心に声を響かせて…

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1:ルナ◆3es:2017/08/04(金) 22:18

皆さん、『あの日の物語』、『私の恋は叶うの?』を書いています!ルナです。この小説は、もしかしたら、『心が叫びたがってるんだ』に似てる物語になると思いますが応援よろしくお願いします。
荒らしは辞めてください。
感想、コメント、アドバイスお願いします!

>>2 登場人物

>>3 ストーリー

>>4 プロローグ

174:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/02/25(日) 22:39

「行ってきまーす!」

私達は一斉に出る。梨依はちゃんと鍵を閉めてくれた。

「今日は天気いいな…」

翔は眩しそうな顔をして言う。
確かに今日は晴れてて眩しいな…

「そう言えば今日テストだ……」

「え!?マジで!?」

「わ、私勉強してないよ!」

梨依は真っ青にして呟くと、翔と私は食いつく。
えーー!!テスト今日あったっけ!?

「違うよ。勉強じゃなくて歌のテストね」

「なんだ〜…って俺もだった…」

梨依は苦笑いをして歌のテストと教える。梨依は音楽確か得意なんだよね…私とは間逆!
私はテストじゃなくて凄くホッとする。

「でさ〜…」

梨依が話している間…あの事を思い出してしまう…
そう…今日は告白を返す日だ。

175:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/03/04(日) 19:52

「おーい!蓮依〜…」

「え!?何?」

私は梨依が私を呼んでいたのに気づいていなかった。
も、申し訳ないなぁ〜…

「大丈夫?顔色悪いよ?」

「ううん。大丈夫」

梨依は私の額に手を当てながら聞く。
体調は別に悪くない…

「あ、もしかして、あれか?」

「うん…」

「あれ?あ!あれか!」

翔は少し難しそうな顔をして聞く。
私はこくりとうなずき言う。
梨依は最初は何かわからなかったけどハッとして思い出す。


「んじゃ、蓮依!後でね!」

「うん…」

梨依と翔と別れると、少し気が重たくなる。
なんだか、ダルいな…

「蓮依ちゃんおはよー!」

「うん。おはよ」

「あれ?蓮依ちゃん顔色悪いよ?」

「あぁ。うん。大丈夫だよ」

クラスの子に挨拶をされると、私は暗く挨拶をする。
クラスの子は私の顔を覗きこみ、心配する。梨依とほとんど同じことやってる…

176:プクラ◆aY 草食系男子!:2018/03/07(水) 21:58

「ごめん。屋上行ってくるね」

「あ、うん」

私は、朝の会まで10分前に教室から出て、屋上に向かう。
屋上に行くと、誰もいなくて静かだ…
なんだか落ち着く…

「はぁ…今日大丈夫かな〜?どうせなら今がいいな〜…」

私は屋上のさくを強く握りながらため息をつく。
ほんっと…勉強に集中できないじゃん…

「ここに居たのかよ。川蓮依」

扉から声が聞こえ、後ろを振り向くと、中川が立っていた。

「何よ…てか川蓮依って何よ」

「いや〜!川音って言うとなんかね〜…」

中川はあははと笑いながら言う。
どうせ、あれでしょ?
『川音』って呼ぶと、私と梨依が勘違いしそうって話でしょ?
話したいことはなんとなくわかる。

「てか、お前さ…なんで屋上にいんの?」

「考え事よ…」

「ふ〜ん…なんの?」

中川は私を見て聞いてくる。
私は空を見上げながら言う。なんか男子と目合わせんの無理。
中川は何故かしつこく聞く。

「ラブレター渡されたの!」

「あ…それ俺だ……」

177:プクラ◆aY 草食系男子!:2018/03/11(日) 22:15

「え?」

私がびっくりして、中川の方を向くと、顔を赤らめていた。
ど、どうして?

「なんで私なのよ!」

「笑顔が可愛かったし、優しいし…」

私は少し焦り気味で聞くと、中川は顔をだんだん赤らめ、真剣な顔で言う。
なんかそれだとしっくりこない…

「…で、返事は?」

中川は私の顔をしっかり見て、真剣な顔で聞く。
真剣な顔をすると、余計胸がドキドキする…
私は…中川とは付き合う気がない。友達でいたいし…

「ごめん…なさ…い」

「……」

私は声が消えそうになりながら言う。
中川は下を向いて黙っている。
か、悲しむよね…せっかく勇気を出して告白してくれたのに…

「川音…ありがとう…」

中川は顔をあげて、にっこりと微笑む。
え?ごめん。何を言ってるかさっぱり…

「俺さ、ずっと頭の中が蓮依のことだらけでさ…」

「なんか引くわ…」

中川はハハハと笑いながら言う。
私はゾッとして中川から一歩一歩離れていく。

178:カルマ◆NI か5:2018/03/31(土) 12:19

「わりぃわりぃ。じゃあな」

「うん…」

私は中川の後ろ姿に手を小さく振る。
私は一人になった時しゃがみこむ。

「はぁ……」
_______________
私が廊下を黙って歩き、教室へ戻る。

「ごめん。蓮依いいかな?」

「ん?」

梨依はおろおろしながら私に言う。
私はちょこんと首をかしげる。

「蓮依のクラスって数学の授業いつある?」

「え?3時間目…」

「教科書忘れたみたいだから貸して…」

「しょうがないな…いいよ」

私は教室に入り、机から数学の教科書を取りだし、梨依に渡す。
梨依はホッとして、「ありがとう」と私に告げると、小走りで教室に戻る。

「……なんかイラつく…」

私は心がモヤモヤするのに、なんだかイライラしてしまう…
なんなの?この気持ち…意味わかんない!


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