ヒヨドリです。名前聞いたことある人いるかも♪
もう、思いつきに等しいので、ガチで続くか分かりません(汗)
けど、頑張ります! ついでに、こんなアホ作も書いております。
http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1359101437/l50
YES、掛け持ち。。。
アドバイス&感想大歓迎! こちらに書いていただきたい↓
http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1363484558/l50
書き込んでくださった人がいたら、もう飛び跳ね土下座して喜ぶ。
正直恋愛入れたくない。・・・・・というか、恋愛モノ無理! ・・・・だけどその恋愛を入れてみて小説書きたいなぁ
応援よろしくです。あと、ダラダラ失礼!
prologue
本当に思いもしなかった。 まさかこんな事になるなんて・・・・・・。
私に向けられる鉄砲。顔がよく見えない男性。
呼吸をするのも気まずいくらい位の静けさと、相手から『声を出すな』というオーラと圧力。
壁に背中をべったりと付けて、相手の顔を見上げる。
・・・・・・・・・・もう、逃げられないんだ・・・・。
ごくりと生唾を飲む。 相手の顔も、輪郭も全くと言っていいほど分からない。
殺される
そう確信した。
第一章 〜3日間の恋〜
私はいたって普通の女の子。
「えっと、百合嵩 優香(yuritaka yuuka)。好きな教科は・・・・理科で、絵を描くのが好きです。これから1年
よろしくお、お願いします。」
ささやかな春。 進級して新しいクラスになった私は、少しの緊張と不安が混ざり合ってうまく話せなかった。
窓から差し込む日光が眩しくて、左の肩が余計にポカポカする。
6−1と書かれた教科書。そこに日光が当たってなおさら眩しい。
自己紹介が終わったら、すぐさま席につく。 あんまり目立つことは好きじゃないから。
6年生になったのだから、受験勉強も忙しくなるし、低学年の面倒を見るのも大変そうだ。
みんなの自己紹介聞いてたけど、別にこれといっていいのは無かったし、印象に残るのも無かった。
いたって平凡な日々。 別に飽きたってほどじゃなんだけど。
一通り自己紹介が終わったところで、担任の翔子先生(syouko sennsei)が、音を立てて手を叩いた。
「さっ、自己紹介も終わったところで、せっかくなので遊びましょうか! みんな、仲良くやってねー?」
陽気というのか、なんというのか・・・・。とても元気な先生だった。
今年初めてこの、青春小学校(あおばるしょうがっこう)にやってきた先生で、今年初めて教師として採用されたらしい。
髪の毛が短めで、先の方が少しカールしている。笑うと子供みたいで、確かに可愛い。
「グラウンドに出て・・・・・・ドッチボールでもしましょうか!」
クラスから喜びの声が聞こえる。 よっしゃーだの、早く行こーだの、喧しい。
グラウンドに出た瞬間、頬に生暖かい風が当たった。
「暑・・・・・・」
クラス替えがあってから、友達に話しかけてもいない私。むろん、一緒にグラウンドに来てくれる友達なんか
居なかった。 まぁ、一人は一人なりに楽しいのだけど。
ドッチボールははっきり言って苦手だ。
ボールが来たら、わざわざ避けなくてはならないし、ボールを取ったら投げなければいけない。
こんな不愉快な遊びを、授業中にやるなんてどんだけ不運なんだとがっかりする。
こんなのやったって、友達なんか簡単に出来る訳ないのに――
「優香ちゃん! 一緒のチームにしない?!」
いきなりそう話しかけてきたのは、クラスで一番人気者の美空(misora)ちゃん。
ショートカットの髪の毛が、サラリと動く。 私を見つめる瞳はとても綺麗で、見惚れてしまうのを、彼女は
知っているのだろうか。
「うん・・・・・・。美空ちゃんってボール運動得意だったよね?すごく嬉しい。」
私は自然と笑顔になれた。 そんな私を見て、美空ちゃんは幼い子供みたいに笑った。
「美空でいいよ?あ、私も優香って呼ぼうかな。」
こんなに簡単に友達が出来ていいのかと思うほど、あっけなく友達が出来たのだ。
新しいクラスになって1日だぞ?
私は・・・・とっても運が良いかもしれないと思えた。
「分かった。慣れてきたらそうするね。というか、誘ってくれてありがとう。ドッチではタテにさせてもらうよ。」
私が冗談気に言うと、疑いも無い透き通った美しい目で笑ってくる。
でもね、美空ちゃん。私ドッチ、まじで嫌い。
ボールがビュンビュン飛び交うの見てると、恐怖でおなか痛くなりそう。
ボール運動自体が、そんなに好きじゃないからだ。
そんな私とは反対に、美空ちゃんはボール運動全般は大好きらしい。
「ピーーー! じゃあ始めるわねー?戦闘開始!」
その掛け声と共に、ボールが上へあげられる。つまりジャンプボール。
美空ちゃんは、容赦なくボールを叩き付けた!
かっこいい。
それは、美空ちゃんと会った時の第一印象でもあった。
そういえば・・・・・・1年生の時、転んでしまった私を、苦も無く持ち上げてくれたのも、美空ちゃんだった。
そんなどうでも良い事を考えているうちに、私に向かってボールが飛んできた!
それをかばうようにして、一人の男子がボールを取って、こちらを振り返り、ニカッと笑う。
・・・・・・それはそれでいいんだけどさぁ。
あなたの名前なんだっけ?
第一関門突破出来ていない私。 あぁ、これからどうしろっていうの?!
・・・・・・まずは、友達の名前を覚えよう。なんていったって、私の学年だけで260人、クラスだけで
40人居るんだから。
さんざんさぼりまくってこのザマだ。
はい。今から書きます。 &あげ!
神様は…………本当に酷いと思う。
私を、こんな目に合わせて、何が楽しいの? 私は――――
「待って……っ死なないで――」
。。。これは、ちょっと苦い恋物語。。。
意味分かんないと思うけど、理解できるまで気長に待ってね!!
私の恋は、始業式の2日後。つまりあのドッチボールをした次の日からだ。
学校に、鉄砲を持った集団が入ってくるなんて誰が予想した?
朝、普通に起きて普通に登校したつもりだった。
集団登校だから、低学年を率いて学校まで普通に歩いてきたはずだった。
玄関に入ると、学校がとても静かに感じた。 確かに靴はあるのに、みんな何処に行ったのかな?
そう思って、階段を駆け上がった。
当然、私の口に黒い物が被さった!
「っ!!」
声が出ない!
がっしりと腕を摑まれ、身動きの取れない状態だ。 いきなりすぎて、思考が停止してしまっている。
なんなの!? ドッキリでもやってるの?
だけど、そんな考えは甘かった。
もう既に、黒い服をきた集団に囲まれていたのだ。そして、登校班で一緒の低学年の子供達も…………
「やめてっ、その子達には手を出さないで!」
私は、必死に抵抗したけど、がっしりと摑まれた腕はびくともしない。
「ー……っつ! 放してっ!」
私は、足をバタバタ動かした。 動かすと、誰かの足に当たった。
「痛って! …………このやろっ!」
どうしよう。 ボス的存在の人のすねを、思いっきり蹴っちゃった……
こ、殺される……!?
「奏太(kanata)こいつどっかにつれてけ。」
「…………」
「つれてけって言ってんだろ!!」
ボス男が、端にいた若い男に向かって何かを投げた。
男の頬からは、血が出ている。
「……わかった」
男が私の体を持ち上げる。 嘘、こんな軽々しく……! この人何者!?
「は、放してっ!!」
うぬ、ぶっ飛んだ話だねぇ……
私、こーいうの大好き♪
普通の話じゃなくてぶっ飛んだやつ好き。