ヤンデレ小説書いてけ

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1:匿名:2016/03/10(木) 23:55 ID:tAw

みんなでヤンデレ小説を書くスレ。
ルールとしては、長々と書かないこと。
台本書きも、できるだけ避けてください。
万が一1000に達した場合は、次のを誰かが適当に立ててください。

15:鈴谷雀:2016/04/07(木) 01:42 ID:M1o

>>15
ありがとうございます!

個人的に「好き好き好き超好き」がストレートに出てるのも好きですが、
「いつの間にか好きになってたけど客観的に見るとおかしいことしてる」
みたいな・・ええと・・・そういうのがすごく好きです!

16:ちょけ◆ww:2016/04/07(木) 10:19 ID:ZYQ

>>15
そう、それ。
いいよね。直球なのもいいけど、こういうのも好き。

17:ちょけ◆ww:2016/04/07(木) 10:20 ID:ZYQ

あー、すみません。いっつもこんな感じだから、敬語じゃなくなっちゃって。

18:じゃじゃん:2016/04/07(木) 20:35 ID:WFY

※百合注意

「ねえ茜ちゃん。由美の事、好き?」

可愛らしい丸い瞳が私を見つめる。
私の腕のなかに隠れるように。
大事な、大事な彼女の由美ちゃん。

「うん、大好き」

「へへ……。嬉しいなぁ」

もう一度見つめあってから、そっと唇を重ねる。何回も、何回も。唇がヒリヒリと痛むまで。

「……っ!?」

茜の唇に痛みが走った。それに連なってポタリと血が垂れる。

「茜ちゃん……茜ちゃん。昨日さ、隣のクラスの子と喋ってなかった?」

優しく握られていた手も、次第に強く握られていった。

「誰も……どうせ由美の事なんて……。好きにならないんだ……。私はみんなから捨てられる!」

茜はそんな由美を見ながら、ただ一人震えた。勿論、恐怖もあった。しかしいつも優しく可愛らしい由美が感情的になった事に少しだけ興奮してしまったのだ。

「由美ちゃん……私は由美ちゃんが一番好きだよ? どんな由美ちゃんでも……」

これが本音だ。しかしいつもとは違う由美が見たいという衝動を押さえきれない。

「そうだね。私も由美ちゃんの事嫌いだよ。由美ちゃんはみんなに捨てられるんだね」

こう言ったらどんな反応をしてくれるのかな……?私の事、殴ってくれる?蹴ってくれる?
……ふふ、凄く期待しちゃう。

「じゃあもういいよ。やっぱり茜ちゃんも、あいつらと一緒だったんだね」

ジャラッと低い音がなる。鎖だ。

由美ちゃんに鎖で縛って貰える……。
もしかしたら、私死んじゃうかも。
でも……私は色んな由美ちゃんが見れて幸せだよ?

「やっぱり、ずっと好きな人といるには、こうするしか無いんだよね。ね? 茜ちゃん」

「そうだね……私、由美ちゃん好き。由美ちゃんが好き……」

由美ちゃんと一緒なら……
私は幸せ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

狂ってる百合っ娘が書きたかった……
そして皆さんヤンデレ素晴らしい。

19:佐藤花子◆ro:2016/04/10(日) 01:19 ID:yv2

>>18
好みのシチュすぎて感涙……狂ってる子可愛い……

20:じゃじゃん:2016/04/10(日) 09:50 ID:WFY

>>19目から汗が出てきたじゃないか……

21:ムクロ氏@太ももを影からこっそり見守り隊:2016/04/10(日) 17:56 ID:3uI

「束縛の呪い?」

そう聞くと、彼女は笑って言った。

「ええ。束縛の呪いです。そういうものが載っている本、ありません?」

最近、うちの古本屋によくやって来るようになった彼女。彼女は中学生らしく、呪いだの魔法だのの本を探している、いわゆる厨二病ってやつにかかっている子だった。

「魔法でもいいんです」
「そういう本ね〜。ちょっと待っててね〜」

店の奥へと僕は進む。

彼女は最初、僕に言った。
嫌いな人を呪い殺せる本ってありませんか?……と。
僕はふと、とある漫画のことを言っているのかと思って、そのことを尋ねた。けど、違うと首を振られた。
じゃあ、なにって聞いたら、そのまんまですって言われた。
どうして探すのかを聞くと、彼女は長々と答えた。
それはもう、逃げ出したくなるくらいに。

ちょっと気になる人がいて、その人、こういうのが好きらしいから。
ああ、でも、こういうのはこういうのでも、魔法や呪いが好きな人で、別に、誰かを殺したいって思ってる人ではなくて……。
あ、そうそう。その人、今日の朝______

結局、その本を見つけることはできなかった。
だが、分かったことがあった。
彼女は恋する乙女だったということだ。


店の奥で、『脅威の魔法!〜禁断の魔術』という分厚い本を見つけ、それを手に取り彼女のもとへ持っていく。

埃を被っている本は、彼女を待っていたかのように、長い年月を経て、ようやく外に出た。

「これでいい?」

彼女に渡すと、彼女はハイッと明るい声で返事をした。

「ありがとうございます!」

本を買って、彼女は店から出る。
その楽しそうに揺れる背を見送り、僕は一服する。

魔法だの呪いだのなんだのと、彼女は大分楽しそうだな。
恋する乙女が厨二病になったら、あんなに怖いのかねぇ、と煙を口から出す。

「すいませーん」

おや、新たなお客様だ。
どれどれと僕はその人のもとへ行く。

「おや、君か」
「あはは……。あの、この前探していた本って……」
「ああ、昨日倉庫から見つけたよ。ちょっと待っててね〜」

彼もまた、恋する人間だった。そして、もとからそういうものが好きなせいか、恋してからは恋愛系の魔術や呪いの本を買い始めた。

「これね」
「はい、そうです!」

そして僕は、彼に嫌いな人が呪い殺せる本を渡した。

22:匿名:2016/04/10(日) 20:21 ID:ZYQ

いつも思うけど……ここのヤンデレ小説は素晴らしいな!
参考になるよ。

23:みえ様◆ro:2016/04/16(土) 16:11 ID:qq.

 君の顔が傷つけられて、どんどん醜くなっている。
君の美しい魂の輝きだけが、君の魅力だ。
君は怯えているようだ。心配することはないのに。麻酔は打ってある。痛くも苦しくもないはずなのに。
ただ少し、容姿が醜くなるだけのこと。

 君の魂の姿はとても美しく幻想的でありながら、しっかりと地に脚をつけている。
君はそれを知らない。一番の魅力を、他の誰も、君自身も知らない。
どんなに容姿が醜くなろうとも、それはただの入れ物に過ぎない。
入れ物に惹かれることもあるだろうが、何よりも大事なのは中身だと、世間も、君も言う。
ならば、君の入れ物に少し傷がつくだけで、そこまで苦しむ必要はないだろう。
魂は今も美しく、儚いようでいてたしかに、叫んでいる。存在を主張している。
さながら、踏まれながらも気高く咲く雑草のように。

 この美しさは消えない。
だから、君が苦しむ必要はなく、容姿で人を判断するようなクズは君に寄り付かない。
なかなかいいだろう。君はただ一人の寵愛を受けるだけでいい。それが望ましい。
理想の状態に君は近づいていく。

 君は、どうして助けてくれないの、と言った。

 愛されていることに気がついていないのだろうか。
ああ、君はなんて愚かで純真なのか。

 答えを教えられると、君は力なさげに笑った。

 ああ、嬉しい。そう言って。




二人称小説って難しいっすね。
過疎ってて悲しいんで書きました。

24:ちょけ◆ww age:2016/04/16(土) 18:16 ID:ZYQ

過疎ったか、悲しいのぉ……

25:ムクロ氏@太ももを影からこっそり見守り隊:2016/04/16(土) 18:54 ID:3uI

誰か書きなさいなー(*´∀`)
じゃないと、私のヤンデレ(?)小説が増えるぞー(г´∀`)г



周りがキラキラしてる、輝いてる!
綺麗な虹みたいに!
恋をしていると自覚したら、こんなにも世界が変わるなんて!超最高だよねっ!

ルンルン気分でスキップしながらあたしは綺麗な青に感動する。
こんなにも綺麗な青があるなんて!

スキップしてスキップして、綺麗な青に近づいて、その青に見惚れる。
本当に綺麗、なんて綺麗!

この青は人を惹き付ける。
この青であたしは恋に落ちた。
綺麗な綺麗な青い目。綺麗な虹彩。全てを包み込む海と同じ色。
あたしはこの色が大好き!
どんな色よりも、この青が一番!

「でもなあ……」

なんでかなあ。キラキラしてないんだよね。
どうして?入れ物に入れていないから?
入れ物はもう機能してないのに……どうしよ。このままキラキラしてない青でも、綺麗だからいいけど、でもキラキラしてる方が好きだなあ。

恋したと気づいたとき見た、あのキラキラした青がいい。
このままの青も好きだけど、やっぱりキラキラが好き。

「……じゃあ、どうしよっか」

あたしは、体を失った入れ物を抱えて呟いた。

26:ちょけ◆ww age:2016/04/17(日) 18:05 ID:ZYQ

それじゃ、とある作品に影響を受けて私も書くよ。多分知ってる人は、「まんまじゃねーかくそ!」っていうと思うよ。



その人は、とても、とても美しい人だった。
華奢な体躯、透き通るような肌、瞳。
外見だけではない、心までも、美しい人だった。
僕を心から愛してくれた。

僕も、もちろん、彼女を心から愛していた。

……けれど、この世に、もう彼女はいない。
相容れない二人だったのだ、もう諦めろ。父に言われた。

信じられなかった。あっちこっちを探し回った。
いなかった、どの街にも、どの国にも、どこにもいなかった。



重苦しい扉を開ける、真っ黒な、禍々しい本が浮いていた。


彼女のいないこの世は、もう価値がない。
本は、僕の手に収まると、勝手に表紙が開いた。
「やめろ!」
「やめなさい! その本がどんなものなのか、分かっているの!?」

わかっている。分かっているから、こうして、本を手に入れたのだ。
彼女がいれば、こんなことはしなかった。愚かなものたち、後悔しても、もう遅い。


「……壊せ……全てを壊せ!」


大きく、空間が割れる。全てが吸い込まれていく。
世界が壊れていく、崩れていく、必要のない全てが、滅ぼされていく。

これでいい……これでいい。

僕は、泣きながら笑った。



拙すぎた。
今度、リメイクするかもしれない。

27:鈴谷雀:2016/04/17(日) 18:50 ID:/v.

『彼女は僕に、オレンジ色の、
彼女は僕に向かって、赤みのかかった明るい
その笑顔は、彼女の……
あの子は僕に向かって、
それはある日の』
僕は原稿用紙を一枚目破り捨て、一気に丸めるとゴミ箱に放り混んだ。
元々集中力のある人間ではない。
紙くずの山しかここにはないと言うのに、ぐしゃぐしゃに塗ったインクよりも饐えた臭いが鼻孔に充満すると、
ボールペンの動きが完全に止まってしまった。

ふわんと脳が揺れ続けどこか気怠い、体が後方に傾きそのまま床に倒れ込むと、天井には見慣れないシミがいくつもこびり付いていたことに気づいた。
ずっと握っていた手もそうであるが、脳も目も相当に疲れていたらしい。
真上にショウジョウバエだかゴキブリか何かが天井にへばりつき、這い回ろうとも心の中に鬱屈とした陰りはなかった。

それもそう、黒塗りにまた黒を塗りたくっても、彼女が恋人である僕の目の前で崖から飛び降りた記憶は、あの害虫がいる如きで消えはしない。
床から伝わる何かが這い回り、ビニール袋と擦れ合う不快な音を聞いても然りだ、ここには暗い群青の景色と音しかない。

下の方で、親や弟たちが楽しげに何か語らっているような声が微かに耳に届く。
僕が失ったものについてはあの時慰められてはいたものの、
今の何だかそれは、今までコンクリなぞ眼中にない田舎だった村が、
急に、駅の周辺だけにビジネスホテルを立てたような、薄気味悪く、それでいて不気味な違和感と隔絶さがあった。

――そうか、ならば、彼女が死んだ時にまだ僕はいるのかもしれない

馬鹿らしくも、どこか妙案地味て、そのまま疲れきった腕を伸ばし、何もない空にすうと書いた、

『彼女は海原を遠く見つめて、綺麗だねと朗らかに笑った』

その刹那、情景が見えた。
青ざめた色をした海が太陽に照らされると、爛々と光らせ息を吹き返し、
彼女の長い黒髪も背中を押したあの死神どもは、
涼やかな夕凪に乗って舞い、どこかへと散って、散ってしまった。
そして彼女は背の高い僕と目線を合わそうと、
顔を上げ、あの眩しい笑みを太陽に晒し、そして目の前の僕に笑いかけたんだ。


『綺麗だね』
「ああ、綺麗だ」


彼女の声がどこからか僕の耳朶を突き抜けていった。
あの柑橘のような爽やかな声が、そこにあると思うと、涙が止まらくなってしまった。
あの子はまだ死んでいなかった。
ただ一つ違うのは、生きる場所が少し僕と離れ、しかし確実に僕に近づいたことだった。

僕はまた上体を起こし、机に向かい合う。
原稿用紙は依然として白く、その下百枚もまた然り、
彼女と別れる気になるのはまだまだ早いようだ。


僕はまた、再度彼女を描き始める。




いつか亡くなった恋人を、延々と書き続けるシチュを書きたかったのです。

28:みえ様◆ro:2016/04/23(土) 16:22 ID:4Dc

 水の匂いがした。
昔は万物の起源と呼ばれたこともあった、水。その匂い。
君の体の中に流れていく、清らかな水の匂いだろうか。
ミネラルウォーターをごくごくと飲み、蓋を閉めようとして、君は「あっ」と声を上げる。

「蓋落としちゃった」
「拾ってやるよ」
「ありがと」

 君は無表情に礼を言い、少し考えて、わずかペットボトルに残った水を全て飲み干した。

「えっ、何故」
「落とした蓋で閉めたくないんだもん、飲み干したほうがいいかと思って。捨てといて」
「はいはい……」

 僕のほうが自販機横のごみ箱に近かったからか、君は当たり前のようにペットボトルを僕に寄越す。
仕方がないのでペットボトル用の穴から捨てる「ふりをして」、先へ歩いていってしまう君の後を追った。
カバンの中には、空のペットボトル。


 涼しげな木陰、初夏の香りだ。
ベンチに座り、二人でイヤホンを使って好きな曲を聴く。

「この曲いいよねー」
「そーだな」

 本当に好きな人ならば隣にいるだけで幸せだとはよく言うが、本当にそのとおりだと思う。
会話がなくても、ただ二人で同じ場所にいて、同じ時間を共有し、同じ曲を聞く。
ああ、なんて幸せなことか。
全曲を再生し終わった頃には日が傾いていて、涼しげな風が吹いていた。

 君は急に立ち上がって、身体を伸ばしながら振り向く。

「そろそろ戻ろ?」
「……うん」

 自分のイヤホンを回収し、君が使っていたほうは左だと確認する。
忘れないように、こそっとケータイでメモを取った。


「ただいま」
「お帰りなさい」

 いたって普通の一般家庭。僕の部屋も勿論普通だ。
鍵をつけているので誰にも見られないようにはなっているが、やましいものがあるわけではない。
がちゃりとドアノブをひねり、もう一度ただいま、と言う。
ここにはあの子がいるのだから、当然だ。
カバンを開けて、イヤホンを取り出す。
音楽を聴くのではない。あの子が使っていた左のイヤーピースを取り出し、口に含んだ。
ペットボトルには水を入れて、全部飲み干した。
壁に張り付いているあの子を見て、相変わらず可愛いなあ、と思わずにやけてしまう。
君の姿を他に見られるだけで不快なのだから、鍵をつけるのも当然だろう。

 こんな可愛い子が彼女で、僕は本当に幸せ者だ。


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