心に声を響かせて…

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1:ルナ◆3es:2017/08/04(金) 22:18

皆さん、『あの日の物語』、『私の恋は叶うの?』を書いています!ルナです。この小説は、もしかしたら、『心が叫びたがってるんだ』に似てる物語になると思いますが応援よろしくお願いします。
荒らしは辞めてください。
感想、コメント、アドバイスお願いします!

>>2 登場人物

>>3 ストーリー

>>4 プロローグ

2:ルナ◆3es:2017/08/04(金) 22:28

登場人物

川音 梨依(かわおと りい)
声を失ってしまった少女。中学1年生。歌がクラスの中で美しい声を出す。吹奏楽部。

相馬 翔(そうま しょう)
梨依と同じクラス。作詞が得意。バスケ部。

櫻井 小雪(さくらい こゆき)
スポーツ万能で、しっかり者。梨依の親友。吹奏楽部。梨依と同じクラス。

中村 涼(なかむら りょう)
同じく梨依と同じクラス。学校でモテる。翔の友達。バレー部。

3:ルナ◆3es:2017/08/04(金) 22:31

ストーリー
ある日、小6の時寝ていると声を失った主人公の梨依。おとなしくなり、中学生へと進んだ。そんなある日合唱コンクールなど声を出す行事がいっぱいで、梨依は、パニック!でも、翔達が支えてくれ、協力しあう、青春物語。

4:ルナ◆3es:2017/08/04(金) 22:38

プロローグ

「ただいま!ふぅ!疲れたー!」

私が、小6の時のお話だ。私は、小6の前半まで、凄く元気が良く、学校では人気が出ていた。

「ふぅ…疲れた!寝よう。」

私は、自分の部屋のベッドへもぐりこみ、眠りについた。

「貴方は、たまには、静かにしないと一生喋れなくなります。」

ある黒いマントに制服を着ている一人の少女がいた。しかも、顔が私にそっくり。

「何を言っているの?!」

「いいからお黙りなさい。貴方は、回数は言わないが、何回か喋ると貴方は、亡くなります。」

「亡くなるっていうことは、私、死ぬの?」

「はい。そうです。」

黒い私は、ニヤリと笑った。

「貴方には、喋れなくなるように口にチャックをしめます。」

やめてよ!私は、どうしても声を出すことが出来ない。

目覚めると、声も出なかった。息切れしている声だけ。誰か、助けて…

5:ルナ◆3es:2017/08/05(土) 12:31

第1章ー少女の中学校入学ー

私が声が出なくなって、何日たっただろうか。1ヵ月くらいか……今日は、入学式だが、お母さんは来ない。どうしてお父さんがいないかと言うと、お父さんは私が、6年生の12月にある病気で亡くなった。そう。大切なお父さんがね。もちろん、お母さんも泣いたし、私も泣いた。立ち直れたは立ち直れたけど、あまり、元気がない。

「………」

私は、下を向き黙った。

「梨依!おはよう!」

「……お……は…」

彼女は、小雪。私の仲良しの友達っていうより親友。小雪は、私が声を出せないのをわかるのだ。

「あ。声出せないよね。ごめんね。」

私は、首をぶんぶん振って、スクールバッグの中から携帯を出した。私はこう書いた。

『小雪おはよう。大丈夫!頑張って声を出せるように頑張るから。』

と書いた。

「でも、何回か喋ると、梨依……」

『ううん。大丈夫!』

「そう?体育館に行こう!」

私は、こくりとうなずき小雪と一緒に体育館へ行った。

6:ルナ◆3es:2017/08/06(日) 10:27

「今日、梨依のお母さん来ないの?」

『うん。仕事だからしょうがないよ。』

と、会話を続けた。ちなみに、携帯を持ち始めたのは、小5だ。お母さんが最近忙しくなり、携帯を持っていないと、どこに私がいるか、心配になるからだって。

「それでは、1年生の皆さん体育館へ入ってください。」

マイクの音が廊下まで響いた。

私達、1年生は、拍手の音に包まれた体育館へ二列になり入った。

「緊張するね…」

と、小雪が言った。今は、入学式だから携帯は使えない。だから私は、こくりとうなずいた。

7:ルナ◆3es:2017/08/06(日) 13:49

そして、入学式が終わり、下校。

「梨依帰ろ!」

私は、こくりとうなずいた。

私と小雪が帰ろうとしたとき、

「待って!」

と声をかけられて、私と小雪は振り向いた。すると、一人の男子がいた。きっと、同じ学年だ。

「あの、その髪を横に結んでる人。名前は?」

その男子は、私のことを指差した。どうしよう……私喋れないんだけど……

8:まい◆8Q:2017/08/06(日) 21:57

りいちゃん、かわいそう。
私、ここまで読んだよ!
ずっと、ルナとりいちゃんを応援してます。

9:薫:2017/08/07(月) 09:10

読んだよ‼

梨依ちゃん気の毒すぎる…………。

続き、絶対読むね!

10:ルナ◆3es:2017/08/07(月) 12:38

「いいからこっち来い!」

私は、男子に手を引っ張られた。凄く痛い…

「い…た……やめ……」

私は、苦しみながら言った。

「ちょっと梨依に何する気?」

小雪が私の手を握り、男子が掴んだ手を取った。

「話しするだけだけど…」

「梨依は、どうしたいの?」

小雪は、心配そうな顔をした。私は、携帯に

『大丈夫。』

と書いた。

「じゃあ、いっていいよ。でも、お前、もし梨依に何かやったらどうなるかわかるよな?」

小雪…怖い……

「わかってる。じゃあ、こいつと話するから。」

私は、男子に手を引っ張て、裏庭に来た。

「お前、名前は?」

「あ……か…わ…………」

やっぱり言えない!だから、私は、スクールバッグから携帯を出して、

『川音梨依です。』

と書いた。

「お前、喋れねーの?」

『私が小6の時寝ていました。ところが、黒い私(もう一人の私)がいたのです。その黒い私が「貴方は、何回か喋ると亡くなるでしょう」と言ったのです。それで、黒い私に口のチャックを閉められ、目が覚めると声もでなかったのです。』

「亡くなるってことは死ぬの?」

私は、こくりとうなずいた。

11:みぃ◆8Q:2017/08/07(月) 12:53

男の子、強引だなぁ。
黒い私って何?

12:ルナ◆3es:2017/08/07(月) 13:15

>>11
梨依のもう一人の自分。制服を着ていて、全身っていうより、洋服が全部黒。のことを黒い私(梨依)

13:みぃ◆8Q:2017/08/07(月) 13:18

そういうことね。
ありがとう!

14:ルナ◆3es:2017/08/08(火) 08:39

「そうなのか…」

男子は下を向いた。私は、ハッとした。携帯でこう書いた。

『そう言えば、貴方の名前を聞いていなかった。』

と書いた。だって、人の名前を教えてたのに、自分の名前を名乗らないのはおかしいと思う!

「あ。そう言えば言ってなかったね。オレの名前は相馬翔よろしく!」

私は、こくりとうなずいて握手をした。

翔君か……かっこいい名前……

15:ルナ◆3es:2017/08/10(木) 22:22

『翔君って呼んでいい?』

「あぁ。俺は川音って呼ぶな」

翔君は、顔を赤くした。

『じゃあ、私行くね!』

と書き、手を振って、小雪のところへ行った。

「川音……梨依か……」


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