いじめの罰 ーバレてはいけない 禁断の遊びー

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1:りっこ:2012/08/19(日) 10:38 ID:FMs

ープロローグー

あなたは今、幸せですか?

私…?

私は幸せです。

市の教育委員会・会長を務める父。

学校のPTA会長を務める母。

そして

大手財閥の息子である、私の彼氏。

こんな恵まれた人たちに囲まれて…

私は今とっても幸せ。

でも…

ただ一つ足りないものがある。

それは…


『スリル』


私はこの先何も不安な事はない。

お金も有れば権力も有る。

仕事にもコネでつけるし…

全部トントン拍子で進んでいく。

それはつまらない。

だから

何か危険な事がしたい。

そこで思いついたのは…







いじめだった。

462:りっこ:2012/09/05(水) 20:01 ID:18o

何の用なの…」

と、愛実が秋を睨みつけながら言った。

「今日はね。ちょっとした儀式をしようと思うの。」

と、言うと、愛実の表情が先程より険しくなった。

そして

「儀式…?変な事しないで。いじめなんてバカらしい。」

と、強気の姿勢で言った。

秋はいつもなら歯向かうものの、それを流した。

愛実はその異変を察したようで

「何を企んでいるの?儀式とか言って…また嘘を付くつもり?」

と、秋に聞いた。

秋は

「そんな訳ないじゃない。」

と、冷静に受け流す。

そして

「ちょっとねぇ、あんたとの思いを断ち切りたいって言う子がいてね。」

と、かなり意地悪く言った。

愛実は、秋の言葉を聞くと

「思いを断ち切る…?」

と、声を漏らした。

秋はお構い無しに

「ほら、出てきて!」

と、今まで愛実に見えないよう隠れていた。

そして、今…

愛実と対面することとなった。

463:りっこ:2012/09/05(水) 20:02 ID:18o

あ、!ゴメン!抜けてたところが!

と、今まで愛実に見えないよう隠れていた。…×


と、秋は私を呼んだ。

私は今まで愛実に見えないよう隠れていた。…〇

464:椿 ◆XZbk:2012/09/05(水) 20:03 ID:/CE

>>461
いや、あの小説は、幼稚だww

>>461
ど、どうなる…!!!!?

465:鏡時:2012/09/05(水) 20:13 ID:w8g

おもろいーーっ。

さすが神…。

駄作書いてるうちとはくらべもんにならんわw

あ、りっこは十分神だからねっ。

否定しないでねっ。

今キスマイの曲聴きながらカキコしてるよ♪

藤ヶ谷君と北山君、声かっこよすぎ)^o^(

北山君はカワイイ声で、藤ヶ谷君はセクシーでクールな声♪

そんな2人にいつもうちは萌え萌えです…w

玉森は飽きたー。

りっこは誰が好き?

ま、雑談のとこで教えて^^y

466:りっこ:2012/09/05(水) 20:50 ID:18o

椿>

またまた〜

そんな事言っちゃって!

面白いよ!!

どうなるかは…

また明日☆


鏡時>

駄作!?

そんな訳ないやん!

嫌味かぁっwww

てか神じゃないってばぁ…

私は否定し続けるぞ!!

467:椿:2012/09/05(水) 20:52 ID:/CE

りっこ
もしや、素は関西弁!!?

468:りっこ:2012/09/05(水) 20:57 ID:18o

椿>

まぁそれなりに正解かもwww

お父さんが関西の人で、小さいときお父さんの実家で過してたから…(お母さんが妊娠してね♪)

469:椿:2012/09/05(水) 21:04 ID:/CE

おぉ、そなんだぁ〜♪
私大阪に住んでるから、関西弁ww

470:りさりん☆ ◆XL8M:2012/09/05(水) 21:31 ID:0Hg

りっこさんすごいですぅー!
りっこってよんでいいですか?
りさりんってよんで下さい!

471:りっこ:2012/09/06(木) 06:26 ID:9Dw

椿>

そうなんだ!

もしかしたら会えたりしないかな♪

りさりん☆さん>

すごいですか…!?

照れます…

はい!

呼んでください!

では私もタメで行きます!

472:りっこ:2012/09/06(木) 06:49 ID:9Dw

「陽奈美…!?」

と、愛実は私を見た瞬間、くりくりの大きい目を見開かせ、言った。

秋は

「そ!アンタの友達!陽奈美ちゃん!」

と、いかにも『仲間』とアピールするように、私の肩に手を回し、言った。

秋の手は、夏だと言うのに冷たかった。

温もりというのが存在しないようだった。

まるで

秋の性格のように…

愛実はまだ信じられなさそうに、私を見つめている。

そして

「陽奈美。そんな事していいと思う訳?」

と、強く言い放った。

私は黙り込んだ。

『別にいいと思う』

なんて口が裂けても言えない。

だが

『思わない』

なんて言いたくても言えない。

タブーだ。

何を言っていいのか黙り込んでいる私を見ると、秋が口を開いた。

「だって陽奈美。

アンタの事ずっとウザイって思ってたんだよ?」

と、思ってもいない事を勝手に言われた。

私はその度、心の中で叫んだ。

「可哀想な話じゃない。ずっと一緒に居させられて。」

違う。居させられたんじゃない!

「好きでもない子とさぁ!」

私は…

愛実の事…今でも好き…!

裏切られたけど…今でも大事な友達!!

それなのに…

言えない。この二人のせいで。

自分の口で本当の思いが伝えられない。

それがどんなに辛い事か

痛いくらいに分かった気がした___

473:りさりん☆:2012/09/06(木) 07:01 ID:0Hg

今回もちょー面白かった❤
タメよろしくね!

474:みずき:2012/09/06(木) 17:08 ID:TO.

りっこ読んだょ〜っ!!
おもしろくなってキタァァァーーーっ!
りっこ更新頑張って☆
待ってマース♡

475:ルナ LETORO:2012/09/06(木) 17:14 ID:ZT.

読みました!面白い!
あたしも書いてるけど人気ない!
りっこさんメッチャうまい!!!

476:りっこ:2012/09/06(木) 17:31 ID:lk6

りさりん☆>

ありがとう!

うん!こちらこそヨロシク!


みずき>

ありがとう!

おもしろくしたァァァァーーーっ!

つもりww

うん!頑張る!

ルナさん>

読んでくださいましたか!ありがとうございます!

上手くなんかないです!

今後も見てくださいね!

477:スピカ:2012/09/06(木) 17:41 ID:BgU


一つ質問させてください

麻島舞ちゃんはどこいったんですか…?

聞いちゃいけないことだったら
すみません…

478:彼方:2012/09/06(木) 17:49 ID:Bns

りっこさん凄いですねー…
いやはや、頑張ってくださーい

479:ルナ LETORO:2012/09/06(木) 17:52 ID:ZT.

今更だけど…
タメOK?

480:りっこ:2012/09/06(木) 18:00 ID:lk6

スピカさん>

舞ちゃんは、本編で出てきます!

安定した頃、あのノートの事を陽奈美が思い出し…

的な感じです!


彼方様>

かっ

彼方様!?

何で彼方様がこんな小説にコメをくださるのですか!!

彼方様がこんな駄作スレにいちゃダメです!

折角の神をも超える文才があるというのに、それが無くなってしまいます!

でも、来てくださってありがとうございます!彼方様!

ルナさん>

はい!

おkです!

私もおkですか?

481:彼方:2012/09/06(木) 18:05 ID:Bns

りっこ様≫
えぇっ!?
「様」なんて付けられるほど偉くないですよ!?

駄作なんかじゃないですよー!
私の方が駄作…ですから…(泣

文才なんかないですよー?
駄作を書くという分での文才なら…

482:ルナ LETORO:2012/09/06(木) 18:12 ID:ZT.

あたしもタメおkだよ〜ん♪
彼方様=神様
的な?

483:りっこ:2012/09/06(木) 18:32 ID:lk6

彼方様>

いいえ!

貴方は葉っぱ天国での小説の神です!

そして貴方の名は葉っぱ天国の歴史に刻まれる事になるでしょう…


駄作です!それに比べ、彼方様の作品は…

素晴らしい作品で…

私と彼方様の作品は月とスッポンです!

本当に…


ルナ>

じゃあタメで!!

そう!

彼方様は神!

あとnana様も!

484:i:2012/09/06(木) 18:37 ID:ZT.

じゃありっこは何だよww

485:りっこ:2012/09/06(木) 18:38 ID:lk6

ルナさん(i)>

え?

泥団子www

486:スピカ:2012/09/06(木) 19:05 ID:BgU


>>480 なるほど…
プロローグを読んでたら
てっきり最初から陽奈美ちゃんが
舞ちゃんをいじめちゃうのかと…

487:りっこ:2012/09/06(木) 19:21 ID:lk6

スピカさん>

私も最初からそうするつもりだったのですが、なんかずれてきてしまって…

なので『エピソード0』と言う話にしました♪

このエピソード0が本編でも大きく絡んできます!

488:ルナ LETORO:2012/09/06(木) 19:57 ID:ZT.

泥団子…(^∀)
てか、りっこ小説頑張って!
泥団子…
↑(まだ言ってる)

489:みずき:2012/09/06(木) 20:32 ID:TO.

わぁぁっ!
人メッチャ増えてるやんっ!!
ルナs、スピカs、彼方sはじめましてっ!
りっこの小説オモシロいよね〜!!
りっこ更新頑張って!!

490:りっこ:2012/09/07(金) 05:18 ID:1Js

ルナ>

うんwww

泥団子www

なんかね、ふと頭を過ぎったのが『泥団子』だったwww

根拠ないww


みずき>

うん!沢山来てくれた☆

面白いだなんて…

でもそう言ってくれて嬉しい♪

よし、更新しよう!

491:りっこ:2012/09/07(金) 06:25 ID:1Js

「陽奈美、本当にそう思ってるの?」

と、愛実が黙り込んでいる私に問い詰めた。

でも、私は黙る事しか出来なかった。

そんな私に呆れた愛実は大きな溜息をつくと

「やっぱり逃げるんだ。陽奈美」

と、あの時の様に言った。

私は本当に自分が逃げているのか確かめたくて、自問自答をくり返した。

『逃げてるの?』

「逃げてないと思う」

『じゃあ私にとっての逃げるはなんなの?」

「知らないよ。そんな事。」

『それじゃあ話にならないから』

「分かってる」

『なら答えればいいじゃん』

「ムリ、分かんないもん」

これで終わった。

でも

これが答えなんだ。

これが私の一番の答え。

そう信じて口を開いた。

「分からない。でも、いずれ私が成長すれば分かるはず」

と。

恐る恐る俯いていた顔を愛実に向けると

その表情は、先程とは違った。

492:りさりん☆:2012/09/07(金) 15:39 ID:0Hg

面白いデス💓
頑張って下さいね☆

493:愛羅:2012/09/07(金) 16:01 ID:IaM

椿s>タメおkです
あ、私も大阪だよ!

494:りっこ:2012/09/07(金) 16:45 ID:yKs

りさりん☆>

あれ?タメじゃなかったけ?

違ったらスマソ

495:みずき:2012/09/07(金) 17:17 ID:TO.

りっこ更新ありかとぉ〜!
いや〜、続きがどんどん読みたくなるね・・・。
待ってるよwww
りっこの書いてる小説大好きィっ♡

496:鏡時:2012/09/07(金) 17:27 ID:w8g

おもしろかったよ^^

更新、待ってるね。

497:りっこ:2012/09/07(金) 17:48 ID:yKs

みずき>

いえいえ!

こちらこそ見てくれてありがとう!

大好き!?

照れるww


鏡時>

ありがとう!よし、更新しよう!

498:りっこ:2012/09/07(金) 18:28 ID:yKs

愛実は優しく微笑んでいた。

全く先程の表情の面影が無い。

そして

「それが…陽奈美の答えなんだね?

じゃあ…

信じていいんだね…?

本当に…?」

と、涙ぐみながら言った。

私は秋の腕を振りほどき、涙ぐむ愛実に駆け寄った。

秋と玲菜は私の行動に唖然としている。

そして、秋が口を開いた。

「あんた、裏切ったね!

どうなるか分かってるの!?」

と、珍しく秋が感情をむき出しにして言った。

でも私は怯まず

「分かってる!酷い事されるって」

と、秋に言った。

すると玲菜が

「じゃあ何で愛実をかばうの?」

と、感情的になる秋とは対照的に冷静に聞いた。

私は

「確かに…嫌なところもあれば、酷い事もされた!

でも…

そんな事があったって今でも大事な友達だから!

それを乗り越えてこそ…

本当の

『友達』なんじゃないの?!」

と、私が言い終えると、愛実も涙をこぼしながら続けた。

「確かに私も…愛実に酷い事した!沢山した!

でも、優しいからって…許してくれるからって…すごい甘えてた…

圭吾の時もそう。すごい酷い事言った!

でも、陽奈美にビンタされた時に分かったの!

いかに私が嫌なやつで…どれだけ陽奈美が苦しんだか!

それでも私は逃げた!

『いじめられてる』って言って…同情してもらおうって思った!

本当に逃げてたのは…

私だったんだよ…」

と、途切れ途切れに言った。

私は大粒の涙を流す愛実に耳元で

「大好き…」

と、囁いた。

499:みずき:2012/09/07(金) 19:05 ID:TO.

愛実ィ〜〜っっ!
ようやく仲直りできたねっ!
いや〜、感動して涙が・・・(泣
りっこ、今回もおもしろかった。
更新待ってるねっ☆

500:りっこ:2012/09/07(金) 19:17 ID:yKs

500ナリ!!

これからもよろしく!

501:鏡時:2012/09/07(金) 19:24 ID:w8g

愛実!

ついに白状したかw

ケッケッケッw

秋と玲菜は最低だね。

圭吾奪った時の愛実と同レベルだと思う

502:りさりん☆:2012/09/07(金) 19:29 ID:0Hg

愛実っ!

503:愛羅:2012/09/07(金) 19:52 ID:IaM

仲直り!

504:つばき:2012/09/07(金) 21:13 ID:i-lTw

小説、凄くよかった…!!

ひなみの愛実に対する言葉に、涙が出たよ(ΩへΩ)
りっこ、本当に、有り難う!!

505:りっこ:2012/09/08(土) 06:41 ID:ZuA

鏡時>

まぁねぇ…

いじめは良くないしね。

あの時の愛実は書いててこの先どうしようって思ったくらい悪かったwww

りさりん☆>

愛実と陽奈美、これからも仲良くやっていけたらいいよね☆


愛羅さん>

仲直りしました!

でもこの先一波乱巻き起こります。。。(本編にて)

つばき>

ありがとう!

涙が出たの?!

そういうのが出来るのって彼方様しかいないと思ってた…!


いえいえ!こちらこそ!

皆が支えてくれたからここまでこれたのさ!

ありがとう!

あ、でもまだエピソード0はもう1、2回はあるからね!終わらないからね!

あとまだ本編あるからね!

506:りっこ:2012/09/08(土) 07:06 ID:ZuA


「ねぇ、どんな事があっても…ずっと一緒だよ?」

と、言う私。

「うん。こんな事も乗り越えられた。だから大丈夫だよ!」

と、笑顔で言う愛実。

そして

「本当…ごめん。

反省してるから…愛実をいじめた事…」

と、泣きながら言う秋。

「私も…本当ごめんね。

もう絶対しない…」

と、珍しく感情的になり泣く玲菜。

私達4人は、なんと仲直りをしました。

秋や玲菜も私と愛実の言葉を聞き、「やっぱりいじめなんて良くないよね…」

と、今までの事を謝ってくれました。

愛実にあんな事言わせたのも、させたのも…

全部私達が命令したって。

それを聞いて驚いたけど、真実を言ってくれて嬉しかった。

だから…

皆でまた再出発しようって。

そう皆泣きながら言って、ちゃんと仲直りをしました。

私はそんな皆の顔を見回すと

「皆仲直りできて本当良かった!

もうこれでいじめはなくなるよね…!

愛実、秋、玲菜!」

と、今までとは違う、満面の笑みで言った。




『エピソード0』

おしまい。

507:鏡時:2012/09/08(土) 08:08 ID:w8g

おーっ、本編突入か!?

次のも楽しみにしてるねっ♪

508:みんみん ◆Qjqw:2012/09/08(土) 08:42 ID:056

ワクワク

509:りっこ:2012/09/08(土) 09:29 ID:6dE

鏡時?

うん!やっと突入!

多分本編はエピソード0の倍は長いからな…

2までいかなきゃいけないかも。

みんみんさん>

多分もう少したったら更新します!

510:りっこ:2012/09/08(土) 09:51 ID:6dE

あれ、509の>が?になってた…

鏡時ごめん!

511:りっこ:2012/09/08(土) 13:52 ID:6dE

作者コメ 〜エピソード0終了〜

なんと!皆さんのおかげで、『エピソード0』を無事終わらせる事が出来ました!!

途中でやめようかな?と思う事もしょっちゅうあったけれど、皆さんのコメでここまで来る事が出来ました!

本当にありがとうございます!

これからも応援よろしくお願いします!

本編も頑張りたいと思います!

512:りっこ:2012/09/08(土) 15:06 ID:6dE

「本当、あの時はいろいろあったよね。」

と、愛実が話を切りだす。

「そうだね…私、あの時の自分がまだ許せないや。」

と、少し懐かしそうに秋が言った。

すると玲菜も

「本当、どうにかしてたと思うよ。前の私達ってさ。」

と、秋と顔を見合わせ言った。

何も言わない私に、愛実が

「陽奈美はどう思う?」

と、話を振った。

私は

「そうだね…」

と、言い、考え込むと

「全ての始まりってさ。」

と、続けた。

私は3人の視線が集まる中、話を進めた。

「始まりっていうか…引き金って…麻島さんだよね」

と、言うと愛実は『確かに』と言うように頷き、秋と玲菜は何の事か分からず、顔を見合わせていた。





そして

「ねぇ…何があったの?」

と、玲菜が聞いた。

私は、躊躇など一切せずに話し始めた。

「んとね…

なんかね、麻島さんが圭吾の事好きだったみたいなの。」

と、だけ言うと

「マジ!?それって三角関係ってヤツ!?」

と、珍しく秋が食いついた。

それに私は

「そうだね。そういう事になる。」

と、返事をすると

「でさ、なんか麻島さんが日記みたいなのに、圭吾と話せたとか言うのと、私の悪口書いてたん…」

「何それ!!酷い!」

と、私が言い終える前に、今度は玲菜が食いついた。

話の途中に口を挟まれたが、私は構わず続けた。

「それで私が問い詰めてさ、カッとなって

平手で…

殴っちゃったわけ。」

と、言うと、夏の暑い日差しさえ感じさせない程にその場が凍りついた。

私は凍りついた空気に気まずいと思いつつも続けた。

「そんで今みたいに気まずくなって…

逃げ出したって話。」

と、終わらせるも、凍った空気は溶ける事が無かった。

513:つばき:2012/09/08(土) 17:38 ID:i-GL6

むふふふ(´∀`)
本編−!!

514:りっこ:2012/09/08(土) 18:06 ID:6dE

つばき>

本編ガンガン書いていくZ!!!

応援ヨロピクだZ!!!

515:みずき:2012/09/08(土) 18:36 ID:TO.

りっこ来たゼィっっ!!
エピソード0無事終了しておめでとうっ!
本編もしっかりチェックしますよ〜!!

516:りっこ:2012/09/08(土) 18:47 ID:6dE

そんな空気にもう耐えられなくなったのか、愛実が

「そうそう!今日の数学のテスト!やばかった!!」

と、話を切り出した。

すると

「うん!マジでやばかった!」

と、その話に秋が乗り、なんとかその場が和んでホッとした。

そして『あんな話なんてしなければ良かった。』と、後悔をした。




そうだよね。聞いて気持ちい話じゃないし。

凍り付いちゃうよね。普通。

と、自分を責めた。




なんだかあの事以来必要以上に自分を責めるようになったのは気のせいだろうか。

でも、気のせいでなんかなかった。

その思い込みが

引き金になるだなんて…

517:みずき:2012/09/08(土) 18:53 ID:TO.

うわァ〜!!
これからどうなんの〜っ!?
りっこ更新ガンバ!!

518:りっこ:2012/09/08(土) 19:56 ID:6dE

みずき>

チェックしてね♪

これからどうなるかはお楽しみに!!

更新頑張る!

519:つばき:2012/09/08(土) 20:01 ID:i-yQA

頑張れ!!(^ε^)-☆Chu!!

520:りっこ:2012/09/08(土) 21:49 ID:TEg

つばき>

頑張る!!

521:マイル:2012/09/09(日) 07:05 ID:dug

りっこがんば!!

522:りっこ:2012/09/09(日) 07:07 ID:5tg

お知らせ

今日はおじいちゃん、おばあちゃんの家に行くので当分更新できません!!!

明日には更新できると思います!

523:りっこ:2012/09/09(日) 07:07 ID:5tg

マイルさん>

はい!頑張ります!!

524:鏡時:2012/09/09(日) 15:01 ID:w8g

あのさ…圭吾出てこないの?

525:りさりん☆:2012/09/09(日) 16:38 ID:qdU

おもしろい^^
続き楽しみにしてるよ(^。^)

526:つばき:2012/09/09(日) 18:19 ID:i-3iA

りっこ
待ってるからね〜(・∀・)ノ
鏡時
それ、私も思った!まぁDV男だから、出なくて正解ww

527:りっこ:2012/09/10(月) 06:29 ID:95Q

鏡時>

圭吾は後々出てくるよ!

今度は良い人っぽい感じで出てくるよww


りさりん☆>

サンクス!!

続きは…どうなるかな?


まぁ一回くらいは更新できるかと…!!


つばき>


おう!待っといて!!

528:愛羅:2012/09/10(月) 16:05 ID:IaM

おぉお!

529:りっこ:2012/09/10(月) 18:32 ID:95Q

キーンコーンカーンコーン…

そのチャイムは昼休みの終わりを告げた。

そして今まで聞こえてきた賑やかな声も、廊下をバタバタと走る音もそのチャイムが鳴り響くと、全く聞こえなくなった。



辺りがすっかり静まると

「私達も…戻ろうか」

と、秋が静まり返った校舎に声を響かせた。

皆が頷くと、秋を先頭に歩き出した。

パタパタと上靴で廊下を歩く音が響き渡るのが何処か空しかった。



「遅れました。すみません。」

と、言う玲菜の声と共に、皆の目線が私達に集中する。

その目線は痛いものだった。

先生は歴史の教科書に目を落としたまま

「座れ」

と、無愛想に言った。

私達はまだ目線が集まる中、席に着くと

「90ページ開け」

と、先生の声がした。

そして何事もなく授業が進んだ。

530:みずき:2012/09/11(火) 00:34 ID:TO.

りっこ来たょぉっ!
更新ありがと!待ってたんよ?
りっこの小説は面白いから、すぐに続きが読みたくなるんよ(笑)
更新、これからもガンバってっ!!

531:りっこ:2012/09/11(火) 16:31 ID:9Pk

みずき>

いえいえ!!

続き読みたくなる?嬉しい☆

更新頑張るね!

532:愛羅:2012/09/11(火) 20:11 ID:IaM

わお…

533:椿:2012/09/11(火) 20:18 ID:i-bNw

りっこ、アドバイス有り難うm(__)m頑張るわ!!

続きが楽しみやわぁ゚+。(*′∇`)。+゚

534:鏡時:2012/09/12(水) 15:17 ID:w8g

おもしろかったよ^^

りっこ>

次は良い人で出てくるのか、圭吾!w

DV男はいらねーw

535:りっこ:2012/09/12(水) 16:31 ID:kuo

椿>

いえいえ!!

続き頑張ってね!!


鏡時>

サンクス!!

うん良い人!

確かにいらねーwww

536:りっこ:2012/09/12(水) 18:29 ID:kuo

『授業つまんないなぁ』と、先生の話なんてそっちのけで窓の外に広がる澄んだ青空を見ていた。

今日の空はまるで、吸い込まれそうなくらいに真っ青だった。

その真っ青な空に見惚れていると、先生がその様子に気付いたようで

「相原、ここ読め。」

と、わざと私を当てた。

授業なんて聞いてなかった私は勿論何処か分からず、焦っていた。

すると、後ろから肩を突かれた。

『何、こんな時に』と思いつつ振り返ると、夏目光輝が『ここ』と、口パクをしながら指を指していた。

私は口パクで『ありがとう』と伝えると、その部分を読み上げた。

何とか終わると、夏目君に感謝の手紙を書く事にした。

持っていたメモ帳を取り、様々な色を使いながら書いた。

勿論、また授業そっちのけで。

小さいメモ用紙いっぱいに感謝の気持ちを綴ると、後ろにいる夏目君に渡した。

これで終わった。

はずだった。












私は気付かなかった。

圭吾が恨めしそうにその様子を見ていた事を___

537:クレヨン:2012/09/12(水) 18:42 ID:cnc

はじめまして!
なんか、これ見てると
ハラハラする。
つい、唾をごくりってなる

538:りっこ:2012/09/12(水) 19:54 ID:kuo

クレヨンさん>

来てくださったのですか!

ありがとうございます!

ハラハラしますか!

そんな風に思っていただいて嬉しいです!

539:椿:2012/09/12(水) 19:59 ID:i-HL2

何かりっこ、最近腕あげたね!超面白い゚+。(*′∇`)。+゚


まさかの、DV男復活…?(οдО;)

540:りっこ:2012/09/12(水) 20:06 ID:kuo

椿>

えぇ!?

マジすか!

超うれピー(≧∀≦)


復活…

は、しないかもwww

541:椿:2012/09/12(水) 20:18 ID:i-HL2

しないか!…よかったぁ〜(´∀`)

542:りっこ:2012/09/13(木) 19:08 ID:Jqw

椿>

うん!

しない!!

大丈夫ですよん☆

543:りっこ:2012/09/13(木) 21:56 ID:Jqw

「陽奈美!!帰ろう!」

と、秋が明るく声をかけてきた。

いつもなら

『うん』と、返事をするのだが、今日は

「ごめ〜ん。ちょっと夏目君に呼び出されてさ。悪いけど先に帰ってて!」

と、手を合わせ言った。

秋は、

「そっかぁ…」

と、残念そうに言うと、表情を変え

「じゃ!先に帰るね!バイバイ!」

と、言うと私に背を向け愛実と玲菜を連れて帰ってしまった。

その後ろ姿を眺めていると、何だか一人だけ仲間はずれにされているようで寂しくなった。




「夏目君?何?話って」

と、屋上のドアを閉めながら言った。

でも…

返事が無い。

不思議に思った私は

「夏目君?居ないの?」

と、声を屋上に響き渡らせた。

でもやはり返事は無い。

「どうしたのかなぁ…」

と、呟くと、後ろから肩を掴まれた。

振り返ると、そこにいたのは…

544:椿:2012/09/13(木) 23:07 ID:i-Er6

けい…ご?
かな?(;´∩`)

545:りっこ:2012/09/14(金) 06:23 ID:oZE

椿>

それはどうでしょう?

546:鏡時:2012/09/14(金) 16:10 ID:w8g

りっこ>

うわー、圭吾か…!?

超気になるぅ!(>_<)

更新しといてね!

待ってるよん♪

547:りっこ:2012/09/14(金) 17:06 ID:oZE

鏡時>


さぁね。続きを見てからのお楽しみ!


おう!更新するぜよ!

548:椿:2012/09/14(金) 17:11 ID:i-MlA

更新ガンバレ゚+。(*′∇`)。+゚

549:薫(ユッピン♪):2012/09/14(金) 17:32 ID:XIg


来ちゃったww(´∀ ` *)

すごい面白いね♪

スラスラ読めるし分かりやすい!!

これから物語がどうなって行くのか…気になる!!

楽しみにしてるね!!

550:りっこ:2012/09/14(金) 19:06 ID:oZE

椿>

頑張る!


薫>

マジ!?先生に言われるなんて…

照れるぞいww


本当!?

ワーイ☆

うれぴぃ!


どうなって行くかは次のお楽しみ!

551:りっこ:2012/09/14(金) 21:19 ID:oZE

「うわっ!夏目君!?」

「はは、ビックリした?」

夏目君は小学生の様な無邪気な笑顔で言った。

私はその笑顔に少しドキッとしてしまった。

そんな自分に、『ダメダメ、圭吾が居るのに…』

と、その思いをかき消すかのように言い聞かせた。




そして私は照れ隠しの様に

「んで__話って?」

と、本題を切り出した。

夏目君は『忘れてた』と、言うように頭を掻いた。

そんな何気ない仕草でも胸がときめいてしまう。

そんな自分が許せない。

でも…

私の心の中で何かが揺らいだ。



「んでさ」

と、夏目君が続ける。

私は俯いていた顔をパッと夏目君に向けた。

そして

目が合った。

その瞬間、私は反射的に目を逸らしてしまった。

失礼なのは分かっている。

でも、何故か逸らしてしまう。

今まではこんな事無かったのに…

まるで

圭吾を好きになった時の様に…




私はいつまで経っても話し始めない夏目君に少々苛立ち始めた。

相変わらず夏目君は

「あの…その…」

と、言う言葉ばかりくり返している。

そしてついに

「ねぇ、もうそろそろ話してくれてもいいんじゃない?」

と、言ってしまった。

私のいつものクセだ。

その瞬間、夏目君の表情が『しまった!』と、言うように凍りついた。

それを見て私は何故か胸が痛んだ。

『あぁ、やっちゃった…』

と。

いつもはこんな事ないのに。

変なの…

552:りっこ:2012/09/15(土) 09:20 ID:XCo

夏目君はようやく覚悟を決めたようで、何かを言い出そうとしていた。

私はそれを精一杯優しく見つめる。

そして

「相川さんって…彼氏いるの?」

と、夏目君が頬を赤らめながら言った。

私はいきなりの質問に

「え…」

と、戸惑ってしまった。

戸惑っている私を、夏目君は真っ直ぐに見つめている。






だんだんとオレンジ色に染まる空に私は焦りを感じつつも

「いるよ…」

と、答えた。

すると夏目君は、驚いたように目を見開くと

「そっか」

と、顔を俯かせた。

この時もまた、胸が痛んだ。

お互いに気まずそうに黙ったまま俯いていると

「でもさ」

と、夏目君が沈黙を破った。

再び夏目君に顔を向けると、いきなり夏目君が__










抱きついてきた。

553:薫(ユッピン♪):2012/09/15(土) 09:32 ID:XIg


うあああああああ!!!!

抱きついたwww

でも圭吾よりは良い…←

554:りっこ:2012/09/15(土) 11:13 ID:XCo

薫>

うん。抱きついたwww


圭吾ねぇ…

まぁ訳ありだしね…

555:りっこ:2012/09/16(日) 07:13 ID:CJM

「夏目君…!?」

私はいきなり過ぎてビックリしてしまった。

だって、彼氏が居ると言っておいたのに、いきなり抱きつくなんてありえない。

私は必死に夏目君から離れようとするも、夏目君は私が離れようとすると、もっと抱きつく力を強める。

もう私が諦め、力を抜くと、やっと離してくれた。

そして



「抵抗を止めたって事は…




僕を認めてくれたんだよね?」

と、衝撃の一言を放った。







私はあまりにも衝撃的過ぎて、硬直していた。

硬直する私に夏目君は

「これで君は…



僕のものだ…!!」

と、耳元で囁くと、屋上のドアを開けて帰って行った。

私は、ドアが閉まった音と同時に、地面にへたり込んでしまった。

もうすっかりオレンジ色に染まった空を見ながら…

556:りっこ:2012/09/16(日) 10:23 ID:CJM

私はもう抜け殻の様になっていた。

二人の人から好かれるなんて…

と、言うかこれは『三角関係』

愛実の時と全く同じ。

もしかして、あれをくり返すのか。

そう思うと悪寒が走る。

私はここに居ても仕方ないので、家に帰る事にした。




「ただいま」

と、誰も居ない部屋に挨拶をする。

「虚しいなぁ」

と、呟くと、自分の部屋に入りベッドにダイブした。

嫌な事があった時は、昔からこのベッドにダイブする。

そうすると、なんだか楽になる気がして。

でも、楽になんてならない。

ただ

自分が逃げてるだけ。

このベッドなら____

そんな希望をずっと抱いていただけ。

私は昔からずっとずっと虚しかったから…

そんな風に思ってたんだよ。

両親は仕事で家に居ないからいつもぬいぐるみを抱いて泣いてたっけ。

そして両親の代わりにベットの温もりで我慢してたなぁ。

いつか

いつかはお母さん達と一緒に居れるって信じて。

でも、そんなの結局なかった。

いつまで経っても

一人。

私。どうあがいたって虚しい人間なんだ。

すると一筋の涙が頬を伝った。

私ってば何度も何度も虚しい思いしてきたのに____

まだ寂しいなんて。

涙は止まる事無く流れ落ちてくる。

なんで

なんでなの。

私ばっかり。

557:りっこ ◆Snwg:2012/09/16(日) 12:55 ID:CJM

その時、重々しいドアの開く音がした。

それと共に

「ただいま〜」

と、お母さんの仕事で疲れたのを紛らわすような、明るい声が聞こえた。

私はまだ頬を伝う涙を拭き、階段を駆け下りた。

そして

「お母さんっ!お帰り!」

と、精一杯の笑顔で言う。

お母さんはそれを見ると優しく微笑み

「ただいま!陽奈美!」

と、明るく元気に言った。

でも

私は分かる。

お母さん、ムリしてる。

本当はしんどくて今直ぐ寝たいはずなのに…

ずっと一人の私の事を思って精一杯明るく振舞ってくれている。

嬉しい反面、ムリしないでと言う矛盾が心の中で渦巻いていた。




「はい!出来たよ!」

と、お母さんの明るい声が聞こえた。

私は急いで椅子に座った。

お母さんはそれを見ると

「そんなに楽しみ?」

と、嬉しそうに言った。

そんなお母さんの顔が私は一番大好き。




「いただきます!」

と、二人で手を合わせる。

そしてお母さんお手製のカレーライスを頬張った。

その瞬間、カレーのスパイスが口いっぱいに広がり、とっても美味しい。

そしてまた、一筋の涙が頬を伝った。

558:りっこ ◆g0EY:2012/09/16(日) 18:23 ID:/4w

もしも感想・アドバイス等あれば、言ってください!!

559:りっこ ◆g0EY:2012/09/17(月) 07:49 ID:aeg

「陽奈美!?どうしたの!?」

お母さんが目をまん丸にして言った。

私は、震えた声で

「大丈夫…」

と、言った。

だが

「泣くのには意味があるでしょう?例えば…カレーライスが美味しくなかったとか。」

と、お母さんが言うと、私は大きく首を横に振った。

お母さんはそれを見ると、なんだかホッとしたような表情を浮かべていた。

私は、喋れるか分からないけれど口を開いた。

「お母さんの…カレー…食べるの久しぶりで…なんか…懐かしくて…」

と、途切れ途切れに言った。

自分でも何を言っているか分からなかったのに、お母さんはちゃんと頷いてくれる。

やっぱり優しい…

するとお母さんは

「そうだったわね…」

と、声の震えを押し殺して言った。

自分が涙ぐんでいる事が知られたくないから抑えているのだろうが、一筋の涙が頬を伝っていた。

560:心愛:2012/09/17(月) 09:22 ID:hRg

りっこさん ストーリーも書き方も上手すぎ! もしかして本物の小説家だったりして!? いいなぁ。私のかいてる『シークレットLOVE』も読んでみて下さい!! そしてアドバイス下さい!! 絶対参考にします!!

561:りっこ ◆O7qA:2012/09/17(月) 09:33 ID:aeg

心愛さん>

上手すぎですか!?

そんな事無いですよ…

てか…小説家ですか!?

いえいえ違いますww

普通の小学生でして…


はい!

読ませていただきますね!


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