デジタルな価値観、リアルの価値観。

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1:越後 小説家になろうでは寝倉として活動中。:2016/11/03(木) 11:07

どうも。こちらで小説を出すのは初めてとなりますでしょうか。
今回連載させて頂く小説は、小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載している同名の小説に加筆修正を加えたものです。
宜しければどうぞ、ご覧になってください。

2:越後 小説家になろうでは寝倉として活動中。:2016/11/03(木) 11:12

【前文。】

今、この世の中には、所謂「オタク文化」と呼ばれる事もあるような、サブカルチャーが出回っている。

当然、それを快く思わず、攻撃する人だっている。

その一方で、だ。

そんな「下らない」呼ばわりされるような文化は、

時に、世界中を巻き込む現象に発展する事がある。

時に、多くの人を感動させる事がある。

そして、人同士を繋ぐ力がある。

これは、そんな物に入り浸っていた俺が、ある夏を境に体験する事になった、



ある、青春の物語。

3:越後 小説家になろうでは寝倉として活動中。:2016/11/03(木) 11:19

【プロローグ:全八章を分割したものとなります。】

暑苦しい気温、
押し寄せる熱気、
雲一つ無い空。

そんなものを窓の外に迎えながら、俺はとある部活の活動をしている。
室内だってのもここが文化部(なはず)だから納得出来るし、夏休み中に学校に居るのも部活だから分かる。
だがな?
薄暗い部屋でPCの前に座ってるだけで部活になるのかとは思うよな?
しかも無駄にだだっ広い部屋に俺1人だぞ?
ほぼ端から見れば変人じゃねぇか。

まぁそんな居るだけでSAN値がガリガリ削られる部屋に居るわけなんだが...
...どうしてこうなった。

4:越後 小説家になろうでは寝倉として活動中。:2016/11/03(木) 11:37

【前述の訂正。全八章ではなく全六章でした。申し訳ない。後、プロローグの名称は「俺なりの価値観」です。】

と、不意にドアが叩かれた。一瞬誰だと思ったが...そもそもここに来る人なんてたかが知れてる。
「いやっほ〜!調子はどうだ〜い?」
...この人が今俺がこんな状況になっている原因を作った人。
この部活(?)の顧問、水上(ミナカミ)先生だ。

元はと言えば、俺が高2になって直ぐの時まで遡る。
クラスメイト、担任が変わったから、という理由で、「自己紹介カードを書け」という小学生染みた事をやる羽目になった。
当然そこには「趣味·特技」の欄があるわけだ。特に書くことも無かった俺は仕方なくその時何だかんだで一番良くやっていた「ゲーム」を書いた。

それが誤算だった。

何故か先生と趣味が(表向きは)完全に一致し、そのままのヤケクソ気味なテンションで意気投合。結果、調子に乗った先生が勝手に変な部活を作りやがった、と...

なにこれ。改めて考えるとやっぱ行動力有りすぎ。何処の夜空さんだよ。
これ私立じゃなかったらアウトだぞ。
とまぁそんな感じの経緯の結果、今に至った訳だ。

5:越後:2016/11/03(木) 12:28

【大体三話分でなろう版の一章分な感じで書いて行きます。】
さて、では回想も終わったところで現実へと戻ってきた訳だが...
「いや、調子はどうもこうもありませんよ。そもそも部員俺だけって時点で可笑しいでしょう?」
...大分正論を言った筈なんだが先生からは「え〜?そうかな〜?」という言葉が帰ってくるだけ。マイペース過ぎんだろこの人。
「いや、はぐらかさないで下さい?というか真面目に1人だけで延々ゲームやるだけの部活とか悲しいんでせめて先生」
「ちょっと立て込み中だからね〜。こっちはこっちで忙しいんだよ色々と。てなわけで悪いんだけど部員集めはなるべく自分でお願い〜」
「いやちょっと何出ていこうとしてるんですかちょっとおおおおおおぉぉぉおおぉお!?」

...また1人になった部室で、俺は頭を垂れる。
あの人一応設立者扱いなはずだよね?
なんで設立者があんなに自分勝手なわけ?大丈夫なのこの部活?

ここで時計を見た。まだ終了時間まで30分以上ある。
まぁいつも通りグダグダ過ごしてればそのくらい経つだろ。
と言うことで文字通りグダグダ過ごし、結局あっという間に終了時間となった。

「さて、んじゃ帰るか...」
そう呟いてバッグを持った瞬間、

再びドアが叩かれた。

6:きの仔◆sw:2016/11/03(木) 22:38

お邪魔します、こんばんは(*´-`)

小説家になろうも読んできました!
評価も残していこうと思ったのですが、ログインが必要だったので……(すみません;;)
こっちよりも進んでいたので続きが読めて大満足です。
ラノベ感っていうか、なんていうか……
ギャグ強で面白かったです╰(*´︶`*)╯

続き楽しみに待ってます(੭ु 。'ω' )੭ु⁾⁾♡

7:越後:2016/11/04(金) 00:15

>>6 有難う御座います!まぁラノベ意識して書いてますしぶっ飛んでる所には目を瞑って頂ければ( プロローグ-2:出会いの価値観】

何だ...また先生か?何しに来たんだよ今度は...
そう思いながら扉を開けると...

そこに立っていたのは先生ではなく、見知らぬ1人の少女だった。

.........................................誰?
身長...は対して変わらないし同年代か?...にしても誰?
頭の中が疑問符で埋め尽くされていく俺だったが、「彼女」はそんなことも知らずに話しかけてきた。
「ふーん...あんたがこの部の部長?」
...何かツンツンしてる奴だな。どっかで見たぞこんな奴。二次元で。
それにしても何が目的なんだよこの人。とか考えてる場合じゃないか。まず質問に答えないとな。よし(この間1.5秒)。
「まぁ、な。そもそもこの部活俺しか居ないし」
見れば分からんでもないと思うがな。今でさえ俺しか部屋に居ないんだから。
そんな気分で投げやりに答えた俺だったわけなんだが...

「へぇ、じゃああんたが『英雄』とかって呼ばれてるゲーマーね?」

...投げやりになんてやってられない状況になった。
「何でお前がそれを知ってるんだよ!?」
「後で教える。まずちょっと今時間ある?」
...なんか大分話を飛ばされた気がするが。気のせいかな?
「まぁ今帰る所だったからあるけど」
そう言うと彼女は満足そうな顔をした。...何なんだ?全く...。
「じゃあちょっと付いてきて」
あ、ちょっと?まだこっち帰る準備終わってないんですが?何で俺の回りってこんなマイペースな奴等ばっか集まるんだ...?

8:越後:2016/11/05(土) 00:57

【遅くなりました。申し訳ない。】
外に出ると、既に学校へと来たときの数倍は暑くなっていた。
暫く涼しい室内に居たからというのもあるのだろうが、それにしても暑い。
地面がコンクリートなら尚更、体感温度はもっと暑くなるだろう。
おまけにビル街。風が通りにくくそれはそれはもう地獄のようになっている。

そんな中、俺はこの謎すぎる人と街中を歩いている訳だが...
「いや、マジでさっきの話誰から聞いたんだよ?」
「良いじゃないどうだって」
...さっきからずっとこんな調子だ。
まぁ少なくとも俺の勝手に付けられた二つ名を知っている程度にはゲーセンとかその辺行ってるんだろうけど...

因みにさっきから出ている俺の二つ名、「英雄(ヒーローと呼ばれたりする)」についてなんだが...
まぁそんな言われ方をされるようになったきっかけは二年前に遡る。
簡単に言えば、ここに俺が初めて来たとき、ここは無法地帯というか...まぁそんな感じだった。
無法地帯っつってももちろんゲーム関連のな?
で、当時色々とあって無気力状態だった俺は面白そうだったんで暇潰し程度にそこに入ってみたんだよ。
あわよくばこの悪徳ゲーマーを潰せたら最高だなと思ってな。

結果、ほぼ全員に大差を付けて勝ってしまった。
悪徳ゲーマーを全員潰した挙げ句ほぼ全機種でハイスコアとかやっちゃったんだからどうしようもない。
俺自身もしまったと思った。

...その結果の一つがその二つ名になる。
もう一つ結果として俺に降りかかる事となった災難は有るのだが、それはまた後でってことで。

9:越後:2016/11/05(土) 19:43

【プロローグ2-3】
「それで?俺らは今何処に行こうとしてるわけだ?」
そこだよ。いい加減にそこが気になるんだよ。
突然外に駆り出されてこっちは困惑してるんだし、いい加減に何なのか教えてもらわんと。
「え?この流れで分かんない?」
........いや、分かんない?って言われても。
分かんないから聞いてるんですが。
「いいから教えてくれよ。こっちはさっさと帰りたいんだが。え、そんなに時間かからないよな?」
「場合による」
まじかよ...すげぇさらっと言われたぞ...えぇ...
というかそれ以外にも聞かなきゃならんことがあったな。
「で、結局何処で何をするつもりなんだ?」
そう聞くとあいつは突然先を急ぎはじめ、十分に距離があいた所でこちらを勢い良く振り向いた。

「これから私はあんたから、『英雄』の二つ名を奪ってみせるわ!」

「あ、じゃあこっちから願い下げなんでどうぞ、差し上げます」

「...あれっ?」

【今回短ぇ...w】

10:越後:2016/11/06(日) 23:03

【今更ですがコメントとか大歓迎です】
そもそも、だ。
俺はこんな二つ名いらないし。寧ろ迷惑だし。
誰かが代わってくれるってんなら此方としては非常に有難いんだよな。
俺だって事あるごとに英雄英雄ってうんざりしてんだわ。

つまり、
このアホは二つ名が欲しい。俺は二つ名をすてたい。
完全に利害が一致してるじゃないか。
良かった。簡単に一件落着じゃないか。

...そう思っていたのだが。
「ちょ、ちょっとまって!?」
「...何だよ」
「いやだから、二つ名を貰いたいっていうだけじゃダメなの!」
「何でだよ」
嫌な予感がするんだが...的中しませんように。
「だからその...あんたと対決するってのを既にあっちの人達に言ってて...」


...こいつマジ?


「うん分かったもう何も言うなマジで」
要するに既に行き先らしいゲーセンには大勢の野次馬が居るらしい。
それはもう、逃げられないほどに。
「嘘だろ...」
さっさと帰るつもりが何故かアホな奴に絡まれた挙げ句黒歴史掘り起こされ野次馬待機中のゲーセンに特攻するはめになるし...

...泣きたい。

11:越後:2016/11/12(土) 00:14

【暇が無い。テスト期間辛い】
さて、取り合えず目的地までは着いた。
...問題はここからだ。
この真っ青な壁に所々黄色のラインが入っている派手な建物の扉一つを隔てた向こう側は、まさに地獄絵図と化しているのだろう。

「なぁ、俺やっぱ帰っていいか?」
「ダメ。ここまで来といて何言ってんの?」
...だよね。しってた。
というか、余りに駄弁り過ぎてて忘れてたが俺ら今日が初対面のはずだよな。何でさらっと馴染んでんだろうな。
「はぁ...じゃあ行くか...」
そう観念してドアに近づき、そのドアが自発的に動いた瞬間...

---------------------------その目に飛び込んだのは、今まで見たことの無い量の人、人、人。

どうなってんだこれ?あれか?どっかの人が拡散でもしやがったんか?いくら何でも異常過ぎるだろこの量。
あぁ...これだから嫌だったんだよ...。

ふと横を見ると、俺と同じように感情の無い表情で固まっていた。
え?何?お前ここまでだとは思ってなかった、とか?
はははははバカめ俺もだよチクショウ。

12:越後 なんでホモが沸いてるんですかねぇ...:2016/11/14(月) 00:05

【伏線回。その意味が分かるのはもう暫く先ですねぇ...】

どうしろって言うんだ。

気がついたら大歓声。

オレが一体何をしたってんだ?

不味いな...思い出せねぇ。

立ったままってことはオレは気が付く直前まで何かが起きてたってことだろ?

オレ、何やってたっけ?

というか、ここは何処だ?



オレは、何故ここにいるZ

13:越後:2016/11/18(金) 23:48

【前回まさかの誤字とは...なんだよここに居るZって...えー、正確には何故ここに居る?です。申し訳ありませんでした。】
...ハッ!?
お、おぉう、危ねぇ...意識が真面目に飛んでた...
と、取り合えずこの状況何とかせねば...何とか...どうしろと?
というかいくら何でも俺だけでこんなに激しい事になった覚えは無いし、やっぱこいつも何かしらの理由で有名だったりするんだろうか?
その辺はここの人たちに聞いた方が良さそうだが...聞きたくねぇし話しかけたくもねぇぞこんな奴等に。
でも仕方無いか...オーバーリアクション前提で話しかけよう。そうすれば幾らかは気分が楽だ。
「あの〜...」
「うおわぁぁぁあ!?あの【英雄】様に話しかけられただと!?み、身に余る光景でありま」
「いやそういうのいいんで」
案の定だよ。毎度の事ながらマジで何なんだよ【英雄】ってよ。ダークファルスかっての。
というかオーバーリアクションどころかビームでも食らったかのように後ろに吹っ飛びやがって...こういうの何て言うんだっけ?まかんこうさっぽう?漢字が分からん。

「いや、まぁそれでちょっとお聞きしたいことがあるんですけど」
「はっ!何でもお申し付け下さいま」
「あーはいはい。えーと彼処に居るホラ。アレ。あいつ何か有名なんですか?」
軽くあしらったつもりだが「格好良い」と言わんばかりに目を光らせ始めやがったぞこいつ。何、ドMなの?逆効果だったの?

まぁ、それはさておき、この宗きょ...いや、信...でも無いな、ええと...そう、熱狂的なファンの人の話によると、何だかんだでこいつも其なりにこの一帯では有名らしい。
つい先日突然出没し始め、俺に迫るスコアを叩き出しまくっている、とのことだ。
...なんだ、俺を越えてる訳ではないのな。マジで何が目的なんだこいつ?裏がありそうな気配がするが...無いのか?上手くなって調子に乗っちゃったバカなのか?

まぁ、どんな理由だろうが...

俺は遠慮はしないがな。

14:越後 神はDOLCE.氏一択だろぉ!?:2016/11/20(日) 19:31

【プロローグ4-1 ...まだ4-1なの!?】
「ねぇ...」
「あ?何だよ...」
結局あれっきり五分程こいつが直らなかったんで待つ羽目になった。
自分で来ておいてそりゃねーよ...
「あの...あんたいっつもこんなんなの?」
「あー、いや、いつもはこれの3分の1位だな」
「えぇ...」
何だよえぇって。こっちも苦労してんだよ哀れみの目で見ないでくれよ頼むよ。

「さて、それじゃあ気を取り直して行くわよ〜」
「...はいはい...」
気を取り直すも何も最初からやる気なんて無いけどね俺。
突然駆り出されたんだし当たり前だよなぁ?というか当たり前じゃなかったら泣くよ?

「んじゃ、最初はこれで対決ね」
...ふむ。一発目から格ゲーか。こいつ得意そうに見えないけど大丈夫なのか?
...と言うかそれよりも。

「今話題の二人が対決とか...これ大会としてやるべきじゃね!?」
「ばっかお前...プライベートだからこその有り難さがわかんねぇのか?」
「にしても最高だわ!俺生きててよかったあああああああああ!」
「やっぱ【英雄】が勝つだろ〜」
「いや、俺は【勇者(アーサー)】だな!」

...何か変な二つ名付けられてますよお前。というか意味的には英雄がアーサーで勇者がヒーローな気がするんだけど。逆なんじゃないのそれ。
それ以前に二つ名好きすぎるでしょこの人達。俺が【精神殺し(メンタルブレイカー)】とか【野次馬(ダークシーカー)】とか付けてやりたいわ。
付けるとしたら後者だな。前者は精神よりもふざけた幻想をぶち殺しそうだ。

15:越後 君ビートマニア上手いねぇ!:2016/11/21(月) 17:38

【プロローグ4-2 誰か感想下さいマジで】
...と、俺が下らないモノローグを繰り広げている内に勝手に準備し始めてたわこいつ。
あ、対戦する台はあれだぞ、多分世界で一番有名であろう某格ゲー。...誰に言ってんだ俺。

「...一ついいか?」
「何?」
「これ...自費なの?」
「何言ってんの。当たり前でしょ?」
...いやいやいや。俺は勝手に連れてこられて決闘しろって言われただけでね?俺が金を出す義理とか無いと思うんだけどね?...まぁ\100なのが救いか。今時の奴とか1play\400とか連コ必須のとか有るしな。...\100だったら良いか別に自費でも。
「さーて...っと、じゃあ始めていきますかねぇ...」
さっさと勝ってさっさと帰ろう。それが一番だ。

えーと、うん。
何と言うか...言って良いのかなこれ?いや、まぁそうとしか言えないんだから仕方ないし...うぅん...良いか。
この人下手です。マジで。
使う人が使えばとんでもない強キャラになる投げキャラ(誰とは言わん)使ってきたからヤベェかなと身構えてたが...
舐めプレイ込みであっさり倒せてしまった。
俺のような当事者からすれば凄いつまらん試合なんだが...後ろの【野次馬(ダークシー(ry)】さん達は相変わらず騒いでるし...そんな歓声上げるほどなのこれ?
...まぁ取り合えずこっちを何とかせねば。
「おーい、大丈夫かー。」
「.............」
「おいって」
「え?あ、あぁ!大丈夫大丈夫!何でもないから!よし、じゃあ次!」
...心なしか大分ショック受けてるように見えたが。
まさかこれ、「今まで負けたことが無いこの私が...!」とか言うパターン?それ一番面倒なんだけど。

...無事に終わりますように...

16:青蓮:2016/11/21(月) 22:08

こんにちは、青蓮です。
「小説家になろう」にも書かれているとのことで、そちらも見てきました。
とりあえずここまで読んで思ったのは『読みづらいなー』ってことでしょうか。

ほとんど主人公のセリフで書かれているような文体で、正直何を言っているのか意味が汲み取れません。○○だろ? なんて文も出てきますが、一体誰に向かって言ってるのか分かりません。正直に言ってしまうとこの小説、読むのがつらいです……。

 理由としては物語の土台、情景描写と説明がスカスカだから。
小説だって国語で学ぶような『文学』なので「いつ・どこで・誰が・何を……」と続いてゆく『説明』が無ければ「伝わらない」「理解されない」のです。

……もしかして今。ラノベ意識してわざと文を崩してるんだ! と思いましたか。
私もラノベ好きですよー。でもラノベもきちんと情景描写と説明が行われています。

 とりあえず今言えるのは『キャラの気持ちはセリフ以外に出さない!』ということでしょうか。セリフ以外の部分はいわばキャラクター達が躍る舞台。自分の気持ちもキャラの気持ちも出してはいけません。ただただ真面目に『説明』をしなければステージが崩れてしまうからです。
 もちろん。言動、描写、気候、隠喩、暗喩、勅諭などでセリフ以外にもキャラの特性を出すことは出来ますが、それは土台を作れるようになってからです。
一度「5W1H」という言葉を調べて好きな本をそのまま丸写ししてみて下さい。
ウソのようですが、それだけでこの作品のレベルはかなり上がります。

 サブカルチャーを舞台にして繰り広げられていく青春。
その題材自体はとても面白いと思いますが、その世界観を伝えられるだけの技術を磨いてみてはいかがでしょうか。それではー

17:越後 君ビートマニア上手いねぇ!:2016/11/21(月) 23:50

意外に的確で草生えました(失礼)
ふむ...説明が少ないのはまぁ意図的なんですがそうか情景描写足りんのか...。
参考にして徐々に改善していきたい次第ですmm

(...あれ、セリフ以外にキャラの気持ちを出しちゃダメ...俺ガイルどうなる())

あ、あとなろう版は駄作って自覚してるので(どっちも大して変わらんがな)

18:越後:2016/11/23(水) 22:45

【占いツクールにて新作「虹色の空、鈍色の街。」の連載を始めました。暇があればどうぞ。少なくともこの作品よりはマシなはず...】
「って、うぉい!?ちょっと待てって!」
物凄い早歩きで進むこいつを、結構やっとのことで付いていく。やっぱ若干はショック受けたんかな...何だこの罪悪感。

...ちょっと待て。何か今見てはいけないものが見えた気がする。いや、まさか。そんなわけないよな...。
そう思いながら、ゼンマイ仕掛けの様なぎこちない動きで俺は首を回し...そこに見えたのは。
...ほのぼのとした表情でこちらを見つめている、水上先生の姿だった。

その瞬間、俺の頭の中でパニックになった思考が異常なスピードで回転を始める。
おいおいおい待て待て待て!?何であの先生がここに居るんだよ!?仕事は!?ってあぁ、そこは昼休みだろうしいいのか。いやいやそうじゃねぇし!しかもあの顔いつも通りなはずなのに凄い怖く感じるんだけど!何でだ!?
というかあの顔は誤解してる!何だか分からんが絶対にヤバいレベルで誤解されてる!!考えたくもない方向に誤解されてる!!
「...うっわぁ...」
「何、どうしたの?」
「あ、あぁ、い、いや、何でも...無い、です」
とにかく何とかせねば...と言っても今の状況じゃどうしようもないのか...詰みですね。はい。

...泣きたい。本当に。

19:越後:2016/11/25(金) 22:56

【プロローグ5-1 やっとプロローグの終わりが近づいて来た...】
「何だかよく分からないけど...次はこれよ」
...そこにあるのは黄色く染まった縦長の筐体。
某音速の針ネズミの会社が作った音ゲー...もとい音楽ゲームと言えばいいだろうか。
つまり、第一戦が格ゲー、第二戦が音ゲーと言うことか。なかなかこいつも考えるな。
...だが残念。
この機種は俺の大の得意分野なんだよなぁ...これは絶対に負けたくない。

と、言うわけで対戦スタート...の前に一つ確認が。
「あの、やっぱり自費?」
「自費」
...Q.E.D.証明終了。対戦費用は自費。何だこの下らない思考回路は。俺の脳はもっと上手く使えないもんか。
と、ここでふと俺は気付く。
「あ、これもしかして三戦目までしか無い?」
「そうよ。だって三つくらいしかジャンルは分けられないでしょ。大雑把には」
...忘れ去られてるTCG(トレーディング·カードゲームの略)さんマジカワイソス。まぁ子供向けとか言われてるしな...実際そうでもないけど。
まぁとにかく、三戦しかないってことはこれで勝てば帰れるっとことだ。勝たない理由はない。

「さて、んじゃ難易度最高でおk?」
「それでいい」
とかこう言うやり取りも全部先生に見られてるんだろうなぁ...怖い。もうどうだっていいや。一曲目はロス○ワンでも選ぼう。

さて、さっさと勝ってさっさと帰ろう。
「それじゃあ第二戦、開始としますか...」

本日何回目かの、耳障りな歓声が響いた。

20:越後:2016/12/03(土) 13:11

【プロローグ5-2】
一曲目は予定通りロストワン。
元々そこまで難しくないのもあってか無くてか、かなりの接戦となった。
こっちはやるせない気分だってのにいちいち後ろから押し寄せる歓声の波がさらに気分を重くさせる。もう勘弁してくれ...。
あ、勿論一曲目は勝ったよ。うん。

「さて...問題はここからか...」
ここからは難関曲のみで争うことになる。
となれば、ここは相手の腕の体力を削る曲を選ぶべきか...FDだな。あれ丁度良いし。
後は三曲目にエンドマーク入れれば良いかな。あれも長くて体力ヤバくなる曲。
まぁ恐らく向こうも同じ事考えてるんだろうな。ここは絶対に勝たねぇと。

二曲目。案の定のFDことFREEDOM DiVE。難易度13+の中では最弱とされてる譜面だ。が、ノーツ数の暴力やら何やらで十分には難しい。で、これも接戦。勝ったけど。

三曲目。エンドマークに希望と涙を添えて。超総合譜面。スライドやらタップやらフリックやらが満遍なく降り注ぐ。
尚前半でmissハマりして負けましたよええ。これヤバいかも知れん。早く帰りたいんだけど。
総合リザルトどうなるんだこれ。

...と言うか本当に帰らせてくれるのかこれ?

21:越後:2016/12/06(火) 19:18

【プロローグ6-1】
リザルトの発表。
結局この筐体をプレイしてる最中は全くといって良いほど無言だった。音ゲーは集中力必要だし、まぁ致し方無いだろう。
...空気が重くなるのが難点だが。
っと、そんなことはどうでも良い。結果だ結果。そろそろ読み込み終わるし。さてどうなる...?

後ろの野次馬(ダークシーカー)までもが無言になってとことん重い空気が流れる中で出てきた得点は...

俺の方が上回っていた。

「...ハッ」
まぁ勝つよな、そうだよな。いや、全然負けるかもとか思ってませんでしたよ?今までそれなりに接戦だったからもしかしてヤバいんじゃねぇかとか思いませんでしたよ?本当ですよ?
...しかし後ろ本当にうるせぇな。ここはスポーツスタジアムかってレベルだぞこれ。
こんな狭いところだから尚更やかましい。
そんな騒音の中、ふと気付いて例のあいつの方に首を回すと...
...あー、固まってる。完全に放心してる。どうすればいいのこれ。煽れば直る? 性格からしても多分煽れば直るよね?
兎にも角にも、これで終わりにしても良いのかを聞かなければ埒があかない。この状況でここに居続けるなんて考えただけでもううんざりだ。さて...と、じゃあ起こしますかね...

22:越後:2016/12/06(火) 19:57

【プロローグ6-2 気付いたら小説家になろう版追い越してた...】
「フラグ回収お疲れさん、じゃあな」
後ろを通る瞬間、小声で呟いてやった。
やっべぇ俺超クールじゃね? やってることと言ってることは最悪だからプラマイゼロなんだけどな。
すると、彼女はゆっくりとこちらに振り返った。どうやら起こせたみたいだな。んじゃ後はさっさと退散っと。捕まりたくねぇし、どうせもう終わりだろうし。

青い建物を背にして、俺は外へと出た。
ここに来るために歩いてきた時よりも、既に数倍は暑さが増しているような感覚に陥る。
ついさっきまで冷房の効いた建物の中に居たから、と言うのも無くはないだろうが、それにしても先程よりは確実に気温は上がっているだろう。これだから夏は嫌いなんだ...。

あまりの暑さに入り口で立ち尽くしていると、後ろから今日だけでうんざりするほど聞いた、あの声が響いた。
声の方向を向くと...まぁ予想通り彼女が立ってた。
「...何、まだ何かあんの?」
「あんたねぇ...私別にフラグとか建てた覚えたないんだけど」
「いや、思いっきり建ててたぞ。私があんたから【英雄】の二つ名を奪ってみせるーとかって」
「ぬ...ま、まぁ兎に角、まだ負けたって決まった訳じゃないし、今度はまた別の筐体でやらせてもらうから!」
また俺の所に来るつもりなのかよこいつ...勘弁してくれよ...
...ちょっと待て、何か忘れてる気がする。何か、放っておいたら大問題になりそうな...あっ。
一抹の不安を抱きながら、今出てきた入り口の方を見ると...

23:越後:2016/12/06(火) 21:02

【プロローグ6-3 プロローグ最終話です。長かった...(】
...水上先生が壁から顔だけ出してこちらを覗いていた。
うっわ、忘れてたよすっかり忘れてたようっわ...こっわ...。何もそんな変な風にこっち見なくても良いじゃないですか先生...。
というかこれって真面目にヤバい気がする。さっきのと合わせてこれで勘違いされてしまったと断定出来るくらいだ。
まぁ、明日もあるしその時に誤解を解こう...大丈夫だよな。あの先生がこういうこと吹聴したりしないよな。
まず、ここを一刻も早く脱出せねば。
「あぁ...はいはい、分かった分かった。いつでも良いんじゃねぇの...」
「...何か適当ね...」
「気のせいだ気のせい」
「そ、じゃあ今度こそ勝つから待ってなさい」
待ちたくないです二度と来ないでください。言いたいけど言っちゃまずいよな...やめとこう。
まぁどちらにせよ、どうせ日にちが経てば互いに今日の事など忘れ去り、いつか記憶の片隅にも置かれなくなるんだろう。だから、そんな言葉なんか無くても、結果が変わることはない。
そう、こんな事など、今日で最後だろう、そう思っていた。
しかし、その考えは、去り際の一言によって瓦解することになる。

「それじゃあ、また明日ね、七ッ木光介君」

「...は?」

何故こいつが俺の名前を知っている?
今、何故、何をもってまた明日、などと言ったのか?
そんな疑問を抱いた時には、もう彼女は歩き始めていた。後ろに纏められて腰まで伸びた髪をなびかせながら。
「...は、ははは...」
乾いた笑いが出る。
「こりゃあ...想像以上に長引きそうだな...」

8月4日。下らない惨めな青春を謳歌していた俺は、この日を境に、本当の意味での「青春」に、出会う事となるのだった。

              デジタルな価値観、リアルの価値観。prologue -end-

24:越後:2016/12/06(火) 22:37

【第一話 活動の価値観-episode1:Many people will move for subculture- 1-1】
「.............」
朝。
こんな早い時間から鳴くカラスを鬱陶しく感じつつ、目を覚ました。
昨日、謎の少女が部室に乱入し、何故かゲーセンに連れていかれ、何故か対戦することになって勝ち、そして何故か、俺の名前を確かに呼び、去っていった。
改めて考えると馬鹿馬鹿しい。
こんなにも色々あったのに、これが全て昨日の事なのだから。
本当に、あれは何だったのか。今日、本当に彼女は再び現れるのか。また、あの騒がしい日が始まってしまうのか。
考えただけでも精神的にくるものがある。俺はあくまでも静かに暮らしたいだけなんだが...いや、静かに暮らしたいって何だよ吉良吉影かよ。
まぁ、とにかく俺の長期休暇生活ってのは一人で大人しく家に籠ってるのが本当なんだ。良くわからん部活のせいで崩壊してるがな。
ただでさえそんななのにここに更に人が増えてみろ。ストレスで円形脱毛症になるぞ。

と、ここまで意味もなく無駄に頭を回転させたところで、ベッドの横にある時計に目をやる。
時刻は9:30。部活の開始時刻まで30分しかない。朝飯はコンビニパンで済ますか...そもそも部活行く必要無いんだけどね...。というか行きたくねぇ。
急いで跳ね起き、まずPCに向かって俺の運営しているブログのHit数の観測、間もなく秋になることだし、ついでに秋アニメの情報もひとさらいしておく。
その後はニコニコとTwitterを駆使してニュースや今話題の炎上ネタを確認、目星が付けば序でに燃焼と拡散をさせておく。
で、着替え、歯磨き、全てを終わらせ家を出る。我ながら素晴らしい30分の使い方だ。
こんなことをずっとやれたら良いのだが、その辺り現実は非情。結局、重い足取りで学校への道を辿っていく。

25:越後:2016/12/07(水) 17:05

【第一話 1-2 感想、批評、誰か下さい本当に...】
学校へと向かう道はまだ少し静けさが残る。
出勤のピークがとっくに過ぎているこの時間では当たり前と言えば当たり前だろう。
いくら首都圏でも静かな場所は静かなもんだ。俺としてはその方が有難い。はっきり言って騒音は苦手なんだよ。無論、それは学校の中でもだけどな。馬鹿騒ぎする奴とかの気が知れない。
相変わらず遅いテンポで足を進めて行くと、何回か自転車や車が通りすぎていく。歩いているのは俺一人だけだ。
この孤高な感じ、すげぇ気持ちいい。一人ってやっぱり正義だと思うんだわ。

学校に着いた。溜め息を吐きながら靴を素早く履き替え、いそいそと部室へ向かう。
「えーと...あったあった」
部室棟の後ろから4番目、6号室。
部室棟、と言ってもこの辺一帯は全て文化部の部室だ。時折、他の部室から談笑している声が聞こえる。...俺には関係ないことだ。
背後で哭き喚くセミを喧(ヤカマ)しく思いながら、ゆっくりとドアノブを回した。

26:越後:2016/12/07(水) 23:30

【第一話 1-3】
相変わらず、今日も今日とて外は快晴。雲ひとつ無い青空が広がっている。
運動部の奴らはご苦労様な事で...この暑い中よくまぁ運動出来るわ。俺は倒れる自信があるぞ。
と、こんな感じで窓からは何気ない、いつもの景色が広がっている。遠くに立ち並ぶビル群も、無数に張り巡らされた電線も、そこかしこにある家も、そしこの青空も。
何もかもが、いつもの通りだ。
...外は、な。

呆れ混じりに、俺は問いかける。
「で、何でお前がここに居るわけ」
「何でってそりゃここの生徒だもの」
...うん、まぁ予想通りっちゃあ予想通り。俺の名前を知ってるってんなら基本真っ先にそれを考えるし。しかし、だ。
この目の前に置かれてる紙。さーて問題です。これは何でしょう!?
1.婚姻届 2.辞表 3.スマブラへの招待状 4.赤紙
答えは入部届けでーす!!
...いや、答え無ぇじゃねぇか選択肢仕事しろよ。なんの茶番だよ。
因みに1って答えた人はどこぞの独身アラサーさんと結婚してあげてね。
「...で、どういうつもりだ」
「決まってんでしょ、私入部すれば気軽に昨日みたいな対戦出来るし」
「...さいですか」
俺が困惑を隠せずに居ると、彼女は「しっかしこの部屋気持ち悪いくらい何でもあるわねー」と部室内をほっつき歩き始めた。棚を漁るのはやめれ。


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