私は何度か小説を書いていますが、今度は感動する小説を書きます。
あまり書けない日があると思いますが、読んでくれたら嬉しいです。
感想などもお願いします。
*登場人物*
・夢崎もね(ゆめざきもね)
中2
いじめにあっている
・黒羽夜斗(くろばよると)
中2
いじめにあっているもねを自分の中学校に誘う
もうここにはいない君へ
.・*.・*.・*プロローグ.・*.・*.・*
今の私が学校に行けて、友達もできたのは夜斗君のおかげです。
私のことたまには思い出してくれていますか?
.・*.・*.・*.・第1章.・*.・*.・*.・*
「もね、おはよー!」
「あ、菜未ちゃんおはよ」
今の私にはこうして友達がいます。
でも私はこの学校に転校するまでは友達はいなく、いじめに遭っていました。
1年前
今日も私は憂鬱な気分で教室に向かう。
「・・・・・・」
教室に入ってももちろん誰1人挨拶はしてくれない。
席に着くと机の中にごみくずが入っていたけど私は皆の前では泣かない。
それでもペアを組む時に1人になってしまったり物を取られていたりすると耐えられなくなる時もある。
今日はなんだかいじめが多いな。
私の目には涙が溜まっていた。
もう、いろいろと限界だった。
私は学校から飛び出してどこへ行くわけでもなく走り出した。
走って走って・・・
小さな公園にたどり着いた。
私は誰もいない公園で声をあげずに泣いていた。
「・・・!・・・・・・う!」
もうなにもかもいやだった。
「・・・ねぇ・・・・・・泣いてるの?」
ふと、後ろから優しい声がかかってきた。
びっくりして振り返る。
「どうしたの?
大丈夫?」
いじめられてた私にとってはとても優しい言葉でとまどってしまう。
「えっと・・・
学校を抜けてきて・・・」
一瞬びっくりしたようだったけどすぐに優しい笑顔になって
「俺も」
と言った。
「・・・泣いてる君はいじめでしょ?」
ギクッ
「やっぱり・・・
・・・じゃあ俺の学校に来なよ!
俺はめんどくさくて行ってないんだけどさ。
一緒に行こうよ!」
嬉しい。
今まで言われたどんな言葉よりも。
強く一緒に行きたいと思う。
「・・・・・・うん!」
そういうと元気に笑ってくれた。
つられて私も笑う。
ほしゅ
8:わかメガネ:2017/09/06(水) 15:28 なんかもういい話だなと思います。
応援しているのでこれからも頑張ってください!
わぁ〜ありがとうございます!
これからも頑張ります!
「俺は黒羽夜斗。
君は?」
「・・・もねです。
夢崎もね。」
「・・・へぇ
・・・もね、か」
初対面なのに呼び捨てだなんて他の人だったらイラっとくるけど、夜斗君に名前を呼ばれると嬉しいな。
嬉しいのに目から涙が溢れてきた。
ヤ、ヤバイ。
あわてて涙をぬぐう。
「・・・なに泣いてんの」
夜斗君がからかうように言う。
「・・・・・・なんでもないです。」
それでも涙は溢れるばかり。
だってこんなに優しいことをされたのは初めてで。
「・・・・・・そろそろ泣きやめよ。」
「・・・・・・うん・・・」
夜斗君に呆れられたら困る。
だから涙を拭いて笑ってみせた。
「じゃ、俺行くね。
・・・待ってるよ。
そう言って夜斗君は公園を出ていった。
「・・・・・・・・・夜斗、君・・・・・・」
夜斗君が出ていった公園で1人、私は立ち尽くしていた。
↑題名を書き忘れましたが、「ここにはいない君へ」です。
12:蘭:2017/09/06(水) 17:08 .・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*
私はお母さんが帰ってきて、いじめと転校について話すことにした。
「・・・・・・お母さん」
「あら、どうしたの?」
なんて言われるか不安でとても緊張する。
「・・・・・・えぇっと・・・・・・」
私のお父さんは早くに死んで、お母さんは1人で働いている。
そのせいでひどく疲れているようだった。
それで余計な心配をかけさせたくなくて、なんて言われるか怖くて今までいじめについては相談してこなかった。
だけど今日はちゃんと言おうと決めた。
「・・・・・・・・・私ね、学校でいじめられてたんだぁ」
できるだけ明るく言った。
「・・・・・・・・・え・・・?」
「ほんとだよ」
お母さんの目が大きく見開いた。
「・・・もうあの学校いやなの」
・・・いや。
もうあんな思いは。
それに違う学校には私を待っていてくれてる人がいる。
「・・・・・・どうして今まで言ってくれなかったの・・・?」
お母さんが震える声で聞いてきた。
「・・・だってお母さん、つかれてて・・・
もっと疲れると思って・・・」
「・・・そう・・・」
お母さんは下を向いてしまったけどはっきりと言う。
「違う学校に行きたいんだよ」
夜斗君がいる学校に。
「・・・ その学校ではちゃんと頑張るよ!
それに私のことを待ってくれてる人もいるんだよ!
・・・だからお願ーー
「分かったわ・・・」
私の言葉をさえぎって答えてくれた。
「お母さん・・・!」
「・・・ふふっ
それはどこの学校?」
そういえば言ってなかった。
「・・・名前は分かるんだけどどこかは知らない・・・」
「・・・じゃあ、ここらへんの学校を探しましょ」
「ありがとう、お母さん!」
そう言って私は自分の部屋に上がる。
「・・・もね!」
お母さんの声が聞こえた。
「これからはなんでも相談しなさい!
あなたにはお母さんがいるから!」
「・・・!
はい!」
お母さん、大好き・・・
.・*.・*.・*.・第2章.・*.・*.・*.・*
私が転校した初日。
「今日このクラスに転校生が来ました。
夢崎さん、前に来て自己紹介。」
教室が少しざわついた。
私は緊張しながら教壇に向かう。
「東桜中学校から転校してきました。
夢崎もねです。
よろしくお願いします。」
礼をすると皆がパチパチと拍手をしてくれた。
よし、頑張ろう!
私は後ろの席に着いて皆を見てみる。
・・・・・・夜斗君がいない。
隣の席には誰にいないな・・・
イスの名前を見てみる。
・・・黒羽夜斗。
やった!
夜斗君、隣の席だったんだ!
・・・でも、今日は休みかな。
明日は来るかな!
.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・
昼休み。
私は誰かに話しかけたいんだけどどうしたらいいか分からず、本を読んでいた。
すると、
「・・・夢崎さん」
2人の女子生徒が話しかけてくれた。
「私は桜田菜実」
「私は水純優だよ。
良かったら放課後、どっか寄ってかない?」
「・・・え・・・」
う、嘘!?
やった〜
「うん!
誘ってくれてありがとう!」
相手はどうか分からないけど私にとって友達と呼べる人ができた。
〜新しい登場人物〜
・桜田菜実(さくらだなみ)
もねの新しい友達
・水純優(みすみゆう)
もねの新しい友達
とても上手いです。
もねちゃんにぜひ頑張ってもらいたいし、私も実際いじめにあっていたので、気持ちがとても分かります。
頑張ってください。
はい!
これからも頑張ります!
感想失礼します。
少女の辛い思いがひしひしと伝わってくる、素敵な作品ですね。
これから先が気になります。
アドバイス、というほどの文章力が私にあるかはわかりませんが、おこがましいのを承知で書かせていただきます。
文章の基本がしっかりしていて素晴らしいと思います。だからこそ、情景描写や書仕草、人の表情などをより詳しく説明していただきたいと思うのです。
例えば夢崎さんの自己紹介が終わり、彼女が席につく時「後ろの席」とありますが、教室内で一番後ろの席でしょうか? 仮にそうだと仮定させていただきます。そうなると窓際の席なのか、廊下側の席なのか、それとも真ん中の辺りなのか……など、できるだけ細かく説明すれば、読者はより一層その場面を想像しやすくなるでしょう。
それから規則のようなものについて少々。
台詞の中で使われている「・・・」この記号。
これはナカグロという名前で、普通は
レオナルド・ダ・ヴィンチ など、ワンテンポ間を開けたり区切ったりする時に使われます。
もしくは箇条書きなどのにも使われますね。
ここで使われているナカグロは、言葉を発するまでのわずかな沈黙などを表現するためのものとされていますが、これは誤用で。
三点リーダと呼ばれる「……」この記号この記号を使用することをおすすめします。
長文失礼致しました。お忙しいでしょうが、これからも頑張ってくださいね。
分かりました。
気を付けますね。
もねの席は一番後ろの一番窓側の席です。
小説書くの上手ですね、これからも頑張ってくださいませ。てるてる
22:蘭:2017/09/10(日) 00:44ありがとうございます
23:はー:2017/09/10(日) 04:48 なるほどなあ。
モネちゃんがいじめられていたのを、
ヨルトくんが別の学校へ呼んでくれる。
その学校で、モネちゃんは上手くやっていけそうだが、
ヨルトくんも何か問題を抱えているようだ……と。
ふんふん。
そうなのね
25:蘭:2017/09/10(日) 13:50 <<24
そういうことです
.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*
放課後
「どこ寄ってく?
もねちゃん」
菜実ちゃんが笑顔で聞いてくる。
「う〜ん...
マックかなぁ」
「うん!
行こ!」
優ちゃんも賛成してくれた。
私達はもう昼休みのうちに打ち解けて名前呼びになった。
こうして友達と一緒にいられるってちょっと前の私なら信じられないだろうなぁ。
口元が勝手に緩んだ。
こうなれたのも夜斗君がこの学校に誘ってくれたおかげだよね...
明日は来てくれるかなぁ。
たまに題名を忘れてますが気にしないでください。
28:蘭 もうここにはいない君へ:2017/09/14(木) 22:36 .・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*
「じゃあね」
と、菜実ちゃん。
「また明日」
と、優ちゃん。
「うん、バイバイ」
2人と別れて家に向かう。
今日は楽しかったな〜
今度は自分から誘って違うところも行こうかな
そんなことを考えながら家へ向かう。
「...ただいまー」
鍵はもう開いていて
「おかえり」
というお母さんの声が聞こえた。
「今日、仕事早かったんだね!」
「...えぇ、もねから新しい学校を聞きたくて。
で、学校はどう?」
「楽しいよ!
友達もできたし!」
こんなに学校が楽しいのは初めてかも。
「そう、良かったわ。
...もねが言ってた待っててくれた人は?」
夜斗君のことか...
「...夜斗君、今日来なかったの。
休みだと思うから明日くらいには来るんじゃない?
しかも夜斗君が隣の席で!
ほんとこの学校にして良かった!!
ありがとう、お母さん!!」
「...もねが楽しいなら何よりよ」
ほんとお母さんには感謝してる。
そして私はこれからこの学校で頑張らなきゃ!
最近更新できてないです。
すいません!
放置はしないのでこれからも読んでください!
やっと更新します!
31:蘭 もうここにはいない君へ:2017/09/30(土) 10:44 .・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*
次の日
「あ、夢崎さんおはよー」
「おはよ!」
あまり親しくないのにあいさつをしてもらったのはすごく久しぶり。
それに今日は夜斗君、来てるかも。
自分の席に着いて隣の席を見た。
あれ...夜斗君来てない...
「.........」
気分が沈んでしまった。
でも......風邪が治らないのかもしれないし...仕方ないか...
なんとか暗い顔にならないようにした。
「も〜ねちゃん!」
「わ!!」
後ろから菜実ちゃんが抱きついてきた。
「おはよ!」
「うん...おはよ」
......あ、ヤバい!
今少し暗かったかも!
「...なんかもねちゃん、元気ないね...」
やっぱバレたか...
「全然!!大丈夫だよ!」
「......ならいいけど」
ほっ。
「...でも......なんかあったら言ってね!」
「...うん!ありがと」
そうだよ、夜斗君がいなくても友達がいる。
私はもう1人じゃないから。
......だけど......会いたいな....
前にも来た、わかメガネです。
続きがとても気になるいい小説ですね!
もねちゃんには頑張ってもらいたいし夜斗君はどうしたのか気になります!
頑張ってください!!
ありがとうございます!
もう少ししたら急展開になっていくので読んでください!!
.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*
次の日
私は教室のドアを開けた。
「おはよ!」
「あ、おはよー!」
今日もあいさつを返してくれる。
すごく嬉しい。
でもーーー
夜斗君、来てない...
そんなに風邪がひどいの...?
.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*
ーーーー1週間たっても夜斗君は来なかった。
おかしい......
なんで...?
「.........」
私は放課後の教室で立ちつくす。
......ねぇ、私たちあの時約束したじゃん。
一緒に行こうって。
夜斗君が誘ってくれたから今、学校に来れてるんだよ。
私のことも約束も忘れちゃたの...?
夜斗君ーーーー...
訂正(笑)
忘れちゃったの...?
.・*.・*.・*.・第3章.・*.・*.・*
「.........夜斗君......」
私はふいに呟いた。
いるはずも、ないのに...
でも、今にも夜斗君が来てくれそうで...
もね、と呼んでくれそうで...
......言わずにはいられなかった。
「...........」
いるわけない、か...
教室を出て家に向かう。
重い足どり。
とぼ...とぼ...
下を向いてゆっくり歩いているといつの間にか家に着いていた。
鍵を開けて家に入る。
「...ただいま」
今日もお母さんは遅い時間に帰ってくるからそれまで1人ぼっちだ。
今までは1人でいることなんてなんとも思わなかったのに今日はなんだか寂しいな...
「.........」
先にご飯を食べて勉強をしているとお母さんが帰ってきた。
「......はぁ...ただいま」
「あ、お帰り」
あれ、疲れてるのかな?
でも、お母さんなら疲れても私の前でため息はつかないのに。
「お母さん、どうしたの?
大丈夫?」
「......もね...」
「なに...?」
お母さんは私の肩に両手を置いて、目線を合わせてきた。
なんだか深刻そうな顔。
私なんかしたっけ...
「..........
あなたが言ってた待っててくれた人って夜斗君......?」
「そ、そうだよ」
「 ! ! 」
いやな予感が胸をよぎる。
「........
あのね、もね........」
え...
涙目で声が震えているのお母さんにびっくりする。
「夜斗君は..........もうーーーー」
「............
.........死んじゃったのよ....」
「ーーーーーー
ーーー................え.....?」
お母さんが言ったことが理解できない。
頭が真っ白。
死ーーー
ーーーー死んだ.......?
夜斗君が......?
そんなわけない。
「.......う、うそだ!!
うそつかないでよ、お母さん!!」
どうか、うそであってほしい。
お母さんがうそをつく理由なんてないけど、でも...
「......うそじゃ、ないわ」
お母さんから涙が1つ流れた。
うそじゃない。
違う。
うそじゃないならこれは何......?
「...........
ーーーじゃあ、これは夢....?」
そんなわけないのに。
だけど私の心は夜斗君の死を懸命に否定している。
「.......車に、ひかれたって.......」
はぁ...はぁ...
心臓がおかしなくらい速く鳴っている。
ふいに私の目から大粒の涙が流れた。
「...う.....!......っ」
頭にはっきりと浮かぶ。
あの時、素敵な笑顔で私を学校に誘ってくれた、夜斗君が.......
名前間違えました。
40:わかメガネ:2017/10/16(月) 20:01 ヤバくないですか!?
夜斗君、死んだんですか!?
今、すんごい涙目なんですけど...
これからもねちゃんがどうなるか気になります!!