端末規制中

ほーん。

暇人

こんにちは。さようなら。お休みなさい。

ハッ！いつの間にか寝ていた！

なんと無防備な状態を晒したことか...死んでいてもおかしくはないというのに...失態だな。

ふう...私はここから傍観していようか。

我が軍の調整も必要だろう。

...傍観、意外と楽しいな。

だが、いずれあの学園を征服する時が来るのかも知れんな。

この世に珍しいとされる能力者揃い...これは、軍の戦力があがる。

マケドニアがペルシャを征服したように、強い者を更に強い者が征服するのだ。

だが我々はギリシャだ！おら！コロッセオ！

...くくく、強い奴等は配下に入れておかないとな。

ミラー大尉

そんなことよりマトリックス面白い。

アンダーソンくん...

名前変更しよう。以下『ネオ・クリミナル』で。

作戦を考える。全員敬礼！！

そうだそうだそうだ！ヘレニズムみたいに、合併させよう！

我が軍はイギリス軍...モーリタニア...は近すぎるだろ。

ロシア設定にしよう、あの学園。あー、でも寒すぎるか？

モンゴル辺り？近いか？

インドネシアまでいったら環境が随分違ってくるからな。

調べてきた。

西岸海洋性気候について調べたが、イギリスも含まれており、かなり良い距離に位置するものがオーストラリア南部だ。

ここなら暖かいだろう。

そしてほどよく遠い。

だが、島国だからな。戦闘機で行ったら即バレるだろう。

潜水艦を使うか？そうだ、そうしよう。

うむ、どこに着陸しようか。

うーん、まあ、普通に海岸付近でいいだろう。

学園には、裏門から侵入するか。

だが、どうせ勘づかれるのだろうな。

仕方ないな、『トランスペアレント(透明魔法)』を使うとしよう。

気配も魔力も消す、我が奥義だ。

そして、校舎の裏に回り、爆弾を設置する...これも普通の爆弾ではない。
魔力に影響を及ぼす炸裂手榴弾だ。これを...ざっと30個だな。どんな結界を貼っていようが、必ず半壊する。

魔力に影響を及ぼすということは、逆に一般人には効かないということであり、一般人は死なない。

そこで、出てくる能力者達を、我が軍が倒せばいいだろう。

だがそれにも策がいる。

まず、『魔力結界(マジックフィールド)』を広げれば、私の真空刃を叩きつけることができる。

魔力結界を広げるには、かなり時間がかかる上に、魔力も使う。

だが、我が軍が奴等を引き付けるだろう。

我が軍は最強だ。...それだけ、能力者揃いということなのだがな。

妨害魔法を撃てばよい。

各自、妨害魔法のミーティアを持たせる。

これで相手の魔法を半減させるのだ。

ちっ、我が内通者に裏切り者が出たか？

ザレット・イニール...彼女は、私になにか細工を施したな...

まあ良い。膨大な魔力の気配は消えた。

攻めるなら今、というわけだな。

...__全員敬礼！！！これより、オーストラリア南部の海岸へ潜水艦を用いて進軍する！！
私について参れ！！

あー疲れた。

あいつら強いなー。

まあ良い。諸君、戦死した者はおらぬか！

しーん...

...く、くく、やはり我が軍は最強だな。そう、私は、『カウントレスハート（無数の心臓）』の持ち主。そして、諸君らはそれを分け与えられた最強の戦士なのだからな。

ふふふ、ふはははははははは！！！！

（あ、そうだ、プロフィールだけ書きにいってこよう）

父様にパソコン取り上げられちゃった。

神が一人、侵入したな。

ごめんね、ザレット。

わたしは天使にならないといけなから。

感情がわたしを左右するならば、

感情をなくしてしまえば良い。

その為の、最後の仮面だと思う。

醜い感情なんてものはなくして、炉心溶融のように、白い天使であればいい。

わたしが彼の器になる為には、そうするしかない。

ただ、綺麗に、天使のようにいるだけでいい____

ごめんね。

(白い仮面をつけた)

(たちまちに、顔を覆っていた白黒の仮面は剥がれ落ち、ローブは白色に変わる。そう、これが、天使の『完成体』だ)

ふうん、みんな『孤高の長城』を気に入ってくれてるんだ。ふふ、『嬉しい』なあ。

......。

。

。

疲れたな。あーあ、失敗した...

やっと落とせた。

ホゲが通用しない世界なんておかしいな。

まあいいか。別に。

あの世界の時間軸に私が関わると災厄が起こる。

笑っちゃうね。

傷付いたって連呼するのは、きっとそれはファッションで、同情と共感を求めてるだけだ。

だから私はいつまでたってもファッションなんだよ。

本当の痛みなんて知らないクセに、知ったように自分の悲観を押し付ける。

きっと私は、そんな人間なんだなと。

私は所詮軽いんだ。他の人とは違って。

母親ってなんだろう。

母親ってどんなものなんだろう。

他人を傷付けるばかりで、自分は求めるばかり。そんな私は、あの人を悪く言う権利はない。

でもやっぱり無理だよ。

慈悲とか憎悪とか、どっちかが消えれば楽なのに。

傷付いたとか、簡単に言いたくない。

だから、今日も明日もずっと、いつも通りに笑わないといけない。心配させないとかそんなんじゃなくて、自分の人格を保つ為にさ。

ほんと疲れたな。もうやめたいよ。

一度でいいから、純粋にお母さんと呼びたかった。

これも無理だな。あの人は、自分と自分の所有物を最優先する。愛情なんて、向けられた時があったのか分からない。

まあいいか。
追憶ばかりで、恨んで崇めるだけの私はやっぱり今日もクズだった。

嘘だろ。マジか。

強欲の悪魔の変貌ぶりに驚くしかない。

そんな。

もしかして、あれは別人が欺いているのではないか？

困惑。

私だって仮面をかぶっていたでしょう。彼もまた仮面だ。

ヘドが出そうな強欲が懐かしい。