小説ぼちぼち書きます。
荒らしは厳禁だけど、コメント、アドバイスは全裸待機してます(*´꒳`*)
小説は普通に門外漢ですので文の形式とか適当です!
間違えてたりおかしかったら、笑いながら教えてください。
あと仲良くしてくれる人は年中無休で募集中です。
(´-`).。oO(葉っぱに知り合いほしい……)
長い前書きになっちゃったけど、よろしくお願いします!
>>11
おおっと、ミス発見!
話数が第1話なのが正解です。第1話は果てしてマル何まで続くのか……。
>>13
有難う御座いますw
良ければ小説家になろう版も是非()
⁂第1話「隠れ家・三月荘B」
耳元で騒ぐ嘉月に、ガシガシと自分の頭を乱雑に掻くと溜め息を零す。
そして、弥生は観念して横の嘉月に向き合う。
「分かった分かった、取り敢えず大人しく座れ。……ったく、で? どんな用でそこまで騒ぐんだ?」
ようやく話を聞く体勢に嘉月は目を輝かせて言った。
「大掃除! しようっ!」
「……はあ」
大掃除ー、大掃除ーと目を輝かせ騒ぎ立てる嘉月。
予想もしていなかった出来事に、思わず弥生は面食らってしまっていた。
そんな彼に一生懸命に想いを伝えたいという様に、嘉月は足りない言葉で懸命に言葉を紡ぐ。
「掃除って、ええっとー、なんていうか、物に対してありがとうっていうか、感謝を伝えられるから、うーん……」
嘉月は何度も言葉に詰まってしまうが、その続きを急かすことなく弥生は待った。
「……それって、すっごく大切で、ドキドキで、目一杯楽しいことだと思う。私たちがこれから過ごす場所だよ? ぜーったい! ピッカピカにする方が、みーんな、いーっぱい幸せだと思うの」
「……そうだな」
だよね、ねっねっ!といつものようにきゃぷぷと笑う嘉月に、弥生もまた、微笑みかけた。
満足そうに笑うと、嘉月は椿が淹れた紅茶に口をつけた。
ふんわりと、やさしく苺の香りが口内を駆ける。辺り一帯にも、その柔らかな甘い香りが広がった。
「俺らが過ごす、大切な場所だからな」
弥生はそう言うと、よいしょと立ち上がり、掃除道具を近所の人に借りてくると言って部屋をあとにした。
残された椿は、ちらりと同じく部屋に残る小さな少女を見て、微笑む。
「明日はいい天気だといいわね」
きゃぷぷ。
2人は図ったように、一緒に窓の外を見る。
窓の向こうには、高台ならではの見晴らしのよい景色と、綺麗な夕焼け模様が見える。
「きーっと晴れますね!」
ほのかに苺が香った。
⁂第1話「隠れ家・三月荘C」
雲ひとつない、薄い水の空が高い。
太陽はまだ南よりも東に近く、ゆっくりと地面を照らし始めたばかりで肌寒い。
その空の下、集まったメンバーはまだ薄く目を開き始めたばかりで、どこか眠たげだ。
薄茶色の髪をした少女は、爛々と目を輝かせていたが。
「あーーー、っつーわけで皆で楽しくハイツ・元命をキレイにしましょー」
中心にいた人物――もちろんリーダーである弥生――がそういうと、面々も小さくオオー、っと声を出す。
元気よくそれに答えたのは発案者である嘉月だけだ。
普段こういうノリに強い燕(つばめ)も滅法朝に弱いらしく、気のせいか、高い位置でいつも縛られている髪も、シュンとして見えた。
「とりあえず、今回の目的は元は駐車場であったこの場所の雑草の排除。ビルディングの壁の清掃、蔦の撤去。それと、非常階段の簡易的な補強だな」
「はーいっ!りょーっかいでーす!」
ビシッと嘉月が敬礼する。
くるりと体を回転させ、霞の腕をとると、行こ行こっと除草に移り始める。
周りもそれに倣って、散り散りと行動を開始した。