・・・・・ふぅーん、お利口な所もあったみたいだね 』
[ パチンッ ]( 波から離れて飛行、牢獄の拘束を完全に解く )
『 あ、そーだ・・・ えーこほん。これから君たちの主人は私を除いた
ここのお城の上司サマ達ね?従うか否かは勝手にして結構、不利益なら
始末ね? それじゃ 』
( 愉しげな様子隠す気少しも無くて、機億の奥地へと飛んで行った・ ・ ・ )
[ にゅっ ]『 あ、仕事ほしーならメイドに尋ねるといーよ 、じゃね 』
………はい、ストップ
(…何故か魔人の声、しっかりと手も増えている辺り本物…?)
……そうやって脅すなよ、普通に生かしてやれ、こいつらを俺は助けて普通に生活させてあげたかったんだよ、んな始末始末言うな…
(…少し怒っている様子、壁に亀裂も入り始めている)
……あぁ、ダメだな、気分が悪い…
『 ・・・うーーん・・・ 』
( 腕を組み、声に対する返答も思いつかず。
ただ 声と表情共に悩ましげな反応を示すのみ )
『 処遇自体はマスター達に委ねるつもりではあったけどねー 』
…決まってるじゃん、全員…解放だよ
(無数の手により治療をしながら絵の外に…というか城の外に出して行く)
…好きに生きたらいいよ、お前ら…
…甘いのは分かってるけど、これが俺だから…うん…
『 ・・・だっからマスターなんだろーなぁ 』
( けろりとしてザレッドの頭に乗り、ヘアの一部を蝶々結び )
『 いちおー言うけど・・・問題無いからね?
マスター、なんだから 』
……うん、だから大人しくしとけよ?…あいつらにもう手は出すな、おーけぇ?
(上に乗った相手に手を伸ばしながら無理矢理髪の毛解かしてロングに…)
…ま、いいや、はぁぁ…
『 わわっ この姿のお触りには飽きたんじゃ無かったのー?』
( ワザとらしい慌て声、案ずることも捕まえ方を練る必要もなく
手のひらに黒機は胴を掴まれた、今回は減価版では無いらしくて )
『 やーん 』
…それはそれ、これはこれ…あ、そーだ、ちょい質問…
(脇腹をわしゃわしゃとくすぐりながら
首を振り質問…じっとしてられない性分)
ドッペルゲンガーっていると思う?同姓同名の野郎とかさ〜…
『 んぬっ ぬひゃっ あひゃっ あははうっ ぅぅ へひひはっ 』
( どうしようもない口の歪み、くすぐり耐性の低さ )
『 んはっ んははっ ひょっ ひゃめぇ あふはひひっ 』
……返事ぐらいしろっての…
(仕方がないので机に乗せて話続行…少々呆れ)
…で、どう思う?さっきの質問
『 あふっ あふふ ・・・はぁ 、んー 1人はいるよ?絶対 』
( 落ち着きながら・・・肩で息しながら・・・目を閉じて呼吸して
安定させるべく胸に手当てて・・・ 息おーーーきく吐いた )
『 ふー ・・・全部が全部同じじゃ無いならね 』
……まぁ、そりゃそうか…うん、俺の知ってるあいつを信じればいいだけ…
(一つ納得すると同時に思い付く…)
…これはニャルちゃんの方が適任か、どっちか…っていうなら
『 なんの話ししてるのさー ねーマスター?それそれつんつん 』
( お腹突き )
……別に…?…ちょっと、懐かしい空気と…名前だったからさ…?
(天井を見上げて思い出す…あの時の、まだ自分が不確定だった時…)
…最初は俺も嫌われてたんだよなぁ、ニャルちゃんから…
……はは、笑えるよな、意外と…あの頃も変わらず悪戯好きで…
(首筋小指でぐりぐり)
『 う ・・・ォ ォえ 』
( サイズ差、小指でさえもまぁ小さい黒機にとっては
結構な痛みな訳でして )『 ・・・ 』
・・・・屋上・・・・
「 ……… 」
- - -- --- -- - - -- - -- --
…このサイズで耐久力高かったら言うとこ無しだけど、欲張ったらダメか…
(小指を離してあげれば試しに近くで指パッチン…
色々物は試し…というか遊んでいる)
………ん…ぁー…そっか…
『 みゃああっ こ このやろますたぁぁっ 』
【 ティウンティウンティウン・・・】
( 自らティウン、黒い粒子となって四散 )
[ キィィン ]「 ふふふーっ 今度はウチがやる番だねーっ!?」
( 人間形態、正当防衛の力すら無くす代わりに人間の姿・・・
ザレッドより、高身長 )
……あの程度で消滅するお前が悪い、流石に…
…つーかなんでどいつもこいつも身長たけんぇんだよ…当て付けか?お?…くっそ、俺も詰めるか…?
(身長170cmで黒と色々お似合いな彼
当然色々嫉妬するものはあり…ねこだましのように思いっきり両手を合わせ)
…つーか、攻守逆転とかお決まりみたいになってるけど普通なねーよ…
( さて、カロン・・・人間形態の姿に慣れないだけ
やはりと言うべきか全体的に弱く )
「 ぎゃんっ!」( ねこだましだけで大きく怯んで尻餅をつく )
「 っ ちょっとぉ・・・マスター、今はウチの番だってぇ!」
自分を知れよ…そんな美味しい話があると思うか?…お前のような人間もどきに…なぁ?
(蛇のように細くなる指…ゆっくりと告げられる宣告…とてつもない威圧)
………さて、この時のお前の構造はどうなってるのかな…?
あ、選択肢間違えた
「 ぇーーっとぉ・・・ まぁまぁマスター?こんな時のいじり役って
ウチじゃ無いですし?何ならウチ、やり返してもませんし・・・つまり
マスター、えっと・・・お見逃して下さい 」
( 足引きずる様に、座り込んだまま後退り・・・
尻餅序でに 腰も抜かしてしまったらしい、青い表情が
既に余裕という身に合わないものを捨て去ってしまった事を物語る )
……髪の毛弄り、腹突き、嘘聞かせ、その他諸々…
…その罪の精算だよ、カロン?
(両耳から細くした手を入れる…何故か長くなっておりどんどん体内に入って行き、内臓のような部分を軽く撫でられたり触られたり)
…まぁ、死にはしないさ、絶対
「 っっ!! っ ふ ふふーんっ!へ 平気ですよーだ!」
( されど、黒機も前回の失敗を覚えていないわけでは無い
一見強がりにしか聞こえないこの言葉、証拠に 勢い付いて
ザレッドを煽り、剰え捕らえようと立ち上がる・・・ )
「 んふっ ひひひ・・・( 内部神経遮断・・・つけといて良かったぁ)」
( まぁ 結局鍛えるとかでは無いのだが )
……ふーん……
(興味なさげに鼻息…瞬間腕が伸び始め…)
…このまま入れて行ったら…どうなるだろうね?
(…と表面上で言いながらも脇腹を別に作り出した手でくすぐりながら)
「 は や ・・・ぁ あぁあっ __んんッ!? ふっ いひゃはふぃひぇはふゃぁ!」
( 神経遮断の及ばない所、内部からの激しい痛撃
更に 苦手なくすぐり。一瞬で攻勢の勢いは無くなり果て
転げ、複数の刺激と痛みに喘ぐような悲鳴を上げる )
…はい、しゅ〜りょ〜…
(一気に引き抜き元の普通の長さと太さ、人間らしい手と腕に戻しながらくすぐりをやめる…
…此方も色々反省している様子)
…ま、いいや、とりあえず俺城ぶらつくから何かあったら…
「 ぅ へ ひ ひぃ ひぃぃ__ 」
( 初めての敏感な感覚に対して 慣れた者のハードな刺激・・・
無論 その気絶は5時間にも及ぶだろう。ウブであるが故に )
………あーー…うーん…ぽーい!
(そこらにあった機械のカプセルの中に放り込み…逃げるように自室を出て行く…)
…やりすぎなのは俺の悪い点…
・・・・屋根・・・・
「 ……… 」
-- - -- - - -- - - - -- - -
・・・・図書室・・・・
「 - -- - くー - -- くー 」『 __物珍しいな 』
( 珍しく、自分の位置ですやすやと 安らぎに満ちた寝顔を晒す蒼
仕事の大半を終え、逆に資料を探す中で- -- 変わったものを見る黒騎士 )
…よいしょ、つーわけで、遅れたね、悪い
(少し走って…屋根掴み勢いよく飛んで…着地
そのまま座りながら軽い挨拶)
…久しぶりだねぇ、なんか…
・・・図書室・・・
「…最近は僕と一緒だと…その、とてもはしゃいでて…頑張ってて…無理してるなって…思うんですけど…」
(毛布を被せてあげながら少し苦笑…黒騎士に向かっても同じ態度、怖がる様子も無く…)
「…でも、とても嬉しいんですよね…本当に…」
「 ………修羅場とは遠巻きに見る物、ですよ… 」
( 何時ものように呆れた… されど、緊迫を帯びた口調で
短くザレッドに言葉を返せば… 先程から、月を眺める者に向き直る )
「 …………先程、図書室で姿を見たはずなのですが 」
--- - - - --- - -- - - --- -- - -
・・・・図書室・・・・
『 噂には聞いていたよ__ 君が、それだけ言う以上は信じるしかあるまい
__これは君が誇るべき事だ。心触れ合う中でここまで隙を見せるように
なったのは素晴らしい、それだけ 君が守らなくてはならなくなる。』
( 毛布を得て 滑らかな寝顔の蒼 )
『 難しくは考えるな __ただ、自ずと分かるだろう
慕う女に対し 如何するべく動くか、それが何より誇れる事なのだ 』
……見間違いって訳じゃねぇの?…はは…まぁま、いいじゃん…
(少しだけ後ろで座りながら同じく月を見る…黒い影と月光により誰でも妖艶な雰囲気が醸し出せそうな…)
…で、何かあんの?
(…本題、基今について)
・・・図書室・・・
「…勿論分かっています…!自分は…あまり…いや、戦った事も…あまりないですけど…
…でも精一杯守ります…!」
(握り拳を作り、大きく頷いて)
「…あとやっぱり貴方…いい人ですよね、見た目からは想像できないような…」
「 ……この問題塗れの時期に…降って湧いたような大事件です 」
( ザレッドの方を振り向く )「 奇遇ながら、貴方も話していた事… 」
・・・・図書室・・・・
『 いや何 誰しも老いれば刃は錆びるというものだ __君も年を重ねれば
分かる筈だ。今は 出来ることに対して我武者羅でも構わん、立ち向かえばいい 』
( 気のいいおじさんがやるように わっしと頭に手を乗せれば
少々荒っぽく撫でてやり )
『 気負いはするな 気張れ 』
( それだけ言うと 資料を探しに二階へ__ )
・・・・ニャル・・・・
「 ヨグさんと思わしき人物、それが
図書室に本人が居る中、大廊下にて目撃されました 」
…あぁ、やっぱそーいう…ね…
………ドッペルゲンガー、正確には…偽物か…
(面倒事が増えたと分かれば頭を掻きだるそうに…
チラリとニャルを見てどうするかと小首傾げると同時に…一つ思い浮かぶ)
……あいつって可能性もあるな…いやでも…あるか?
・・・図書室・・・
「……やっぱりいい人ばっかり…嬉しいな、ここに来れて、今まで生きて来れて…
…うん、僕も頑張ろ…」
(近くの本棚から小説取り出し…専用眼鏡掛ければ蒼の隣に座り読み始める…)
「…何度読んでも飽きないからなぁ…ふふ…」
「 ……その通り… 目撃されたヨグさんの特徴
行動、様子などを照らし合わせた結果… 貴方と姉様が
手を加える前、[ 理解不能の濡書 ]であったヨグさんと酷似…
いえ、“全く”同じという結果になっています 」
( 腕を組む )
「 …姉様と貴方による、改造手術により…
災害としか呼べないようなあの方の人格は消滅した、そうですね?」
………マジかぁ…うっわぁ…めんどいなぁ…
……確かにそうな筈なんだよ…幾らなんでも記憶…つーか人格を巻き戻し再生させるなんて…流石に……そんなの可能なのか…?
(口端に手を当てて考える…不可解)
……消滅させた物を復活させる…いやいや、無理難題過ぎる…
…それが同じ…復活してる…?
「 ……カメラ設置、分身の記憶を吸収したりなど
私も可能な限り調査していましたが… 次々と奇妙な事が分かっています 」
( …口に手を当てていたが、ザレッドも同じということに気が付き 顔をしかめる )
「 ……カメラの映像に乱調、その間が出現期間であり…
分身も存在感に潰れていましたが、記憶を回収した所
出現したヨグさんが本物である事を示しています…しかし
まず『 本人が存在している状態で別の場所に出現している 』事
『 誰も居ない時間帯にのみ出現し コミュニケーションを図らない 』事
『 特に何もするでも無く 大廊下に出現し一定時間徘徊 その後は不明 』…
この様に訳のわからない事だらけです、幸い無害の枠を超えてはいませんが
いつ、どうなるのか私にも分かりはしません… 」
「 ザレッド… 貴方、いつもの甘い癖で記憶を何処かへ
逃がしたりなどしていませんでしょうね?」
……想像以上に吸われたって可能性もあるけど、容姿まで完璧にあの人作れないんだよね…必ず何処かに不備が出る…頭が抉れてたり下半身が無かったり…そう、あいつらが例だ…
…でもそうだったとしたらあいつらみたいに襲って来るんだよ…
…謎が多過ぎる、何もして来ないってのも不気味だし…うーん…そうだな……無理矢理本人と合わせる…ってのも難しいか……うーん…
(何度も唸りブツブツと…呪文のように色々呟き)
「 ……目撃の情報は私の『 分身 』とカメラによる…
あくまでも間接的な目撃が全てでです…貴方を呼んだのは
死のうが磔にされようがゴキブリ王の名の下、必ず生きてる
貴方の悪運と生命力を信頼しての事です… ここまで言えば、分かりますね?」
………やだ、え、普通にやなんだけど…最近どんどん再生力も落ちてきてんだよ?あの頃みたいに瞬時に再生しないよ?……つーかニャルちゃんがやった方が確実だろー…?
(首横振り…本気で嫌がり、前の性格の蒼は好かず会うだけで頭痛がする…と思っていて)
「 ……肝試し紛いの事をするのです、それに同伴しないとは
男とは呼べませんよと言うのはどうでもいいですから付いて来なさい間抜け 」
( 肩を掴み、引っ張る… )
…なんでこうなんのぉ…もぉぉ…!
……行ってやるけどさぁぁ…なんで俺なんだよぉ…他誘えよぉ…俺もう戦闘したくねぇんだよ…
(無理矢理引っ張られ不満そうに何度も呟く…)
「 ……皆さま幸せそうに今日をお過ごしなのですから
私のところに来るほど暇な貴方は危険を味あわせて大人しくさせるべき、
私はそう判断しました…何か異論でもあるのですか?」
( 大廊下近くまで引っ張って来る )
…………いんや、異論も無いけど…んだよ、俺なら死んでもいいってか?…はぁぁぁ…まぁ、いいよ?ちぃっと…イライラしてるし…あっちが戦ってくるならこっちも…だからね…
(引っ張ってる手を払い除け、大廊下を歩き)
…つっても、居るか分かんないのに…
( 観念し 歩く様を見るや連れ立って進む )
「 …事実、誰かが実際に見たという事例はありません…
今回の肝試しは貴方を用いた憂さ晴… こほん、本当に居るのか?
という脅威度以前の大前提を確認する為の物です…案外、勘違いやも 」
( 腕を組みながら、冷静に喋る… …落ち着いた風にしては
何度も何度も周囲を確認しており、ザレッドから全く距離を取らず )
「 ……… 」
……勘違いならお前許さないからな、誤魔化すな誤魔化すな聞こえてんだぞ、普通に
…幻覚とか錯覚とかそーいうんだと思うんだけどね
つーか肝試し感覚…はぁ、…あー、戦闘はしないからな?俺も戦い過ぎて疲れてんの、やなんだよ、全部任せるからな?
(少々の苛立ち隠せないまま歩き、此方も辺り見渡しながら
居るかもどうか分からない存在を探して…)
……はぁぁ……
「 ……幻覚とするべきでしょうか 」
( ザレッドには こう聞こえる…まぁ 聞きなれた声であり、警戒する要素はない
……その声が “前方” から聞こえなければの話だが )
「 …な… ? 」「 まず、ザレッド…何故 私の姿をした者と共に居るのですか?」
( もう1人 はっきりと喋り… そのまんまな[ ニャル ]が居た )
「「 誰ですか?」」
……まじでいたよドッペルゲンガー…うーん、参ったね、姿形もそっくり、喋り方も、全部全部…
(二人のニャルを見比べて、どう見ても同じ、鏡のように同じ二人に呆れながら壁にもたれ掛かり…)
…どーしよ
(頭を抱えて悩み事、どうしようかと考える)
A「 …しっかりして下さい、ザレッド… 」
B「 分身する貴方なら分かるでしょう 」
A「 私の言葉に繋げないで下さい 」
B「 先に言う貴女が悪いのではありませんか?」
( 次第に睨み合い。が腕を組むところも眼光も 特徴言動含めて酷似 )
A「 …… 」
……俺が最初の方呼んでたお前のあだ名、お前の好きなあの天使の名前、仕えていた元主人の名前…
…後、俺の好きなモノ当ててみろ…参考程度に聞いてやる
(訳も分からないのでよくあるクイズ形式…
中々対応的には辛い)
A「 …私が覚えていると思いますか? ポテ…そんな事…
ミカちゃん、カレン…は 如何なのでしょう?…
……私が[ 魔王様 ]と呼ぶのは… … … やめて下さいませんか?
妙な場、其処でいきなり口にさせる事はタブーに等しいのですよ?」
B「 ニャルニャルポテト、でした。そして… 好きと言うのならばカレン
魔王様の呼ばれ名はアーサー、これだけ言えば分かるでしょう?」
( … )
( Aが明らかに殺意を含んだ目でBを睨み付けるのに対し
ポーカーフェイスを崩さずにザレッドを見据えるB )
……はいはい、なるほどなるほど…?…-で、俺の好きなモノは?…ニャルちゃんの一番大切なモノは?…結構長い付き合いだし、分かるよなぁ…本物さんなら…
………つーか俺の場合分身つっても意識は無いから操り人形のように操るしか出来ないんだからな?…声は…うん、企業秘密…
(揉み上げくるくると回しながら納得するように頷き、もう何個か質問をする)
……ま、これで判別が付くよ
B 「 確かに簡単ですね… 変態行為、そして…認めたくありませんが姉様。
……私にとって一番大切なものは… あの、森です…昔もこの先も 」
A 「 ……… 」
( 言うB、しかし Aは殺意と目を閉じ 考えを深くする様な… )
B「 ……決まりましたね?」
……なるほどね、うん、決まったよ…
…ただ先に言っておく…恨みっこ無しなぁッ!!
(拳を握り締めマッハのレベルで鳩尾を突く、対象は……Bの方)
……色々足らないんだよ、どっちにしても
「 ーー っ 」[ パリィィッ ]
( 鏡が割れる様に砕け散… る、様を見ようともせずにゆっくりと目を開く
残った方のニャルは口を開く )
「 ……これに関しては…貴方も私も…同じでしょう?腹立たしい事ですが 」
( 割れた破片がザレッドへと襲い掛かる刹那 その全てを触手が捕捉 )
「 家族、友人の枠を砕く貴方にとっては __情ある者 全てが大切な物です 」
…それもそうなんだけどよぉ…俺の子供を言ってない辺り雑だなぁ……好きな事に…大切でもあるけれど…
(集まってきた破片に向かい…拳を構えて、そのまま魔力にして放つ、流石に容赦もせず…)
…さよならドッペルゲンガーッ!
「 ……!」( 確かに命中するザレッドの一撃、しかし割れた破片が再度集まり… )
[ 見たことのある形 ]となって行くのに連れ 白黒はザレッドの前にて身構える
「 ……無傷ではない様です… 後は任せなさい、ザレッド… 」
( 破片が細かく 細部を作り出す )
……なぁんか嫌な予感すんだけど、任せて大丈夫かそれぇ…!
(念の為少し下がりながら、手を銃の形に構えていつでも発射出来るように…)
……油断はダメだよ、俺の場合それでいっつも…だから
「 …………… 」
( 言われるまでも無く殺意半分警戒半分の臨戦態勢、細部の作成に入った
破片の群れを微塵の隙なく眺め続ける… 仕掛けは しない )
「 ………私の姿をしている時点で、薄々予想はしていましたが… 」
- -- - - - - - --- --- - --
「 これが件のヨグさん… ドッペルゲンガーの正体ですね 」
( 威圧的オーラの作成に数秒が必要であったものの…
全体的な質感がガラス質、しかしそれもじきに柔らかく変わる
30秒の時を経て完成されたその姿__ 生頼、濁蒼と呼ばれた存在 )
…あれだな、飴細工つーか…人形…マネキン…
(透明では無いが見た目に多少違和感があるものの、見慣れた少し憎たらしい姿…)
…で、どーすんの?…って、決まってるか…
(今回の騒がせた犯人への処罰…ニャルの雰囲気から察し)
「 ……… 」
( 頷く暇もなく腹を狙って投げナイフを投擲、ドスを抜き 肉薄する )
- - -- --- - -
「 …… 何を考えていらっしゃるのですか 」
( 一部を破片に変化 瞬時に分離する事で攻撃を『 回避 』した 蒼
無意味とは分かるが惑わす様な問いとともに横薙ぎにドスを振るう白黒だが
それすらも容易に避けられれば… -- - -反撃 と思えば無数の破片に変化 )
「 っ! 逃がしませんよっ 」 - - - - - -〈 シャシャシャシャシャ 〉
( 白黒の触手を掻い潜り 実に馬鹿げた速度で『 逃走 』を開始
迷わず白黒も後を追えど 数秒の間に距離は離れ )
……そういう時の為のこれだよッ!!
(逃げられないように両足を狙い、魔力の弾丸を二発放つ…そして蒼の逃げる先、目の前に大きな手の壁が急に出現)
……っ…あー…ったく…どんどん…能力も弱まってるってのに…
(念の為、もう一発急所を外して狙い撃ち)
[ - - - - -- - - -- - ]〈 足砕け、右腕を欠損して手に激突 〉
「 …… 」
( 逃さぬよう、ロープを用いてぐるりと縛り上げ… )
……よし、終了か?…あ、念の為きつく縛っとけよ?いつでもこいつ逃げ出しそうだしな…
(縛り上げられ安心な筈だが念には念を、一つ注意だけしておき疲れたとばかりに腕伸ばし)
…とにかくこの騒動は終了…だな?
「 ……あの、ザレッド… 」
( キツくも何も亀甲縛りの上から何重にも固結び、最早縄の塊にしか見えず…
持ち易くなった蒼を手に取り ザレッドに見せ )
「 ……これ というのかこの人… …魂が…変、ではなく おかしいのですが 」
…んぇ?どういう事だ?…ん?
(完全に身動きが取れないと判断すれば安心するも
不可解な言葉に首を傾げ)
……え、じゃあ待って、まさか…なんだけど…
「 ……エネルギーチャージ量等…力の絶対量では大きく異なりますが… 」
[ シュルッ ]( 触手を用いてザレッドと感覚を共有、魂の感性を研ぎ澄まし… )
計り知れない 底の 底の また底の底 濁りを含む様に眼に映る
深海 を覗き見る様な蒼く- - -- 【 視る 】事拒みたる 虚構たる 巨煌。
「 …現、図書室管理者 ヨグ・ソトースその人… そのもの…つまりは… 」
( 旧神… その一角たる、白黒は今信じられぬ物を見る目をしていた )
「 ……存在しているのです… 貴方が滅した… あの… 」
……同じ魂?……本当にそうなのか?……確かに消滅しただろ…?…精神の柱が一本残っていた?…あり得ない、そんなの…
(何故残っているのか、存在しているのか可能性を考える…が、どうにも分からない
しっかりと、邪悪な、濁り切った精神は壊れた筈…)
……流石に精神を再生させるなんてのは…無理だろ…どういう事だよ…
「 ……ひとつふたつの疑問ではありませんね…
どうにか、私が調べて見るとしましょうか… …して、参考の為に聞きたいのですが 」
( 縄ボールを触手で背負い、ザレッドへ向き直る )
「 …貴方が破壊したという… 濁蒼の精神、それは破壊し尽くされたのですね?」
……したよ、した筈なんだよ、二本だけだろ?
(確認の為一応聞きながらも、濁った蒼の世界にあったあれを思い出し…確かに光も消した筈)
……うん、消した…筈
「 ……ならば、これ以上は本人を調べるしかありませんね… ともかく
お疲れ様ですね、ザレッド… 何か、報酬などの要望はありますか?」
( 縄ボールを… 地下へ運びつつ )[ -- -- --- - - - - - ]
……特に無し、ま、お疲れ、少しはスッキリしたかな、気分的にも…
(そのまま地下…には行かず自分の部屋、寝るつもり)
「 …そうですか 」
( 此方も、特に思う事はなく地下へと向かっていった…
未解決、不完全燃焼の気はあれど… 静かな 気配の無い大廊下が戻る )
・・・・・地下 鍛造場・・・・・
[ ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ ]
「 ................ 」
( 今宵も 鍛冶場の火は消えず... 辛うじて平らな、凹凸の多い銀の塊の入る炉
引き出されては叩き延し、また炉へ入れる...単純に見えて それは練度高くあって
成る物であり 素人の及ぶ仕事では無い。だから 挑む )
「 ................ 」[ ガンッ ガンッ ガンッ ]
…不安だけど…任せるか…
(チラッと後方確認…地下に続く道を見た後
首を横に振りながら自室へ戻る…色々疲れた)
「……んー…ひひ…」
(見てて楽しいものがある…だから珍しく静かに、火の調整を手伝いながら
微笑み浮かべる…頑張っている姿を見ては此方もやる気が出て)
[ ガンッ ガンッ ガンッ カンカンカン ]「 ............. 」
[ フ''シューーーー ]
・・・・・20分後・・・・・
...一見 無造作に机の上へと放り出された、そのような様の盾が在った
持たざる者の眼にはそうとだけしか映らぬだろう それで 終わるのだ。
しかし___
銀が象る猫のまなざし... それに 惹かれた者こそが ...
作った者が 『 不 』と断ずるこの盾の 砦が如き堅牢と 羽掴むがような軽量と
正確無比に圧縮された 業が生み出す【 美 】を知るのだ __
・・・で 自己評価・・・
「 ...... ウゥゥーーーーーっ .... チクショぉぉぉ...... 」
( もう銀で出来る領域では無いものを生み出そうが目的が出来なければ
『 鍛冶屋 』という種類の芸術家は納得しない。机に置かれた盾を前、悔し涙に
四つん這い、正直第三者から言えば何でそこに拘るのか、完成したものを眼前、
そう 思うしか無い )
何で『 魔法耐性+2% 』に拘ってんだ、お前。
…また失敗なのか…うーん…ん…
(机の上に置かれた失敗した物を見つつ落ち込んでいるテホプに近づき、優しく背中ポンポン…少し慰めるもどうしようかと…)
…うーん…どうしたほうがいいんだろ…
(…仕方がないので使われてもいない銀盾で爪研ぎ、鋭く尖らせていき)
「 ...あぁ ... あったけぇなァ...うぅ 」
( レギオンの尻尾を枕のように抱き締め 泣き言が流れる...
落ち込み用の激しさが 今回の渾身っぷりを物語り )
「 .... うわぁぁぁん 」
…あぁ、うん…お疲れ様…
(この落ち込み様はすぐには治らないと判断しとりあえず気分を落ち着かせるように肉球で頭撫でて
下手にくすぐりもせずに枕にさせる…無抵抗)
…次、次がある…ぞ?
「 .....ぅ ...ぁー ぁぁ もぉ... お前ェ... 大好き.... 」
( 座り直してまぁ何時もの人形抱っこ )
( マイナス気分の中和剤としては最適であるレギオン、それが
目の前にあるのだから月夜はもふもふせずにはいられない )
「 .. ... .. ... 毛並み良いなぁ 」
…テホプが落ち着くならこれくらい全然構わないからな〜?
(気遣い笑みとピースをテホプに向かいしながや人形のように抱えられゆっくりと首を振り
腰に腕回しながら眠気誘うようなほんのりと暖かさ出して)
ありがとなー……特にケアしてない筈なんだけどな
「 ... .......[ こく こく ] 」
[ とてっ ]
( やわらか毛並み 暖房よりよっぽど良い暖かさにあえなく撃沈。
横倒しになっての衝撃すら意に介さず、そのまま眠り始めた )
「 ....ふー ...かー .....ぐ 」
……さて、テホプが目覚めるまでこっちも眠る…かー…
(自分が出した暖かい風だが眠気を誘い、腕枕にしながら寝ようとウトウト…
一回思いっきり伸びた後、大あくび、そのまま…)
……おやふみぃ…
「 けぇぇ.............. 」
・・・・城の外 何処か知らない谷の底・・・・
空まで暗く見えるほど 谷と呼ぶからには当然である地の底は深過ぎた。
暗い 暗い… 暗い… 。
「 ……ここ、…何処…?」
………ぐぅ……
・・・谷底・・・
(そんな中、不気味に響く足音、音からしてかなり大きな人が歩いている…
じわじわと近寄って来て……)
「…あァ?…誰だ、お前?…あのリストにあった見た目じゃあねぇよなァ…?」
(赤い三つ目の巨漢…左の目は爪の後、両拳にメリケンサックと砲台のような物が着いた機械…動きやすい様にか赤いマントとシャツ…シャツにはシンプル、Destroyerと描かれて首に星のチョーカー…ギロリと此処で歩いている者を見ては…目線を合わせようとしゃがみ込み…)
「…おい、ガキ、お前此処ら辺で城って見かけなかったか?」
へ?と暗い中に眼を凝らし
凶悪極まりない容姿に小娘は腰を抜かした。
「( 約9秒に及ぶ断末魔の如き悲鳴 )!!!!!!!! 」
( 後ろ向くことも出来ない混乱ぶりから全力で後退り… も
後ろにあった壁により多くは移動できずに勢いで背中を強打 )
「 ( 誰かもう一人居ると勘違いした悲鳴 )!!!!!!!!!! 」
無茶苦茶。
「うるっせぇなァ…おいおい、落ち着けよガキ…大体てめーは何で此処にいるんだよ、んで城ってどっちだ…おい、大丈夫か?」
(苛立ちが顔に現れて青筋を立てながら近づきとりあえず悲鳴が色々とうるさいので宥めようと……
頭を掻き毟り…傷をつけて手を血に濡らし…その手を目の前の小さな子供に向かい伸ばし)
「…少し静かにしてくんねぇか?ギャーギャー騒がしいんだよッ!!」
「 ひっ 」( 怯えた表情から全く変わらずに言葉もまともに出ず )
( まるで蛇に睨まれた蛙… 血塗れの手を前に 平凡な人間同様
腰を抜かしてへたり込み 相手を見て口も開けず、ただただ恐ろしさに
涙を流す… 反撃 逃走は心身が成っている者にしか許されない )
「…チッ…で、質問に答えてもらいてぇんだが…城ってどっちか分かるか?」
(泣き始めた相手に質問も出来ないと思えば、血が付いてない方の手で相手の涙を拭い
少しだけ顔を普通に戻して、笑わせようと笑顔作り…
どうしようかと更に頭を掻く…せいで笑顔浮かべてる最中に血が垂れて来て)
「…んな怯えなくてもよぉ…?」(恐怖、殺人鬼、死神のような顔)
「 !…… !!( 恐怖で喋れ無いながらも、右手の指を上に向け )」
( いよいよ恐怖は最高潮に達する… 悲鳴 怯える声すら封じられては
四肢、辛うじて右手がぎこちなく動く以外に震えて動かせずに 顔も
これほどの恐怖を前にしては表情の変化も無くなり 恐怖のまま固まる )
「……仕方ねぇなァ、ちょっと見てろよ?」
(仕方がないので一旦離れる…どうにも怖がっている様子を何とかしなければならないと思い…
地面に両手を着ける、すると…
少しずつそこに草や花が生えてきて…虫や鳥も此処に集まり始める、その代わり巨漢は少し元気が無くなったように見えて)
「……はぁ、すまねぇな、ガキを怖がらせ続けるのは趣味でも何でもねぇんだ」
っ!! …… ……んー …… へ?
「 ……オオコウモリ…?……虫も… 」
( 急に 心安らぐような植物や生物の出現にキョトンとしながらも )
「 …… ……えっと… わたし… … 」
( …おどおどと 意思疎通を図ろうとする程度には… 感情が和らいでいた )
「…あんましたくもねぇマジックだよ、気にすんな…で、質問答えてくれるか?ガキ…」
(此方も少し柔らかく…なったのか分からないが手を離しても生物や植物は様々にいて)
「…城の方に生きてぇんだよ、俺様…何処か分かるかァ?」
(相手が魔力などを持っているか額にある目で確認しながら距離離したまま聞き)
《 魔力値
基本パワー : 下級魔術師相当
スタイル : 汎用補助
性質 : 極めて特殊 攻撃能力は低い
総合評価 : 地力の低い回復術師 》
「 …… ……お客さん… だったんだ…(ボソッ 」
( その他の魔に関する力も基礎こそあれど魔力と据え置き。
何でもできるが何にもできないタイプ、そんな事はいざ知らずに
小娘は少しずつ喋る勇気が出てくる )
「 ……谷から… 出れたらわかるかも… おじさんも 迷子?」
「……持ってはいるけどそんなでもねぇな…小腹膨らませるぐれぇか…」
(小さくブツブツと呟きながらも普通ぐらいの魔力と分かれば倒す価値も無く、大きく溜め息吐いた後、今度は血を出さないように気をつけ頭を掻き)
「…おじさんじゃねぇよ、ふぅ〜ん…迷子か?お前…」
(小さく舌打ちした後、手掛かりも無いのと変わりなくどうしようかと思いながら、辺り見渡し)
「 …… うん ……城で… 変なもの見たと思ったら ……こんなとこに… 」
・・・・ 数十分前・・・・
( お夜食探してこっそり抜け出し中… )
- - - ---- -- - - --
「 ……なにこれ? 」
( 落ちていた… 回収し忘れの『 濁蒼の欠片 』…不審を心に
取り敢えず父様に見せようかと手に触れ… )
[ 発光 ( 目が!目がぁ〜!)]
・・・・気が付いたらこんなところ・・・・
「 ……ここ、何処なんだろって…思ってたら… おじさんが 」
「……ふぅ〜〜ん、欠片ね、後おじさんじゃねぇてぇの…」
(興味なさそうに溜め息吐きながら訂正…とりあえず歩き出し)
「…先に来た…“クリーナー”からの連絡も無し…何処だよ…」
(砲台のような腕を確認…信号が来ていないのが分かれば苛つきからか頭を掻き始め)
「 ……そーだ… 欠片… 」
( 話をして ハッと確かに掴んだ欠片の事を思い出せば…
ポケットの中にあったそれをつかみ出すが… )
「 …っあ!待ってよ おじさーんっ 」
( 心細いのか 打って変わって付いて行こうと )
「…何度も言わすな、おじさんじゃねぇよガキ…てかなんでついてくんだ」
(呆れながら歩くペース変えずとりあえずの道を進み掻くのも流石に血が足りなくなると思えばやめて)
「……………てか、お前、城に住んでんのか?」
(先程の会話で気になった点を問いかけ)
「 いやっ… わたしも迷子だし… それに おじさん…お客さんなんでしょ?」
( 何とか追いついて隣に )
「 うん… 父様と母さんが城に住んでるから… 」
「…お客さん…まぁ、そーか…うん、そーだな」
(何度注意しても治らないのでそういうものと思いながら、良い事聞いたと思わんばかりに笑顔浮かべ)
「…ふーん………?その城って他にもたくさんの人いんのかぁ…?例えば…昔の神様とか…」
「 …うーん 昔の神さま…?それは…知らないけど
すっごいメイドさんとか、あったかい猫さんとか…
いろんなたくさんの人が居るよ?」
「…あァ?…聞いてた情報と違ぇな…どうなってんだ?……クリーナーは先に行った筈だしまだ反応もあるが返事が無い…どーなってんだよおい…」
(ブツブツ呟きながら歩みは止めずに進み)
「 ……?」
( …自分があまり知らないような事を聞くが
やっぱり理解はできず、そのまま付いていく… )
少々、見え辛いが 欠片が少しだけ光る
「…で、この道で合ってんのか?」
(聞いても相手が分からないとは思うが、静寂というのが一番辛いので感情抑えながら歩き)
「…落ち着け、無害なガキだ、必要ねぇ…」
「 …え… ……? …あっち… じゃないの?」
( 急に聞かれれば困惑そりゃ困惑、答えも分からないので…
何故か ⬆ と刻まれた遠くの岩を見付けて 指差す )
…何故 見えてるのか?
「………あ?まじか?……お前目ぇいいな…」
(目を凝らせば確かに見えて、人間にしては視力がいいんだと思い素直に褒めながら、その方向に歩き出し…)
「……魔法って訳じゃねぇな…」
「 ………?」
( 確かに… 自分でもおかしいと考えていた… ヘッドフォンは未装着
視界自体も最悪で 今も前を行くおじさんを捉えるだけでもやっと… )
「 ……ま いっか 」
…発見 移動までの間… 欠片は輝いていた
「…お?…おぉ?…おいガキ、見つけたぞ…」
(少し広い岩場…その視線の先に確かに遠くて小さく見えるがはっきりと城…
ニヤリと笑み浮かべながら嬉しさからかついてきていた子供の背中を叩き)
「…強い奴…たくさんいるだろうなぁ…」
「 っだっ… 力強いよぉ おじさん… 」
( 嬉しがる暇もなく背中叩かれてちょっと痛がる
心の中では 更にあの矢印についての疑問が広がっていた )
「 …でも ここからどうやって出るの?」
「…あァ、わりぃわりぃ…」
(見えたのなら後は簡単…と思うついでに相手が子供なの忘れて叩いてしまったの簡単だが謝り)
「…此処なら後は簡単だ…邪魔というか、誰も来なかったらだがなァ…?」
「 … 脱出手段あったんだ… 」
( 背中をさすり、周囲を見渡し )
「 ……あれ?欠片… 」
( 気付けば 手から欠片が無くなっていた )
「…おい、どーした?…いかねぇのか?」
(止まっている相手に向かい、見返り聞きながらも置いていくと言わんばかりに歩き…)
「……邪魔も入んない…あぁ、楽しみだなァ…」
(くつくつと小さく笑い…)
「 っあ!待ってよーっ 」
( 疑念持つ暇なく 走り去った… )
「…しかしよぉ?本当に静かだな此処…一気に飛んでもいいんだが…それじゃあお前の体が耐えれないしなァ…」
(チラッと見る…最初のように青筋立てたりせずに普通に接してあげながら)
「 うん、メイドさんが何かやってるからだって… 」
( 段々と背の違いからの歩行スピードの差にも慣れて )
「 あ おじさん空飛べるの?… 良いなー 」
「…メイド、ねぇ…楽だなァ、色々…」
(しっかりとついてくる辺り、体力が全く無いと言うわけでも無さそうで少し安心し)
「…飛べる…まぁ“それ”も一応出来るが俺の得意なのは…“ジャンプの方の跳ぶだ”」
「 なぁんだ…わたしとおんなじかぁー … 」
( 色々やってるその内… )「 あっ 出口かな!あれっ!」
( 開けた場所へ続く 谷の壁が途絶えた場所が見えてくる… )
小娘は気付かないが… 同時に 濃厚な血の香りが流れてきた
「…飛べたら色々便利なんだがなァ、羨ましい……ん?…やっと…!」
(色々他愛無い話…続けている間にやっと途切れた場所…同時に血の香り…
…頭を掻き毟り血が垂れながら笑み浮かべて)
「…ガキ、先に行くか下がってろ…あっちから客が来てくれたみてぇだ…」
「 えっ…? あっ うんっ 」
( ヘッドフォンも無い、何かと疑問に思えど
行動には写せず そのまま近くに岩陰へ… )
・・・・ 血祭りの香る広間 ・・・・
[ ス''シャァッ ス''シャァッ サ''ク''ッ ]
オ ォ オォォォォオォォッ
( 地に伏した 異形の怪物... 仲間と共に狩りに出た筈が 谷へ訪れた所を
数体をを纏めて血祭りにされ 剰え 今...その腕を剥ぎ取ろうとした
【 虐殺者 】の血染めになった斧が振り下ろされた。
怪物の悲鳴 ズタボロの体で必死の抵抗を試みる )
[ フ''チ''ィッ ]オ''ァ''ァ''ァ''ァ''
[ ス''サ''ク''ッ ]
( __無情なる虐殺者。黒い鎧を纏う男 __ ザラァークは引き千切った腕の中身
内部の固い骨を引き摺り出すと この世の物とは思えぬ悲鳴を耳に 素っ気もなく
頭から背にかけて斧で両断、機能を失った臓物が流れ出す__ )
『 __ふむ 良い骨だ 』
「…さて…っと、そりゃあいるよな、門番…よぉ、同じ精神の野郎…」
(怖気もせずに歩き出てきて最初の子供と出会った時と同じ、血塗れの笑顔を見せて拳握りながら近寄り)
「……此処を通りてぇんだ、構わねぇか?」
(一応の質問、…既に答えは出ているが)
『 迷惑をかける気が無いのなら勝手にしてくれ 生憎私は忙しい 』
[ ス''シャァッ オ''ァ''ァ''ァ''ァ''!]
( どこ吹く風かと見向きすらせずに残りを殺害兼腕剥ぎに精を出す男
背中には先程ぶっこ抜いた腕の骨が背負われており__ )
『 おぉ__ これは使えそうだ 』
「……あァ?…そーかよ、てめぇは強いから殴りたかったが…まぁ、デザートは取っておいていいもんなァ…」
(岩陰に隠れた子供の方へ向かい…目を塞いで上げながら通ろうとする…
少し残念と怒りを感じると同時に楽しみが増えたと思えば更に笑み深くなり)
「…このまま真っ直ぐ…かァ…」
[ ピ''ュッ ]
( 背を向けたその刹那 凄まじい速度で背中へ黒檀製の剣が飛ぶ )
「…危ねぇ…なぁ…ったく…」
(深々と剣が突き刺さる…が、引き抜けば…みるみると傷が回復する…)
「……不意打ちってのは感心しねぇな…」
(振り向きながら、一応此方も魔力の確認)
『 堂々と啖呵を切ってから背中を見せる貴様の方に問題があるのだよ 』
( 骨を捨て 堅牢な盾を前に構え 斧を左手に相手を眺めるは 黒い鎧を纏う男__
生々しい手を扱う、歴戦の凄まじさがその時点で現れていた )
《 魔力測定
マジカ : 60000[ 観測上限 ]
スタイル : オールラウンダー上位型
これ以上の解析不能 》
『 __来い。』
「……あぁ、やっぱお前は俺と同じだよ…」
(第三の眼を閉じた後、刺々しいメリケンサック構えて腕を準備とばかりに振り回しながら
笑みを浮かべる…狂気と思わんばかりの顔
しっかりと相手を見据えて…呟いた瞬間に拳構えて直進特攻)
「……遊ぼうぜッ!!!腹が立ちまくってんだッ!!!」
『 ____。』
( 対する男は__ 兜の中に隠れた底知れないモノを感じる中、ただ 盾を前に構えるだけだった )
「…あァ、でも違うのは…お前の方が技術が上って事だなッ!!」
(体に有り余っているエネルギーを両腕、両拳に回して…まずは邪魔な盾をぶっ壊そうと、乱撃
一発一発が普通の盾なら大きなヒビが入りぶっ壊れる程の一撃…それを目にも止まらない速度
無駄な一発も無く…全部が中心、1センチのズレも無く)
『 _____。』
( それでも 盾は壊れない__。いや 男が壊させなかった。
一目見れば ザラァークに強弱は窺い知れる__ならば 盾の段階で
受け流しを用いるのである、流すような体勢にて 盾への着弾を
斜めに衝撃をズラす、更には受ける前に後方移動を織り交ぜ衝撃を減らす。
テホプの攻めにすら対応する男には容易な芸当 )
『 ___。』
( 後方への踏み込み、回避の一環に思われたそれは__直後
踏み込んだ足より魔力が走る!相手の足元に魔法陣が出現!)
「…“補給”ッ!!ありがとなァッ!!」
(魔法陣が出現したのが分かれば歓喜…
それもその筈、彼の能力は“吸収”と“エネルギー変換”触れたり踏んだりした相手の魔力を吸収し、普通ならそれで終わりな盾の能力だが
そこで変換、彼の体のエネルギー…体力に変換される)
(当然それをしない程馬鹿では無く…
瞬間、腕が太く巨大になり先程よりも速くなる連打、音速の、威力も一発一発がロケラン…常人なら風圧で弾け飛ぶ程
流石に衝撃を斜めにずらしても、ヒビが入り始めていて)
『 ____ほう。』
( ヒビの入った黒檀製の盾を収納、片手を素手にまた受ける。
月夜との戦いでも見せていた『 パリィ 』、出来うる限り力を使わず
拳をズラし__ )
「………あァ、やっぱ楽しいなァ!!!」
(…瞬間、足に何かが勢いよくぶつかったような衝撃、骨を砕けさせるような不意打ち
拳では無い、連打もほんの少し…側から見たら変わり無いが遅くなっている)
『 ____。』
( 乱れる事なく距離を取り 足で回復を唱えれば損傷より復帰__
鎧を通じて触れた瞬間に強化されている事を知れば両手にメリケンサックの
上位互換じみた見た目の__『 黒檀のセスタス 』を装備、構える )
「……おいおい、かっけぇなァ…俺の『デストロイヤー』と交換してくれよッ…!」
(…何か背後で揺らめく…尻尾、恐竜のような尻尾…
よく見ると手は太く肥大化もしているが鋭く先に向かいドリルのように…
離れたのを境に片腕で防御するように前に向けながら
使っていない右肩を回してほぐし)
『 ___。』
( ボクシングのように構え 蛇行移動で接近
射程範囲内で__ ジャブッ!)
「…いいよなァ、シンプルな殴り合いってよぉッ!!!」
(拳を掴み…そのままぐるりと回して地面に叩きつけ、眼前まで拳を迫らせる…)
『 チッ __ 。』
( 初めて 悪態のように口を開く__ 直後マントを外したザラァーク )
【 疾走 】『 __これ程までにやるとはな。』
( 瞬間 拳を引き剥がして大きく距離を取る__ までの行動時間が短い。
更には 片手に何やら謎の禍々しい心臓のようなものを持っており__ )
「…嬉しいなァ、自分と同等、いや、それ以上に強い奴…殴れて、派手な喧嘩が出来てよ…」
(離れた相手に向かい笑み浮かべ嬉しそうに話す…片手の禍々しい存在に一瞬気を取られるも
すぐに自分にとっての好敵手に目を向けて)
「…お前もさァ、遊びなら楽しめよ」
『 ______。』[ フ''シャア''ッ ]
( その言葉に応えることもなく ザラァークが心臓を握り潰す。
派手な音に__ 血の一滴も垂らすこと無く心臓が消滅する、そして__ )
『 悪魔の力を見せてやろう。』
( 握り潰した 右の籠手__ 『 黒檀の籠手 』は 指が鋭く 全体が物々しくなり__
装甲の間から血液色の光が漏れ出す『 悪魔の手 』に相応しい姿へと変化していた。)
【 デーモンハンド 】( そのまま 籠手を開いて掴みかかるように相手へ接近する )
「……大層な名前だなァッ!!!」
(腕の見た目等が変わった所で関係ない、接近してくる相手に此方も接近…する訳では無く、迎え撃つように握り締めた両の拳を牙のように構え…
顔に青筋立たせて…湧き上がる苛立ち、怒り、全てをエネルギーに変換していく…
どんどんと腕は肥大化し…剣のようになり
内側から破裂するように赤黒く染まっていく…)
__馬鹿めが。
『 砕け散れ 』
( 握り潰すような圧__ それどころでは無い、空気全てが
相手を押しつぶそうとするような圧迫感が襲い掛かる。
無理矢理にでも理解させられるのだ__ 『 あれは 不味い 』)
「………知ってんだよ、分かってんだよ、でもよぉ…?」
ぶっ壊してみてぇじゃねぇかッ!!!!
(圧を物ともせず空気を一変、押し返す
左腕を捨てるように防御に回して、右腕を後ろに構える…左腕はどんどんと萎み…逆に右腕の色が更に赤黒く…
どんな防御をも貫く矛
当たれば、はっきりと…死ぬ、近寄る度に深く、濃く、ビジョンが見えた)
『 _____。』
( __それらは 全て見えた__ しかし こちらも切り札。
止まるわけにはいかなかった、故に 突き進む!)
( __しかし 本人がそうである為に__ 頭の防御の緩みに
気が付いてはいなかった )
「ーーーーーありがとうなッ!!!!」
(ー感謝の一言、巨大化している腕、明らかに此方の方が射程が長い
つまり突き進んで来たならば…踏み込みッ!
……………ズドォォォォォォォォォォォンッ
ーーーーーーーーー音が消え…いや、遅れた)
『 _______何と____ 。』
( 激突の後。__距離を取ったザラァーク__ 籠手のヒビに気付く)
『 ___凄まじい一撃か__生きてはいないだろうが__。』
( 完全に油断__ 戦塵の巻き上がる中で、右腕と頭の防御は 緩み切って__ )
「……まじかよ、ヒビ入っただけか?…はは、まじか…」
(しっかりと立っていた…が、腕からは血を噴き出し明らかに戦えない…痣だらけ、裂けて折れてはいけない方向に折れている…)
「…あァ…まだ、戦えるな…」
(息を荒くしながら、無理矢理足や頭に回していたエネルギーを腕に回す…)
『 ____ほう__しかし ここで終わりだ__ 』
【 ダンスフレイム 】
( 生きていることに感心するも__ 容赦無く炎の魔法力を竜巻状に__
__兜にまでヒビが及んでいること__ そして、ある事を忘れて『 魔法力 』を
相手へと突撃させる )
『 では 骨でも使わせていただこう 』
「……へぇ、情けか…?まァ、使わせてもらうけどよぉ…!!」
(掌を前に突き出し…炎の渦を吸収、大きな魔力…最高級のワインのようにとても味わい深い…
…当然エネルギーに変換しても上等、先程までの傷は完治し、不足な足と頭にエネルギーを回してもお釣りが来るレベル)
「……本当、てめぇと出会えて良かったなァ…」
『 __忘れてた。』
( _自分を殴りたくなるような嫌悪感に襲われるも
即座に右手を構え直す__ 籠手の変化は無くなっていた。)
『 _____。』
( ヒビの入った頭の防御も弱い )
「…もう一発…ッ!!!」
(瞬間、尻尾で上に飛び跳ね…背後に回る
両手を後ろに構えていて…勢いよく突き出し)
「ーーーー『クラッシュ』ッ!!!」
(シンプル、たったシンプル、先程よりも…全方位に威力を拡散、威力は…まだ全回復出来ていないが少しだけ弱まっている)
『 っ___ 』
( 咄嗟に右腕で防御 )
___悪手。 衝撃を沈めきれずにヒビを通じ 兜に強い衝撃__
気付いて魔力による補助__ 悪手。相手の特性が相まって
兜の中 衝撃が更に____。
[ ハ''チ''ャァッ]「 い''っっっ ----たぁっ 」
弾け飛ぶ兜!( ---それとなぜか同時に響く高い声 広がる金髪 )
「……は…?…まさか………
女だっ…たのかァ…?」
(金髪と響く声に呆気に取られてしまう…
動きも止まる、そして……自分はこの女子より弱いのかと……)
「……はぁ……?」
「 ---- はぁ?---あっ ちょ 待て!待った!」
( 兜の消滅に気付いて咄嗟に---素顔丸見えな皮帽子をかぶる
それで安心したのか--- )「 ふんっ--- 私の兜を砕くか--- 」
( ---顔どころか金髪ポニテも見え、整った騎士の顔立ち---
兜にあったのだろう変声機能も無く、金色の目も--- )
「 少しはやる様だね---しかし それまでだろう 」
「………………」
(考え込み…地面に両手を着く
体内にエネルギーは僅かしか無いのだが…積極的に蔓を生やす…
それを編み込んでは…目の前の騎士に被せる)
「……今日はなぁ、最初にエネルギーを、ガキの為に使っちまったんだ…全力じゃ無かったんだ…だから…」
(足音…城とは反対方向…通り過ぎる瞬間」
「また今度遊ぼうぜ?お互い全力で…な?」
「 う わっ---? ま 待てっ!何だこのっ むっ---子供--- 」
( 編み込まれた草により慌てるが 子供のワードに何か反応
思う事あるのか谷の方へ駆け出す )
・・・・・一方 子供・・・・・
……………………
[ちーん]
( …最初の時点で止めようとしてたが惨状と勢いに気絶 )
「……悪りぃな、ガキも…結局こうなっちまったか…あーあ…古い神とか魔人とか気になってたんだがな…お預け…デザートとメインディッシュが逆になっちまった…」
(すぐに作った赤いポピーの花輪を気絶している子供に被せてから来た道を戻る…)
「…てめぇとはもう一度やりてぇからな…しっかり調子整えろよ?」
「 な 何を言うかぁっ!私はいつでも万全だ!
貴様若造如きが兜を砕いたのみで生き急ぐで無いわっ 」
( ---地声とカリスマ減退で威厳もクソも無い、そもそもただの女 )
「 貴様こそ鍛え直して来いっ 」
「…それに、情報も分かった…クリーナーの奴…名前変えやがって…フォンミェン(風眠)…ね
…じゃあ俺は…ロンチョー(龍鳥)……次会うときはそう言えよ?」
(歩む先にワープゲートが開かれ…その先に入る)
「 ------がぁぁぁぁぁっ! 馬鹿にしおってえぇぇぇぇぇ!」
してない
・・・・白黒の自室 観葉植物の前・・・・
「私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は 」
( ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ )
……えぇ〜〜……
(木という単語が何十回も聞こえてきたので、植物系能力として聞き流せず来て見れば…
ゾワっと鳥肌が立ちそう)
……恐怖、これは恐怖ですね、おぞましいあり得ない者を見たような
「 私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は樫だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は木だ私は桜だ私は木だ私は木だ 」
( 観葉植物の前にて 正座…一心不乱に言い続ける )
( 無表情のまま固まってるので余計に変 )
ちっすお久しぶりです今北産業
657:ニャル◆.s:2020/04/03(金) 00:03 [ ハ''コ''ォォン ]
「 へ?」
( 観葉植物握り砕いて振り向く )
訳の分からない人が増えたっ!!?
…い、いやそれよりまずはこのひ…
(瞬間…一気に駆け寄ってくる影)
「……あぁぁぁぁぁぁるぅぅぅぅぅぅッ!!!久しぶりだからじゃねぇっ!!お前っ…お前なぁぁ…!!!」
(……魔人…基、ザレッド・イニール…歓喜の表情を浮かべている)
……あ、これなんかやばそうなので私は辞退しますね…
(そそくさと逃げるように場を後に…)
うわっと………
やっほ、お久しぶりザレたん。
今日も可愛いねしまぱん。
…っ…うるっせぇ…うるっせぇよぉ…お前…っ…もう…んだよ…ほんっと…泣くぞ…俺泣くぞ?…つかそのあだ名も…久しぶり過ぎんだよ…!!
(涙をポタポタと垂らして歓喜の声を上げながら、とりあえず一旦呼吸を整えて涙を拭き…一言)
ーーーーーーーーーーお帰り…!
…うん、
_____ただいま。
「 ……………… 」
…………あっ……!……ほら、ニャルちゃんも!
(無理矢理白黒の方にも挨拶させようと後押し…
というより背中を押して)
「 ……おかえりなさい…ませ… 」
( 抑揚は無い…けど )
にゃるちゃぁぁぁぁ!!!!!!
可愛いなぁぁあぁ!!!!!!!
(自らダイブするかの勢いで抱きしめて)
>>664
___うん、ただいま。
……あぁ、久しぶり…本当に…アルだ…アル・シャマク…!
(色々思う所はあり話したい事もたくさんあるため一旦気持ちを落ち着ける)
ザレたん…
(そっとあたまを撫でる。もちろん、悪い笑顔で)
「 は…ん応がぁ…違い過ぎません……かっ…!」
( 凄まじい勢いで抱きつくアルを引き剥がそうと… )
…あ、そーだ、アル…俺ね?守る者が増えたんだ…子供に…ナイアに…それに城の皆…流石に主様には…勝てないけど…
…成長、したんだよ?
(昔の癖で反応しそうになりながらも余裕の笑み)
>669
…だめ?
(捨てられた子犬のような声で)
>>670
…ん?マジで!?戦る!!!???
「 ___感動の再会、ってヤツかな 」
「 っく …カレンっ カレン来ましたからっ… あっちに…甘えてはくれませんかっ…?」
( 目を逸らしつつ )
……やめろやめろ…戦闘場あるにはあるけど…今子供は居ないんだし…城の皆も…あー…どーだろ?
(ブツブツ呟きながら不意に聞こえた声に笑み浮かべ)
……………なんか、この四人が一番暖かいというか…懐かしいな
>>673
あ!!!お母さんのケチ!!!ご飯ちょうだい!!!!
>>674
…せやなぁ
「 お帰りなさい、また会えたね 」
( 魔障壁を展開してガードをとりつつ )
___ん、ただいま。
678:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/04/03(金) 00:27 ………本当に嬉しい…けど、何処か悲しい所もあるな、なんか…
(お茶会というか…とりあえず人数分の椅子とカップを用意し始めて)
「 随分と遅れたヒーローの登場だねえ、さしずめ私はヴィランってトコかな 」
( にっしっし )
「 …懐かしい事言いますね… はい、これ 」
( 梅おにぎりを頭の上からすとん )
お茶会…!!
(目をきらきらさせて)
>>680
やったぁ!!!ありがとう!!!
(一口で食べ終わり)
やっぱお母さんのご飯やばいわおかわり!!!
(そう満面の笑みで伝える)
「 あら、お茶会ってことは私の好きなカモミールティーもあるのかね 」
( 小鳥のように持参していたクッキーをついばみながら )
…つっても、そこの完璧メイドのニャルちゃんには敵わない…あ!そーだアルっ!ニャルちゃんの弱点ってね!!
(いい事を思いついたのかクッキーなどを用意している間に大声で話そうと…)
なぁに!?
(食い気味で聞く)
[(肉が連続で裂ける音)]「 黙りなさいゴミ屑 」
( ザレッドの顔に連続でナイフが刺さる )
「 ……ああ、どうぞ…たんとお食べなさい、ね?」
( アルを引きずりながら机に食事大盛りを用意 )
「 むごご、ニャルちゃんについてアレコレバラすのは…うぇっほ、 」
( 焦って喋ったせいでクッキーを喉に詰めて )
それ……ちょっとニャルちゃん…はぁぁ…カフェイン吸わせるよ?
(ナイフ引き抜きながら傷ついた顔を撫でて治しつつ…ナイフは貰いながら此方もクッキー摘み)
やったぁ!!!!!
(そう言って笑う顔は無邪気な子供のようで)
「 こんな美味しいのに吐くかと思った…年よりは辛いね。
まぁ私は永遠に長命な若者だけどね 」
( パチリと瞬きと共にウインクをして )
…はぁぁ…あ、美味し…なんか、俺も久しぶりにお菓子とか食べた気がする…
(シンプルなクッキーでも甘い物は甘くて味わい)
…と言うわけでニャルちゃんの弱点はカフェインだよ?…ヴェルちゃんが教えてくれた
「 ……はぁ 」
弱点を探すのは感心だがあまりいじめちゃだめよ?
…しまぱんちゃん?
……お前もその名前で呼ぶなっての…あんまもう覚えてないけど…
それに俺はやってないよ…俺は…
今はナイアと…んへへぇ…
(嬉しそうに話し出す…)
[ ガッ ]「 …… 」
( ザレッドの口を掴んでドアの方へ )
…あっ、まってっ、ニャルちゃんさんっ、きょうはゆるひて、あるいるから、あるいるから!
(じたばた…ただではやられず抵抗)
…あーあ
(優雅に腰かけて紅茶を飲む。プラチナブロンドの髪が風でそよいでいる)
「 これだからねえ… 」
( 優美に扇子を扇げば、ひらりひらりと蝶が溢れて )
「 ……あぁ、アル…カレン…
存分に ゆ っ く り しててくださいねぇ?」
( 笑顔で二人へ… そして一人に )
「 …貴方もですよ 」
そこー、いちゃいちゃするなー、まぜろー!!!
(お菓子を食べ終わり、ザレたんに飛びつくように抱きつく)
…なんでカレンはよくて俺はダメなのさぁ…!…後…なんでこう言う時カリスマ無くなんのぉ…!?
(ニャルちゃんの言葉に色々恐怖を感じて、恐怖の記憶(トラウマ)思い出してしまいながらも
いきなり飛びついてきた存在に目を見開き)
むふふ〜
(ザレたんを抱っこし、膝の上に乗せて満足そうに)
「 あらあらまあまあ、うふふ 」
( …薄気味悪い )
【 ちなもう寝るよおやすみ、みんな 】
………どーしてこうなんだよぉ…
(何故か子供扱い… 腑に落ちない)
【お疲れ、ありがとうね】
「 ……アル…間抜…ザレッドは私とオトナの話があるのですよ… 」
( 口を引っ張る強さを強め )
…分かった(少ししゅんとしながらザレたんを手放す)
ちょっと待ってニャルちゃん、くちさける、さけちゃうっ!
(色々とカオスな状況…涙目になってしまうが…彼なりに反省しているのか無抵抗)
「 ………… 」
( …素直に手放し、ツンとした様子で机へ…
…地味に 足踏んでる )
…はは…つんで…やめとこ…
(足踏みは普通に効くため、ちょっと叫びたくなるも…歯を食い縛り耐えて)
(…終わったと判断し、ザレたんをまた膝に載せる)
712:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/04/03(金) 01:15…あっ、そーだ…アルがいない間色々あってね?
713:ニャルちゃん◆.s:2020/04/03(金) 01:16 [ ト''キ''ャッ ]「 …寿命の残りは効率的に使いなさい 」
( 無表情に近い怒りで足を蹴飛ばす )
うわお
(骨が折れるが瞬く間に修正し)
ぉ゛ぅっ…ぉ…っ…ぉぐぐ…!!
(机を…できるだけ揺らさないように叩き、叫ばないように我慢)
「 ……あるは優しいですね?」
( 結構笑顔であるの頭を撫でながら、手に飴を落とす )
やったぁ!!!
ありがとう!!!!
(にゃるさんにめっちゃ楽しそうに抱き着いて)
…ニャルちゃんこんな刺々しくないのに…ヴェルちゃんとかミェンちゃんとかと関わってる時…
(ブツブツ机に突っ伏しながらボソッと呟き)
[ ヒュ ]「 ……カレンもそうですけれど… 貴女、いつまで経っても子供ですね… 」
( 無反応にザレッドの後頭部へナイフを放る )
…………アルがいるから精神が戻ってるんだよーっ…!
…つかいつものカリスマ溢れ出る方よりこっちの方が慣れてるだろ…
(ナイフを指の間に挟み仕舞いながら…)
ザレたん可愛い…………
(ため息を吐きつつ顔を覆う)
「 やっぱダメだ〜っ、私ってばこのノリにはいまいちついていけないよ 」
( 言動と表情があっておらずニンマリ笑顔で )
……俺的にはこのノリ久しぶりだな…嬉しいけど…
(眠そうにあくびしながら机に突っ伏して首揺らし)
まあまあいいじゃん、ザレたん〜
(相変わらず膝の上にザレたんを乗せて抱きしめながら)
「 私ってニャルちゃんとはよく話すんだけど、二人とは話し込んだことってあんましなかったじゃん? 」
( 指先でハートマークを作って )
…まぁでも彼女というか…妻というか…そんな人もいるし子供もいるし…出来たら控えて欲しいけどね?
(一応注意しながら無理矢理抜け出して)
「 まっっっっっっっったく気付かなかった… 」
( びっくりして思わず口を押さえて )
…むぅ
(捨てられた子犬のような目でザレたんをみる)
「 まーま、ね? 」
( 天使らしい穏やかで麗らかな微笑みで宥めて )
…別にまぁ、そんくらいならいいけどさ
(溜め息吐いて小さく頷き)
やった…!
って、ザレたんって男…あぁ、そっか忘れてた両性具有だっけ
……自分でも忘れかけてたんだから思い出させんなよ…
(肘付きながらため息吐き)
「 両性具付かァ、人類もそうだったら少子高齢化が解決するのにね〜ぇ 」
両性具付……?
735:◆Mk:2020/04/03(金) 14:13
い〜と思うよ〜??
(無意識に胸を揺らしつつ笑う)
…あーもううっさいうっさい…はぁぁぁっ…
…他の城の者呼ぼっかな…俺じゃあ対処出来ない気がする…
(頭を抱えながらブツブツ呟き…)
「 えへへっ 」
( 恥ずかしそうに頬を引っ掻いて )
(おなかがぐーっと鳴り、思い出したように口を開く)
ザレたん!!お腹空いた、ごはん!!!
…なんで俺に頼むんだよ…いいけどさ…カレンはなんか食べたいもんある?…簡単なもんしか作れないけど
(空中に無数の手を浮かせながら二人の方を向き)
はいはーい!!!!!
おにぎり!!!!!!
「 私はごはん系なら何でもいいよ 」
…じゃおにぎりで…あ〜…ねみぃ…
(ふよふよ浮かせている手に具材や白米持ってこさせてそのままにぎにぎ…梅、鮭、昆布、ツナマヨ、海老カツ、塩、かやく…など、大量に作り出し)
ありがとう〜
(受け取って一口で食べ)
「 中々に手先が器用みたいだね!流石ザレちゃんっ!…ささっ早く食べちゃお、待ちくたびれたよ 」
( 急いでザレッドの腕を引っ張れば、テーブル席にへと密かに誘導して座ってと促し、お握りに対し煌めく瞳でじぃっと見とれ続け )
…これでも全盛期よりは落ちたよ?戦闘力も…色々…
(多分この量では足りないと思えばもう少し作り出し、丁度いいぐらいの柔らかさと固さを保たせ)
ほーはほかー
(本人はそーなのかーと言っているつもり)
はいやらかしましたね名前気にしないで()
748:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/04/03(金) 14:37 …ま、シリアス続きだったし…偶にはいいか…
……ずっとこの雰囲気にするつもりも無いけど
(握り終わり塩結び食べ始め)
…あ、丁度いいな…塩加減
「 美味しい美味しい…しあわせ♡ 」
( もっきゅもっきゅ )
…ならよかった…ふぅ…
(色々思う所はあるものの素直に喜び)
美味しかった!!ごちそーさまでした!!
(幸せそうな笑顔で)
…はいはい、ごちそーさんね、ありがとね…
……で、アルはたまーに遊びに来る?城に…
(一つ思い出した事があるので一応質問)
「 早っ、スゴいね 」
( ちまちま食べ進めながら )
いくいく〜〜!!!!
…おっけ、分かった、カレンと同じね…
ニャルちゃんは未だおやすみか…ま、休んでくれていいんだけど、全然
(一応覚えておきながら最後に思いっきり伸びて)
ん〜〜……
むにゃ、………
(お腹いっぱいで眠くなりそのまま眠りにつく)
「 …………… 」
( 部屋を埃が舞わぬように細心の注意を払い
細かく掃除中… 何処と無く、昔風 )
……あーー、ごめん、ニャルちゃん……
少し、城抜けるね?…ニャルちゃんも来たいなら来ていいよ?
(さっきまでのふざけた空気を一転…最近の、どちらかというなら見慣れた威圧…)
「 ……… 」
( またザレッドへ投擲… けど、勢いは無くて…?)
「 …貸しますから使いなさい。ゴミ屑 」
( 『 禁制ブーストジュース 』…とか書かれた液体の瓶を投げ渡した )
……そこでゴミ屑呼ばわりはねぇんじゃねぇのかな…
…ま、いいや、ありがとっ…
(受け取りポケットにしまいながら
窓開けて…)
…行ってくる、ぶっ壊しに
(窓は開いたまま、風だけが残っていた)
「 ……名は変わろうと… 」
( 持っていた箒が悲鳴に伴って握り折れる )
「 ………ゴミはゴミのままの様ですね… 一真ァ…?」
……………
「 ………… 」
( ……廊下掃除しながら… 雑な焼きリンゴ齧ってる )
………………はぁ…
(大きな溜め息…廊下の隅で壁に頭をぶつけている
……つい先程帰ってきてずっとこの調子)
……何やってんだよ俺…本当に…なんか…ごめん…
「 ……体壊したら姉様に死んでも殺されますよ?」
( 頭突きを掴んで止め、軽く背中に『 激痛と癒骨 』の指圧押し、
みっちりパティのトリプルチーズバーガーを彼の目の前に差し出す )
「 ……別に 一真擬きの殺害はいつでも良いでしょう?」
…ぃだぃぃぃ…ぅ、ぅぐぐ…そ、そうだけど…ね…!でもまた…増えるよ?ニャルちゃんみたいな被害者…!
(ツボ押されて壁叩き気持ち落ち着かせた後、バーガー受け取って一言…雰囲気も落ち着き昔のようになっていて)
……後俺トリプルチーズバーガーよりフィレオフィッシュが好きなんだよね
「 …少食主義者はその様なことを言いますが、姉様は大食です…
だから貴方はパワーの絶対量で勝てないのですよ?」
( 結構適当な事言いながら『 8ピースのフライドチキン 』とか机を出して並べ
コーラも氷付きで置く… 嫌がらせじみて多い )
「 ……そうなった場合は私め自らが臓物をブチまけてやりに行くだけです。
…やると言えば、私はやりますよ…貴方は分かっていますね?」
…うるっせぇな、胃袋に食物が入んないんだよ…こんなジャンクフードも好きだけど全部は食えないし…
(お菓子など甘い物ならたくさん食べれると付け足しながら、コーラだけ飲んでいる…手渡されたバーガーは机に置いたまま、握り締めていた匂い…声、敵意など…色々抉り取ってきた)
…戦闘は弱くなったかもだけど、このように俺は解体する技術を覚えた…必ずやる、逃がさない
…勿論、俺もその時はやってやるよ…返さなくちゃ行けないもんが多過ぎるからな…
「 ……最初からそう言いなさい 」
( 軽くコーラ以外の食品を… …触手で丸っと食べ込み
代わりとしてかワッフルだのホットケーキだの熱々なのを
机に並べ、剰え生クリームとカラーチョコで彩り )
「 ……技術、ですか… 」
…昔からの好物はチョコだね
(指を尖らせ…フォークとナイフの代わり、そのままワッフルやホットケーキ…基上に乗ったクリームやチョコを食べて嬉しそうな顔…
コーラを飲みながら両手を見せつけ)
……感覚つーか触覚だけ極めてるからね、所謂応用って奴…
「 …それが姉様への… いえ、何でもありません 」
( … )
「 ……また問題が増えましたね… それで
貴方はあの一真擬きをどう処理するつもりなのですか?
未だ、やり方を理解していないだけ目障りにしか捉えられませんが 」
……はぁ、ま、いいや…
(たいらげた後手首回したり…手入れ)
…考えてる…まぁ、どっちにしろあの偽物も…ぶっ壊す予定…
…絶対にニャルちゃんを殺させはしないから
「 ……まだ何か…身の程知らずでも湧いたのですか?」
( 皿を片付けながら、ため息 )「 …掃いて捨てる程ですね 」
……あんのマモンっつー名前の偽物…そいつの主人…そいつがどうにもニャルちゃんを狙ってるらしいんだよね…
(…とある監視者基付喪神から聞いたのだが、それを言えば色々ややこしくなると判断)
…本当にね…馬鹿だよ、本当に…
「 …一真擬き如きを下に付けるような愚か者が、遂に空を仰ぎ果て
自らについて盛大に思い違いを始めた様ですね… まぁ 何をしようとも…ですが 」
( 腕を組む__ 無表情のポーカーフェイス、そうでありながら
ハッキリと苛立ちを感じさせる様は 何処か異様で )
「 …こんなにも、愚か者が居るのです…1人や2人、殺して思い知らせるのも…
悪くないとは思いませんか…ねぇ?ザレッド… 」
( … )
……うん、悪くないと思うよ…?…今は一時休戦…だってさ、あいつらも…しばらく襲って来ない…しね…
…………お前は馬鹿丸出しなんだよ…一真…
(鋭い目で何処かを見る…指の骨も鳴らして準備万端…
…苛立ちを隠そうともせず堂々と此方も出していて)
…いつでもいいよ…徹底的に…やるんならやってやる…
……勘違いも此処まで来ると、ただの間抜けだ
「 …まぁ 最後の猶予くらい…差し上げても良いでしょうね?…
次の、敵対行動… それが彼らに与えられた最後の引き金とします 」
・・・・図書館・・・・
「 - - - - --- -- -- 」
( 自分の位置にて 読書中 )
……正確には…此方の逆鱗に触れた時だね…
…あぁ、頑張ろう…俺達も…容赦はしないから
・・・図書室・・・
「……ふぁぁ…ん…疲れたぁっ…」
(同じく隣で読書…目を凝らし過ぎたのか少し眠そうに目を擦る)
>>773
強欲の悪魔さんが狙っている?
「 -- - - - アンタ、種族が何なのかとか知らないけど
あたしの読書量って他からすれば無茶なんだから合わせなくても- - - 」
( 一旦しおりを挟んで本を閉じ、ちょっとした苦言 )
…あ、だ、大丈夫です!…人間ですから!…普通の、ただの…人間ですよ?…に、人間っていうのは脳みそが結構…た、多分僕もそうなんですよ!
(目薬のようなものを目に落としてから笑顔浮かべて、大丈夫と表すようにガッツポーズ…)
…それに、なんか…本を読んでいるとリラックス出来るから
「 - ---- あっそ -- - 見え見えな嘘つく奴って大体異性から嫌われるのよね 」
( プイッと本に向き直り、冷めた顔で読書を再開 )
…ぇぁなんでぇっ!?…う、嘘なんかじゃ無いですっ…!…えちょっ、き、嫌いにならないでくださいっ!
(近寄り慌てて何か名誉挽回しようと考えてモジモジ…思い付かずとりあえず隣に座り)
「 - ----- -- - アンタって あたしが思い違いするぐらいしょーじきね- - - -- 」
( 表情和らげて隣にくっつき、そのまま読書- --
ここまでされれば疑ってかかる気も無くなったらしくて )
「 ---フロ、そういえばアンタってどこ住んでんの?」
…え、あ、う、嘘っ!?ひ、酷いよヨグぅっ……むぅぅ…!
(くっつかれる羞恥よりも騙されたショックの方が大きく頬膨らませて不満そうに見つめて)
…え?住んでるの?……えっと、此処…じゃなくて……えっと、普通に…一軒家?
[ キュッ ]( 不満そうな顔横目で見て--- 片手で頬を抑え フレンチキス )
「 -- -- アンタみたいなふわふわの面倒見てやる奥さんは小狡い方が丁度良いの。
ホンットあたしが居なかったらどうする気だったのよフロ、あんた - -- 。」
( 片目閉じてお口にチャックのジェスチャーの後、また読書へ )
「 - -- - ふーん、城の移住者かと思った 」
…っぁぇっ!?ちょっ、ちょぉっ!?だ、だからってからかいすぎ…っ!!むっ…ぅ…
(フレンチキス…でも顔真っ赤にしてされた所を両手で抑える)
…い、移住…あ、頼めば出来るのかな…?…そーしようかな…
(小声でブツブツ…後で頼もうと思いながら本読み進め)
「 --- 多分、出来ると思うけど、- - -- まぁ、あたしと同居でもする?」
( 追い打ちに投げきっす。)
…ぇっ、えぇっ…えっと…あ、は、はい…?
(自分でも理解が追いつかないまま、流れで頷き了承してしまい)
「 ………………… 」
( 城の外れにあった小さな物置をマスク付きで掃除中… 酷く埃が舞い散る様は
三半規管の弱い者にとって毒虫の群れが目の前で踊る様な光景だ、南無三 )
「 ………物好きは変わりませんね…皆様 」
『この辺りは相変わらず埃まみれだねぇ、、』
(相変わらずののんびりとした口調でそう答える、そしていつものように)
『ニャルおかーさん…お腹空いた』
(しかしいつもと違って抱きついて)
「 ……はぁ… 何故、埃まみれの言葉でそんな事が言えるのですか…?」
( マスクを外しながら体の埃を払い、抱きついて来たアルを抱え上げて )
「 … 何を拵えましょうか… 」
『にへへ〜…わかんない!!』
(抱き上げてくれたことに喜びつつ、返答して、)
「 ……カレンもカレン…アルもアル… よしよし 」
( 自室へ向かいつつ、背中を撫でながら…
軽食として持っていた兎の干し肉を触手で取り出し )
「 まだ少し掛かりますから、これで凌ぎなさい 」
『ありがと、でも大丈夫!!知ってる?お腹ってね、空いてれば空いてるほどご飯は美味しいんだよ!!』
(だから待ってる、と満面の笑みで言う)
「 ……貴女…私の元に来た所、偶然お腹が空いたと以前から言っていましたが…
さては私の情に味を占めてお腹を空かせてから現れていますね…?」
( 軽食を自ら飲み込み、悪戯っぽく言った後に頬を突く )
「 ……いけない子ですね 」
『だって大好きなんだもん!』
(ニャルおかーさんのことも、ニャルおかーさんのごはんも、と付け加える。そもそも幼児化した事だってお腹がすいて落ちていた美味しそうなお菓子を食べたことが原因なんだから、と)
「 ……ー ふー… 」
( 形容しがたい感じの脱力的なため息の後
自室を開けては椅子にアルを置き… )
「 …リクエストはありますか?」
( 手始めとトマトとチーズのバジルソースと冷たい麦茶を並べ
柔軟で気負う事のない軽い笑みのまま、アルの頭を撫でる )
『じゃあ…ニャルおかーさん?』
(途端に妖艶な笑みを浮かべてニャルの耳元で囁く)
[ ボカ''ッ ]「 …そんな事は私を超えてから言いなさいな 」
( 拳骨。…炊事場に戻ったニャルはジャガイモの皮を剥いでいた )
『【重力魔法】【浮遊】』
(詠唱で自分を浮かすと、ふわふわとにゃるの周りを浮遊して)
『ごめんって、ニャルおかーさん可愛いからつい』
(謝罪の代わりに手伝うよ、と声をかけ)
「 ……手伝ってまたお腹空いても知りませんよ?」
( ピーラーとリコピン人参を渡し、玉ねぎを剥く )
『大丈夫大丈夫〜〜』
(相変わらずふわふわした口調でそう答えると一瞬で皮を向き)
『はぁいおわったよ〜』
「 ……… 」
( 無表情の傍…無言から察せる通りちょっとびっくりして
人参受け取り、刻んでは鶏肉玉ねぎジャガイモ茄子と一緒に鍋に放り… )
・・・時間操作も挟んで数分後・・・
「 ………とりあえず8人前作ったつもりですが… 」
【 鶏肉のダシたっぷり!濃厚夏野菜カレー 】
( 普段主菜入れに使っている特大の大皿に4合のご飯を盛っては
福神漬けも交えてカレーをたっぷりとかけ、シンプルに食欲そそる香りが舞う )
『ありがと、いただきます』
(そう言ってお辞儀をし、食べる。瞬きをし、目を開ける、その瞬間にもう無くなっていて)
『美味しかった、ご馳走様でした』
(はい、と綺麗に現れたお皿を渡す)
((洗われたやった間違えたはっず)))
「 ……腹の虫は収まりましたか?」
( もう驚かない。…皿を洗いながら、横目でアルを見て )
『お陰様で、ありがとぉ』
『_____マモンは、僕のものだ』
『誰にも渡さないよ』
(そう告げて消える)
「 …………はい?」
「 ……ぇ? 何です… ん あの… あの……?」
( 素っ頓狂な独り言しながらベッドに座る
……???)
……だ、そうだよ、ニャルちゃん
(いつの間にか背後…5面ルービックキューブで遊びながら少し不機嫌)
……はぁぁ
「 ……え、と…まず… 何故… アルは私にあんなこと言ったんでしょう…?」
「 生殺与奪を握ってるのに魅力ゼロ、そんな者に興味を持っているかと
問われれば無論…なのに…何故…? 何故…?」
( 「アルの執着」に関しては一切の言及なく、あのゴミ屑に関して
何故自分が触れられたのかについて頭抱える程の疑問を抱き )
「 ………??」
……まぁ、マモンはマモンでもニャルちゃんに狙われてるのは一真の方だからね…
あの偽物模作野郎が本物みたいにセクハラするとは思えないけど…まぁ、独占欲じゃないかな?多分…俺もちっとも興味もねえけど…
(さらっと全部揃えた後、次は更に面が増えているもの…先程より早く揃えて)
……ま、俺もよう分かんない
…何でもいいと思うけどな、結局俺達がする事ねぇだろ?…ニャルちゃん?
…どっちにしろ、あの偽物は…殺るんだろ?
(飽きたのかパズルを握りぶっ壊し、不敵な笑みを浮かべながら手の骨弄り回し…ポキポキと音を鳴らして)
……アルがあいつ側ってのは面倒だけどね
「 ……ふぅむ、あのゴミ屑という価値ではありますが…
無理矢理を推して引き剥がす、というのも気が引けます…
私は、一度様子を見ることに 」
( 頭を抱え、悩みを一旦払う )
……あー…なるほど?……まぁ、うーん…確かに恋…うーん…悩むなぁ…どーしよ…
…ま、あいつらが変な動きをしたら絶対にやる…
……迷惑にならないんならいい…うーん…
(顳顬ぐりぐり弄りながら考える…)
……うーん…ま、いいか、流れのままに
「 ………うぅーん… 私も暫く考えましょう…さぁ出てった出てった!」
( 若干精神変化気味でザレッドを部屋の外へ押し出す… )
「 ……( そういえば… 最近、姉様を見ませんね )… 」
……はいはい…
(無理矢理押し出されて余裕綽綽といった態度から少しだけダウナー…落ち込み)
……はぁぁ、そろそろ足りない…
・・・・黒の部屋・・・・
「 ……ここで劣化させて… 」
( 机に向かい… こじんまりとした眼鏡をかけ、果てしない程までに
長い長い長〜い図式を書き綴り続けている… マムシの絵が描かれた瓶があったり
カップラーメンの容器がいくつも落ちてたり )
「 ……………… 」
(ドアをノック…ガチャリと入るいい匂い)
…失礼しまスね…頑張ッているのは承知でス、その、栄養が流石に足りないかと思いまスので…
受け取ッてくれると嬉しいでス…
(プレート上にサクサク衣を卵で包み熱々のカツ丼、海の匂い漂うキャビアを添えたサーモンのマリネ、なすとピーマンと鶏肉を炒めたもの、白米特大盛り、抹茶チョコレートパフェ…など、様々な料理を提供…満足してもらえるかは置いておき)
「 ………わかった……そこ置いといて……… 」
[ カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ ]
( ほぼ無視して叩きつける様に図式を書き上げ続ける…
ストレスからか髪質がちょっと硬くなっており、見るからに
不健康そうなオーラを纏って全体的に衰弱気味 )
……まず食べてくれませンか?倒れまスよ?
(スプーンで掬ったパフェを無理矢理口の中に突っ込んで…自分は飴舐めながら
くしを使い髪の毛解し始めて色々と世話…
落ちている容器やゴミを鞄から取り出した袋に入れて換気…とつい癖で辺りをアルコール消毒)
「 ……………あとで謝礼は払うわ…今、完成しましてよ…… 」
【 最大法術式図 】を完成させ 汗を拭う
……一応私はニャル先輩の代わりでスから、身の世話は私がしまスよ?
(少し濡らしたハンカチで顔拭いてあげながら、イチゴ味の飴を舐めさせてあげ)
「 ……ニャルも…悪くないスカウトをしたものねぇ… 」
( 段々と 生気を帯びてくる… 飴はそのまま飲み込んだ )
「 …少し休んだら旦那様のところに行こうかしら 」
……もッと褒めてくれていいンでスよ?
(料理を見せびらかしながら声は変わらないが…表情はマスクしているとはいえニヤけており)
…愛でスね、とても素敵だと思いまスよ?
「 ……貴女もしたらどうかしら…?あの子、意外とモテるようですわよぉ?」
( 食事をあらかた喰らい尽くし、残りは衣が貪る
スッキリしたような感じで… ミェンに、何らかのロールを渡す )
「 ……以前の詫びとして受け取っておいてくださいまし?
きっと役立つはずですわぁ…ふふっ 」
……いえ、私男には興味が…あ、でも同じ分身仲間としては気になりまスね…
(食事もほとんど食べられて気分的に満足…気が付けば口内に何か入っていて取り出そうとマスク外し)
…ン、ありがとうございまス…
「 ……ふふ、誰がわたくしのだんな様と言いましたの…?」
( 耳元、悪戯っぽい声で )
「 興味ありますわよねぇ…?わたくしの、い も う と。」
……し、失礼しまスね
(誤魔化すように逃げて出ていこうと扉に手を掛ける)
…た、ただの先輩でス、ニャル先輩…そンな関係じゃないでス
「 ふふっ… 前、見せつけた割にウブっぽいのねえ…
まぁ、良いわぁ… わたくしも 久々のだんな様ですものっ 」
( 何だかウキウキしながら扉の外へ )
…あぁ、南無三でス…
私もスる事ないのでニャル先輩の所にでも行きましょうかね…ッ!い、いや別にそンな訳ないでス、気持ち落ち着かせましョうね私…
(自分で自分に言い訳しながらニャルの部屋向かい…顔が少し赤くなっているのをマスクして隠し)
「 …はぁーっ! どっこにいるっかっしらっ!?だーんなっ様っ 」
・・・・城門近く・・・・
[ カンッ カンッ カンッ ]「 ええい くっ --- 」[ カンッカンッ ベキッ ]
「 うっ ---- くぅ--- こ こんな事になるのならぁっ ---!」
( ---らしくもなく焦り姿、感情表現の豊かな顔--- )
「……へっくしぃっ!…ぅ、なんか胸騒ぎ…俺呼んでるのか?」
(盛大にくしゃみ、魔人は自室で指のマッサージ…もとい準備体操)
・・・城門前・・・
『……んひひぃ…ろーしたのぉ…?そんにゃにあわへてぇ…んぐっ…んぐっ…ぷはぁぁ…』
(酒を飲んでいる氷鬼…ゆっくり千鳥足で追い掛ける…笑みは浮かべている)
「 そしてさっきから何だ鬼ィー!」
( 全力ダッシュで逃げ回る --- 特別製の兜は全く修理も新造も出来ず
かといって下手なものを被るのもアレ --- そんなこんなでずっと素顔のまま )
「 おのれっ --- あやつめぇっ!さっさと戻ってきて責任を取れぇーっ!」
…いーじゃんかぁ…あそぼー?だれかわかんにゃいけどさぁ…そこのびじんしゃん?
(逃さず一定の距離を保ったまま…正確には足元を凍らせるのを続けて滑ってきていた)
…いっしょにおしゃけ…それか…ね…?…んひひ
「 嫌だぁっ!絶対私は飲まんっ!ハチミツ酒以外認めるかぁーっ!」
( それ以外理由も当然ある --- 兜が無いだけでも目に見えて弱くなっており
走る速度、術式制御、防御力、カリスマ --- 集中が欠けるので少しも成っておらず )
「 というか貴様ぁっ!サラッと私をどうする気だぁ!?」
( 次第に スタミナ切れ )
……しらにゃい?…おにってねぇ…さけとかけごととおんながすきなんだよぉ?
(詳しくは話さないが…それだけで恐怖を感じるような笑みを見せて
じわじわと距離が縮まり始めて)
あんしんしてぇ?はちみつさけもあるよぉ?…だからのもぉ…ね?
(いつの間にか足を凍らせようとして来て…手段は選ばなくなり始めた)
「 なっ ぅ うぅおぉっ!?」
( 警戒していなかった直接の妨害に転倒 ----
何という体たらく。何とか仰向けに倒れて抵抗し--- )
「 は --- 鬼如きに辱めを受けるぐらいならいっそ --- こ 殺せぇっ!」
…んひひぃ、よくあるせりふぅ…だいじょーぶ、やさしくしてあげるからにぇ?
(ニヤニヤと笑みを浮かべ…再び酒瓶飲めば更に顔赤くなり…無理矢理頭を掴んで上げさせて、少し酒臭いが、子供の容姿とは思えない妖艶さを醸し出し)
…だれもじゃましないしさ、いっしょにたのしも?
「 くっ --- 私とて騎士の端くれ --- 淫らな小鬼の辱め如きに屈すると思うなっ 」
( --- どうも、兜の効力は本人の大半を占めていたらしい
キッと睨み返しながらも整った顔立ちは逆に加虐の念を引き出させ
頭を掴む手を両手で外そうとしている弱い抵抗も、余計に ---- )
「 今すぐに離せっ この --- っ 」
…とりあえずさぁ…いったんしずかにしよ…?
(度数の強いヴィンテージ物の酒を口に含み…
…無理矢理口付けし流し込み、拒もうとしても無理矢理顎クイっと上に上げて飲まさせる…
…ひんやりと冷たく美味しく感じてしまうも酒は酒、しっかりと酔いの効果も…)
……かわぃぃねぇ、きしみならいしゃん?
『…やめなさい、この悪党』
(いきなり後ろから現れ、魔力弾を魔法陣から放出し、威嚇しながら話す)
「 なっ やめろっ 離っ 〜〜〜っ ! 」
( 酔えば 気丈にある事すら難しい。だらしなく後ろへ倒れれば
力の抜けた全身に 酔い 特有の無自覚に誘うような蕩けた顔 --- )
「 --- わたしわぁ --- みひゃらぃ ---- ちがうぅ- --- 」
( 遂に口調からも圧は消えた --- 阻むのは、鎧の下へ魔法を通さない程の
防御力を持つ、首から下の鎧のみとなり )
……だれぇ?…あ、あなたもおたのしみにきたのぉ?
(にへらと緩んだ笑み、千鳥足でのらりくらりと避けながら全然怖がっておらず…)
…おたのしみちゅうなのに、なんでとめるのぉ?
ほらぁ、このこもたのしんでくれてるよぉ?
(酔った騎士の頭を撫で撫で…酔いどれ仲間として酒瓶持たせてあげながら
嬉しそうに大きく笑い)
「 ぅ ---- おにょれぇ--- わたしがぁ- -- この程度でぇ --- おにぃぃ --- 」
( 蕩けた意識で距離を取ろうにも、足の氷が許さず
力無い動作で、おのれに対して触れる鬼の腕に抵抗を試み )
『あ"?何処がだ言ってみろてめぇ無い脳みそでよぉく考えろクソ野郎が』
『【最上級魔法】【時空操作】』
(そう言うと時を止め鬼を滅多刺しにして__、良く彼女が一瞬で何かをするのは時を止めているからだと納得しつつ、)
『"時は遂に刻み出す"』
(そう言うと動き出した時に身を委ね)
……………はぁぁぁ…いったいなもう…なに?なんのようなの?…よいがさめてきてるじゃんか…はぁぁ…ほんとに…なに?
(…無傷では無い、所々刺さるも凍らせてそのまま粉末になる…
血が出てくるも傷口を凍らせて止血、鬱陶しそうに見つめながら再び酒ちょびちょび飲み…
辺りを冷たい空気で覆いながら笑顔で聞く)
…なんのよう…?…んへへ
(とっくに騎士の氷は解除…どころかスライダーで安全な場所まで避難させて)
「 っん うぉっ!? わ ぁぁーーっ!?」
( --- 滑って行った先で何か「 ウブっ」という声と ---
失神の声まで聞こえ )
『…そうだな、あの女の人の酔いも時期に覚めるだろうし……、
それまで僕と飲み比べしないかい?』
『気を失った方が負け、僕が負けたらなんでもしていいよ』
(そう言いながら雪に座り挑発的に微笑む)
『…それとも、だぁい好きなお酒で……僕に不戦敗、する?』
……やだ、おまえつまんない…べーっだ…
(勝負を断る…そう、飲んでて楽しいかが重要
無理に嫌いな相手と飲む必要も無い)
…あたひはもうのみあいてきめてんのっ、じゃましないでくんない?
(舌を出しながらそのまま騎士を滑らせた方向に向かう…度数の強いウィスキー飲みながら気分転換)
『…行かせるわけねぇだろ、ばぁーか』
(鎌を出し体から燃え上がる焔で周りの氷がどんどんと溶けていき)
……はぁぁ…ほんとうにさ、なんでとめるの?…やなんだけど、みずさしてくるやつ…
(炎に関しては城内にいる猫のお陰で苦手意識ついておらず、地面に手をつき氷の領土広げ、自分にとって気持ちの良い風を吹かせ)
……ちゅうちょもなくさしてきたしさ、なにさ?もくてき?
・・・滑った先にて・・・
[ ー 🐥ー🐥ー🐥ー🐥ー ]「 ぅー ぅー ---- ぅぅ --- お --- のれぇ --- 」
( 目眩 気絶 --- 頭をモロに打ち付けたために行動不可、無防備 )
……はぁぁ、のみなおし…だよね?きしちゃん……ごめんね、ちょっととりみだしてた
(スライダーのように滑って到達…ほろ酔い気味ではあるものの素直に謝罪…)
…いやね?…その、きしちゃん、ふるいおさけがすきってゆうれいちゃんからきいて…
「 ---- くっ --- 何だっ --- わ 私を娶ろうとでも言うつもりかっ!?」
( --- まだ顔が蕩けたまま )「 何っ --- くぅっ --- 仲間に売られるとはっ --- 」
…いや、んーと…たんじゅんにのみなかまがほしくて…まかいのさけとかすきってきいて…
(勘違い続けている相手にぽかんと止まりながら呂律回らないままとりあえず話続けて)
…えっと…あにょぉ…
「 お おのれぇっ --- ふんっ どうせ正道ならざる魔物狩りの道を歩んだのだっ
--- 毒を食らわば皿までだぁ --- 逆に飲んでやるぅーっ!」
( 酔いが回った上に頭を打った、抑えが外れて掴まされていた
酒を一気にラッパ飲み--- )
「 ぬうぅ っ --- わたしわぁ - -- 負けんぞぉ -- - 」
………おもってたのとちがうんだけど…うーん…どーしようかな…
(流石に戸惑いから動き止めてしまい、頭の打った場所氷で冷やさせながら、見てて気持ちいいラッパ飲みに次第に自分も我慢ができなく)
…きしさんがそういうんならあたひもーっ!
「 ーーーーーっ!( くらえぇ 道連れにしてやるぅぅ )」
( 混乱、酔いが進み更に極まれり__ 一瞬の隙を突いて
鬼の顔を掴み、飲み切れなかった残りの酒を口に含めば
一気に鬼の口の中へと流し込んだ --- 騎士は酒に狂わされた )
「 --- --- ふぁ --- な んだ--- やわらか -- ぃ ---?」
んぐっ!?…がっ…んぐ…んぐっ…ぷはぁ……んへへ…
(当然酒を飲まされ油断もしていた所…元のテンションに戻り、全て飲み終わった後…
少し嬉しそうに緩んだ笑みを浮かべながら
騎士の元へと近付き)
ーーーーやっぱりぃ、すきなんじゃんかぁ…
「 はぁぅぅ --- わたしはぁ --- 屈しないぃ --- 」
( 身を守るように腕で体を庇い --- 蕩けた声で気丈に ---
その様子は 健康的な雰囲気が変化した妖艶さも相まり
誘う以外の目の映りを知らなかった )
…なんて、うそだけど…こんなよわいおさけ、しょっぱいぐらいだもん…
(にへらと蕩けた表情のまま舌を出し…首筋に手刀、勿論軽くで気絶させる様に…
…自分が撒いた種とはいえ少し反省していて)
……ごめんね…ぇ?
「 ふぇ --- 」
( 武術の心得も 酔いの果てにはまるで使えず ---
鬼に覆いかぶさるようにして その意識を手放した。)
--- 兜が無いだけで --- 何故、こうも違うのか ---
・・・・ザレッドの部屋・・・・
……ふふっ
…ぅ…ゆび…ぃたいや…
(ズキズキ冷えて痛む薬指を余所にそのまま肩に乗せて抱き上げ城内へ戻り…
…騎士の部屋が何処か知らない為、自室へ)
…ぁー…ぅー…ぃって…
・・・魔人の部屋・・・
……で、何か用…?
「 だぁーんなっさまーーっ!」
( 有無を言わさず懐に飛び込んで )
…よいしょ…ふぁぁ…どーしたの?
(さっと横に躱し、ベッドに座りながら背中撫でて小首傾げて聞き)
……元気なのは良い事だけどな、俺的に
「 ……んへへ、一緒に過ごしに来ましたわー?… あと… 」
( 直ぐに体勢立て直し、膝に座って体全体で擦り寄り )
「 ……だんな様に…やられてからちょっと… ずっと、疼いちゃって… 」
…一緒に過ごすのはいいけど、それはダメ…分かる?…俺も色々反省してんの、我慢して?
(大きく溜め息…眼前には開いた手を突き出す…所謂待てのポーズ)
……なんと言われようと今日はダメ…だから…
「 ……むぅ …分かったって… じゃ 思いっきり甘えさせて頂きますわ 」
( ころん と膝の上で寝転がる… 胴に抱きついたりして、何か
足りなかったと感じるものを補充して… )
「 ……んーっ」
…はぁぁ…とはいえ、俺も我慢するの少し辛いんだぞ?…それは本当…
(頭を優しく撫でて、髪の毛サイドテールに編み込みながら、少し趣味は悪いかもしれないが手のやうな形のカチューシャをセット…彼の足りない物は悪戯らしく)
……はは、可愛いじゃん、意外と
「 ……ん、もー… いつものわたくしじゃ物足りないのかしらぁ?」
( こちらもこちらで仕返しに三つ編み作って、腕をぎゅっと抱きしめる )
……イメチェンだよイメチェン…ただなんで俺は三つ編みにするんだ?
(手鏡で見せてあげながら、抱き締められた腕そのまま上げようと…)
「 んー 同じくイメージチェンジ、ですのよ 」
( 腕にしがみ付きつつ、手鏡をジィーっと見つめて )
「 ……ふーん 」
……だからってチョイスが謎過ぎないか…?
(三つ編みにされた髪の毛くるくる回しながら少し苦笑し)
……俺は似合ってると思うぞ…うん
「 ふーん?じゃあっ 」[ きゅっ ]
( 急にザレッドの後ろ首へ両手を回し、固定して軽いキス…
直ぐに終わり、膝に降りては椅子みたいにしてザレッドに体傾け )
「 …イメチェン、その2…昔っから、だんな様はわたくしに対して
顔を赤くしてるのがよく似合いますわぁ?」
………はぁぁ…慣れたからこんなので赤面なんかしねぇっての…舐めんなってのぉ…
(不意打ちのような軽いキス…余裕浮かべているように見えるが、少しだけ頬が赤くなっており…
…とことこと指を虫のように動かしながら背中を這わせつつ)
……ったく、誰に似たんだろーな?こういうとこ
「 はぅ… もっちろん… 貴方に似ましたの よっ!」
( ちょっと荒っぽく反撃、と胸を強めに押して… )
「 ……あら?」
…っ…!…あー…うん、確かに…そうだね…うん
(何かを誤魔化すように頬を掻きながら視線逸らし)
…そろそろいいと思うんだよな…な?…終わりで…うん、また今度…
「 …… …… …… 」
( 自分の右手、ザレッドの胸… キョトンとした顔で交互に見た後 )
[ カ''チン ]「 んー?」
( 背後から這い寄って来た衣が鋏まで使ってザレッドを拘束
近付く黒は、遠慮も無く… ちょっとの情けで、めくる事はなく
服の下から上に手を突っ込み… )
…ちょっ、馬鹿馬鹿…!色々まずいって言ってんだろっ…!?
(ガッチガチに拘束…当然慌てながら止めようとする…も、身動き取れない状態)
…ちょっ、ほんとにナイア?やめ…っ…!
(…筋肉ではないような感触)
「 …… 」[ ごそごそ ]
( 何ら感触にキョトンとした表情はさらに深くなり…
今度は服を引っ張り、顔を入れ 上の方に進んで見れば )
?
「 ……だんな様… 両性具有さん、でしたの?」
( …言いながら ちょっと触れて )
………え?知らなかったの?
(今更とも言える事実…まぁ彼も最近は意識をしていなかったが…)
…っ…だーかーら…触んなっての…!
(手を切り離して無理矢理服の中から引きずり出し頬引っ張って)
「 ひゃぁ … いひゃいいひゃいっ ひゃるひゃっはっへ!」
( 頬伸ばされて全然喋れず… 感想も言う事なく逆襲されて )
……
( 衣もおとなしく下がる )
……ったく…はぁぁ…俺も最近は忘れかけてたよ、意識して無かったから…
(服を正しながら頭を抱えて、此方も拘束外れたので頬掴む手を離し…)
……駄目だからな?
「 はぁーい 」
( あんまり未練もなく返事し、また膝を椅子に )
「 ……でも、悪戯好きのだんな様にはいい鞭ではなくて?」
……生憎、関係無しなんですよーだ…
魔人や悪魔は悪戯好きなんだよ…
(此方も反省の色無しの返事をして、腕を前に伸ばして)
……とっても楽しいんだよ
「 ふぅーん… 悪いお人ねぇ 」
( 伸ばされた腕を掴み、掌を自分の頬に当てて )
「 …でも大好きですわぁ 」
…そりゃ、そうだろ、悪いだろ、どう考えても…魔人だぞ?
(当たり前の事を聞く相手に不思議そうな顔で答えつつ掌の皮など赤ん坊のようにぷにぷに、柔らかく)
……俺も勿論…好きだけど
「 ……きひひっ 新薬の説明とかは…後にしますわぁ … 」
・・・・大廊下・・・・
【 クラッシュボム 】!
『 光子ミサイルヲクラエーっ!』
炸裂
( …何があったか大廊下… お互い変身状態の黒機とミィリィ、遠慮も無く
お互いの大火力をぶつけ合い、避け 激しい戦闘を繰り返す )
『 これならどうかなーっ!?[ 3ループチャージ ]』
「 わたしだってぇっ!大火力くらい慣れてるんだからっ!」【 アトミックファイアー 】
……あぁ、やっぱお前似てるよ
・・・大廊下・・・
「…通れもしないし引き返しも出来ない…何したんですか私が…神様の悪戯か…?」
(…観葉植物の葉を伸ばして盾にしながらそれに隠れていて、先程から大火力のぶつけ合いに顔は真っ青…
此方に攻撃が飛んでこないよう祈るだけ)
『 ライトニング波動砲だぁーーっ!』「 フルチャージぃぃーーーっ!」
( 渾身の火炎弾 vs 閃光煌めく大雷光 、規模は凄まじく… )
『 っひぃーーっ ・・・負けだよ負け!全く!もうウチとか負かすわけ!?』
「 っ やったぁーーっ!」
( 半壊状態のカロン、相対的とはとても言えないほぼ無傷のミィリィ
悔しがるようなそぶりでちょっと喜ぶカロンを抱き上げ、変身を解除すれば
飛び跳ねるほど喜んで… )
「 これでっ …新しいアーマーだよねっ!?」
『 うん・・・それぐらい強いし気強いならなら問題無いや 』
カロンさん久しぶりに見た
894:ダレット◆rDg 緑の冠:2020/04/05(日) 13:27 ………こ…わ…城の壁とかこいつら考えないんですか…?…化け物同士が控えてくださいよ…!!
(流石に怯えてブツブツ文句を言い放ち
キリキリ胃が痛む感じから頭を抱えていて…
とにかく終わったと判断すれば抜け足差し足でそのままこの廊下を通り過ぎようと…)
…あ、でも中々可愛らしい容姿だね…いや、でも炎は天敵…
(チラッと様子を見ながら普通に足音を立てて歩いてしまい)
「 …だれ?」『 おー ・・・ んー?』
( 二人一斉に注視、見慣れぬ人物を確認して )
…あっ、え、えっと…わ、我が名はダレット!!
(バレてしまえば仕方ない…とりあえず名前を名乗って逃げ出そうと…)
ダレットさん?あなたも能力者?
898:カロン◆.s:2020/04/05(日) 17:31
『 ・・・あー 囚人の一人かな?』「 …父様っぽい名前… 」
( 自分たちの世界で忙しい二人の応対は素っ気なく
とりあえず名前を聞き、それで終わる… も )
[ ト''ンッ ]「 む''っ --- な 何をするか、貴様--- 」
( --- 逃げ出す者は --- 反対側より現れた --- 何か、柔らかいものにぶつかる )
…ふっ、私を囚人などふざけた真似を…
…名前に関しては知らないしっ!ていうか私は貴女達に興味などッ!?
(二人の方向を向いていた為気付かず何か衝撃…というか、当たってしまい)
…しっかりと前方を見てもらおうかこのマヌ…ヒェッ!?
(種を相手の服に仕込みそのまま成長させようかとした途端、心の内底から漂う…トラウマに体が震えてしまい)
「 --- 誰かと思えばお前か!現れてはいきなり女の体に触れるなどと ---
許されるものでは無いぞ --- !」
( --- 吹っ切れでもしたのか男性風の私服姿、鎧類のものは一切無い )
それでも --- あの 騎士が立っていた。
…い、いや、失礼を承知で言いますが…それはあなた様では無いのでしょうか…?そ、その、いきなりぶつかってくるなど…えっと…
(怖気ながらすぐに逃げれるように手の中の種を足に持っていき…
鎧を纏っておらず私服なのはありがたいが
生なだけあり声の重みが強く…)
…そ、その、どいてはくれないでしょうか?…で、出来ればその、えっと…
「 --- ただの根性無しと思っていたが短期間で此処まで立ち直ったか ---!
その気強さに免じて今までの無礼は水に流そう では、行ってよろしい!」
( 気丈な騎士団長じみた態度は、何か抗いづらい物があり ---
しかし 以前よりは話が通じる風でもあり、笑った顔も健康的な明るさ )
……ぁ、ハイ、イッテマイリマス…!
(未だに恐怖が身を包み、カチカチのロボット…昔の機械のようなゆっくりとした動きで通り過ぎ)
・・・・・
「……さて、そろそろ見てるのもあれだしな…俺も行くか…」
「 ご到着〜 」( 城門前、もうザレッドを軽々と担いで帰って来れば… )
「 む---?どうした、ザレッド君 --- 酷い怪我だな 」
………あぁ……ちっと……ね、本気で…やって来たんだよ……
………いって……
(軽く手を振る…も当然疲れていて息を吸ったり吐いたりする度に少し肺が痛み)
……完全に回復も出来てないな…
「 ……もーっ 復骨法の気が萎えた… そ の か わ り!後で付き合ってよねっ 」
「 --- 微力ながら 私も癒そう 」
( 2人かがり… 黒は、いつもの様に舐めたり 血を送ったりして
内部外部同時に癒せば 騎士が治癒の魔法にて骨のヒビなどを完治 )
…あーー…ありがと……うん……流石に、まだ響く……
……全部壊れるって、中々にあれなんだな……
(血色よくなるも未だに気分が優れないのか顔色は悪く…)
……足もいってぇな…意外と…
「 …… [ きゅっ ]」「 な''っ --- ---!?」
( 顔を見、やにわにザレッドと唇を合わせ
流し込む様々な物質で足の痛覚麻酔、治療を行い…
騎士が赤面しながら見てる前で舌まで入れて )
「 なっ --- こ こらっ!人前 ---っ どころか玄関前っ 」
…んっ…んむ…ぅ…
(雰囲気に流され舌まで入れて口付け、体が元気になっていく感覚から嬉しそうに頬赤らみ…
空中に手を浮かせ…無理矢理騎士の顔、というか両目は塞ぎ見せないように)
「 ……[ パチンッ ]」
( ちらっと騎士を見て… 舌動かしつつも指鳴らし )
・・・・ザレッドの部屋・・・・
「 っ ぷぁっ ……どぉ?少しは…マシになったかしらぁ?」
( 次元移動、いつの間にか 黒がベッドに押し倒す様な形で部屋に着いていて )
……うん……マシになったよ…
(気付けば自分の部屋…少し眠そうに目蓋が下がりながら小さく笑み浮かべ)
……だから、もういいと思うんだけど?
「 ……今日も、ダメ?」
( ちょっと残念そうに 添い寝の形になり )
……あーーー………えーーー…
(…返答に困りどうしようかと…考えて)
「 …私はどっちでもいーけど… 前向きにかんがえてくれたらなー なんて 」
( ぎゅぅっと抱き締めて、足で布団を引っ張り )
……やめとく、我慢出来なそうだし…
…今はちょっと、気分が乗らない
(自分の右手をチラッと見ながら少し残念そうに…大きく息を吐いて)
「 そー …… それじゃ ゆっくりお休みなさいませ…♡」
( 耳元で囁き、さっさと添い寝になって寝息を立て始めた )
……うん、おやすみ…
(此方もゆっくりと目蓋を閉じて寝始める…流石に色々疲れた)
・・・・月夜の自室・・・・
( __何処か 暖かい風が満ちる部屋の中で ... )
「 ..... 銀が足りねェ 」
……ん、そーなのか…?
…またあげた方がいいかー…?
(眠そうに床に仰向けに寝転がり…チラッと様子を見て首傾げ)
「 .... いやァ... ちょっと、銀猫からは離れてみる事にするよ 」
( 色々考えつつ、あんまり意識は向けずにお腹を撫でる )
「 それにあんまりお前に頼っちまうと ...女が廃っちまうからねェ... 」
( 骨抜いたししゃも[本物]をレギオンの口の上でひらひらさせつつ )
……ふーん…でもどーするんだ?
(どうするのかと不思議に思いつつ目の前のししゃもぱくりと食べて)
……自分はこうしてのんびりするつもりだけど…んみぃ…
「 .....まー 銀以外のモンならあるんだし.... 暫く鍛造はそっちでやるよ 」
( ししゃもから手を離し、パクリと食べるレギオンを眺めながら
仰向けのお腹をふかふかと撫でて... 気まぐれに尻尾ももふもふして )
「 ....お前とのんびりしてるのも良いけどねェ.... 可愛いよォ この猫は 」
……んーー…わかったぁ……とりあえずしばらくはゆっくりしてたいしなぁ…
(慣れたような手つきで相手に撫でられながら気持ち良さそうに喉をごろごろ鳴らし
噛み締めながら口の中で丁度いいぐらいの温度にしては飲み込んで)
…ぉー…ぉいし…ん…んー…
「 ....イエネコだなァ、きひひっ 」
( 最後に頭をひと撫で、頬にキスをして
やっとこさを腰を上げる... )
「 さぁーてェっ .....ーーふっ 行こうかねェ 」
……ん、何処か分かんないけど、いってらっしゃい…
(そのまま丸くなりチラッと見ては、器用に炎の線でハートを作り…口端上げ)
……いってらっしゃいだぞ
「 はいよォ ... せーぜー腹空かしとけ 」
( ちょっと、照れつつ...ドアを開けて、向こう側へ )
・・・・・???・・・・・
「 - - -- - -- ---- -- -- 」
( - - -- 正常な光は何処にも無い 暗闇に満ちる広くは無い部屋の中
〈 闇の六法 〉を始めとした。禁じられたクラスの知識の詰まる本棚が
壁の全てを占めている異様な部屋の中心 -- -- - 其処で 小さな影は首を傾げた )
「 - - -- - - - - - 」
……別に一人で自炊も出来るもんだ…
(手を振りながらニヤけた面で少し笑い)
……ん……?…なんか…ぅー…ん?…気のせいか?
(変な匂いに首を傾げるも勘違いと思えば、壁で爪研ぎ…)
「 -- - - - - - -- --- -- - 誰が 」
「 --- - - - - - --‘盗 っ た?」
( -- - - - - 蒼は 虚空に向け 問いを放つ -- -
答えなど 帰って来るはずもなかった。)
・・・・ 谷の前 『 実は騎士が入り浸ってるキャンプ地 』・・・・
「 --- 意外と --- 鎧が無くてもやれる物だな --- 」
( 私服姿のまま、やたら厳つい強弓を背負った騎士は大分イメージ違くて
--- 大きめの焚き火には 上手い事切り分けられた鹿の肉が炙り焼かれてあった。)
「 --- --- --- --- 」
・・・谷前・・・
「……こんな所で悠長にキャンプ…相当其方には余裕があるんだね…まぁいっか…
…所で、私達のプレゼントは…受け取ってくれたかなっ!?……見てた見てた!ほとんど消滅したよっ!!…あんたのお陰?別に全然いーけどねっ!!」
(…上から不愉快な声が響く、途中で声をゴロゴロと変えていて…前と同じ、黒い仮面の状態、黒と赤のゴスロリ…)
「……ニャルっちと出会う時は元の姿だからね!あんたみたいな人と出会う時はこの状態でも構わないのさ!……まぁ、今日は戦う気もなんも無いから安心して?」
「 --- その --- 宣戦布告後の挨拶じみた語りをしてくれている事には
--- いや、まぁ その事に関してもいきなりなので反応しようもないのだが --- 」
( 戸惑いつつ、獣の臭みを消すために岩塩を鹿肉へ振りかける --- ワイルドかつ
シンプルな肉の旨味は匂いの時点で 空腹を抑制する頭脳をマヒさせるほどである )
「 --- 何もの --- 失礼、うぅむ --- その --- 迷子か?---誰だ?君は 」
「………かぁーーーっ!!!…もう私を知らない人まで城にいるんだ…あぁ、寂しい…結構古参なのに…うぅ…」
(大袈裟に驚いたような演技…仮面の8の目が全て青色になり地面を指でなぞりながら
悔しそうに頬を膨らませ…たかと思えばいきなり近付き)
「……ま、いいや!お話しましょうぜ!…あ、私な面皮赤仮ですので…」
【 パチンッ 】[ ト''ト''ト''ト''ッ! ]
( 左手にある紐を引っ張ればテントから木の杭が数本仮面に向かって飛び
土の中からベアトラップが飛び出して仮面に喰らい付き 時間差で焚き火から
全方位へ火矢が放たれ --- )
「 ----- 」[ カ''ブッ ]
( --- 大楯で全ての“罠”を防いだ騎士は、表情を変えぬまま
手頃として取ったあった肉の塊に喰らい付く --- 他の肉は
ダメになっていて )
「……あーっは!いいねぇっ!…今のおままごと!…うんうん、そりゃあ君みたいな人だと罠ぐらい仕掛けるよねぇ…えひひ…」
(仮面と合わせて全ての罠を視認…杭はそのまま勢いに任せて掴みトラバサミのような物に噛ませて…向かってくる火の矢、仮面を装着…水流により火を消した後、仮面の紋様が大口開いたようになり…そのまま無くなった)
「……今日はお話だけだってぇ…それにほら!私弱いからやめてくれた方が嬉しいかなぁ?」
「 --- 誰にでも言える事だが、その余裕は破滅を招く 」
( 声も くるくると変わる女騎士の青さが無くなり
目先を鋭利に ドスが効きつつも深みと重みのある、底知れない喋り方 ---
兜をかぶっていた時と何ら遜色のない雰囲気と化す。)
「 --- 罠はこれだけでは無い --- が 何を告げに来たかは興味のある ---
それに、外で単独行動を取っていた私に干渉する辺り
城の戦力には対抗ができないとも見える --- そんな中で、一体何を言いに来たか --- 」
( 肉を喰らい終え、ハチミツ酒をがぶりと飲み干す )
「 っふーっ --- 龍が出るか 悪魔が出るか 」
「……べっつにー?…むしろこの余裕様が私らしいんだよ分かってないなぁ…」
(手を叩いて本題と言わんばかり…笑みは絶やさず浮かべていて)
「…別にあんたじゃなくてもよかったんだけどねぇ…
……どうやらさぁ?そっちの城で聞いたんですよ、変な機械を作ってると…
という訳で此方も!…作り始めました!怪物くん!…ていってもどうなるかは分かんないけどね?……ただ、完成した暁には誰にも止められないモンスターになっちゃうのです、いぇい」
(首を横に振りながら緊張感も何も無い話し方…それと…と大事な事を付け足し)
「……私のコピー…ではないけど、その子はたくさんの能力を搭載予定!……いぇーい!」
「 要するにカマかけか、下らん 」
( ハチミツ酒もうひと瓶に手を伸ばし --- )
「 --- 敵に対する戦力がどうこうなどアテにならん
戦力を増やしたいのなら好きにしろ --- 敵という部類は死ぬ為だけに存在している
本人以外が増やした戦力など過程の伸び縮みを知る計算を増やすに過ぎん 」
( 興味失せた様にハチミツ酒をまたがぶり )
[ ピンッ ]
( ハチミツ酒の蓋を何処かへ飛ばす --- )
「……私も強くなったんだよ?……それに、ある一人の命はこっちが握ってるも当然だからね?
……ていっても、ま、話し損かな…」
(大きく溜め息、期待通りと言えば期待通りだがつまらなかった…口笛を吹けばワープゲートが開かれ…)
「……じゃあね、過去の栄光?」
(入った後…すぐに閉じられた、不穏な言葉を残し)
「 --- 言っただろうに --- 余裕は破滅を招く、と --- 」
( キャンプの修繕に取り掛かりつつ、一瞬を思い出す --- )
「 --- 年季が甘い、易々と引っかかる --- 」
( その顔は酒のために赤くなっていた --- )
・・・・食堂・・・・
「 ………んーっ 最高ですわぁ… 」
( ハムカツサンド、タコス、焼きそばパン等を机に並べて爆食い中
明らかに体の容量超えて食らいまくってるが、別に体の変化もなく )
「………やっぱお酒好きなんじゃないか…嘘憑きめ…」
(焚き火が凍え消えてしまい…何故か辺りの風も寒くなり始め、不穏な、少々恐怖を煽るような声)
「……飲もうじゃないか?あたいと…」
・・・図書室・・・
『……旧支配者、七帝、クトゥルフ、ナイアルラトホテップ…ヨグ=ソトース…アザトース…クトゥグア…訳が分からない…うぅ…?」
「 --- 酒の場で --- 良い女性から飲み誘ってくれるなど --- 何時ぶりだろうか --- 」
( 以前とは違い、片手を背中に回して抱き寄せ もう片手で顎を上げ
上から顔を覗き見る様にして体を密着させる --- 騎士、なりの --- 飲み誘いの応え方 )
--- ハードな晩酌になりそうだな ---
( 軽く 唇を触れ合わせる騎士 --- 高貴さ故の 鬼とは違う妖艶を漂わせていた )
・・・・図書室・・・・
「 - - -- - - - - -何やってんの?」
「……雰囲気変わったねぇ…そっちの方が好きだな、あたいは…」
(弱気じゃ無くなり口調も変化しているのを好み、今回はラッパ飲みなどではなく、しっかりとした盃に昔の残っているのが奇跡な程珍しい酒を注ぎ、騎士の前に置き)
「……楽しく過ごそうじゃ無いか」
(子供らしい見た目とは違い、大人びた雰囲気を醸し出し…軽い笑みを浮かべ)
・・・図書室・・・
「…ん?…あ、ヨグ…えっとね?なんか本棚の奥に仕舞われてて…とてもボロボロだったから、気になって…」
(……本に出ている名前と目の前の蒼が同じだと言う事気付いておらず)
「 --- 飲み方を心得ている様だな --- 私は、結局弱い方でね ---
酒には付き合いきれないかも知れないが 宜しく頼む 」
( 盃を受け取り、すっと吞み下す )
「 --- 『 ヌ=カ ファンテム[ 204 ]』--- 私から見ても骨董品だな ---
ほのかな酸味がパンチのある甘さをよく引き出している --- 当時は、
寝誘い酒として使われたと聞くが、成る程 --- 強く、そして色のある甘味だ 」
・・・・図書室・・・・
「 - -- - - それ 読むなって張り紙つけてあったハズなんだけど?」
( ひったくる様に奪い、損傷がないか確認する -- - -- )
「 - -- - 今、気分が悪くなったりとか、してる?」
「……あたいはお酒の貯蔵庫があるからね…まあま、これくらいならたくさん…でもないか…」
(香りを楽しんだ後…ゆっくり口に含み…味を楽しんで、飲み込む…)
「……はぁぁ、やっぱりこれだねぇ…」
(いつもの酔いどれに…それでも襲おうともせずまたちょびちょび注ぎ)
・・・図書室・・・
『…えっ!?…な、無かったけど、ご、ごめん!』
(取り出した時貼り紙も無く、読んでて訳の分からない本だったので少しばかり興味が湧き…)
『……?大丈夫だけど、どうかした?』
「 --- コレを呑ませる辺り --- そうだな、真面目に私を誘わせたいのか?」
( 酒の正体を知った後も普通に飲み続ける --- 何時の間にか
仄かに顔は熱を帯びており --- 落ち着いた雰囲気の合間 ---
熱っぽく 呼吸をしている様子は騎士の高貴さと合わさり
タブーを犯す様な雰囲気 その中のときめきを生み出していた --- )
「 --- --- --- やれやれ --- 酒場で人をひっかけたことは 無いのだが 」
( 薄く笑いながら 理性を感じつつもとろんとした目を鬼へ向ける ---
抗いなく他者の理性を蕩けさせるのは この 騎士ゆえ --- 美しく、そして 背徳的で )
・・・・図書室・・・・
「 - - -- -- そう -- -- 」
( それだけ聞くと 蔵書を懐へと押し込む - -- - )
「 2度と読むんじゃ無いわ、いい?」
( 返事を聞く前に 蒼は何処かへと去ろうとして )
「……さぁね?どうだろ…」
(他にもさまざまな酒…顔は火照り自分の、酒が旨く感じる丁度良い温度を出して…
…体は熱い筈なのだが、吐息は冷たく…蕩け始めた顔で…)
「……のめるだけ、のもうね…」
・・図書室・・
『…え、で…ぁっ、はいぃっ!!』
(深く諸策してはいけないと察せば元気の良い返事)
・・・魔人の部屋・・・
〈……色んな人が帰ってきて嬉しい…けど…でも…はは…どうなるんだろ……〉
(一人、遠い空を見ながら呟き)
( ……実はかなり暴走気味だった私の我が戻りつつある… )
948:ザレッド・イニール◆rDg:2020/04/07(火) 01:17
………所でさ、ニャルちゃん、このタイミングだけど……聞いて、いいのかな?
ーーーーーー俺達の城、出て行くの?
「 え?掛け持ちしますけど 」[ きっぱり ]
…え、あ、え、そ、そう…なの…?い、いや、嬉しいよ?嬉しいけど大丈夫?しんどくない?無理しないでよ?
…でも、結構…それは…嬉しいなぁ
「 いえいえ、最近回生術覚えましたので1日3回落命すれば
体力の状況も間に合いますよ…まぁ 友人ですからね 」
( …魔王様居ると何故か初期ニャルになるなぁ )
……ははっ…いや、本当に無理しないでね?…俺も、そりゃ、城の皆も、居た方が当然、嬉しいけどね?
(…そのテンション懐かしいなぁ)
「 ……はっきり言えないのは貴方の性、なれど私は今はっきり言えと
心の中より思っていますよ?…だから姉様にいじられるのです 」
( …何か、自分自身でもびっくりするぐらい自然に…初期ニャル… )
…正直に言うと寂しいんだよね…出来るだけ、無理はしない範囲でいいから
これからも、この城に…居てくれるか?…って俺が言うのはなんか違う気がするけど…
(見てて懐かしいもの…ある意味新鮮で楽しい…)
[ べしっ ]
「 何を当然の事を私に言って聞かせようとしているのですかこの馬鹿者 」
( 軽いしばきが頭にぺしり )
「 心配そのものが私と関連付けるにはお門違いと
何度分からせれば良いのですか?それとも、やはり分からされたいのですか?」
……懐かしいからって拷問までする必要は無いだろ…
…はは、まぁ、うん、大変な日常が続くだろうけど、よろしくね?
(叩かれた場所撫でつつ…軽く白黒の頭も撫で)
……あぁ、懐かしい
「 ……何度私によろしくと言わせる気ですか 」
( 自然と腕を組み、触手で撫でる手を払いのける )
……あ、でもでも…昔のニャルちゃんにされた酷い仕打ちは忘れねぇからな!?…今もされてるけど…
(指差しながらじーっと見ていて)
「 こふんっ …… 」
( 目付き冷静に、見下すような様子で )
「 …… 全面的に原因は貴方にありますが 」
………そっちが原因ってのもあるからな?
(頭を掻きながら一応言っておき)
……あ、それとそれと…
結構、ここからハイペースで進めたいと思うから、そっちも準備お願いね?
「 ……姉様、姉さん、カロさん、お子さん、テイル、全員用意はあります 」
……あぁ、ならよかった…耐える準備は?……おーけー?
…それなら…次から…重点的に、進めるからね
「 …や''れ」
……いや、まだだから、慌てないで?…こっちも大変なんだからさ?……あ、そうそう…
そっちは躊躇ってるかもしんないけど…容赦なく…終わらせていいからね?……何をとは言わないけど
「 ……ーーはーー…… はいはい 」
……沢山居るらしいから…しっかり、気張ってくれよ?…そうでなきゃ、大変なだけだし…
967:ニャル◆.s:2020/04/07(火) 02:07「 ……ふむ 」
968:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/04/07(火) 02:09 ……どうにも、其方の機械達はどーするつもりなのか知らないけどな…最も…
……俺達は負けないからな?
「 ……私に言われても… 」
……あ、そっか、ニャルちゃんも被害者か…えーと…あの人!…学園戦争の時に出会った…あの人!…その人に聞けば分かるか?
…で、大丈夫?…もう少し何処か奇妙な日常を楽しまなくて
「 ……… どうせ、戦の中でも楽しんでしまいますよ 」
……そっか、良かった……
しばらく、後戻りは出来ないよ?…覚悟は出来た?
「 ……だから何回言わせる気だと…!」
[ キ''リキ''リキ''リ ]
( 握り潰さんばかりにアイアンクロー )
あぁはいっ分かりましたぁ分かりましたぃだぃぃだぃっ!?
ちょっ、タイムタイム!戦闘に使えなぐなるぅぅ!!
(腕掴み無理矢理離そうとするもきつく)
ガガァーッ、ザザザ…ザザザ…ゴォォー……
(……突如、城内に響く、テレビの砂嵐のような雑音…そして…)
「…ちわちわーっ!赤仮さんですよーっ!…あ、後…」
『……エリュテイア、ナイアちゃんは知ってるんだっけ?…私様だよッ!!…ペェッ!!」
(最近の城内に大量に能力の使い手を送り込んできた…その、主犯二人…といっても一人は二重人格の所謂裏なのだが、唾を吐く音の後大きく息が吸われ…)
「『ーーーーーー今此処に、開戦を告げまーす…なんてね!…ま、真面目に飽きちゃったんで………旧神達!裏切り者達!……纏めて…お亡くなりになってもらいまーすッ!!」』
(その後大笑い…冗談にしても笑えない、怒りが湧いてくるような…)
「…止めたかったら私達の口からぁ…」
『参ったって言わせてみなよッ!!…ははぁ、それじゃ……さようなら、皆さん?』
戦いの火蓋は静かに切られた
奇妙な日常 平穏の終わり そして 終わりの始まり
>>946
「 --- 酔い潰れる前に 済ませてしまおうか?」
( 聞こえた事を 一旦無視 --- ほのかに明るくなり始めた空を眺め
盃を飲み干し、用を済ませたそれを下に置けば --- )
「……そうらねぇ…さっさと、すませるなら…する?」
(大きく響き渡り未だ頭の中に入ってる内容を…一旦記憶の片隅に移行させて、陽が出始めた空に照らされつつ
もう一度酒を盃で飲めば、地面に置き…自分の持っている酒も一旦遠ざけて)
(トリ忘れてた…)
979:ザラァーク◆.s:2020/04/07(火) 16:37
「 --- 前にも思ったが --- その体で、何故そこまで妖艶でいられるのか --- 」
( そっと 鬼の背と腰を抱き上げれば、半壊したテントの中へと入り ---
閉まる入り口、補強された壁 --- 外が明るさと 冷たさに変わって行く中
暗く 密着するだけ暖かいテントは対照的で --- 夜が、長引くようで )
「 --- --- しかし --- 私もおかしくなったな --- 小鬼を、美しく感じるなどと 」
「……さぁ、なんでだろうねぇ…?…おさけのまほうかな…?」
(体の中に冷たさを溜め込み、外に出さないようにしながら、緩んだ笑みを浮かべて
軽く首を曲げながらテントの中、ゆっくりと顔を近付け)
「ーーーただのおにじゃあないよ…?…こおりおに、だから…」
( 片手で--- 氷鬼の顎を上げ、目線を同じに )
「 随分と --- 洒落た事を言うのだな --- 素敵な種と思って良いようだね?
--- 君を例にすればの話だが --- そうだろう?」
( 背中に回した手を少し引き、自分の体勢に氷鬼を合わせて
静かに唇を触れ合わせる --- 今は少しだけで すぐに顔を離す )
「 --- 麗しの小さなレディよ 」
( 酒入りとは言えど __妖しく笑み、衣服に触れれば慣れた手付きで )
「…まぁ、ね…?……それに、こんなことしたせきにんはとらなきゃね…いっつも、こうだし…なれてるし…んひひ…」
(顔を近付け、静かに口付け…ぎゅっと、相手の腕を掴み、離さないようにしながら
顔を離せば、蕩けて、火照った、今にも溶けそうな緩んだ笑み)
「…くろきし、ぶうんの、くろきししゃん…」
(浴衣の上からとはいえ少々くすぐったいのか掴む強さが高まり)
「 --- --- 君も 私を誘う以上はタダで済むと思うな --- 」
( 掴まれた腕 --- 自由の効かないモノなれど 自分の服を中途半端にはだけさせる
程度には扱えて、--- 体を氷鬼の方へ傾け、もう片方の手で相手の衣服を剥ごうとし )
「 --- --- --- 綺麗な肌だな 」
( 全部は、脱げていない所が妙に刺激的な騎士の格好 --- )
「……そっちこそ…んひひ」
(中途半端なのが逆に艶かしくて、見張れて動きが止まってしまいそうな程…
…抵抗もせずに、軽く脱がされれば、冷たい雰囲気に合う色白の肌)
「……ありがとんにぇ…きししゃんも…うん…かっこいいっていうか…」
(表す言葉が見つからない…というよりかは、頭が回らなくなってきた)
「 --- 私から責めさせてもらおう --- 私からすれば、権利は当然だよ 」
( 氷鬼の背中 --- 肌に直接触れ なめらかな手触りを感じつつ撫で回し
--- 責められつつも 背中の支えになるのでそのまま、氷鬼があまり抵抗出来ない位置で
目を閉じ 触れるときは優しくキスをする --- 荒っぽい舌使いで口を撫で回し
残る手を --- 氷鬼の 股の奥へと流し入れ )
「 --- --- --- --- 」
( 結構、密着しているので --- 騎士の 張りのある胸が氷鬼を圧していて )
「…ひあっ…ぁ…ん…ちょ…ま…」
(想像以上に激しく責められ…
密着し、キスも濃厚…甘酸っぱい訳では無い、すこし柑橘系の、ほのかな酒の香り漂い…)
(……気付けば、辺りは明るくなる程)
-------- しばらく 後 -------
( すっかり 辺りが朝の光に包まれ、夜の残り香も消え去った美しい日の始まり --- )
「 --- --- --- --- 私に、以前豪語していたな --- 女好きだ、とか 」
( 焚き火の前 --- 行為を終え、私服に着替えて --- どっからか一頭の
オオトカゲに3匹の蛇 --- 皮を剥き、串焼きにしてある前にて、微笑を浮かべ
それだけでも魅力的に感じるような騎士の魅力感を漂わせ、氷鬼を見ていた )
「 --- ふふ 」
「………まぁ、うへへ…うん…」
(ちょびちょび…盃に酒注ぎ飲み干しては
少し恥ずかしそうに頷きつつ、別に食べるつもりは無いがじっと…少し乱れた子供サイズの水色浴衣を正して)
「……んひひ、またふえたぁ…」
「 --- さて --- 」[ がブッ ]
(
( --- 蛇の串にかぶりつき、一口で喰らい切ってから氷鬼を見 )
「 ---何が 増えた --- と?」
「…んぅ?のみなかま!」
(そこに突っかかる理由が分からないので首傾げ)
「……やったぁ…んへへ…」
「 --- ふっ 」
( 蛇の串をもう一本食べ、呆れと嬉しさ両方含めた変な笑いをこぼして
--- 黒檀製の斧、何かの骨で出来た直剣 --- それを 研ぎ初めて )
「 --- --- さて、君とは今後とも --- 酒と、ふしどを共にするのだが ---
今は状況だな --- 私は此処で挑んでくる者を破砕し続けるが、君は?」
「……あたぃはねぇ…」
(先ほどまでの酔っ払いとは違う…背を向けて城に向かう)
「……勿論、あたいも迎え撃つ…だから、たっぷり酒を飲んで…金棒を…構える…
……また飲もうね、それじゃ…!!」
「 --- --- --- うむ 」
( オオトカゲの串を喰らい終え、研がれた二つの武器を収納する ---
--- 普段と変わらない --- それこそ、騎士にとっての臨戦態勢 )
「 --- --- --- 滾る --- 」
・・・・魔人の部屋・・・
「………あーーー、聞いとく……準備は?」
(目の前に座って…準備している黒と子、機械に対して聞き…
…本人は魔力も完全回復…とまではいかないが元気な方で
久しぶりに短剣を手に持ち…)
・・・戦闘場・・・
「……気合い入れるぞ!テホプ…」
(金と銀の爪を最後に研ぎ終わり…黄金の瞳の中に黒い炎を輝かせながら、大きく頷き…
やる気満々だが、緊張はしているのか…尻尾と猫耳は立っていて)
( 少し 風呂へ )
997:ナイ=ア◆.s:2020/04/07(火) 22:08
「 ……本当にミィリィは出して大丈夫なのね…?」
( 後ろの方で黒機による新たなアーマーの説明を受けるミィリィをちらりと見
心配そうな声… 何故か衣が何か訴えるような苦しげな視線をザレッドへ向ける )
『 ・・・つまりぃ 今のミーちゃんでもこのパワーは異次元過ぎて・・・
まぁ さっきはこの説明したし、結論言っとくよ?《最終手段で1分》ね?』
「 分かった!…じゃあ そうなるまでは普段の戦い方でいーの?」
『 そゆこと、それじゃあね?・・・ん マスター 』
( 説明を終えた黒機がふわりと飛んでくる )
・・・・・戦闘場・・・・・
「 .....オレって生き物が気合入れねぇ日があるって...?」
( 気合は入っているようだが、結構リラックスしてて...鮪赤身を
レギ猫の目の前でふらふらさせ、背中を撫でてる ... 気合のあまり
口から炎が漏れ出ており )
・・・・・図書室・・・・・
「 - - - ---- - - -- --- --- 離れんじゃないわよ?フロ 」
( 鎮座するは 自分の位置 --- -- - 読み続けていた本を “閉じる”)
「……大丈夫、俺が守る…危なくなったらすぐに逃げろよ?」
(親指を立てて…その瞳をやる気に満ちさせたように輝かせ、ニヤリと笑みを浮かべる…
…準備運動も完了、サラッとナイアにキス…)
…一応、な
・・・戦闘場・・・
「……自信を見失ってないかと思って…ま、多分…大丈夫だとは思うけど」
(ぱくりと一気に口に入れ、あまり噛まずに飲み込む…先程より炎も少し大きくなり
手足を地面に着きながら一回思い切り伸びて)
・・・図書室・・・
「……だ、大丈夫…!…僕も戦えるから!」
(…何処から持ち出したのか、群青色の銃…魔人と重なるように構えていて)
・・・大廊下・・・
「……さて、準備は出来たようだね…我も、此れは戦わなきゃ行けないしな…」
「…に、ニャル先輩、その…えッと…」
(…帝王も今回は戦闘に参加、長い赤い髪を揺らしながら、壁に手を突っ込み…そのまま何か小さな長方形の物を取り出して
…清掃員は草刈り鎌構えているとはいえ少々…緊張しているのか、声裏返り)
「 ん … 誰に言ってんのかしらぁ?」
( にぃと笑って… 余裕の風で周囲を見渡す… )
『 ・・・結局、完成しなかったなー ・・・アルファ 』
・・・・ 戦闘場・・・・
「 ....あいつにゃリベンジする気しかねぇよォ?」
( 拳を合わせて自自信マシマシの余裕的雰囲気... )
「 .....( ダッコ...あのチビ、大丈夫かねェ )」
・・・図書室・・・
[ ぎゅっ ]
「 - - -- 無茶はすんじゃ無いわよ?」
( - --- 威圧を多めに含んだ声とは違う -- - -
少し訴える様で 求める様な声色と、ほぐれた顔- -- - デレた )
「 - - -- - 良いわね?」
・・・大廊下・・・
「 ………… 」
__今日も窓より 日が照らす
心を共に…仲間が並び立つ
___負ける気などしない
( 何か 何時もより生気を多く帯びた様子で…
無言のエールを贈りつつ、ミェンの耳元で囁く )
「 ………私は信頼しています 」
「……それもそうか…うん、負けねぇよな…相手が悪過ぎる…」
(安心しきった笑みを浮かべて、最後に二人の頭を撫でる…ついでに黒機も、少し力強いぐらいに…)
・・戦闘場・・
「だよな…こんな所で…へこたれる月夜じゃないもんな!」
(頼もしさ…信頼して、此方も真似して拳を強く合わせる)
・・・図書室・・・
「……大丈夫、あいつが言ってたけど…守るものが増えれば増える程…生命って強くなるらしいから!」
(ーー大きく頷き…恐怖心はある…が、それよりも勇気に満ちた目をしていた)
・・・大廊下・・・
「……私も…頑張りまス!」
「……全員やる気は充分と言った所か…そうでなきゃ困るがな…
……さて、覚悟は出来ている…迎え撃とうか
我等に敵対した…哀れな者どもを…」
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