続くか分かんないけど、とにかく!

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1:ヒヨドリ:2013/03/17(日) 10:54 ID:QdU

ヒヨドリです。名前聞いたことある人いるかも♪
もう、思いつきに等しいので、ガチで続くか分かりません(汗)
 けど、頑張ります!   ついでに、こんなアホ作も書いております。
http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1359101437/l50
YES、掛け持ち。。。

アドバイス&感想大歓迎! こちらに書いていただきたい↓
http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1363484558/l50
書き込んでくださった人がいたら、もう飛び跳ね土下座して喜ぶ。

正直恋愛入れたくない。・・・・・というか、恋愛モノ無理!   ・・・・だけどその恋愛を入れてみて小説書きたいなぁ
応援よろしくです。あと、ダラダラ失礼!

93:MOMO:2013/11/29(金) 21:37 ID:IIg

撃たれたーΣ(°д°")
え、生きてる?大丈夫?←w

94:ヒヨドリ:2013/12/01(日) 21:47 ID:QdU





「あ……あれ、私どうしたんだっけ……?」

 言葉にしたつもりだったけど、声は掠れていて、全くと言っていいほど外には聞こえていない。
 
 朝日が差し込んできた。右からの強い日光に私は耐えられず、目をつむった。今……何時だろう、ここ何処
の病院なんだろう。
 
 
 ゆっくりと目を開け、まくらの左横のナースコールを見た。

『目が覚めたら押してください』

 と書いてある。


 本当は体を動かすのさえ面倒くさいが、仕方ない、ボタンを押すか……。


 ボタンを押してからしばらくすると、看護婦と一緒に、美空ちゃんと翔子先生が病室に入ってきた。


「優香!」

 入ってきて、一番最初に私のベットの横に来たのは美空ちゃんだった。安心して、肩の力が一気に抜けた気
がした。…………よかった、私生きてる。生きていられたんだ。


「美空ちゃん、私……どうして此処に……?」

「やっぱり覚えてないか……。優香、あなたはショックで気を失って、此処に運ばれたんだよ」

「えっ?」
 全くと言っていいほど覚えが無かった。

「今日…………何曜日?」

「水曜日。優香が倒れたのは火曜日の夕方で、学校が襲われてから3日目」

 今日で、3日って――――

 あれ? でも、どうして――

 私は枕を起こし、2人の目を見た。


「私……何で撃たれたのに死ななかったの――?」

95:れい:2013/12/01(日) 21:59 ID:9Fk

まさかとは思うけど……まさか、麻酔銃再登場?

96:ヒヨドリ:2013/12/02(月) 19:57 ID:QdU

それは・・・・・・・・・どうだろう。。。

――――――――――――――――――――――――――――――――――


 確か、私何発も撃たれているはずなのに。

 …………その時の記憶がよみがえってくる。奏太、銃、そして警察…………


 そして、奏太が私をかばってくれた事。

 身震いした。目眩と吐き気に耐えられそうに無くて、私はめをつむって下を向いた。

「優香……ちゃん?」

 先生…………。


「先生、私なんで撃たれたのに、死ななかったの? リボルバー何とかっていう銃で、私……何発も撃たれて
 るのに」

 なぜだろう。目から涙が溢れそうになってしまった。こんなところで泣きたくないのに。

 ……なんで? だって、奏太は生きてるかもしれないのに――――。
 そうだよ、奏太だって、防弾着くらい――


「それは……、あなたが防弾チョッキを着ていたから軽傷で済んだのよ? あなたは――ね」





 防弾……チョッキ?



『なんで私にこのチョッキみたいの渡したの?』

『……暑いし、ここに置いてても仲間にばれるから……かな』


 うそ、そんなわけ――……



 コンコン

 ドアがノックされる音がした。

「失礼します。百合嵩優香さんにお話が合って窺いました」


 ……警察

97:れい:2013/12/02(月) 20:11 ID:9Fk

えっ……奏太くん……

98:ヒヨドリ:2013/12/02(月) 22:45 ID:QdU

内容があまり理解できない人は、>>19 をもう一度見てみよう・・・・・・

>れい 毎回コメントありがとうっ!

99:ヒヨドリ:2013/12/03(火) 22:53 ID:QdU


「気分はどうですか?」

 警察がこっちに来ながら問いかけて来た。

「ああ……。まあまあ……です」
「事件の事、覚えていますか? チョッキの事や、撃たれた時の事も含めて」


「チョッキ……」

 私はそう呟いた後、黙り込んでしまった。
 あの時、奏太は私を守るために防弾チョッキを着せてくれたのだろうか。自分は……奏太は何も身を守るも
のを身にまとっていないのに。




 だとしたら

「美空ちゃん、私を奏太の居る病室に連れて行って」

 そう言うと、美空ちゃんは少し戸惑って警察と翔子先生の顔を見た。警察も、翔子先生も静かに頷くだけだ
った。

「行こう」

 美空ちゃんは力の無い声で言った。
 私は自分の心に言い聞かせながら、スリッパを履き、病室を出た。


 大丈夫。

 何もない。


 頭はまだ少し重かったけど、ゆっくり一歩ずつ歩いた。……でも、なぜだろう。


 目から涙が一粒、頬をすべった。

 なんで……ここで涙が…………。



 階段を降りたすぐそこの病室に、私は一人で入った。カラカラとドアが開き、私が手を放すと、またカラカ
ラと音を立てて、元に戻る。

 そんな一つ一つの動作が、怖くて仕方が無かった。








 奏太は一番奥のベットに息をせずに眠っていた。

100:MOMO:2013/12/07(土) 21:34 ID:IIg

Σ(°Д°")…え
え!?
息してなi?!((
Bad∞END∞N((
奏太ぁぁぁry w

101:ヒヨドリ:2013/12/08(日) 14:54 ID:QdU


>MOMO様
小説に悪戦苦闘です。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「かな……た」


 私はベットの横に座り込んだ。
 体の力が抜けているはずなのに、足の震えが止まらない。


 私はそっと、奏太の頬に触れてみる。まだ…………少しだけ温かかった。


「あれ……」

 …………奏太は運ばれる前に私に何か言った気がする。

 それが何か思い出せないうちに、目頭が熱くなり、絶えず涙が溢れてきた。

 涙が次々に溢れてくる。もう目の前に誰が居るのか分からなくなるほど、視界がぼやけた。私には、どうし
ようもなかった。

「…………っ。うっ……っ」


 奏太はもう居ない、そう感じさせられた。

 ごめんなさい。今思うとどうして言えなかったんだろうって思う。



心から、“ありがとう”って言えなかった。



「ありがとう……ありがとう、私を……みんなを助けてくれてっ……」

 泣きながら精一杯言った。でも……もう届かない。


 奏太には届かないんだよ。
 目の前に居るのに。



 奏太、最後に私に言ったのって『幸せになれよ』だったよね。

 なのに、私ありがとうって。ごめんねって。それに一番大事なことも伝えられないでいたんだよ。
 なんで伝えなかったんだろう。
 どうして言わなかったんだろ。
 チャンスはいっぱいあったのに。

 私はわんわんと声を上げて泣いた。

 まるで…………奏太と昔からの知り合いだったように。


「こんな私を守ってくれたの? 幸せになってほしいって思ったの? だって奏太は――――」

 私の所為で死んだのに。


「ありがとう」



 こんな私に未来をくれて。
 もう伝わらないって分かってる。 でも






「ありがとう。私、奏太のこと大好きでした」








 

102:ヒヨドリ:2013/12/08(日) 15:22 ID:QdU




――――10数年後――――

「優香!!」

 私は名前を呼ばれて振り向いた。

「あっ、美空。聞いて!!教員の2時試験受かったの!!」

「良かったじゃない!おめでとう」

「これで夢が叶った。私も…………奏太みたいに………………なれるかな」

 私は少し微笑みながら空を見た。
 真っ青で、透き通っていて、雲がひとつも無いこの青空。私はこの空が大好きだ。


「奏太って……あの人だよね。小学生の時に私達を助けてくれた……」
 美空はちょっとだけ心配そうな表情で、私の顔を覗き込んだ。

「うん、すごいよね。向こうの組織に入っていたのに、誰一人傷つけずに30人以上も助けたんだから」

 後から調べて分かったが、奏太が最後に使った銃も、私に撃ったのと同じ。例の睡眠銃だった。
 やっぱり私の初恋の人だよ、奏太は。


 春風が優しく頬を撫でた。


 桜の花びらが美しく散っている。空に重ねてみると、薄ピンク色の桜が青色の空にとても映える。



「私はこれから……どんな人になれるだろう。今の私なら奏太までは行かないけど……いつか追いつきたい。
 いや、それ以上だって行ける気がするの」


 自分がどんな立場に立ったって、未来ある子供達を守れると言い切る自身がある。




 次は私が伝えていくんだ。



 それが3日間の恋が教えてくれた


 



 奏太から私へのメッセージだと思うから。





 

                       〜never ending story〜
 

103:愛乃れい:2013/12/09(月) 21:47 ID:9Fk

うわぁぁぁぁん•°•(>0<)•°•
オレも奏太好きだよぉ……グスン。

決して終わらない物語か…感動した

104:ヒヨドリ:2013/12/11(水) 19:15 ID:QdU

>れい

ありがとう。


やっと7ヶ月近くかかって、やっと終える事が出来ました。
これは見てくださった方や、麗や、MOMOさんたちのおかげです。

さち様や、空き缶様、評価してくださった方々にとても感謝いたします。
これで、ヒヨドリが完成させた物語は2つとなりました。


応援してくださった方々、ROMでも見てくださった人に最高に感謝感激です。



次回作品も考えております。

次の名も、「ヒヨドリ」で行こうかな、と思っています。

次回作品もお楽しみに! 応援ありがとうございました。 ぜひ感想ください。

105:MOMO:2013/12/11(水) 22:39 ID:IIg

最後感動ー(((*´∀`°*)))

次回作も楽しみに待ってます!♪^^

106:れい:2013/12/11(水) 23:56 ID:9Fk

次回作待っとるよーん!

107:スパイク:2018/03/11(日) 16:02

あげ……|ω・)

108:スパイク:2018/03/11(日) 16:02

ええ、五年もたったのか…


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