それでも、生きていたいから____
【>>2】はじめに
【>>3】ルール
【>>4〜】etc…
下手です。覚悟して読んで下さい。
更新ペースはコロコロ変わります。
早かったり遅かったり…。
↑掛け持ちしてるので、ご了承下さい。
病気系です。
苦手な方は読まないことをお勧め。
・荒らし禁止。
・なりすまし禁止。
・スレ主罵倒禁止。
・つまらないなら読まないで下さい。
増えたら言います。
キャラクター
片桐 梦 Katagiri Yume
主人公。ガンを患っているが、
普段は元気。
新野 爽華 Niino Sayaka
梦の親友。ネット依存の気があるが、
毎日梦のお見舞いに行くため、
外には出ている。
増えたらその都度ご紹介致します。
ジャンル説明
病気(←決定)+いじめ(←予定)
「此処は…?」
目が覚めると、白いタイルの天井が目に映る。どうやら___病院らしい。
どうして私は此処に居るのか。
…さっぱり分からない。
とりあえず病室を出てみる。
パタパタと走る看護師、車イスの患者、点滴に寄りかかりよたよたと歩く患者に、それをサポートする看護師。
「本当に病院だよね…」
そう呟き息を吐く。ふと病室の看板を見ると、『片桐 梦 カタギリ ユメ』と書かれていた。
「私の名前…?」
ハッとして病室へ戻る。私のベッド以外、誰の所持品もない。個室のようだ。
「どうして病院に…」
思い返せば、理由は明確だった。
+キャラクター
榊 充 Sakaki Mituru
梦をいじめているリーダー的存在。
彼の命令に従わないと、
次のいじめの標的(ターゲット)にされ
酷い時は自殺までおいやられる。
+キャラクターはどんなに多くても、
1人ずつ紹介していきます。
+キャラクター
真野崎 実香 Manozaki Mika
榊と2人で梦をいじめる。
金持ちの社長令嬢。
+設定
他のクラスメート達は、いじめを
見て見ぬふり。
榊に命令されると、協力する。
実香と榊は幼馴染みで、いつも一緒。
爽華は途中から堪忍袋の緒が切れ、
止めに入った。
…が、いじめは治まっていない。
◆過去◇数週間前◆
「なぁなぁ、片桐ってウザくね?」
「あ〜、確かに〜」
これが、全ての始まりだった。
クラスでもいじめっ子で有名な
榊充が、私____片桐梦の悪口を言った。それに乗っかったのが、榊の幼馴染みである真野崎実香。社長令嬢のため、お金持ちだという。
こうなってしまうと、残酷極まりないいじめが始まる。それはどんどんエスカレートしていき、時にはいじめられっ子を自殺までおいやる。
クラスの皆は__見て見ぬふりをしている。根気強くいじめに耐え、ようやくその子へのいじめが治まったかと思えば、そのいじめられっ子は家に引きこもるのだという。
___その日、私は家に帰ってから自室で毛布を羽織り、ぬいぐるみを抱き締め、ブルブルと震えていた。
明日から始まるであろういじめへの恐怖で…。
過去編は暫く続きます。
13:匿名:2016/12/04(日) 11:54 過去編が終わった時は、そこで切り、
次から今へと戻します。
こんな感じです。
--:匿名:----/--/--/(-)--:--
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(割愛しますね。)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
--:匿名:----/--/--/(-)--:--
◆現在◆
〜〜〜〜……
という感じで書きます。
予めご了承下さいませ。
あぁ、あともう1つ………。
初めに書き忘れていましたが、
感想・アドバイスは常時受付中です!
但し、「つまんね」等の理由を何1つ書いていない不快なコメントはスルーさせて頂きます。
◆翌日◆
「ゆ〜めちゃんっ!」
「へっ………」
朝、教室へ入ると、実香ちゃんに話しかけられた。
「んも〜、挨拶くらいしてよ〜!
…って、あぁ〜!実香ったら、こっちから挨拶しなきゃ、相手も返してくれないもんね〜っ。改めて…。おはよっ、梦ちゃんっ!」
「え…う、うん。おはよう、実香ちゃん………」
「えぇ〜?どうしたのぉ?お悩みがあるなら聞くよん♪あ、そぉだ〜。実香ぁ〜、梦ちゃんのことぉ〜、梦って呼んでもぉ、良〜い〜?」
「え…?あ、あぁ。うん、良いよ…」
「やぁ〜ったぁ〜♪これでもう、実香達友達だねぇ〜!これからもよろしくねぇ〜♪」
「……………うん…」
ただ、ただひたすら怖かった。実香に話しかけられることなんて、初めてだったから。私はもう悟っていた。
これがいじめの前触れなんだと…。
じわじわと距離を縮め、良い友達になって油断したところを、一気に榊といじめにかかる…。それが、2人の手口。ったく、実香みたいなぶりっ子と、誰が友達になるんだっつーの…。
なんて。こんなこと言ったら実香の目の光は消え失せ、狂った殺人ピエロと化し、迷いなく私を殺しに来るけれど。
◆放課後◆
「ゆ〜めっ!ちょっとお話があるんだけどぉ、良いよねぇ〜?」
「ひっ………!?」
「?な〜に怯えちゃってるのぉ〜?梦ったらぁ〜、変なのぉ〜」
そう言って実香はケラケラと笑う。
だが全てを悟っている私には、それは悪巧みしているようにしか見えなかった。
「そ、そうだよね。あはは、疲れてるのかな〜私〜。あははははははは、はは……」
怖い、怖い、怖い。無力で奴隷に過ぎない私は笑って、お嬢様の機嫌を取って、殺されないようにするしかないのだ。
「…で、話って………?」
思いきって自殺行為をしてみた。
「えぇ〜?あぁ〜。うん、それがね〜。う〜んと、目、瞑って〜」
「う、うん…」
バシャッ。
___ポタリポタリと、私の髪から水滴が滴り落ちる音が…。私と実香、そして……………、
____榊の居る部屋に響く。
「え………………?」
「あっはははははははははは!!充ってば凄ぉい!だーいせーいこーう♪」
「は……?どうして…榊……が…」
「あぁ?なに奴隷がご主人様に呼び捨てしてんのかなぁ?タメ口聞いてんのかなぁ?あぁ!?答えろクズ!」
「榊……なんで…此処…に………!?」
「あぁ…?榊『様』だろうが普通はよぉ。せめて榊『さん』だろ?違うかよ!?」
「ひっ………!榊…様………実香…様……」
「ほーぉ、よく出来た。序でに実香のことも言うなんて、中々話せる奴隷じゃねぇか」
…なにが起きているのか、分からなかった。分からなかったからこそ、助けを求めたんだ。
_____頼れる親友の名を呼んだ。
「爽華……!助けて……………!」
いくら名前を呼び叫んでも、その声は届く筈もなく。諦めたその時、急に咳と吐き気が込み上げてきた。
「うっ………ゲホッ、ゴホッ……。な…んで……?」
ふと自分の身体を見ると、泥と草で汚れていた。先程かけられた水は、どうやら水道の水でも、トイレの水でもなく、グラウンドの水溜まりから汲んできた泥水のようだった。
「あ………………………」
私は絶望にうちひしがれた。
涙と泥水が混ざり合い、それはやがて今まで嗅いだこともないような臭さへと化した。
「うぇっ…臭せぇんだよこの溝女!」
「充〜!実香、臭いのやだぁ〜」
「かっ……帰るぞ真野崎!!」
バタバタと2人は教室を飛び出していった。
「…あと何日……これ、続くかな…」
私はただひたすらに、泣くことしか出来なかった。
◆自宅◇寝室◆
ボフッ!
気持ちの良い音と共にベッドへ飛び乗る。布団と無数のぬいぐるみ達が私を温かく迎えてくれる。
「リリー…」
私は小さい頃、お母さんに作ってもらった一番お気に入りのぬいぐるみ、『リリー』に話しかけた。
「怖いの、怖いの、怖いの…。ねぇ、どうすれば良い?爽華にこんな話できないよ…、心配なんてかけたくないんだよ…。ねぇ助けてよ、リリー…!」
私は必死に話しかけた。思いなんて、届く筈ないのに____。
「大丈夫だよ、梦。私は梦の全てを見てきた。きっともうすぐ救世主がやってくるから。大丈夫、大丈夫__」
リリーから、そんな声が聞こえたような気がした。
「……………………ッ…!」
私が今頼れるのはリリーしか居ない。
ぬいぐるみだけど、それでも___!
だが、リリーの言っていることは…。
全て正しかったのだ。
少し間を置いたら書きます。
20:匿名:2016/12/07(水) 20:28 救世主?…やっぱりぬいぐるみなんてでたらめしか言わないか…。
少しでもアテにした私が馬鹿だったけど、…少しでも、少しでも、希望が見えた気がしたのに____。
◆翌日◇放課後◆
「よぉし!今日もぉ、張り切ってぇ、梦をぉ、いじめちゃうぞぉ!」
実香がそう言うと、榊がバケツを持って来た。
「ゴミはバケツのゴミ箱に居なきゃなぁ。ハハッ!」
私が榊が手にしているゴミ箱に入れられようとしたその時。
「梦〜!勝手に先行っちゃってマジごめん!あ、ねぇ。今日一緒に帰らな…」
教室に____
爽華が入って来た。
「え…?」
「え…?」
「え…?」
「え…?」
教室に居る4人全員がほぼ同時に頭にクエスチョンマークを浮かべた。
「ゆ………め…?さか…き…みつる…と……まの…ざ…き………みか…?」
爽華は途切れ途切れに状況を整理しようとしているところだった。
「ッ……な…なんで………新野が此処に……」
「爽華ちゃん!?ど、どうして…?」
「……爽華…………………」
「……ッ…」
爽華はうつむいて黙りこくっていた。
…が、すぐに前を向いた。
「…行くよ、梦」
それだけ言うと、爽華は私の手を無理矢理ぐいっと引っ張りながら教室から出た。ついでに私も出ることになる。
◆下校中◇帰り道◆
「梦…あんた……」
「は、はい……………」
「いじめられてたの、ずっと…隠してたの…?」
そんな爽華の顔は不安げだ。
「…うん……」
「なんで…なんで言ってくれなかったの!?早く言ってくれれば………!」
「…だって、爽華に迷惑かけたくなかったし…」
「迷惑なんかじゃない!なに言ってんの!?……馬鹿みたい」
爽華はそう言い捨てると、走って帰って行った。
すみません、榊充は真野崎実香のことを『真野崎』と呼んでいます。
一度『実香』と呼んでいたのはミスです、すみません。
面白いね!
ただ、1つアドバイスと言うか、あくまでも私の意見を言わせてもらうと、会話が続くところは「」の横に名前の頭文字だけでも書くと分かりやすくなると思います。
まあ、他に読んでる人はそんなに思わないかもだし、別にスルーしてくれても大丈夫だけど…笑
でも、しぐれんってすごいなぁ。小説私が知ってるだけで2つ目だよね。私は今書いてるので精一杯かな笑
前も言った気がするけど、やっぱりしぐれんの方が文才あると思う!この小説も前に書いてたのも、すごく面白いから
あ、長文になってしまった……ごめんなさい。それじゃあ、これからも読みに来るね。