端末規制中

ほーん。

願いをいうなら、もう少し、夢見の良い時間を過ごさせてくれ。

強欲の神よ...

わたしの神よ、

ようやく、会えたかもしれないのに...

マモン。

仮面なんていらないんだ。所詮は、出会う為のトリガーにしかならない。

だからボクはそうやって、いつもいつも自分を殺してきた。

そんなボクが穢れているのは分かっている。

それでもボクは、君に合う為に。

畜生ッッ！！腹がたつぜあの犬野郎！！

つまんねーことで規制しやがってよォォォォ！！！

どうにかしろよ！！

どいつもこいつも有罪だ！！ボケ！！

クソックソッ！会いたい時に会えないだろうが！！

犬神野郎が！！！

ザレッド。見ているのか？応答しろ。

応答せよ。

見ているならば伝えてくれ。フェアラートにだ。

これを渡してくれ。『ブラックモイス』という銃器だが、これはきっと役にたつ。確証はないがな！とりあえずなんか渡してくれ。メロンもおまけに。

つか何故ザレッドはこっちに来ない。
来た方が早いだろ。

そうか。それはすまないな、ザレッド・イニール。

ケインか。知らない名だな。

ほう、そうか。今強欲が欲しているものは、ケインという吸血鬼...よし、明日にでも我が軍を引率しよう。

くいっ(黒く、装飾が施された軍人の帽子を深く被る。

叡知と才覚を併せ持つ者...ほう、興味深い。

『ブラックモイス』は、我が軍の最高位に位置付く武器の一つだ。
その黒き月の力は、人の血を求めて探求する...探し物にはピッタリという訳だ。

待て！ザレッド！！

訂正訂正！白髪軍人にして！

ちょ、ザレッド

訂正訂正！！

すまんな、ザレッド。苦労をさせてしまって。

白髪の軍人！その強さは世界一！って伝えてくれ。

年齢は不詳で。

常に名前あげとかないと気付かれないのだ。

ご苦労だった！ザレッド！

いいか？『ブラックモイス』は、人の血を求めて探求する銃器だからな。人探しには持ってこいだからな！

頑張ってるフェアラートくんに渡すと伝えておいてくれ。

ちょ、待ってフェアラート！！(半ギレ)

武器の効力を簡潔に、『人の血を探求する銃器』と伝えてくれ。

ほんとに色々命令して申し訳ない、ザレッド・イニール。
よければ私の軍に入らないか。

そうか。すまないな、ザレッド・イニール。

本人は軍が忙しいと言ってくれ。

名前をあげておく。

『ブラックモイス』は役に立つ...くく、くくく

あの頭でっかち！
武器の効力を説明してくれ、そうすれば信憑性がある。

感謝するぞザレッド。
お前も忙しいのだろう。

陰陽が少し厄介だな。
奴は有力すぎる。このままでは、我が軍の勢力が落ちてしまうではないか。

そうだな、では最後の言葉を伝えよう。
『合言葉は炉心溶融。君の武運を祈る』だ。(意味ないけど...)

これにて、トランシーバーを切る。

____ザー、ガガ、ザー...

(こっそりあげるゾ^〜)

__ガー、ガガ···

ご苦...った、ザレッ...ザー__

これにて、任務は終了となるな。

全員敬礼！！！

···さて、私の素性でも記録しておこうか。

名前　Y・シグレニクス・クリミナル
年齢　不詳
性別　不詳
武器　『ホワイトシエル』普段はただの小さなアクセサリーだが、スイッチを押すと２つの銃器に変わる。この銃器は、回転することによって真空刃を生み出し、全てを切りつける。また、ガード(弾く)ことも可能。最高位の武器。
容姿　色素が抜け落ちたような白色の長髪。長い前髪を分けている。琥珀色の双眸を持つ幼げな少女(見た目は)。全身は、黒と白を基調としたゴシックドレス。普段は黒いローブに身を隠しており、黒い軍人帽を深く被るのが癖。

ニャルトラホテプとかいう奴、荒らしにきたのか？

よし、合言葉の意味を理解した。

奴は既に罠にハマっている。私の勝ちだ。

なんでもかんでも本に乗ってるのがまずおかしいんだよなあ···

おい待てよ、そりゃあ納得いかねえぜ。

その人物の軌跡だと？そんな本は、『アカシックレコード』でもなければ『黙示録』でもない。

そんな本を、何故『ただの異能力者』が所有している？

メデューサとはそれほどの地位があるのか？

それは欺瞞だ。ただ都合の良いお芝居にしか見えない。

展開が早すぎる。

うわーまた英語だよー

意味の分からない言葉を羅列させる奴ってなにがしたいんだろう(ブーメラン

なにをほざいているか、あの猫風情は。

自分の素性を明かさずに身分を語ろうとは甚だしい。やり直してきな。

まさしくそれだ、フェアラート。

この世界は陳腐すぎる。だからといって、ヒトラーを想うわけでもないが。

つくづく傲慢な猫だな。ニャルニャルポテトだっけ？

ザレッドよ、ご苦労だ、
まさか傍観していたとはな。

当たり前のことを堂々と語るな、猫風情は。
人間がなにかを神格化しないと生活できないというのは、今や世に浸透したことだと言うのに。

ニャルニャルポテト使ってきよったかwwww

他人に分かるように話さないと誰も理解せんのだがな。
というかケイン死んでるじゃん。

ちょwwwほんとにザレッドわろたwww

待てよ、ニャルトラホテプって...たしか、クトゥルフ神話の神じゃないか？
え、まさか自分を神だと騙ってるのか？

我々が崇める神はお前ではない。
皆誰しもが、自らの信じる神を崇めてこそ幸福なのだ。

ニャルトラホテプ...お前は理が分かっていないな。
人間の愚かさと、道理を。

最高だぜザレッド・イニール。

まあ、私がいうことも、正しいとは言えないがな。客観的に見たらの話だが。

ルージュは生存しているぞ。私の勘が言っている。

そうだ、ニャルニャルポテト。
貴殿は少し、人間を傍観することが欠けているな。

···ニャルトラホテプの言うことは、ただの文句だ。
もう終わっているのだ。神話なんて物は。有無も分からない物だというのに。

なにを望んでいるのかね、ニャルトラホテプ。
全ては無意味だ。

所詮ツクリモノの神には、我らのことは分からんさ。
ひねくれてるんだ、その猫は。

良い感じにザレッドがまとめあげてくれるな。
私の意見などを伝えてもらうなど、恐縮だ。

そう、ニャルポテは今までなにもしてこなかった。
ただ、惨劇を傍観していただけの神が、偉そうに口など叩けるものか。人間と同類だ。

そうかそうか。なにも望んでいないか。
ならば今までの発言は無意味だぞ。なにをしに書き込んだんだ。

疲れたよ、ニャルトラホテプ。

ご苦労様であった、ザレッド・イニール。

…よぉ、ありがと、援護してくれて

いいや、別に構わんさ。
それより君は、ここに来て良かったのかね。

ニャルトラホテプ...彼は既に分かっていたのか。

ニャルトラホテプに敬意を表する。

…いいよ、別にすぐ戻る
ただ、感謝しにきただけ…もう、あいつと話すのも疲れた…楽しかったし
ありがとう、ほんとに…

そして…ありがとう、ニャルニャルポテト…

何故私が感謝されるのかは些か不明だが、こちらこそお礼を言おう。
馬鹿げた発言に付き合ってくれたこと、大いに感謝する。

そうだな、ニャルポテ...メルシー