皆さん、『あの日の物語』、『私の恋は叶うの?』を書いています!ルナです。この小説は、もしかしたら、『心が叫びたがってるんだ』に似てる物語になると思いますが応援よろしくお願いします。
荒らしは辞めてください。
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>>2 登場人物
>>3 ストーリー
>>4 プロローグ
「行ってきまーす!」
私達は一斉に出る。梨依はちゃんと鍵を閉めてくれた。
「今日は天気いいな…」
翔は眩しそうな顔をして言う。
確かに今日は晴れてて眩しいな…
「そう言えば今日テストだ……」
「え!?マジで!?」
「わ、私勉強してないよ!」
梨依は真っ青にして呟くと、翔と私は食いつく。
えーー!!テスト今日あったっけ!?
「違うよ。勉強じゃなくて歌のテストね」
「なんだ〜…って俺もだった…」
梨依は苦笑いをして歌のテストと教える。梨依は音楽確か得意なんだよね…私とは間逆!
私はテストじゃなくて凄くホッとする。
「でさ〜…」
梨依が話している間…あの事を思い出してしまう…
そう…今日は告白を返す日だ。
「おーい!蓮依〜…」
「え!?何?」
私は梨依が私を呼んでいたのに気づいていなかった。
も、申し訳ないなぁ〜…
「大丈夫?顔色悪いよ?」
「ううん。大丈夫」
梨依は私の額に手を当てながら聞く。
体調は別に悪くない…
「あ、もしかして、あれか?」
「うん…」
「あれ?あ!あれか!」
翔は少し難しそうな顔をして聞く。
私はこくりとうなずき言う。
梨依は最初は何かわからなかったけどハッとして思い出す。
「んじゃ、蓮依!後でね!」
「うん…」
梨依と翔と別れると、少し気が重たくなる。
なんだか、ダルいな…
「蓮依ちゃんおはよー!」
「うん。おはよ」
「あれ?蓮依ちゃん顔色悪いよ?」
「あぁ。うん。大丈夫だよ」
クラスの子に挨拶をされると、私は暗く挨拶をする。
クラスの子は私の顔を覗きこみ、心配する。梨依とほとんど同じことやってる…
「ごめん。屋上行ってくるね」
「あ、うん」
私は、朝の会まで10分前に教室から出て、屋上に向かう。
屋上に行くと、誰もいなくて静かだ…
なんだか落ち着く…
「はぁ…今日大丈夫かな〜?どうせなら今がいいな〜…」
私は屋上のさくを強く握りながらため息をつく。
ほんっと…勉強に集中できないじゃん…
「ここに居たのかよ。川蓮依」
扉から声が聞こえ、後ろを振り向くと、中川が立っていた。
「何よ…てか川蓮依って何よ」
「いや〜!川音って言うとなんかね〜…」
中川はあははと笑いながら言う。
どうせ、あれでしょ?
『川音』って呼ぶと、私と梨依が勘違いしそうって話でしょ?
話したいことはなんとなくわかる。
「てか、お前さ…なんで屋上にいんの?」
「考え事よ…」
「ふ〜ん…なんの?」
中川は私を見て聞いてくる。
私は空を見上げながら言う。なんか男子と目合わせんの無理。
中川は何故かしつこく聞く。
「ラブレター渡されたの!」
「あ…それ俺だ……」
「え?」
私がびっくりして、中川の方を向くと、顔を赤らめていた。
ど、どうして?
「なんで私なのよ!」
「笑顔が可愛かったし、優しいし…」
私は少し焦り気味で聞くと、中川は顔をだんだん赤らめ、真剣な顔で言う。
なんかそれだとしっくりこない…
「…で、返事は?」
中川は私の顔をしっかり見て、真剣な顔で聞く。
真剣な顔をすると、余計胸がドキドキする…
私は…中川とは付き合う気がない。友達でいたいし…
「ごめん…なさ…い」
「……」
私は声が消えそうになりながら言う。
中川は下を向いて黙っている。
か、悲しむよね…せっかく勇気を出して告白してくれたのに…
「川音…ありがとう…」
中川は顔をあげて、にっこりと微笑む。
え?ごめん。何を言ってるかさっぱり…
「俺さ、ずっと頭の中が蓮依のことだらけでさ…」
「なんか引くわ…」
中川はハハハと笑いながら言う。
私はゾッとして中川から一歩一歩離れていく。
「わりぃわりぃ。じゃあな」
「うん…」
私は中川の後ろ姿に手を小さく振る。
私は一人になった時しゃがみこむ。
「はぁ……」
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私が廊下を黙って歩き、教室へ戻る。
「ごめん。蓮依いいかな?」
「ん?」
梨依はおろおろしながら私に言う。
私はちょこんと首をかしげる。
「蓮依のクラスって数学の授業いつある?」
「え?3時間目…」
「教科書忘れたみたいだから貸して…」
「しょうがないな…いいよ」
私は教室に入り、机から数学の教科書を取りだし、梨依に渡す。
梨依はホッとして、「ありがとう」と私に告げると、小走りで教室に戻る。
「……なんかイラつく…」
私は心がモヤモヤするのに、なんだかイライラしてしまう…
なんなの?この気持ち…意味わかんない!