『いつか、君に会えるなら。』
初めての小説、書きます。
興味がある人は、ぜひ読んでください!
優しいお言葉、お待ちしております!
next>>2 登場人物紹介(・ω・)ノ
5,天使~りりなside~
「んー」
あたしは、なぜか目が覚めた。
もしかして、あたし助かったのっ?
…でもなんか、雲の上にいるみたいな錯覚が。
病院のベッドって、こんなにふわふわだったっけ?
「りりなさん、りりなさんってば!」
は?りりなさん?
って、あたしのことじゃん!
そう思い、ぱっちりと目を開ける。
「だ…誰っ?」
そこには、得体の知れない変な人が…。
しかも、白いヒラヒラした変な服だし。
まるで天使のような。
…なんであたしの病室に入ってきてんの?
「あ…あんた、なっ何やってんのよ!」
ここで、何をやってるの!
そう言いかけて、はっと口をつぐむ。
ていうか、ここどこ?
病室ってこんなに白かったっけ?
まさか、本当に雲の上なんじゃ…。
そう思っていると、天使らしき人が話してきた。
「りりなさん、落ち着いて聞いてください」
何を…?
「りりなさんは、12月16日金曜日の午後4時30分に、駅前商店街で頭に鉄骨が当たったため、お亡くなりになりました」
はぁ?…何を言っているの、この人は。
「合ってますよね?」
あたしに聞かないでよ…!
「そ、んな…違…っ!」
「合ってますよね」
今度は、疑問形じゃなかった。
確信してるなら、余計聞かないでよ。
「あたし…何で、死んだの?」
「その事なんですが、本当はりりなさんではなく、姉のみりなさんがお亡くなりになるはずだったのです」
……っ!
「何でミィが、何であたしが…!」
あたしが取り乱しても、相手は気にせず話を進める。
「聞いてください。りりなさんは、まだ生きられる運命なのです。ということで、貴女が生き返り、みりなさんが貴女の代わりになると仰るのなら、代えて差し上げましょう」
「あんた、とことんバカねっ!」
あたしは話を途中で遮って叫んだ。
「天使をバカ呼ばわりするとは…」
あ…やっぱり、天使なんだ。
「まあ、いいでしょう。最後まで聞いてください。りりなさんは生き返れますが、ご自分の体には戻れないのです。用意は出来ておりますので、そちらで戻って頂きます」
はぁ…?
一瞬、納得しかけたあたしだったが、すぐに大事なことに気が付いた。
「いやいや、自分の体に戻れなかったら、意味ないじゃない!」
「そうですよね。でも、どうしようもないんです。亡くなってしまったのですから」
まぁ、話したらミィは分かってくれる。
「りりなさん、最後に三つお伝えする事があります」
はい?三つ?
「まず、ひとつ目です。貴女はご自分の事を話してはいけません。あちらに気付いてもらうしかないのです。話してしまった瞬間、強制的に天国に連れ戻します」
「ちょっと、何で?」
天使は、片手であたしを制すると、話を続けた。
「ふたつ目。僕は、貴女を助けたいと思っています。なので、神様には内緒でこの指輪を渡しておきます。これは魔法の指輪で、願いが3回だけ、叶います。きちんと考えて使ってください」
そう言いながら、天使は自分の指にはめていた指輪を渡してくれた。
銀色のリングがキラリと光る。
「ありがとう…」
「三つ目は、貴女は10日しか地上にいられません。それを覚えていてください。では、10日後にお迎えに行きます」
天使がそう言った途端、甘い香りがして、あたしは意識を失った。
>>8
すみません人違いです。
それと三点リーダーの使い方守ってくださいね?
>>10
添削依頼を受けていないなら何故横槍を入れるのか
>>11
確かに添削依頼は受けていませんが、
良かったら読んでくださいと言われたので……