伝えたい言葉はもう決まっているのに。
伝えたい言葉はもう頭に組み立ててあるのに。
その言葉は喉でつっかえる。
いつになったら…伝えられるだろうか。
なんか…なんとなく作ってしまいました。
人物紹介
佐原 梨愛(サハラ リア)
*人見知り
*頭の回転は早いのだがそれを上手く伝えられない
あんまり細かく決めたくないのでこれくらいにしときます。
設定増やすときはまた報告します。
教室はいつも騒がしい。
たくさんの話が飛び交っている。
好きな人の話。
昨日テレビに出ていたアーティストの話。
時には部活だっり勉強のことを話している人もいる。
私はそこに交じるのが苦手だった。
きっと上手く話せないだろうから。
私のせいで人を不快にさせるのは申し訳ない。
別に学校は友達と話すための場所じゃないし
一人でいてもいいだろう。
小さくため息を吐いて机から愛読している本を
取り出し読み始めた。
「佐原さん、ノート出してもらっていい?」
本をあと数ページで読み終わる。
そんな時に声をかけられた。
そういえば今日は数学のノートが提出だったけ。
「え、あ、えっと…ど、どうぞ…」
カタコトで聞き取りにくい言葉と共に数学のノート
を渡す。
「ありがとう。読書中にごめんね」
きっと聞き取りにくかっただろうに笑って去っていった。
葉上 翔くん。
頭も容姿もよくて女子からは物凄い人気だ。
しかし彼は甘いものに厳しい。
少しのことをきっかけに語り出すものだからそのときは
皆苦笑している。