いつか、君に会えるなら。

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1:愛音◆Bc:2016/12/06(火) 13:50


『いつか、君に会えるなら。』

初めての小説、書きます。

興味がある人は、ぜひ読んでください!

優しいお言葉、お待ちしております!

next>>2 登場人物紹介(・ω・)ノ

9:愛音◆Bc:2016/12/09(金) 15:13


5,天使~りりなside~

「んー」

あたしは、なぜか目が覚めた。

もしかして、あたし助かったのっ?

…でもなんか、雲の上にいるみたいな錯覚が。

病院のベッドって、こんなにふわふわだったっけ?

「りりなさん、りりなさんってば!」

は?りりなさん?

って、あたしのことじゃん!

そう思い、ぱっちりと目を開ける。

「だ…誰っ?」

そこには、得体の知れない変な人が…。

しかも、白いヒラヒラした変な服だし。

まるで天使のような。

…なんであたしの病室に入ってきてんの?

「あ…あんた、なっ何やってんのよ!」

ここで、何をやってるの!

そう言いかけて、はっと口をつぐむ。

ていうか、ここどこ?

病室ってこんなに白かったっけ?

まさか、本当に雲の上なんじゃ…。

そう思っていると、天使らしき人が話してきた。

「りりなさん、落ち着いて聞いてください」

何を…?

「りりなさんは、12月16日金曜日の午後4時30分に、駅前商店街で頭に鉄骨が当たったため、お亡くなりになりました」

はぁ?…何を言っているの、この人は。

「合ってますよね?」

あたしに聞かないでよ…!

「そ、んな…違…っ!」

「合ってますよね」

今度は、疑問形じゃなかった。

確信してるなら、余計聞かないでよ。

「あたし…何で、死んだの?」

「その事なんですが、本当はりりなさんではなく、姉のみりなさんがお亡くなりになるはずだったのです」

……っ!

「何でミィが、何であたしが…!」

あたしが取り乱しても、相手は気にせず話を進める。

「聞いてください。りりなさんは、まだ生きられる運命なのです。ということで、貴女が生き返り、みりなさんが貴女の代わりになると仰るのなら、代えて差し上げましょう」

「あんた、とことんバカねっ!」

あたしは話を途中で遮って叫んだ。

「天使をバカ呼ばわりするとは…」

あ…やっぱり、天使なんだ。

「まあ、いいでしょう。最後まで聞いてください。りりなさんは生き返れますが、ご自分の体には戻れないのです。用意は出来ておりますので、そちらで戻って頂きます」

はぁ…?

一瞬、納得しかけたあたしだったが、すぐに大事なことに気が付いた。

「いやいや、自分の体に戻れなかったら、意味ないじゃない!」

「そうですよね。でも、どうしようもないんです。亡くなってしまったのですから」

まぁ、話したらミィは分かってくれる。

「りりなさん、最後に三つお伝えする事があります」

はい?三つ?

「まず、ひとつ目です。貴女はご自分の事を話してはいけません。あちらに気付いてもらうしかないのです。話してしまった瞬間、強制的に天国に連れ戻します」

「ちょっと、何で?」

天使は、片手であたしを制すると、話を続けた。

「ふたつ目。僕は、貴女を助けたいと思っています。なので、神様には内緒でこの指輪を渡しておきます。これは魔法の指輪で、願いが3回だけ、叶います。きちんと考えて使ってください」

そう言いながら、天使は自分の指にはめていた指輪を渡してくれた。

銀色のリングがキラリと光る。

「ありがとう…」

「三つ目は、貴女は10日しか地上にいられません。それを覚えていてください。では、10日後にお迎えに行きます」




天使がそう言った途端、甘い香りがして、あたしは意識を失った。

10:匿名:2016/12/09(金) 15:30

>>8
すみません人違いです。
それと三点リーダーの使い方守ってくださいね?

11:越後:2016/12/09(金) 17:28

>>10
添削依頼を受けていないなら何故横槍を入れるのか

12:匿名:2016/12/09(金) 22:31

>>11
確かに添削依頼は受けていませんが、
良かったら読んでくださいと言われたので……


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