<あらすじ>
「さようなら。永遠に。」
林檎にかけた最後の言葉だった。林檎はそんな人だったかな?
そう思いながら私は林檎を見送った。あの時から私はこうなるとは思ってなかった。
望んでいなかった。林檎、君もそう思うでしょ?こんなに離ればなれになるなんてさ。
〜時は五年前。私と林檎が五年生の時〜
私の記憶は遡る…。
>>5
コメントありがとうございます!! 小説版初めてなんでとても嬉しいです!!
続き
その年のバレンタイン。私と林檎が協力してライトにチョコを渡そう!!と誘った。
歩「思いを伝えるにはいい機会だよ!!ねぇ、渡そうよ!林檎!」
林檎「そ、そうだね。歩が言うなら私、渡してみるよ!!」
私と林檎は、手際よくチョコを完成させてラッピングも綺麗に出来た。
林檎「あとは渡すだけだね…歩。」
歩「林檎ならきっと上手くいくよ!」
林檎「きっとうまくいく…よね。」
歩「今日はライトが果町小学校でサッカーやるって言っていたから、その時に渡そう!!」
林檎「うん!!」
そして私達は果町小に行った。ライトとその友達の二人はサッカーの練習をしていた。
歩「ほら!林檎、ライト君いるよ!行きなよ。」
林檎「ううっ。どうしよう。行きたいのに震えが…。」
このまま十分後
?「ねぇ、歩に林檎。そんな所でどうしたんだい?」
私と林檎ははっとして振り向いた。そこにいたのは、
林檎「ライト?」
ライトだった。
歩「バイバイ!!」
林檎「えっ!?ちょ、歩!?」
私は二人にしてあげようとして、遠い所から見ていた。
林檎「え、えっと…。」
ライト「ど、どうしたんだよ。」
林檎「これ…。」
林檎はライトにチョコを渡そうとした。
ライト「ごめんね。僕、チョコいらないんだ。」
林檎「えっ…。」
そう言ってライトは去ってしまった。そして、
林檎「歩、私もう無理だよ。代わりに渡してきて。」
私は頼みを断りきれなかった。
歩「うーん、しょうがない。渡してくるよ。」
一週間後
いつもの帰り道。
林檎「ねぇ…歩…グスン…グスン…。」
歩「え!?どうしたの!?」
林檎は今にも泣き出しそう、というかもうとっくに泣いていた。はっと私の脳裏には一週間前のことがよぎった。
歩「ま、まさか…。」
林檎「そ、グスン、そのまさかなんだよぅ…。」
どうやら振られたらしく…。その日の総合の時間で、パソコンで提出物をまとめている間、ライトから言われたー。
のではなく、噂好きの希絵に言われたそうだ。
林檎「どうして私があの希絵に言われなきゃいけないんだよ!?ライト君に言われた方が百倍いや、一万倍嬉しいわ。」
歩「わかった。わかったから。一回落ち着こう。ライトだって直接言うのは辛いよ。」
林檎「ごめん。私……一人にさせて。」
林檎は去ってった。
林檎「私はライトに振られたのね。いいよ。最初からそう思ってたし。でもこれくらい許して。一生の恨み。」
二日後。
林檎と希絵さんが何やら揉めあっていた。ライトはその様子を遠目で見ていた。希絵さんと何話しているんだ!?周りはざわざわしているし。
希絵「悪気はなかったのね。」
林檎「本当にない!神に誓ってない!」
希絵「わかった。ライトに言ってくる。」
え?え?何があったの?私は林檎に聞いた。だけど林檎は知らんふりをして教室を出て行った。
その日の帰り。
みんなの間で何があったのか聞いた。
林檎「歩…私やらかしたよ。歩がっかりするかな。」
歩「なんでも聞いてあげるから。」
林檎「私さ、脅迫したんだ。手紙で。」
歩「えっ!?なんで!?林檎ってそんな人じゃなかったよね!?」
林檎「苛立ったんだよね。何もかも上手くいかない気がして。本当に落ち着きないね私。手紙には『ライトへ。@好きな人教えろ。A私のことどう思っているか教えろ。さもないと私がどうなるか覚えとけ。( ◠‿◠ )山里 林檎より』って書いちゃってさ。本当駄目人間だよね。早く謝罪文書かないと。私は……グスン…本当に…グスン……ダメ人間だ……うっ…シクシク……。」
こんばんはー青蓮です。
ここまで読んで一番に感じたのはストーリの薄さですねー。
いきなり時間が飛んだりするのに加えて、
特にキャラクター性を感じる掛け合いもない。
「○○なんだ」→「そうなんだ」
レベルで淡々と進んで行くストーリーに特に思うことはありませんでした。
この薄さは悲壮、いわゆるシリアス要素のある小説では致命的です。
主人公たちの言葉・感情に重みが無くなるからです。
1つの感情をセリフと行動で丁寧に表現しましょう。
ただ『悲しい』だけでも色々あります。
(ただ眉をひそめるだけ)の『悲しい』もあれば、
>>12 での林檎の『悲しい』は、もしかしたら
(自虐的に笑いながら血が出るほどコブシを握りしめ、涙をぽろぽろ落とす)ような『悲しい』かもしれません。
その表現力をもっと磨けば物語に奥行きが出ると思いますよー。
それではー