気づいたら、好きになっていたの。
君の事ばかり、考えてしまうの。
気づいたら、想いに蓋が出来なくて。
君の事しか、考えれなくて。
もし、君を忘れてしまっても。
もし、君がいなくなっても。
繰り返し、恋をするんだよ。
だってね、
恋するために、
生まれてきたから。
こんにちは、美影です。
空ラビ、という名前でもあります。
さてさて、今から始まるお話は、恋愛小説です。
小説をかくのを、途中で放棄してしまうかもしれません。
ですが、スレ主は、コメントしてくださると、すごく力になる人間です。
どうか、文章もぐだぐだで下手だとしても見放さないでやってくださいw
次から、物語は始まります。
皆さんに楽しんでもらえるお話となりますように、頑張りたいと思います。
いつの日か、交わした約束。
もう、覚えてもいないかな。
でもね、私はいつまでも覚えてる。
あの日の言葉、大人になって、君に相応しい私になったら、
絶対に、言ってよね…?
私の返事は、いつまでも変わらないから、安心してよ、ばか。
東宮高校の2年生。
小柄で、素直じゃない、守りたくなるような可愛らしい少女がそこにはいた。
シラサカ チナ
名前は、白坂 知菜 という。
みんなから、ちぃ、と呼ばれ愛されるその少女には、ある悩みがあった。
「何で…、一緒にいたいって思っちゃうのかな。」
ある人を、恋愛感情で好きなのか、それとも友達として、なのか。
そんな、悩み……
教室について、席に座り、一息つくと。
「ちぃ〜っ!おはよぉ、あれれ?なんだか、元気がないぞっ、ご飯いっぱい食べないとぉ!」
親友である、
シンタニ リン
新谷 鈴 の甘ったるい挨拶が聞こえる。りんは、喋り口調がのろくて、いわゆる、ぶりっこのような感じ。
口調だけは、だよ?りんは、誰よりも思いやりのある優しい子。
「えへへ…、ちょっとね。今日、帰り時間ある?相談したくって。」
だからほら、甘えちゃう。
「うんうんっ、暇だよぉ、何でも言ってっ、ちぃの為なら、時間なんていくらでもあげちゃうっ」
そういって、にっこり笑うりんに安心する。
そうだ、変わってるのは私の心だけだ。
少し落ち着いてきたのに、君はまた私を焦らせる。
「ちぃ、はよ。…何かあったか?」
顔をのぞきこんで挨拶してくる、私の悩みの元凶は、自分が原因だとも知らずに私を心配している。
「だ、だいじょぶ…です。」
「なんだよ、敬語?って、顔赤くない?」
そうやって、私を気にかけてくれちゃうから、
どんどん、分かんなくなるじゃん…
私が、「あーっ…」と悩んでいれば、君は不思議そうな顔をする。
その、「君」こそが
クロサキ シグレ
黒崎 時雨
通称 シグ。 イケメン王子と呼ばれているほど、人気の高い男子。
…私の、幼馴染みだ。
「なぁ、ホント無理してない?顔赤くなったり、苦しそうな顔したりさ。」
優しい、完璧すぎるシグは、幼馴染みだからか私の事をいつも気にかけてくれる。
だから、シグの事、好きになってしまいそうなのは仕方ない。
今は、本当に好きなのか分かっていないけど……
「本当に、大丈夫だから。ちょっと考え事してて、ね?」
苦し紛れの、そんな嘘。
シグは、納得していないような顔で
「ん、わかった…」と小さく呟いて自分の席へと行ってしまった。
優しい優しいシグは、私の嘘に気づいている。
なんて、分かんないけどね。
今日も、またシグの事ばかりを考えて、授業が始まる。
好きなのか、それとも…
この気持ちに気づけるのはいつの日かな、と考えながら、私はノートを開いた。
美影)小説はじめたんだね!私恋愛系好きだなー更新まってるよ!頑張れっ!
8:美影◆mU:2015/11/20(金) 19:36 ID:xlg
>>7
なな
ありがとうっ、更新頑張るねっ♪
「ああーっ、疲れた…」
4時間目の終わりを告げるチャイムの音を聞きながら、そう口にしてしまうのは当たり前…だよね?
勉強は、人並みより少し上くらいのレベル。といっても、ほぼほぼ平均な私にとって、授業は楽しいものではない。
しかも、今くらいの時間だとお腹がすくからね…
お弁当食べよ、と思って、りんをきょろきょろと探していたら、後ろに
「さーぁ、ちぃっ!もりもりご飯を食べましょぉ!腹が減っては、戰は出来ぬって言うからねぇ。」
とニコニコと笑いながら、机をくっつけるりんがいた。
「なんだ、後ろにいたの。じゃ、食べよっか!」
安心したように私が笑って、言えば、
「そぉだね!いただきまぁす♪」
と言って、女子力の高いお弁当をいそいそと開けるりんを見ながら、私もお弁当を開けた。
いざっ、いただきま「白坂、」
…、誰?私のお弁当タイムを邪魔したの……
「白坂、ちょっと、いいか?」
は、…………。
「あ、はい…」
なんと、私をよんだのは、
「あれってぇ、あ…、生徒会長の、
ホウジョウ ハルト
北条 春人、先輩だよぉ…?
ちぃ、いってらっしゃい。」
一度も話した事のない、学校全員の憧れ、生徒会長様でした…
「ごめんな、お昼ご飯中に。でも、今伝えたくて…」
先輩についていくと、そこは空き教室。少し埃っぽい。
先輩は、最初にそう謝った。
「確かに最初は、なんてヤローだ、と思いました。」
なんて、言えるわけないけどね。
私達の間に、静寂が訪れる。あれ、あれれ、この空気って、もしかして、
いや、勘違いだよね。こんなカッコいい人が、私の事…
「前に、白坂を見かけてから、ずっと白坂の事しか考えれなくなった。
…、一目惚れ、信じてなかったけど、これがそうだと思う。
好きです。付き合って、ください…」
私みたいな後輩に敬語を使ってまで、告白した先輩。
え、いや、待って、
「えっと、先輩が…私を好きって、事ですか…?」
あたふたしながら、私がそう聞けば、先輩はふわっと笑って、
「そう、白坂の事、好きなんだ。あ、もしかして、あの幼馴染み君と付き合ってたり、する?」
とくん、心が揺れた。
幼馴染みって、シグの事だよね…?
「い…や、付き合ってないです。」
うつ向いてそういえば、先輩はホッとしたように、
「なら、まだ頑張っていいかな。白坂、俺の事知らないって顔してる。
これから、知ってもらうから。
さ、かえろ。埃っぽくて嫌だよな」
そういって、ドアを開いてくれる先輩。
優しいなーということと、告白されたのが信じられなくて、ボーッとしていた私は気づかなかった。
ドアの反対側にいたシグと、先輩が睨みあっていた事を。
是非、コメントしてくださると嬉しいですっ。
「ちーぃ!ちぃ?あ、やっと戻ってきたぁ…。さっきねぇ、先輩と帰ってきたんだけどぉ、ちぃずっと上の空でねぇ?何かあったぁ…?」
りんの心配そうな声で我にかえる。気づけば、もう教室の自分の席に座っていて、お昼の時間は終わろうとしていた。
お昼ご飯、食べれてない…けど、そんな事はどうでもいい。
「……りん、今日の帰り、結構時間ある?」
机に突っ伏して、淡々とそう聞けば、空気感の分かるりんは、いつもの猫撫で声をやめて、
「うん、大丈夫だよ。」
とだけ言って、静かに席に戻っていった。
私の事をよく知っている、りんだから分かる事。私が上の空になる時は、決まって何か悩みがある。
そして、りんは普通のりんに戻るんだ。
それも、りんがぶりっこの様にしているのに関係しているけど…、それはまた別の話。
私は、時間がゆっくりと過ぎていくのを感じながら、放課後がくるのを待っていた。
教室から、ほとんどの人がいなくなった。
りんが、私のもとへ駆け寄ってきて、
「カフェ、行こっか。私が奢ってあげるよ。…ね、抱え込まないでよ?」
完璧に素に戻ったりん。優しい、頼りになるりん。
「うん、ありがと…っ。」
私が小さい小さい声で呟いても、にっこり笑ってくれるりんは、誰よりも可愛い。
カフェについて、それぞれ好きな飲み物を頼む。りんが、奢ってくれるからって、高いものにはしませんっ。
何分かたって、私が少し改まったように「あ、あのね…?」
と言えば、静かに頷いて、話を聞く体制になるりん。
ゆっくりと、話しだす私。
「あのね…、私さ、シグの事好き……、かもしれなくて。でも、なんかよく分からなくてね。
もしかしたら、幼馴染みでずっと一緒にいる、家族の好きみたいなのを勘違いしてるのかな?とかも、考えてさ。」
そう言って、少しだけ笑ってみせる。
そうすれば、りんは
「うん、そっか。」
と言って、小さく笑う。
「それでね、まずその事を悩んでたんだけど…、今日新しく悩みが出来ちゃって。
私、先輩に告白…されたの。
あんなにカッコいい人に好きでいてもらえるって、すごいよね。ほんと。
先輩の事、ちゃんと知っていけば、素敵な恋出来るかなって。」
そう言った私。これは、本当の気持ち。
シグの事を気になってはいるのは、確か。だけど、私だって叶う恋がしたい。
そう言った私に、りんは思いがけない事を言った。
「私、ちぃと先輩の事、応援出来ないよ…?」
泣きそうな声でいったりんに、私は驚きが隠せなかった。
「応援難しいかな、大丈夫…。りんに迷惑はかけないようにするから…」
私も、りんと同じ泣きそうな声だったと思う。
大好きで、大切な親友に悲しそうな表情をさせてしまっているのだから。
「違うよ…。私は…っ、自分に素直なちぃが好きなの。
本当の気持ちとか、勝手に決めつけて、先輩の気持ちを無駄にしたくないって、思ってる。
でもっ。それは、違うよ…?先輩だって、先輩を無理矢理好きだと思って、付き合ってほしいなんて思ってないっ
私は…っ、時雨君といるとき楽しそうに、嬉しそうに、幸せそうに笑ってるちぃの親友でいたいから…」
りんの、綺麗な頬に涙が伝う。
そっか。りんは私の好きな人を気づいてたんだね…?
私の好きな人が…、
「ありがと、りん。私、もう迷わない。私、シグが好き。」
黒崎時雨、だって事を。
コメント、お待ちしていますっ
面白いっ!!恋愛系好きなので面白いです(*^o^*)
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